小さな平屋でおしゃれな暮らし|間取り・外観実例、ハウスメーカーの選び方を紹介

「住宅はコンパクトでOK。小さな平屋で、好きなものに囲まれておしゃれに暮らしたい。」という考えを持つ方が増えています。「家事動線が良い間取り」、「メンテナンスに手間をかけず快適な環境をキープ」、「手の届くところにいつも好きなものがある」といった、魅力たっぷりのマイホームが完成しそうですよね♪

 

でも小さな平屋のマイホームプランを実際に考え始めると、「小さすぎて不便?後悔しない?」と不安になる場面もあるのではないでしょうか。

 

そこで今回はおしゃれ&快適な平屋建築に定評のあるクレアカーサが、小さな平屋づくりに役立つ情報を紹介します。面積を決める目安となるデータ、小さな平屋の外観実例、マイホーム建築のパートナーとなるハウスメーカーの選び方を確認し、理想の暮らしを手に入れましょう!

 

コラムのポイント
  • 世帯人数によって快適に暮らせる広さの水準がある。マイホームの面積で迷ったら、目安になるデータをチェック。
  • 30坪以下の小さな平屋でも、家事動線が良い・収納をたっぷり確保した快適な暮らしを実現できる!
  • 平屋建築が得意なハウスメーカーを選ぶなど、ハウスメーカー選びにもポイントがある。

 

小さな平屋の広さとは|1人暮らし、夫婦二人など面積の目安を紹介

 

小さな平屋でのスマートな暮らしをイメージすると同時に、「面積が足りなくて不便を感じることがあるかもしれない」と不安を持つのは当然のことです。そんなときに参考となるデータがあるので、ぜひチェックして下さい。

 

以下のデータは、世帯人数ごとに「ご家族のライフスタイルに合う豊かな生活を実現できる」と考えられる住宅の面積水準をあらわしています。「国全体の住宅品質向上」を目的として、厚生労働省が公表しています。

 

※()内の坪数は、小数点以下を切り捨てした数値です。
※【】内は、3〜5歳児が1名いる場合の面積です。

世帯人数 面積の目安  
1人 都市部 40㎡(12坪)
郊外 55㎡(16坪)
2人 都市部 55㎡(16坪)
郊外 75㎡(22坪)
3人 都市部 75㎡(22坪)
【65㎡(19坪)】
郊外 100㎡(30坪)
【87.5㎡(26坪)】
4人 都市部 95㎡(28坪)
【85㎡(25坪)】
郊外 125㎡(37坪)
【112.5㎡(34坪)】

〈参考〉厚生労働省『住生活基本計画における居住面積水準』(住生活基本法に基づいて作成した『住生活基本計画』の中で示されている水準)

 

郊外は面積水準が高めですが、都市部のデータを見るとお子さまがいらっしゃる3〜4人世帯のご家庭でも30坪以下で快適な住宅がつくれることがわかります。

 

また戸建てはマンションと違って、「縦の空間をいかしてロフトを設置する」などの工夫も可能なので、小さな平屋の広さを決める際は30坪以内を目安にして、プランを組み立てましょう。

 

小さな平屋でおしゃれな暮らし|間取り・外観実例を紹介

 

小さな平屋の広さがわかったので、次に30坪以下の平屋実例を紹介します。間取りの工夫ポイント・外観デザインのポイントを紹介するので、理想のマイホームプランの参考にして頂けると幸いです。

 

10〜20坪の小さな平屋

こちらは太平洋を見下ろす高台に建つ平屋です。

【延床面積 19.22坪、敷地面積 158.71坪】

外観デザインのポイントは招き造りの屋根で、コンパクトでありながら開放的な室内空間がイメージできます。

ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ

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平屋の外観は、屋根の形状で印象が大きく変わります。屋根の形状の種類を、こちらの記事で紹介しています。

〈関連ページ〉かっこいい平屋の外観実例|屋根(片流れ・切妻など)、外壁、窓をデザインするコツ

 

間取りは【1LDK+ロフト】というシンプルなつくりですが、玄関横の土間スペースに十分な収納を確保し、アウトドアグッズなどを悠々と収納可能です。また「玄関直結リビング」、「階段を回遊する間取り」によって、効率よく室内を移動できます。

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内装もチェックしてみましょう。無垢材をふんだんに使用した柔らかなデザインですね。

 

リビング内の固定階段は、ロフト専用階段です。ロフトに対して「結局使わない」という口コミが多数ありますが、原因はロフトへのアクセスを「ハシゴ」でしているためです。固定階段があれば、収納・来客時の宿泊スペースなど多用途に活用できますね。

ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ

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ロフトのある平屋、ロフト専用階段については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

〈関連ページ〉平屋の間取りにロフトをプラス|30坪台の実例、固定階段設置のルールなど紹介

 

