茨城への移住は支援を活用|移住支援金、物件、仕事、おすすめエリアなど魅力を紹介

茨城の家

 

茨城は移住先として人気で、「都心へのアクセスが良い」、「自然環境が良い」、「教育環境が整った市町村がある」といった魅力があります。でも本格的に移住を検討するとなると、「移住費用が心配」、「具体的にどこに住めばいいの?」などの不安や疑問があるのではないでしょうか。

 

そこで今回は魅力たっぷりの茨城で家づくりのお手伝いをしているクレアカーサが、茨城への移住について詳しい情報をお届けします。移住支援、人気エリアの住み心地などがわかるので、ぜひ最後までご覧下さい。

 

コラムのポイント
  • 茨城は積極的に移住支援に取り組んでいる。各市町村ごとに支援内容が違う点に注意が必要
  • 主な移住支援策は移住支援金の支給、物件探し、仕事探し、子育てや教育で、移住体験ができる市町村もある
  • 茨城県は5つのエリア(県北、県央、県西、県南、鹿行)に分かれていて、それぞれ特徴がある

 

茨城への移住は支援を活用|移住支援金など地域ごとの支援策一覧

 

ナチュラルなキッチン

 

まずは茨城県が実施している移住支援策を、以下の項目別に紹介します。市町村ごとに支援策の内容が違うため、少ない負担で快適に暮らせる市町村を選ぶ際の参考にして下さい。

  • 移住支援金
  • 物件
  • 仕事
  • 子育て、教育
  • 移住体験

 

移住支援金

茨城県は、『わくわく茨城生活実現事業』という移住支援金制度を実施しています。支援金を受け取るための条件が決まっているため、支援金受給対象者のフローチャート(茨城県が公表しています)で条件に該当するかをチェックして下さい。

  • 移住+就業:最大100万円
  • 移住+起業:最大300万円

 

『わくわく茨城生活実現事業』を実施している市町村を、一覧表で紹介します。

※2022年2月現在の情報です。変更となる可能性があるため、必ず最新情報をご確認下さい。

エリア 市町村名
県北 北茨城市、大子町、高萩市、日立市、常陸太田市、常陸大宮市
県央 茨城町、大洗町、笠間市、城里町、東海村、那珂市、ひたちなか市、水戸市
県西 五霞町、古河市、境町、桜川市、下妻市、常総市、坂東市、八千代町、結城市
県南 阿見町、石岡市、稲敷市、牛久市、かすみがうら市、つくば市、土浦市、利根町、取手市、美浦村、龍ケ崎市
鹿行(ろっこう) 行方市、鉾田市

 

茨城県には全部で44の市町村があり、『わくわく茨城生活実現事業』を実施しているのは36市町村でした。移住費用の負担を大きく軽減できる可能性があるので、活用を検討してみて下さい。ただし一定要件に該当すると支援金を返還する必要があるため、注意しましょう。

  • 虚偽申請(全額返還)
  • 3年未満で転出(全額返還)
  • 1年以内に仕事を辞める(全額返還)
  • 何らかの事情で支援金の交付決定が取り消しとなった(全額返還)
  • 3年以上5年以内で転出(半額返還)

 

物件(空き家バンク、お試し移住体験)

移住先での住まい探しについて、各市町村が以下の移住支援策を実施しています。希望に合う支援をチェックしましょう。

  • 住宅取得費を支援
  • 住宅の改修費を支援
  • 賃貸住宅の家賃補助
  • 空き家バンクの物件を活用する際の補助
  • その他、市町村独自の支援

 

住まい探しに関する支援策を実施している市町村を、一覧表で紹介します。

※2022年2月現在の情報です。変更となる可能性があるため、必ず最新情報をご確認下さい。

市町村名 取得 改修 家賃 空き家バンク その他
県北
北茨城市
大子町
高萩市
日立市
常陸太田市
常陸大宮市
県央
茨木市
大洗町
小美玉市
笠間市
城里町
那珂市
ひたちなか市
水戸市
県西
古河市
境町
桜川市
下妻市
常総市
筑西市
坂東市
八千代町
結城市
県南
石岡市
稲敷市
牛久市
つくば市
土浦市
利根町
取手市
美浦村
龍ケ崎市  ◯  ◯  ◯
鹿行
潮来市
鹿嶋市
神栖市
鉾田市

