千葉で映える住宅に シルエットを左右する屋根の形
「自分らしい建物にしたい」
「使い心地の良い家にしたい」
「家族の健康を考えた家にしたい」
「デザイン性に優れた家にしたい」など、建物に込められる想いも十人十色。
中でも今回は「家のビジュアル」に注目してみましょう。
千葉で映える住まいにするためには、屋根の形が大きく左右します。
今回は、千葉で映える家づくりをするために「屋根の形」にクローズアップします。
どんな屋根の形があるのか。それによって感じるメリットやデメリットは?など、知りたい情報を集めました。
あなたの家づくりにお役立てください。
コラムのポイント
- ● 屋根の形状は、シルエットだけではなく快適性にも大きな影響をあたえます。どのような違いがあるのかを知り、地域の風土にあった屋根選びに役立てることができます。
- ● 住まいにとってシルエットがあたえる影響は、とても大きいものです。長く暮らす家だからこそ、飽きのこない屋根形状(シルエット)の選び方を知り、後悔のない家づくりをめざしましょう。
Contents
シンプルな家から、屋根の大切さを知ろう
「新しい生活様式」「新しい働き方」などの導入から、近年は住宅に対する価値観も大きく変化し始めています。
いろいろなデザインの建物がある中、長く暮らしても飽きのこない!「シンプルな家を建てたい、住みたい」と希望する方は数多くなってきています。
そのシンプルの中には、住宅のデザインはもちろん、「暮らしやすさ=シンプル」など、住まいに対する需要が多方面に変化してきています。
① ずっと飽きないデザイン。シルエットを「シンプルに」
まず「シンプルな家」と聞いてイメージするものは、「スッキリとしたデザイン」「無駄のない形」などの外観ではないでしょうか。
例えば凹凸のないフォルムに飾りのない窓など、見た目はシンプルではありますが、そこに住むための工夫が施されなければ「住みにくい家」になってしまいます。
「住みにくい家」ではなく「暮らしやすい家」にするためには、その土地の風土をふまえたアイデアを取り入れる必要があります。
外気から空間を守る構造やシステム、夏の日差しを直接入り込ませないような屋根形状にすることなど、方法もひとつではありません。
② 住まいに「暮らしやすさ=シンプル」を取り入れる
住まい環境に暮らしやすさを取り入れる方法は様々です。
○ 風や光が入りやすく過ごしやすい間取り。
○ 身体への負担を軽減してくれる、間取りと動線の取り合わせ。
○ 家族が笑顔で過ごせる!環境づくり。
など、住まいに取り入れたいことは家族によって変化します。
③ 暮らしやすさを左右させる「住まいのメンテナンス」
賃貸とは違い、住宅購入は「建てた後も維持し続ける」という部分が大きく違います。
そのため住宅の維持のしやすさは、屋根の形状や住宅のデザインにより大きく違いが出る部分です。
平屋の場合、やはり2階建て住宅よりも高さがないためメンテナンスもしやすくなります。
このように一見シンプルな家づくりと言っても、その「シンプル」という表現の中にはたくさんの要素があります。
良い家というのは見た目はシンプルな外観デザインであっても、住み心地をアップさせるための様々なアイデアや技術が施されています。
その家に暮らす人が過ごしやすい環境となるために、「トータルバランスの取れた家づくり」を大切にしていきましょう。
▶参考コラム>>「【これって本当に必要なの?】24時間換気システムの基礎知識」
千葉で映える家をめざすポイント
家づくりには様々な視点が必要です。
住宅のデザインやシルエットに大きく関わってくるのが屋根形状です。
住宅にはどんな形であろうとも、必ず屋根部分が存在しています。
その屋根の形によって住宅の大まかな形も決まってくると言っても過言ではありません。
千葉で映える家を建てるためにはどんなことが必要なのでしょうか。
まずは屋根形状の違いをしっかりと把握しておきましょう。
屋根形状でも変わるシルエット
屋根形状にはたくさんの種類があります。
その中でも住宅に取り入れられることの多い5つをご紹介します。
① 切妻(きりづま)屋根
日本で建てられている建物の中で最も一般的な形状が「切妻屋根」です。
形状がシンプルだからこそ、様々なデザインの住宅にしっくりとくる屋根形状になります。
建物の屋根の一番高い部分である大棟(おおむね)から2面下の方に伸びた形をしており、横から見ると三角の形をした屋根をよくみかけます。
その屋根の多くが切妻屋根になります。
建築コスト面でも他の屋根形状と比較すると価格も抑えられ、幅広いデザインに対応できることから、多くの建物に取り入れられています。
② 片流れ(かたながれ)屋根
切妻屋根のように通常左右両方に伸びているのに対し、片流れ屋根は一方の屋根だけが伸びている形状です。
片側が高くなる構造のため勾配天井を活かす家づくりが可能で、その良さを活かす平屋住宅などでよく見かけます。
勾配天井を活かして開放的な空間にアレンジする、屋根裏スペースを作るなどアイデア次第でさまざまな利用ができます。
写真のようにシルエットもスタイリッシュでシャープなイメージになります。
片流れ屋根の場合、屋根の勾配次第でシルエットにも大きく違いが現れます。
周囲の環境に配慮しながら、「バランスの良い勾配をセレクトする」ことが大切なポイントです。
③ 招き(まねき)屋根
切妻屋根に似ている招き屋根ですが、大きな違いは左右の屋根形状です。
招き屋根は、左右平等に開く切妻屋根とは違い、一方の屋根面を長く設け、もう一方を短くした屋根形状をしています。
