パントリー間取りの失敗例と成功のコツ┃快適な住まいづくりのカギ
「パントリーの間取りで失敗せずに、理想の収納空間を実現したい」とお考えの方へ。
このコラムではクレアカーサ茨城が、パントリー間取りのよくある失敗例と対策、成功事例を紹介します。
また、パントリーの基礎知識や重要性、3つのタイプ別間取りや収納アイデアまで詳しく解説します。
パントリー間取りのポイントをおさえて家事効率をアップし、すっきりと整った理想の収納空間を実現しましょう。
コラムのポイント
- ● ご家族のライフスタイルに合ったサイズを設計し、動線を考慮した間取りにしましょう。
- ● 実際の施工事例を通じて、使いやすいパントリーの設計アイデアを紹介します。
- ● クレアカーサは、茨城県で「敷地の条件・予算の条件・家族の条件」全てを実現できる快適&省エネな家づくりを行っています。
このコラムを読むことで、毎日の暮らしが快適になる、あなただけの理想のパントリーづくりを実現できます。
目次
間取りで失敗しないためのパントリーの基礎知識
快適な家づくりにおいて重要なパントリーですが、間取りによって良くも悪くも家全体の使い勝手を左右します。
ここでは、パントリーの基本をおさえ、重要性について解説します。
パントリーとは
パントリーとは、食品や食器、調理器具を収納するための専用スペースのことです。
一般的にキッチンの近くに設置され、大量の食料品や調味料、使用頻度の低い調理器具などを保管できます。
詳しくは後述しますが、ウォークインタイプやウォークスルータイプなど、いくつかの形態があります。
パントリーがもたらすメリット
パントリーを設置することで、以下のようなメリットが期待できます。
- ● 効率的な収納:食品や調理器具を一箇所にまとめて収納できます。
- ● 買い物の効率化:まとめ買いした食品の保管ができ、買い物の頻度を減らせます。
- ● キッチンの美観向上:日用品をパントリーに収納することで、キッチンの生活感を抑えられます。
- ● 家事動線の改善:適切に配置されたパントリーは、家事動線を効率化します。
- ● 災害時の備え:非常食や災害用品の保管場所として活用でき、緊急時に備えられます。
上記のメリットにより、パントリーは住まいにおいて機能性・効率性・快適性を高める重要な要素です。
適切に計画された間取りのパントリーは、暮らしの質を大きく向上させる可能性を秘めています。
パントリー間取りでよくある失敗例
パントリーは便利な収納スペースですが、間取りの設計を失敗すると使い勝手が悪くなる可能性があります。
そこでここでは、パントリーの間取りでよくある失敗例と対策について解説します。
失敗を未然に防ぎ、理想のパントリーを実現するためのポイントをおさえましょう。
動線を考慮していなかった
キッチンや玄関とパントリーの位置関係を考慮しないと、お料理やお買い物後の動線が悪くなる可能性があります。
例えばパントリーがキッチンから遠すぎると、食材や調理器具の出し入れが不便になり、家事効率が下がります。
そのため、キッチンに隣接し、できれば玄関からも直接アクセスできる間取りがおすすめです。
湿気やニオイがこもってしまう
次に、湿気やニオイの問題があります。
パントリーは食品を保管する場所なので、通気性は極めて重要です。
通気性の悪い場所にパントリーを設けると、湿気やニオイがこもりやすくなります。
このため、小窓や換気扇などの設置や除湿器の活用が効果的です。
パントリーのサイズが合っていない
パントリーのサイズ設定も慎重に行う必要があります。
パントリーが小さすぎると収納が足りず、大きすぎると無駄なスペースになってしまいます。
適切なサイズにするためには、ご家族の人数やストックする物品の量を考慮することが大切です。
また、可動式の棚を採用すれば、フレキシブルな対応が可能になります。
照明不足で中が暗い
パントリー内が暗いと、使い勝手が悪くなります。
十分な照明を設置することで、快適な環境を維持できます。
特に、パントリー内で作業を行う場合には、明るい照明が必要です。
コンセントが足りない
最後に、コンセント不足も見逃せません。
パントリー内で家電を使用する機会は意外と多いものです。
したがって、使用予定の電気製品の数を考慮し、十分な数のコンセントを設置します。
適切な位置にコンセントを配置し、将来の拡張性も考慮して設計することが重要です。
パントリーの3つのタイプ別間取り
「リビングにフリースペースのあるシック&モダンスタイルの平屋」
パントリーには複数のタイプがあります。
それぞれの特徴とメリットを理解し、ご家族のライフスタイルに最適なパントリーを設計しましょう。
ここでは、代表的な3つのタイプについて解説します。
キッチン横(ウォークインタイプ)
キッチンから直接アクセスできるウォークインタイプのパントリーは、調理中の動線が良い点が特長です。