 

住宅取得費、改修費に対する支援策を実施している市町村が多数あります。気になる市町村ホームページで、詳しい金額等をチェックしてみてましょう。

 

仕事

移住を機に転職、起業などを検討する方も、多いのではないでしょうか。茨城県の各市町村は、移住後の仕事に関する支援策を実施しています。

  • 就職支援:地域おこし協力隊、就職サポート など
  • 起業、創業支援:シェアオフィスやコワーキングスペースと起業支援や子育て支援を併設 など
  • 就農支援:就農のための研修やインターンシップを案内 など

 

各支援策を実施している市町村を、一覧表で紹介します。

※2022年2月現在の情報です。変更となる可能性があるため、必ず最新情報をご確認下さい。

支援策 エリア 市町村名
就職支援 県北 日立市、常陸太田市
県央 笠間市
県西 古河市、筑西市、坂東市、結城市
県南 石岡市、取手市
鹿行 潮来市
起業、創業支援 県北 高萩市、日立市、常陸太田市
県央 大洗町、笠間市、城里町、ひたちなか市、水戸市
県西 古河市、下妻市、常総市、筑西市、坂東市、結城市
県南 石岡市、つくば市、土浦市、取手市、龍ケ崎市
鹿行 神栖市
就農支援 県北 大子町
県央 茨城町、笠間市
県西 桜川市、筑西市、結城市
県南
鹿行 鉾田市

 

移住と仕事を一緒に実行することで、前述した「移住支援金」を受け取れる可能性があります。移住支援金、仕事に関する支援どちらも実施している市町村をまとめたので、参考にして下さい。

※2022年2月現在の情報です。変更となる可能性があるため、必ず最新情報をご確認下さい。

支援策 市町村名
県北
支援金+就業 常陸太田市
支援金+起業、創業 常陸太田市、高萩市、日立市
支援金+就農 大子町
県央
支援金+就業 笠間市
支援金+起業、創業 笠間市、大洗町、城里町、ひたちなか市、水戸市
支援金+就農 笠間市、茨城町
県西
支援金+就業 結城市、古河市、坂東市
支援金+起業、創業 結城市、古河市、坂東市下妻市、常総市
支援金+就農 結城市
県南
支援金+就業 石岡市、取手市
支援金+起業、創業 石岡市、取手市、つくば市、土浦市、龍ケ崎市
支援金+就農
鹿行
支援金+就職
支援金+起業、創業
支援金+就農 鉾田市

 

 

子育て、教育

ご家族での移住を検討中の場合は、子育てや教育の支援があるかも気になりますよね。茨城県の市町村では、住民に対して以下の子育て、教育支援を実施しています。

  • 各種祝い金、保育や教育の助成金
  • 子育てサポート
  • 医療費助成
  • 不妊治療助成 など

 

各支援を実施している市町村を紹介します。

※2022年2月現在の情報です。変更となる可能性があるため、必ず最新情報をご確認下さい。

支援 エリア 市町村名
祝い金、助成金 県北 北茨城市、大子町、高萩市、日立市、常陸太田市、常陸大宮市
県央 茨城町、大洗町、小美玉市、笠間市、那珂市、ひたちなか市、水戸市
県西 五霞町、古河市、境町、桜川市、下妻市、常総市、筑西市、坂東市、八千代町、結城市
県南 阿見市、石岡市、稲敷市、牛久市、河内町、城里町、利根町
鹿行 潮来市、鹿嶋市、神栖市、行方市、鉾田市
子育てサポート 県北 大子町、八千代町
県央 茨城町、小美玉市、笠間市、那珂市
県西 桜川市、常総市、筑西市、八千代町、結城市
県南 牛久市、取手市、龍ケ崎市
鹿行 潮来市、鹿嶋市、神栖市、行方市
医療費助成 県北 北茨城市、大子町、高萩市、日立市、常陸太田市、常陸大宮市
県央 茨城町、大洗町、小美玉市、笠間市、城里町、那珂市、ひたちなか市、水戸市
県西 五霞町、古河市、境町、下妻市、常総市、筑西市、坂東市、八千代町、結城市
県南 阿見町、稲敷市、牛久市、河内町、つくば市、利根町、取手市、美浦村、龍ケ崎市
鹿行 潮来市、鹿嶋市、神栖市、行方市
不妊治療助成 県北 北茨城市、大子町、高萩市、常陸太田市、常陸大宮市
県央 茨城町、小美玉市、笠間市、那珂市、水戸市
県西 五霞町、古河市、桜川市、常総市、筑西市、坂東市、結城市
県南 阿見町、石岡市、牛久市、取手市
鹿行 潮来市、神栖市、行方市、龍ケ崎市