左右2面の屋根を段違いにしている部分を活かし、その空間を屋根裏空間として活用することができます。
また屋根裏の断熱性や通気性に優れている特長を持ち、屋根裏の利用を考えている方にはおすすめです。
段差の付け方によってもイメージが一変しますので、オリジナリティのある個性的なデザインを追求することも可能です。
強風や突風に強い一面もあるので、千葉など風の強い地形では威力を発揮します。
④ 寄棟(よせむね)屋根
寄棟屋根とは、大棟から4枚の流れ面が合わさっている屋根形状をしています。
寄棟屋根は最上部から4方に勾配があるため、雨や雪などを均等に分散させることができます。
そのため雨の多い地域やゲリラ豪雨にも効果的です。
ただし雨水を地面に流す雨樋が多くなるので、デザイン性を高めるためには、雨樋の色と配置場所には注意が必要です。
多くある屋根の中でも、風にも強く重厚感や安定感の感じられる屋根の形をしています。
落ち着いたデザインを求めている方にはおすすめの屋根になります。
⑤ 陸屋根(ろくやね)
陸屋根とは、屋根らしい屋根がない形をしており、屋上部分をバルコニーのように平らにしている形状をしています。
傾斜がない屋根形状のため、屋上のスペースを最大限に有効活用することができます。軒を出さない四角いシルエットは、シンプルな佇まいを感じさせてくれます。
玄関の庇や屋根の一部を陸屋根にするなど、家の外観に合わせて使用する方法もあります。
有効活用できるスペースは広がりますが、排水面では不安要素があることは否めません。
他の屋根と比較した場合、ゲリラ豪雨のような大量な雨や排水溝のメンテナンス不足から、排水機能がダウンしてしまい、雨漏れにつながる可能性もあります。
デザインの良い家にできるかどうかは、全体的な形状に左右される一面があります。
家全体を見渡した時のシルエットやトータルバランスもそのひとつです。
周囲の景観とのバランスも考慮しながら、屋根のデザインを選択することが大切です。
屋根形状はデザイン面のみならず「機能面にも大きな影響をあたえること」は知っておきたいポイントです。
▶参考コラム>>「千葉で建てるマイホーム 憧れの我が家にカバードポーチを作りたい」
屋根形状でシルエットは進化する~施工事例をご紹介~
クレアカーサでは、千葉県を中心に様々なデザインの住宅をお手伝いしています。
その建てさせていただいた住宅には、いろいろな屋根形状があります。
屋根によってどのようにシルエットが変化するのかを、お楽しみください。
軒を活かして快適度をアップ!カバードポーチのある住まい
軒とは屋根の一部ではありますが、その中でも外壁や窓、玄関などよりも外側に出っ張って突き出ている部分を指します。
その魅力を最大限に活用する方法のひとつがカバードポーチです。
中心から左右に広がり伸びる屋根形状は、住宅をより大きく見せる効果があります。
アメリカンハウスやサーファーズハウスで定番のラップサイディング+カバードポーチが、暮らしやすさもサポートしてくれます。
リビングの窓を全開にすれば大空間が広がる、アメリカ映画に出てくるようなT様邸。
「外を眺めながらコーヒーを飲んだり、ゆったりした時間を過ごそうと思ってつくった広いウッドデッキ。屋根が大きいので雨の日は子どもの遊び場にもなっています」と奥様。
ウチとソトがゆるやかに繋がる、青空が似合うアメリカンハウスです。
【施工事例:大屋根が美しい ペールブルーのアメリカンハウス】
外観からシンプルさをアピールする住まい
家事ラク動線にこだわったS様邸の外観正面では、上の写真のようにスクエアのシルエットをしています。
見た目もシャープでシンプルな佇まいが目を引く住宅です。
少しアングルを変化させると、写真のように屋根形状は違った形をしています。
このように屋根の形状と違ったシルエットにすることも可能です。
【施工事例:スクエアデザインが美しい、子どもの心を育む住まい】
新たな屋根をプラスして暮らしやすい住まいへ ガレージハウス
住まいにつながる屋根を設ける「ガレージハウス」
ウチとソトを繋ぎBBQなどを愉しめる木目調のタイル敷きテラス、雨に濡れずに玄関にアクセスできるガレージなど、おうち時間を快適に過ごせるアイデアがいっぱいです。
屋根形状を活かした吹き抜けのあるリビングは、スケルトンの鉄骨階段や床を一段下げるダウンフロアを設置。
家族の距離を近づけてくれるアイテムのひとつになっています。
【施工事例:ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス】
まとめ:あなたならどんな屋根形状を選びますか?
外壁のデザインに大きく影響を与える3つの要素は、「家の形」「家の屋根」「外壁の素材」と言われています。
この3つをどうデザインするのかにより、外観やシルエットも大きく変化します。
千葉は自然豊かな部分がある反面、台風などの災害も多いのが特長です。
その建物の建つ環境を考えながら、あなたの家に合う屋根形状を選ぶことがとても大切なのです。
デザイン面を高めつつ快適性もアップさせてくれる!素敵な住まいをめざしましょう。
クレアカーサでは、お客様の小さな声も形にするお手伝いをしています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなぁ」など、大まかなイメージで大丈夫です。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”
という意味を示しています。
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会