キッチンのすぐ隣にあるため、食材や調理器具の出し入れがスムーズに行えます。
また、十分な収納スペースを確保できるため、大量の食品や調理器具、家電製品を収納可能です。
ただし、一定の広さが必要なため、家全体体の間取りとのバランスを考慮する必要があります。
キッチンと玄関の間(ウォークスルータイプ)
キッチンと玄関の間に設置するウォークスルータイプのパントリーは、効率的な家事動線を実現します。
玄関から直接パントリーにアクセスできるため、お買い物から帰った際にすぐに食材を収納できます。
また、通路としての機能も兼ねているため、限られたスペースを最大限に活用可能です。
ただし、ウォークインタイプに比べて出入り口が1つ多いため、収納力が低下する点がデメリットです。
流し台背後の壁(壁付けタイプ)
流し台背後の壁に設ける壁付けタイプのパントリーは、手を伸ばすだけで必要な物にアクセスできるため、お料理の効率化が期待できます。
また、視認性が高く、一目で何がどれくらいあるのかわかりやすい点もメリットです。
ただし、ウォークインやウォークスルータイプのパントリーよりも収納スペースが狭くなることがあります。
パントリーの使い勝手を向上させる収納アイデア
パントリーを効率的に使いこなすためには、機能性を最大限に引き出す収納アイデアが重要です。
ここでは、パントリーの使い勝手を向上させるための具体的な収納アイデアを紹介します。
可動棚の活用
可動棚は、パントリーの収納効率を高める収納アイデアです。
可動棚には以下のメリットがあります。
- ● 収納アイテムのサイズに合わせた調整が可能です。
- ● スペースの無駄を最小限に抑えられます。
- ● ご家族の変化するニーズに対応できます。
見せる収納と隠す収納の使い分け
「見せる収納」と「隠す収納」の使い分けは、パントリーの機能性と美観を両立させる効果的な収納アイデアです。
見せる収納
頻繁に使用するものは、よく見えるパントリー中段へ「見せる収納」にすることで、使いやすさが向上します。
また、美しいパッケージの食品やおしゃれな調理器具を見せることで、インテリアの一部として楽しむことも可能です。
隠す収納
生活感の出るアイテムや大量にストックするものは、見えにくいパントリー上段または下段へ「隠す収納」としましょう。
また、使用頻度の低いものも「隠す収納」とすることで、空間を有効活用できます。
食品管理を楽にするシステムの導入
パントリーの食品管理を楽にするシステムを導入することで、より使いやすくて便利な収納スペースを実現できます。
ラベリングシステム
すべての食品や容器にラベルを貼り、内容物と賞味期限を書いておくことで、一目でわかるようになり、在庫管理が簡単になります。
先入れ先出し
新しい食品を奥に、古い食品を手前に配置する「先入れ先出し」のルールを守ることで、食品の無駄を減らすことができます。
パントリー間取り設計の成功事例紹介
ここではクレアカーサが手掛けた、パントリー間取りの成功事例を紹介します。
理想的なパントリーをつくるための参考にして頂ければ幸いです。
キッチンに隣接する大型パントリーの魅力
こちらの施工事例では、キッチンに隣接する大型パントリーに、日用品や買い置き品を整理して収納できます。
これにより、キッチンが常に整理整頓された快適な暮らしを実現可能です。
こちらの間取りの施主様には「ランドリールームとパントリーは本当に設置して良かった。家事の効率も上がり、散らかりにくい部屋を実現することができました。」と大変満足していただけました。
動線を活かした効率的なパントリー収納
こちらのパントリーは、玄関からシューズクローゼットを経てキッチンに至る動線上に配置されています。
これにより、お買い物後の荷物をすぐパントリーに収納でき、効率的な家事動線を実現しています。
パントリーはシューズクローゼットに隣接し、使い勝手のよい間取りとなっています。
以下では、ここでは紹介しきれなかった施工事例がありますので、あわせてご覧下さい。
茨城・千葉で理想のパントリー間取りを実現したい方はクレアカーサへ相談を
最適なパントリー間取りの設計は、家事効率を高め、快適な生活を実現するための重要な要素です。
効率的な動線、適切なサイズと配置、そして湿気対策などを考慮することで、理想のパントリーを実現できます。
今回紹介したのポイントを押さえて、快適で使いやすいパントリーを実現しましょう。
クレアカーサが、「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインをコンセプトに、理想のマイホームづくりをお手伝いいたします。
オンライン無料相談やショールームでは、家づくりのプロが土地選びや資金計画、間取りの疑問・その他住まいに関するお悩みをうかがいますので、ぜひお気軽にご利用ください。