平屋のビルトインガレージを作る費用や間取りとは|メリット・デメリット、ポイントも紹介

ビルトインガレージのある平屋は、車を屋内に駐車できる利便性と、デザイン性の高い外観を両立できる住まいとして注目されています。
雨の日でも濡れずに車へ乗り降りできるほか、防犯面や趣味スペースの確保といった点でもメリットが多いです。
とくに近年は、シンプルで暮らしやすい平屋住宅の人気が高まっていることもあり、「平屋にビルトインガレージを設けたい」と考える方も増えています。
一方で、いざ検討を始めると「ビルトインガレージの費用はどれくらいか」「どんな間取りが最適か」といった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
また、ガレージを住宅と一体化させる設計になるため、ビルトインガレージならではの注意点があるのも事実です。
そこで本記事では、平屋にビルトインガレージを設ける場合の費用相場やメリット・デメリットを整理し、設計時に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
あわせて、実際にビルトインガレージを取り入れた平屋の施工事例も紹介しますので、ガレージハウスのある暮らしを検討している方はぜひ参考にしてください。
● 平屋にビルトインガレージを設ける費用相場の目安を解説します。
● メリット・デメリットを整理し、注意点をわかりやすく紹介します。
● 施工事例をもとに、ガレージつき平屋の魅力や間取りのヒントを紹介します。
施工事例
目次
平屋にビルトインガレージを作る費用相場

平屋にビルトインガレージを設ける場合、ガレージ部分の工事費用と住宅本体の建築費用をあわせて考えることが重要です。
ここでは、ビルトインガレージの費用相場と平屋住宅の建築費用の目安を整理します。
なお、紹介する費用はあくまで目安であり、実際の価格は資材価格などによって変動します。
詳しい費用を知りたい場合は、必ず工務店などにお問い合わせください。
駐車スペース一台分につき200万~400万円
平屋にビルトインガレージを設ける場合、駐車スペース1台分の費用相場は200万~400万円程度です。
ただし、費用はガレージの広さや構造、シャッターの種類などによって大きく変わります。
例えば、電動シャッターを設置する場合や、ガレージ内部に収納スペースや作業スペースを設ける場合は、さらに費用が上がることがあります。
また、住宅と一体化した構造になるため、地盤が緩いなどの場合は基礎工事や柱・梁の補強などに追加費用が必要です。
そのため、一般的なカーポートや外構の駐車スペースと比べると、費用は高くなる傾向があります。
平屋そのものの建築費用相場は2000万円程度
平屋住宅そのものの建築費用は、一般的に2,000万円前後がひとつの目安です。
ビルトインガレージを設ける場合は、この平屋の建築費用にガレージ部分の工事費が追加されるイメージです。
例えば、駐車スペース1台分で200万~400万円程度が加算され、全体で2,200万円~2,400万円程度になるケースが見られます。
ただし、平屋とガレージ部分それぞれの設備などでグレードを高めると、さらに費用がかさむことも考えられます。
場合によっては外構費用やシャッターの設置費用なども加わるため、事前に全体の費用を確認しておくと安心です。
平屋にビルトインガレージを作るメリット4選