 

子育て、教育の期間は長いので、市町村のサポート体制が整っていると安心です。全ての子育て、教育支援を実施している市町村もまとめたので、参考にして下さい。

※2022年2月現在の情報です。変更となる可能性があるため、必ず最新情報をご確認下さい。

エリア 市町村名
県北 大子町
県央 茨城町、小美玉市、笠間市、那珂市
県西 常総市、筑西市、結城市
県南 牛久市
鹿行 潮来市、神栖市、行方市

 

移住体験

茨城県には、『お試し居住』という制度を実施している市町村があります。「試しに生活してみて移住決断の材料にしたい」という方は、活用を検討してみて下さい。

 

エリア 市町村名 費用、日数
県北 常陸太田市 費用:2,000円/日、8日目〜 1,000円/日
日数:1週間〜4週間
北茨城市 費用:1,000円/日
日数:5日〜3ヶ月以内
県央 笠間市 費用:2,000円/日
日数:3泊4日〜2週間
茨城町 費用:14,000円/7日、8日目〜 2,000円/日
日数:7日〜60日
城里町 費用:〜5日 2,000円/日、6日目〜 500円/日
日数:5日〜1年
県西
県南 稲敷市 費用:無料
日数:〜1週間
鹿行

 

宿泊施設の詳細については、こちらのページでチェックできます。他にも『ふるさと県民制度』という登録制のサービスもあり、登録すると宿泊施設等をお得に利用できます。

 

茨城県や各市町村が実施している移住支援策を紹介しました。支援策は移住の不安を解消する強い味方となってくれます。ぜひ参考にして下さい。

 

こちらの記事で、「移住に失敗した」という体験談を紹介しています。移住成功につながるポイントがわかるので、ご確認下さい。

〈関連ページ〉移住が失敗する理由とは|地方選び、仕事、子育てなど成功のための事前準備を確認

 

茨城への移住でおすすめエリアのメリット・デメリット

 

サーファーズハウス

茨城県は、移住先として全国的にも人気が高いことで知られています。各エリアの特徴を紹介するので、ライフスタイルや趣味に合うエリアを見つけて頂けると幸いです。

 

県北エリア

県北は海、山を身近に感じるエリアです。人気のサーフスポットやキャンプ場で、アウトドアを存分に楽しめますよ。「山、海が近い=坂道が多い」という地形の特徴があり「自転車での移動時に疲れる」という口コミもありますが、手頃な値段で美味しい海の幸・山の幸が手に入る等、充実した暮らしを実感できる点が魅力です。

 

県央エリア

県庁所在地の水戸市があるエリアです。水戸市は都心へのアクセスが良好で、歴史、芸術、文化を感じられる多数の施設と自然が一体となっている点が魅力です。車が無いと不便を感じる地域もありますが、口コミでは生活環境に満足の声が多数あります。

 

県西エリア

県西は農業が盛んでのどかな風景が広がっていますが、都内へのアクセスが良好です。「程よい田舎に住みたい」という方から人気のエリアですよ。娯楽施設は少ないものの、歴史的建造物や伝統工芸と触れる機会が多い点が魅力です。

 

県南エリア

開発が進んでいるエリアで、都内へのアクセスも良好です。「科学のまち」として知られるつくば市は教育熱が高い地域なので、子育て世帯から人気を集めています。都市と田舎がバランスよく調和した生活環境が魅力ですよ。

