スキップフロアのある平屋実例|費用やルール、口コミ、間取りアイデアを紹介
平屋を建てたいけど、土地の広さ等の条件から「十分な部屋数や建坪を確保できない」とお悩みの方は多いと思います。そこでアイデアの1つとして「スキップフロアを取り入れる」という選択肢がありますよね。
確かにスキップフロアは限られた空間を上手に活用できる可能性がありますし、見た目も個性的でおしゃれです。そこで今回はおしゃれで開放的な平屋プランに定評のあるクレアカーサが、平屋にスキップフロアを取り入れる際に知っておくべき情報を紹介します。
費用、メリット・デメリット、間取り実例などを確認し、ご自宅にスキップフロアを取り入れるイメージを具体的にしましょう。また「スキップフロアが本当に必要かどうか」も判断できるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。
- スキップフロアのデザインはさまざま。必要に応じた設計が可能
- スキップフロアのある平屋は、一般的に通常の平屋よりも費用が高い
- スキップフロアのメリット・デメリットを知り、本当に必要かどうか判断するのが大切
- スキップフロアとロフトの違いを知って、デザインプランを考えるのが大切
目次
スキップフロアとは
スキップフロアとは、平面のフロアに階段を設けて造作する空間です。「中2階」をイメージする方が多いと思いますが、実はバリエーションが豊富です。
- 「1段上げるor下げる」だけでもスキップフロア
- 1段の高さは「階段程度」から「掘りごたつのような大きな段差」までさまざま など
ご自宅の建築条件や必要な広さなどによって、さまざまなスキップフロアをつくれると考えておきましょう。ここで「通常とは違う要望を出すと建築費用が高くなるのでは?」という不安が出てくることと思います。
たしかに「通常の平屋」と「スキップフロアのある平屋」を比べるとスキップフロアのある平屋の方が高額になるのが一般的なので、次に費用を確認します。
スキップフロアのある平屋の費用を確認
スキップフロアの費用は「広さ」、「階段の段数」、「フロアを上げるor下げる」といった設計内容によって違います。残念なことに「1坪○円」と明確にお伝えすることはできないのですが、設計内容によっては【通常の平屋を建てる費用+100万円〜200万円】となるケースもあります。
そのためマイホーム建築を検討中の方は総額の予算を明確に決めてからハウスメーカーに相談し、アイデアを出し合いながら最適なプランを作り上げるのが大切です。
スキップフロアの口コミからわかるメリット・デメリット
スキップフロアのある家は、個性的でおしゃれなイメージですよね。でも実際にスキップフロアのある家での暮らしをイメージすると、「段差が邪魔にならない?」といった不安も感じることと思います。
そこで実際にスキップフロアのある家にお住まいの方の口コミを調査し、メリット・デメリットをまとめました。ご自宅にスキップフロアが本当に必要かどうかを判断する際の参考にして頂けると幸いです。
「スキップフロアにして良かった!」メリットを紹介
スキップフロアのメリットは、以下のとおりです。
スキップフロアのメリット |
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実際にスキップフロアのある平屋にお住まいの方から、以下のような口コミがありました。
「スキップフロアを取り入れて大成功!」と感じている方は、スキップフロアの使い方を明確にイメージして間取りに取り入れていました。スキップフロアは、1つの空間を分ける必要性を明確に決められる人におすすめです。
「スキップフロアにして後悔…」デメリットを紹介
スキップフロアのデメリットは、以下のとおりです。
スキップフロアのデメリット |
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実際にスキップフロアのある平屋にお住まいの方から、以下のような口コミがありました。
「スキップフロアを使っていない」という声から、やはり事前に使う目的を決めるのが大切だということがわかります。また「バリアフリーにならない」という点に関しては、ご家族の移動動線を考えてスキップフロアの位置を工夫することで車椅子の通路を確保する等、解決方法があります。
「空調効率が下がる」という問題は、全館空調を採用することで解消できます。全館空調は家全体の環境を快適に保てる設備で、こちらで仕組みを紹介しています。快適なマイホームを建築したい方は、ぜひ参考にして下さい。
耐震性能に関しては、構造計算や耐震対策を慎重に考える必要があります。平屋やスキップフロアの施工実績が豊富で、不安を解消できる対応をしてくれるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
スキップフロアを取り入れる場合は、目的を明確にして「広さ」、「デザイン」、「構造」などをプランニングするのが大切です。スキップフロアを取り入れるかどうか迷っている場合は、ご家族構成やライフスタイルの変化を長期的に考えて必要かどうかを判断しましょう。
スキップフロアのある平屋の間取り実例と活用アイデア
前述したとおり、スキップフロアは設計のバリエーションが豊富です。クレアカーサが施工したスキップフロアのある平屋実例を紹介するので、「家のどこにスキップフロアを配置するのか」、「何に使うのか」といったイメージを膨らませて下さい。
※画像下のリンクをクリックすると、建築費用、スキップフロア周辺の画像なども確認できます。ぜひご覧ください♪
スキップフロアのある間取り実例
まずは「1段上がるタイプのスキップフロア」のある平屋です。玄関直結のリビングダイニングに掘りごたつのあるスキップフロアをつくり、寝室兼書斎との空間を上手に分けています。次の画像で、スキップフロア側から見た寝室兼書斎や玄関の眺めもチェックしましょう。
