縦長リビング・横長リビングに映えるキッチン選び|30坪~40坪の間取り事例を紹介
一昔前は「居間」「キッチン」など使用目的により空間を分けた間取りが一般的でした。
現在はLDKというスタイルが主流となり、縦長・横長など「ライフスタイルに合わせたリビングをつくる「自由度」が高まってきています。
しかし選択肢が多くなればなるほど、「どれを選んでいいのか分からない」と悩んでしまうケースも少なくはありません。
「縦長リビングだったら、どんなキッチンレイアウトが使いやすいの?」
「30坪くらいの住まいなら、どんな間取りができるの?」などこれからの家づくりに活かせる情報を集めました。
今回はリビングの形状から使いやすいキッチンを選ぶ方法にクローズアップしてみましょう。
コラムのポイント
- ● リビングとキッチンの位置関係は、家事のしやすさなど生活に対する負担を変化させます。
- ● リビングの特長やキッチンレイアウトでおさえておきたいポイントを知り、家事ラクな住まいをめざしましょう。
Contents
一戸建てで人気のリビング形状は
私たちが日常過ごす住まいは、リビング・キッチン・玄関・浴室など様々な空間で成り立っています。
その中でもリビングは関心度の高い空間のひとつ。
そのためリビングを中心に間取りをつくることも少なくありません。
ここでは多様化するリビング形状の魅力を見ていきましょう。
縦長リビングの魅力
縦長リビングとは、家の間取りに対して「リビング形状を縦に展開した空間」です。
奥からキッチン、ダイニング、そして窓の1番近くにリビングを配置するケースが一般的。
どちらかといえば壁面の多い空間がつくりやすいため、ソファなどお気に入りの家具を配置するコーディネートもしやすいでしょう。
また直線的な間取りのため、キッチンから目線を上げるだけで全体が見渡せる部分は大きな魅力です。
奥にあるキッチンからでも視界の広がりを感じさせてくれます。
横長リビングの魅力
横長リビングは上で紹介した縦長リビングを90度回転させた間取りと考えるとイメージしやすいでしょう。
つくり方によってはキッチンからリビング、キッチンからダイニングなどがあり、それぞれの空間とも距離が近く、空間全体の一体感が生まれやすいことは大きな魅力のひとつです。
ライフスタイルやリビングに求めるものに合わせ、半分をキッチンとダイニング、もう半分をゆったりくつろげるリビングにするなど様々な雰囲気をつくることができます。
そして他のリビングスタイルに比べ、窓の多い間取りがつくりやすいという特長があります。
ウッドデッキやカバードポーチなどを活用し、自然をリビングの一部に取り入れた間取りもつくりやすいのです。
その他の形状には、どんなものがあるの?
縦長リビング、横長リビングなどの魅力を見てきましたが、その他には
- ○ 縦と横の長さがほとんど等しく広がる「正方形型リビング」
- ○ 独自の形状や他の間取りに対応させ、変則的な形状の「変則型リビング」
などがあります。
正方形型であれば、3つのスペースの距離感をより近くさせる。
変則型であればキッチンを個室風につくり、家事を集中してできる環境を整えるなど選び方により暮らし方も違ってきます。
自分たちの生活をイメージしながらリビングスタイルを検討することが、とても大切なのです。
▶参考コラム>>「横長リビング、それとも縦長?間取りを上手にレイアウトする方法」
リビング形状に映えるキッチンの選び方
「壁付けキッチン」「アイランドキッチン」「ペニンシュラキッチン」など、ひとことでキッチンと表してもいろいろなスタイルがあります。
ですがキッチン単体では魅力的でも、間取りによっては魅力が半減してしまうケースがあります。
ここでは間取りの中でも人気の高い「縦長リビング」「横長リビング」におすすめのキッチンを施工事例と合わせてご紹介します。
縦長リビングにおすすめのキッチン
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【施工事例:毎日の暮らしにアクティブを 庭にブランコのある家】
縦長キッチンの特長は壁面が取りやすいことです。
その良さを活かし、壁を活用する「Ⅰ型キッチン」「L型キッチン」「U型キッチン」などの他にも、「アイランドキッチン」「ペニンシュラキッチン」など、幅広い選択肢があります。
しかし昔からなじみのあるI型キッチンの場合、使いやすくバリエーションも豊富ですがどうしても「ダイニングやリビングに背を向けるスタイル」になりやすくなります。
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【施工事例:スキップフロアに書斎のある ナチュラルリビングの平屋】
「家族とのコミュニケーションが取りづらい・・・」
そんなデメリットと感じてしまいがちな部分は、思い切って上の施工事例のように「キッチンを90度回転」させてみましょう。
キッチンを回転させることで、ダイニングやリビングに対して横の動線が生まれます。
ダイニングなどに周り込まなくても移動できるため、できたてのお料理を運ぶ、食後の食器を片付けるなどの場面でも短い動線で済みますね。
奥に広がりを持たせることのできる縦長リビングだからこそ活かせる!アイデアになります。
横長リビングにおすすめのキッチン
横長リビングの場合、どうしても縦長キッチンよりも壁に接する面をつくりにくい特長があります。
そんな特長のある横長リビングであれば、壁を活用しなくても良い「アイランドキッチン」や「ペニンシュラキッチン」がおすすめです。
目線を上げるだけで家族の様子も確認でき、家族とのコミュニケーションの取りやすい空間が楽しめます。
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【施工事例:大屋根が美しい ペールブルーのアメリカンハウス】
キッチンの向きをダイニングに対して横にしたり、平行にしたりすることでLDKの雰囲気も変化します。
キッチンとダイニングテーブルを平行にする場合、クルッと周り左右どちらからでもキッチンに行ける「回遊動線などのアイデア」を施しておきたいですね。
アイデアを取り入れることで、いくつもの動線が生まれます。
家事もしやすくなり身体にかかる負担も軽減してくれます。
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【施工事例:趣味の自転車を愉しむ 土間空間とロフトのある平屋】
例えば上のお住まいのように、横への広がりを上手に活用しキッチンの横に水まわりを集めることで家事への負担を軽減してくれます。
キッチンからお風呂場や洗面室。そしてトイレまでストレートに動ける動線はとても便利です。
また間取りや動線の工夫は家事をする人への負担を減らすだけではなく、家族全員が使いやすい位置にあることで、生活動線もコンパクトになります。
縦長リビング、横長リビングなどの選択により暮らし方が変わるように、どんなキッチンスタイルを選ぶのかにより家事にかかる負担にも違いが現れます。
リビングとキッチンの雰囲気、そしてライフスタイルなども考慮しリビングの形状を検討していきましょう。
▶参考コラム>>「【注文住宅】キッチンのおすすめデザイン事例|間取り計画のポイント・注意点」
まとめ:リビングとキッチンのレイアウトで暮らしやすさが変化する
リビングやキッチンなどの間取りは、「これが正解!」というものはありません。
住む人により目的や使い方が異なるため、「動きやすいキッチン」「使いやすいキッチン」はそれぞれ違ってきます。
またそこで暮らす家族構成によっても変化するでしょう。
- ○ 生活空間をコンパクトにまとめたい。
- ○ 家族みんなで料理が楽しめるキッチンにしたい。
- ○ キッチン+ダイニングと同じ空間でも、リビングでは静かにゆっくり過ごせるようにしたい。
など叶えたい希望や思い、目的にそったプランニングが重要なのです。
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モデルハウスご紹介ページ>>「Outdoorlife Model」「Afternoontea Model」2棟同時OPEN!
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宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会