 

鹿行(ろっこう)エリア

鹿行エリアの各市は海と湖に面していて、自然が豊かです。生活に必要な機能がコンパクトにまとまった暮らしやすいエリアとして人気で、子育てもしやすいという口コミが多数あります。

 

同じ茨城県内でも、エリアによって特徴がさまざまです。ぜひ移住後の生活を満喫できるエリアを選んで下さい。

 

茨城への移住Q&A

 

茨城県の海

 

茨城県への移住を検討中の方からよくある疑問をまとめました。

 

茨城への移住予算はいくら?

移住予算は家族の人数、物件の選び方などによって違います。明確に◯円と計算することはできませんが、以下のような費用を見込んでおきましょう。

 

  • 引っ越し料金(距離、荷物の量によって変動します)
  • お子さまがいらっしゃる場合は、制服代、入学・入園費用、学校指定の用品代などが必要
  • 転職をする場合は、新しい職場から給料を受け取るまでの生活費が必要
  • 賃貸物件を選ぶ場合は、敷金等の初期費用が必要
  • 中古物件を購入する場合は、物件の状態によってリフォームが必要なケースがある
  • なるべく費用を抑られる物件を選ぶ場合でも、カーテン等の物品購入が必要となるのが一般的
  • 新築する場合は家の建築費等が必要

 

茨城で注文住宅の新築をご検討中の方は、クレアカーサにご相談下さい。ライフスタイルや趣味にマッチする家づくりはもちろん、土地やローンの選び方、限られた予算内でのプラン作成など、頼れるパートナーとなります。

 

 

茨城の言葉の特徴は?

茨城の言葉は語尾が上がる、語尾に「っペ」がよくつくといった特徴があり、可愛らしい方言です。

 

隣県(栃木、埼玉、千葉)と比べて茨城の魅力は何?

茨城と隣接している県の特徴は、以下のとおりです。各県に魅力があり、比較してどちらが良いと判断するのは難しいところです。お仕事の状況、ライフスタイル、ご家族の希望などから、最適な移住先を選んで頂けると幸いです。各県から気になる市町村をピックアップし、移住支援策を比較してみるのもおすすめです。

  • 千葉県:テーマパーク、観光施設、ショッピングセンターが豊富で、都心からのアクセスが良い点も魅力です
  • 埼玉県:川からの水資源が豊富で農業が盛んです。豊かな自然の中での穏やかな暮らしがイメージできます
  • 栃木県:スポーツが盛んで、温泉、グルメ、お祭りなど楽しみが豊富な点が魅力です

 

移住先として人気の地域については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。移住の全体像がわかるので、ぜひチェックして下さい。

〈関連ページ〉

二拠点生活・週末移住が急増中|メリット・デメリットやポイントを解説

移住とは|移住の定義、人気地域、支援策など紹介。移住の魅力や問題点も確認

 

まとめ

 

茨城県への移住について、各種支援策を中心に詳しく紹介してきました。市町村ごとに移住への取り組みが違うため、今回の情報をぜひ参考にして下さい。また年度によって支援策が変更となるケースがあるため、最新情報を調べるのがおすすめです。各市町村ホームページでわからない点は、電話で問い合わせてみましょう。

 

クレアカーサは茨城、千葉を施工エリアとしているハウスメーカーです。多彩なデザインと「ウチ+ソト+ニワ」のトータルバランスがとれた家づくりが得意なので、茨城、千葉での家づくりをご用命下さい。茨城県ひたちなか市のショールームでは、ほぼ毎日「無料相談会」を開催しております。

 

〈関連ページ〉ほぼ毎日、「無料相談会」実施中

 

「予算が限られている。でもこだわりの家づくりがしたい」とご希望の方に活用して頂けるプランもございます。無料でカタログをお届けいたしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

クレアカーサコラム編集部

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住宅業界の専門性について

免許登録
  • 建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特-5)第29052号 国土交通省
    宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、茨城県木造住宅耐震診断士ほか
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞 ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞 ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等