平屋にビルトインガレージを設けると、車の保管や生活動線の面でさまざまなメリットがあります。
ここでは、平屋にビルトインガレージを設ける主なメリットを紹介します。
車を災害や盗難などから守れる
ビルトインガレージの大きなメリットは、車を災害や盗難などのリスクから守りやすくなる点です。
ビルトインガレージは屋外の駐車場と比べて、台風や大雨、強風による飛来物などの影響を受けにくくなります。
直射日光や雹、雪などからも車を保護できるため、車の劣化を抑えやすい点も特徴です。
また、シャッターつきのガレージにすることで、防犯性を高められます。
外から車種や車内の荷物が見えにくくなり、侵入のきっかけを与えにくくなるため、盗難やいたずらのリスクを抑えやすくなります。
このように、ビルトインガレージは車を安全に保管したい方にとって大きなメリットのある設備のひとつです。
家への動線がスムーズになる
ビルトインガレージを設けると、ガレージからそのまま室内へ移動でき、車から家までの動線がスムーズになります。
例えば、雨の日でも外を通らずに家へ入れるため、濡れる心配がなく、重い荷物の搬入などにも便利です。
また、小さなお子さまがいるご家庭では、車の乗り降りの際に道路へ飛び出す心配が少なくなる点もメリットです。
ビルトインガレージを設けることで、安全面や利便性を向上させられます。
スタイリッシュな外観になる
ビルトインガレージを取り入れることで、住宅の外観がスタイリッシュな印象になりやすい点もメリットです。
建物とガレージが一体化したデザインになるため、統一感のある外観に仕上げやすくなります。
とくに平屋住宅は横に広がるシルエットになるため、ガレージと組み合わせることで重厚感のあるデザインを演出できます。
また、シャッターや外壁の素材、カラーを工夫することで、より個性的な外観に仕上げることも可能です。
ビルトインガレージはデザイン性の高い住まいを実現したい方にとっても、魅力的な選択肢のひとつです。
趣味や整備のスペースを確保できる
ビルトインガレージは、車を駐車するだけでなく趣味や整備のスペースとして活用できる点も魅力です。
例えば、車やバイクのメンテナンスを行ったり、アウトドア用品を保管したりするスペースとして使えます。
また、作業スペースを設けることでDIYや趣味の作業を楽しむ場所としての活用も可能です。
換気や床材などの設計を工夫すれば、BBQなどアウトドアを楽しむなど多目的に使える空間として活用できます。
平屋にビルトインガレージを作るデメリット4選

平屋にビルトインガレージを設ける場合は、多くのメリットがある一方で注意しておきたい点もあります。
ここでは、設計や暮らしの面で考えておきたい主なデメリットを紹介します。
より広い土地が必要になる
ビルトインガレージを設けた平屋を建てる場合、一般的な住宅よりも広い土地が必要になる傾向があります。
平屋はもともとワンフロアで生活空間を確保するため、建物の面積が大きくなりやすい住宅です。
そこにガレージスペースが加わることで、さらに建物の横幅や敷地面積が必要になります。
また、駐車や車の出入りのためのスペースも確保しなければならないため、土地の形状や接道条件によっては希望する間取りを実現しにくい場合もあります。
ビルトインガレージつきの平屋を検討する場合は、建物だけでなく敷地全体の広さを踏まえて計画することが重要です。
居住スペースが圧迫される可能性がある
ビルトインガレージを設ける場合、居住スペースが圧迫される可能性があります。
ガレージは建物の一部として設計されるため、その分だけ住宅の居住面積が減るからです。
とくに平屋はワンフロアで生活空間を確保するため、間取りによってはリビングや収納スペースが狭くなることもあります。
また、限られた建築面積の中でガレージと居住空間を両立させる必要があるため、間取りの自由度が下がるケースもあります。
ビルトインガレージを計画する際は、生活空間とのバランスを考えながら設計することが重要です。
音やにおいが気になる場合がある
ビルトインガレージは住宅と一体化しているため、音やにおいが気になる場合があります。
例えば、車のエンジン音やシャッターの開閉音が室内に伝わり、ご家族の生活に影響する可能性もあります。
とくに早朝や夜間などは、睡眠の妨げになるケースもあるため、間取りの工夫や防音性能への配慮が欠かせません。
また、車の排気ガスやガソリンのにおいが室内に入り込むケースも考えられます。
換気や間取りの工夫が不十分な場合、においがこもることもあるため、事前に綿密な換気計画を立てることが重要です。
固定資産税が高くなるケースもある
ビルトインガレージを設ける場合、固定資産税が高くなるケースがあります。
ビルトインガレージは住宅と一体化した構造となり、建物の一部として評価されることがあり、その分だけ固定資産税の評価額に影響する可能性があるためです。
ただし、評価の扱いはガレージの構造や広さ、自治体の判断などによって異なる場合があります。
そのため、具体的な税額については自治体や住宅会社などに事前に確認しておくと安心です。
平屋にビルトインガレージを作る際のポイント