〈関連ページ〉ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ
ワンフロアの中で気持ちの切り替えをしながら暮らすイメージが湧きますね。
〈関連ページ〉ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ
こちらも「1段上がるタイプのスキップフロア」のある平屋です。次の画像で、リビングダイニングから見たスキップフロアの画像を見てみましょう。
〈関連ページ〉スキップフロアに書斎のあるナチュラルリビングの平屋
ナチュラルなデザインの中にあるコンパクトな和室が可愛いですね。洋・和のデザインを融合させる際の参考にして下さい。
〈関連ページ〉スキップフロアに書斎のあるナチュラルリビングの平屋
次に、スキップフロアの下を収納スペースにした実例です。間取りは非公開なのですが、L字型のかたちをいかして、リビングとダイニングのクッションとなる空間にホッと落ち着つける場所があるイメージです。
次に、リビング内に4段の階段を設けてスキップフロアを取り入れた実例です。間取りは非公開なのですが、画像からはリビングとのつながりを大切にした秘密基地のような空間であることがわかります。キッチンからもスキップフロアが見えるので、お子さまの遊び場としても活用できますね。
〈関連ページ〉リビングにフリースペースのあるシック&モダンスタイルの平屋
紹介しきれなかった施工実例もあるので、ぜひさまざまな家の間取りをチェックしてみて下さい。
施工事例
どこにスキップフロアをつくる?配置&使い方アイデアを紹介
今回は1段〜数段上がるタイプのスキップフロア実例を紹介しましたが、スキップフロアを平屋の間取りに取り入れる際には、以下のような配置も可能です。
スキップフロアの配置アイデア |
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上記の他にも、多彩な方法でスキップフロアを活用できます。
スキップフロアの活用アイデア |
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ぜひ「こんなスペースがあったら嬉しい」という希望を、ハウスメーカーに伝えましょう。
スキップフロアとロフトの違いを確認
スキップフロアと似ている空間で「ロフト」があります。スキップフロアの設計内容によってはロフト扱いとなる可能性があるため、スキップフロアとロフトの違いを確認して下さい。
スキップフロアとロフトの違い
「スキップフロア」と「ロフト」の明確な違いは、以下のとおりです。
違い | スキップフロア | ロフト |
広さ 高さ |
自由 | ・広さはロフトを造作する階の1/2未満
・高さは140cm未満 |
用途 | 自由 | 原則として収納以外の使い方はNG |
※ロフトには他にも細かいルールがありますが、大まかに紹介しました。
スキップフロアは、ロフトに比べてデザインの自由度が高いことがわかりますね。「スキップフロアをイメージしていて最終的にロフトになった」というケースはありますが、ロフトのルールの範囲内で自由にスキップフロアをつくるというケースは、あまりありません。
ロフトのルールについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
〈関連ページ〉平屋の間取りにロフトをプラス|30坪台の実例、固定階段設置のルールなど紹介
スキップフロアに関する固定資産税のルール
スキップフロアで床面積が多くなる場合、床面積が増えた部分についても固定資産税の課税対象となります。そしてスキップフロアに対する固定資産税は、スキップフロア部分を減築しない限り課税され続けます。
コンパクトなスキップフロアを取り入れる場合は固定資産税の増額が小さい場合もありますが、長期的な費用負担をよく考えてスキップフロアの設計内容を検討する必要があります。
ちなみにロフトはあくまでも「収納」という取り扱いなので、ルールの範囲内で造作する場合は固定資産税の課税対象となりません。
またスキップフロアorロフトの判断が難しい設計内容の場合は、建築物を検査する機関(自治体の検査機関、民間の検査機関がある)によって判断基準が違います。そのため、地域の検査基準をしっかり把握しているハウスメーカーにマイホーム建築を依頼するのがおすすめです。
まとめ
スキップフロアのある平屋の実例をまじえながら、スキップフロアを検討中の方に知っておいて頂きたい情報を紹介してきました。スキップフロアが役立つ空間となるために、明確な目的を決めて間取りに取り入れるのが大切です。
またスキップフロアにはメリット・デメリットがあり、設計上も耐震性能等を慎重に考慮する必要があるため、ぜひスキップフロアの施工実績が豊富なハウスメーカーをマイホーム建築のパートナーとして選んで下さい。
茨城、千葉でスキップフロアのあるマイホームを検討中の方は、クレアカーサにご相談下さい。スキップフロアを取り入れた家の施工実績が豊富で、「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインと快適性で高い評価を得ているハウスメーカーです。
〈問い合わせ〉
通常は設計が難しい「傾斜地、変形地などをいかした家づくり」が必要な場合も、安心してご相談頂けます。ショールームはキッズルーム完備で、スタッフがお子さまをお預かりいたします。家づくりとご家族との出会いが大好きなスタッフに、要望、不安、疑問などをゆっくりお聞かせ下さい。
※無料でカタログをご請求頂けます。またお問い合わせ後に、いきなり訪問をしたり電話をしたりすることはありませんので、ご安心下さい。