キッチンの間取りはどうする?レイアウトのポイント6つと参考にしたい施工事例
1日に何度も使い、家族の健康を守るキッチン。毎日使うからこそ、おしゃれで使い勝手の良い空間になるようこだわってプランニングしたいですよね。キッチンの間取りを考える時に大切なのは、理想の暮らしを実現できるようにキッチンの種類や配置を選び、ポイントをおさえてレイアウトを決めていくことです。
そこで今回のコラムでは、キッチンの種類や特徴、レイアウトのポイント、施工事例など基礎知識をまとめてご紹介します。これからの間取り計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・キッチンの間取りを決める上で参考にしたい、キッチンの種類や配置、特徴をまとめました。
・どんな暮らしを実現したいのかをご家族で話し合った上で、6つのレイアウトのポイントを押さえた間取り計画を進めていくのがおすすめです。
目次
オープンタイプかクローズドタイプで選ぶキッチンの間取り
キッチンの間取りを考える時は、家族の人数やライフスタイルに合わせて、まずは「オープンタイプ」と「クローズドタイプ」どちらにするのかを決めていきましょう。
オープンタイプ
リビングやダイニングとつながった開放感のあるキッチンを「オープンタイプ」といいます。
メリット・デメリット
空間と一体になったオープンタイプは広々とした開放感が生まれるため、近年人気があります。「調理をしながら子どもが遊ぶ姿を見守ることができる」「おしゃれなデザインが多い」「配膳や片付けがスムーズ」などたくさんの魅力があります。
一方で「散らかると目立つ」「匂いや煙、油が部屋に広がりやすい」といったデメリットがあります。
クローズドタイプ
キッチンだけが独立した空間のことを「クローズドタイプ」といいます。
メリット・デメリット
キッチン専用スペースとして、調理する時間を楽しむことができるクローズドタイプは「調理に集中できる」「匂いや煙が他の部屋に広がりにくい」といったメリットがあります。
独立した空間が魅力ですが、その分「家族の様子を把握しにくい」「コミュニケーションをとりづらい」「間取りによっては暗くなってしまう」といったデメリットがあります。
▶︎参考コラム:【注文住宅】キッチンのおすすめスタイルと間取りポイント|施工事例5選|茨城に建てるおしゃれな住まい
キッチンの種類と配置・それぞれの特徴
次に、大きく4つに分けられるキッチンの種類と特徴をご紹介します。
①アイランドキッチン
島のように部屋の中央に設置するキッチンを、アイランドキッチンといいます。オープンタイプの間取りに採用され、
・効率よく作業できる
・おしゃれなデザインのものが多い
・空間が広く見える
・余裕のあるスペースが必要
といった特徴があります。
②ペニンシュラキッチン
キッチンの左右どちらかが壁にくっついたキッチンを、ペニンシュラキッチンといいます。こちらもオープンタイプの間取りに採用され、
・アイランドキッチンよりも省スペースで設置可能
・空間をうまく活用できる
・コミュニケーションをとりやすい
・配膳がスムーズ
など、スペースに余裕がなくても満足度の高いキッチンにすることができます。
③I型キッチン
アルファベットのIのように、壁に沿って真っ直ぐ設置されたキッチンをI型キッチンといいます。オープンタイプ、クローズドタイプどちらにも採用され、
・限られたスペースでも設置しやすい
・構造がシンプルで使い勝手が良い
・コンパクトに設置できる
・作業スペースがやや狭い
といった特徴があります。リビングやダイニングを広くするためにキッチンは省スペースにしたい、という方にはおすすめです。
④L型キッチン
コンロとシンクが90度で向かい合うように、アルファベットのL字型に設置されたものをL型キッチンといいます。こちらもオープンタイプ、クローズドタイプどちらにも採用され、
・作業スペースを確保しやすい
・作業動線が短いため効率よく作業できる
・コーナーの活用が難しいケースがある
・広いスペースが必要
といった特徴があります。
キッチンレイアウトのポイント
キッチンのレイアウトを考えておく上でおさえておきたいポイントを順番にみてみましょう。
① 使いやすい寸法を採用する
キッチンは大きければいい、というわけではなく使いやすい寸法を選ぶ必要があります。
- 255〜270㎝ほどの寸法
- 横幅60㎝ほどの作業スペースを確保できる
- 高さは「身長÷2+5㎝」
こちらを目安に選ぶと良いでしょう。ショールームに足を運び、実際に確認・検証するのがおすすめです。
② 家事効率を上げるワークトライアングル
スムーズに家事を進めるためには、冷蔵庫とコンロ、シンクを結ぶワークトライアングルを意識してレイアウトを決めましょう。
冷蔵庫とコンロ、シンクが正三角形になるように配置すると、作業効率がよくなるといわれています。3つの辺の合計が360〜600㎝に収まるよう、キッチンの種類を選びましょう。
また、通路幅の平均は80〜140㎝です。この幅も踏まえて、ゆとりを持って動ける間取りにするのがポイントです。
③ 回遊動線を意識する
行き止まりがなく移動できるように設計された動線のことを、回遊動線といいます。
キッチンの場合、キッチン内の回遊動線とリビングや洗面所など他の部屋も含めた回遊動線の2つを意識して間取りを考えましょう。
最適な広さを確保した上で、スムーズに調理できるか、他の家事も同時進行できるか、デッドスペースが生まれていないか、など具体的な生活をイメージしながら決めていくと暮らしやすいキッチンになります。
▶︎参考コラム:パントリーやランドリールームは必要?家事が楽になる間取り計画のポイント
④ ダイニングテーブルを横並びにして一体感を
キッチンとダイニングテーブルを横並びに設置することで、空間に一体感が生まれます。回遊性が増すのはもちろん、キッチンとダイニングのデザインが統一され、配膳や片付けがスムーズになります。
ある程度スペースに余裕のある横長の空間が必要になりますが、キッチンとリビングが緩やかにつながり、個性的な空間に仕上がるのが魅力のひとつです。
⑤ 収納スペースは余裕をもって
キッチン家電や調理器具、食材などどうしても物が増えやすいのがキッチンです。片付いた空間をキープできるように、収納スペースは余裕をもって設置しておきましょう。
背面収納やパントリーなど使用頻度が高い収納は、調理をしながら手が届きやすい場所や行き来しやすい場所にレイアウトすると使い勝手が良くなります。あらかじめ持ち物の総量を把握した上で、どのくらいの広さが必要なのかを考えておくと安心です。
⑥ 使用する家具や家電も一緒にプランニング
どんなに素晴らしいレイアウトを考えても、設置する家具や家電のサイズが合わなければ使い勝手の悪い空間になってしまいます。特にキッチンは、冷蔵庫やダイニングテーブルのような大きな家具や家電が空間を占めるため、実際に設置してみると「思っていたのと違う……」と後悔する可能性も。
▶︎施工事例:自然素材と光、風に包まれた2階にLDKのある家
使いたい家具や購入予定の家電も合わせてプランニングを進め、納得のいくレイアウトに仕上げましょう。
▶︎参考コラム:【茨城の新築戸建て】住環境選びで大切な5つのポイントと理想の家を建てるコツ|施工事例まとめ
使い勝手の良いおしゃれなキッチンに!
ライフスタイルや優先順位によって、最適なキッチンの間取りは異なります。どんな暮らしをしたいのか、どんなキッチンならより良い暮らしを実現できるのか、まずはご家族でしっかりと話し合った上で間取り計画を進めていきましょう。
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