平屋にビルトインガレージを設ける場合は、暮らしやすさや安全性を考えた設計が重要です。
ここでは、設計時に押さえておきたい主なポイントを紹介します。
将来を見据えて広さを設計する
ビルトインガレージを設計する際は、将来を見据えて広さを決めることが重要です。
現在の車のサイズだけでなく、家族構成の変化やライフスタイルの変化も考慮しておく必要があります。
例えば、お子さまが生まれたことをきっかけに、コンパクトカーからミニバンやSUVへ乗り換えるご家庭は珍しくありません。
また、ベビーカーやチャイルドシートを使う場面が増えると、荷物の積み降ろしやお子さまの乗り降りが頻繁に発生します。
その際、ガレージの幅や奥行きに余裕がないと、ドアの開閉や荷物の出し入れがしにくくなる可能性があります。
さらに、将来的に2台目の車を持つ可能性がある場合は、敷地内にもう1台分の駐車スペースを確保できるかも検討しておくと安心です。
ビルトインガレージは将来の家族構成や生活スタイルの変化を見据えながら、余裕のある広さで計画しておくことが大切です。
耐震性能を高める
ビルトインガレージを設ける場合は、耐震性能を意識した設計が重要です。
ガレージ部分は大きな開口部を設けることが多いため、壁の量が少なくなりやすく、建物の耐震性に影響が出る可能性があります。
安全にビルトインガレージを使用するためには、耐力壁の配置を工夫したり、柱や梁を強化したりするなどの対策が必要です。
安心して長く住むためにも、耐震性能を考慮した設計を行うことが大切です。
動線と居住スペースを先に決めておく
ビルトインガレージを設計する際は、動線と居住スペースの配置を先に考えておくことが重要です。
ガレージの位置によって、玄関やリビング、収納スペースとの動線が大きく変わるためです。
例えば、ガレージから玄関やパントリーへ直接つながる間取りにすると、買い物後の荷物を運びやすくなります。
一方で、ガレージを優先して配置すると、リビングや個室の広さが制限される場合もあります。
そのため、生活動線と居住スペースのバランスを考えながら、間取りを計画することが大切です。
土地取得前に工務店などに相談しておく
ビルトインガレージつきの平屋を検討する場合は、土地を購入する前に工務店などへ相談しておくことが重要です。
住宅の建設は、土地の広さや形状、接道条件などによって、希望する間取りを実現できない場合があるためです。
とくに平屋は建物の占める面積が大きくなりやすく、ビルトインガレージを設ける場合は、さらに敷地条件の影響を受けやすくなります。
また、広い土地を確保できた場合でも、建ぺい率や容積率といった法規制によって、建てられる建物の大きさが制限されるケースもあります。
そのため、土地探しの段階から工務店などに相談しておくと、建築可能なプランを踏まえたうえで、理想に近い土地を選びやすいです。
地域の住宅建築に強い工務店であれば、条件に合った土地を紹介してもらえる可能性がある点もメリットです。
【間取り図つき】平屋にビルトインガレージを設けた施工事例

平屋にビルトインガレージを取り入れた住宅は、利便性やデザイン性を兼ね備えた住まいとして人気があります。
実際の施工事例を見ることで、外観や間取りの工夫、ガレージと居住空間のつながり方を具体的にイメージしやすくなります。
ここでは、ビルトインガレージを設けた平屋の施工事例を紹介しますので、住まいづくりの参考にしてみてください。
スタイリッシュな平屋ガレージハウスの施工事例



間取り図

グレーのサイディングと塗り壁、軒天の木目が美しく調和する、スタイリッシュな平屋ガレージハウスの施工事例です。
シンプルで端正なフォルムにより、素材の質感を活かしたモダンな外観に仕上がっています。
屋根つきのビルトインガレージは、駐車スペースとしての機能だけでなく、住まい全体のファサードを引き締めるデザイン要素としても活用されています。
室内はグレーと木目を基調とした落ち着いた空間で、勾配天井と見せ梁を取り入れたリビングが開放感を演出しているのが特徴です。
また、アーチ開口の大型パントリーや、冷蔵庫とゴミ箱をすっきり収納できるスペースなど、生活動線を考えた設計が採用されています。
ガレージから直接玄関に向かえるため、雨に濡れずに移動ができるのも魅力です。
ドライガーデンが彩る平屋のガレージハウスの施工事例