20〜30坪の小さな平屋

次に、住宅街の中でひときわ目をひく和風旅館のような平屋です。

【延床面積 23.29坪、敷地面積 55.98坪】

外観デザインのポイントは黒一色の外壁・屋根で、玄関のFIX窓・茶室のような背の低い窓が和風の粋な雰囲気を高めています。

〈関連ページ〉趣味を愉しむ和モダンの平屋

 

間取りは【2LDK+タタミコーナー+家事室+シューズクローゼット+ウォークインクローゼット】です。居住スペースがコンパクトな印象ですが、実は水回りをしっかりまとめた家事動線の良い間取りで、収納スペースもしっかり確保しています。また小上がり和室には趣味の釣り道具を飾れるオーダーショーケースがあり、趣味を存分に楽しめます。

趣味を愉しむ和モダンの平屋

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LDKの画像もチェックしてみましょう。小上がり和室は建具で完全に仕切れます。タタミコーナーは柔らかな雰囲気のロールスクリーンで仕切り可能で、ロールスクリーン使用時にリビングの雰囲気が一変するのも魅力的です。

〈関連ページ〉趣味を愉しむ和モダンの平屋

 

最後に、人気のアメリカンフェンスがかっこいい平屋です。

【延床面積 26.55坪、敷地面積 59.82坪】

外観はシンプルモダンテイストで、緩やかな片流れ屋根とクールな黒の外壁がポイントです。外構も含めたトータルデザインが楽しめる外観ですね。

勾配天井でLDKに光ひろがるダークモダンの平屋

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間取りは【2LDK+ウォークインクローゼット+シューズクローゼット】です。将来的に部屋数を増やせるよう、北側の洋室にドア・クローゼットを2箇所設置しています。またリビングとプライベートスペースである水回りを廊下でしっかり仕切った上で廊下面積を最小限にし、収納スペースを確保している点にも注目です。

勾配天井でLDKに光ひろがるダークモダンの平屋

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このほか、紹介しきれなかったおしゃれな実例がたくさんあります!ぜひチェックして下さい。

 

30坪以下の小さな平屋を紹介してきました。家事がしやすく、趣味も楽しめる快適な暮らしがイメージできたことと思います。たくさんの間取りパターンを検討することと思いますが、ぜひ実際の生活をイメージしながら理想のマイホームを実現して頂けると幸いです。

 

小さな平屋実例を見て「30坪以下は、やはり小さすぎる…」と感じた方は、こちらの記事を参考にして下さい。

〈関連ページ〉おしゃれな30坪台の平屋|間取りの工夫ポイント・外観デザインなど実例紹介

 

 

小さくておしゃれな平屋づくりを依頼するハウスメーカーの選び方

 

平屋の需要が年々高まっていますが、住宅の施工割合は多層階住宅(2階建て以上)のほうが多いのが現状です。理想の家を実現してくれるハウスメーカーに出会うため、ハウスメーカー選びの際に大切な3つのポイントを紹介します。

 

ハウスメーカーの選び方
【平屋建築の施工実績が多い】

施工実績については、各社のホームページでチェックできます。ホームページに、外観・間取り・内装などをしっかりチェックできる施工実績を掲載しているハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。

 

【建築地の気候を熟知している】

快適性が高い家づくりをする上で季節ごとの気候を把握し、環境に合う外壁材・住宅設備などを提案できるハウスメーカーを検討するのがおすすめです。

 

【土地探し、予算決めの段階から相談できる】

平屋の間取りは、土地の形状に合わせて上手にプランニングする必要があります。マイホームを検討し始めた段階から、丁寧にアドバイスをしてくれるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。

 

 

平屋を検討するにあたり、さまざまな希望を反映させようとするあまり、価格が割高になるケースもあります。ぜひ3つのポイントを参考にして、理想のマイホームを実現できるハウスメーカーを選んで下さい。

 

まとめ

 

小さな平屋のおしゃれな施工事例を見ながら、間取りのポイントや外観デザインのポイントなどを紹介してきました。

 

面積に関しては世帯人数やライフスタイルに合うスペースを確保するのが大切ですが、面積が足りない場合は縦の空間を活用したロフト・スキップフロアなどで、予想以上のスペースが確保できるケースもあります。ぜひハウスメーカー選びも大切にしながら、理想通りの小さくておしゃれな平屋づくりを進めて頂けると幸いです。

 

茨城・千葉で小さな平屋を検討中の方は、クレアカーサがご相談を承ります。平屋建築の実績が豊富で、土地探しの段階からマイホームづくりの頼れるパートナーとしてご家族に寄り添います。

 

キッズルーム完備のショールームでほぼ毎日無料相談会を開催していますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。

住宅業界の専門性について

免許登録
  • 建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特-5)第29052号 国土交通省
    宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、茨城県木造住宅耐震診断士ほか
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞 ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞 ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等