間取り図

海岸まで徒歩数分という立地に建てられた、ドライガーデンが印象的な平屋のガレージハウスです。
ガレージから直接室内に入れる動線にしてあるため、ビルトインガレージの魅力を最大限に活かせる間取りです。
また、外観は色味を抑えたシンプルなデザインで、サボテンや石を取り入れたドライガーデンが西海岸の雰囲気を演出しています。
サーフィンを趣味とするオーナーのこだわりを反映し、住まいの内外にはカリフォルニアのサーフカルチャーを感じさせるデザインが取り入れられています。
室内は落ち着いたカラーを基調としたインダストリアルテイストで、ロフトに続く階段をスケルトン階段にしたり素材感のある家具を置いたりして、空間にアクセントを与えている点が魅力です。
自然と趣味の世界観を融合させた、個性的なガレージハウスの施工事例です。
白い大屋根が特徴のアメリカンスタイル平屋の施工事例



間取り図

白い大屋根が印象的な、アメリカンスタイルの平屋ガレージハウスの施工事例です。
青空に映える外観と、平屋ならではのゆったりとしたフォルムが特徴的な住まいです。
平屋のなかにガレージを組み込むことで、無駄のない家事動線を実現しています。
玄関前にはカバードポーチが設けられており、ご家族でくつろげる屋外空間として活用されています。
庭へとつながる開放的な設計により、家の内外をゆるやかにつなぐ暮らしを実現している点も魅力です。
また、室内は家具が映えるようベーシックな色合いでまとめられ、テレビ背面のヘリンボーン壁や間接照明など、細部までこだわったデザインが取り入れられています。
家事動線や快適な室内環境にも配慮された、デザイン性と暮らしやすさを両立した平屋の施工事例です。
施工事例:大好きなインテリアに囲まれた アメリカンスタイルの平屋
平屋にビルトインガレージを設ける際のよくある質問

平屋にビルトインガレージを設ける際は、費用や間取りだけでなくさまざまな疑問を感じる方も多いです。
ここでは、平屋のガレージハウスを検討する際によくある質問とその回答を紹介します。
ビルトインガレージはやめたほうがいいといわれる理由は?
ビルトインガレージはやめたほうがいいといわれる主な理由として、建築費用が高くなりやすい点があげられます。
住宅と一体化した構造になるため、一般的なカーポートなどと比べて工事費用が高くなりやすいです。
また、開口部が大きくなることによる耐震性への不安や、車のエンジン音や排ガスのにおいといった問題点が指摘されるケースも見られます。
ただし、これらのデメリットは適切な設計や換気、防音対策を行うことで軽減可能です。
ビルトインガレージを設ける際は、メリットとデメリットの両方を理解したうえで検討することが大切です。
平屋をやめたほうがいい理由はなんですか?
平屋はやめたほうがいいといわれる主な理由は、広い土地が必要になりやすいからです。
とくに都市部では十分な敷地を確保しにくく、そもそも平屋を建てられないケースもあります。
また、同じ延床面積の二階建てと比べて基礎や屋根の面積が大きくなるため、建築コストが高くなるケースもあります。
さらに、周囲に高い建物が多い地域では、採光やプライバシー確保など、平屋ならではの工夫が必要です。
しかし、家事動線が確保しやすい点やスタイリッシュな見た目は平屋ならではの魅力です。
平屋を建てる際は特徴を理解したうえで、土地条件やライフスタイルに合うかを検討することが大切になります。
平屋にビルトインガレージを設けてスタイリッシュな日々を実現しよう

平屋にビルトインガレージを設けることで、車を守りながら快適な生活動線を実現できます。
また、住宅とガレージが一体化したデザインにより、スタイリッシュな外観の住まいを実現しやすくなる点も魅力です。
一方で、費用や土地の広さ、間取りのバランスなどを考慮しながら計画を進めることが重要です。
メリットとデメリットを理解したうえで設計を行うことで、長く快適に暮らせる住まいにつながります。
ビルトインガレージつきの平屋は、利便性とデザイン性を両立できる住まいの選択肢のひとつです。
施工事例なども参考にしながら、自分たちのライフスタイルに合った住まいづくりを検討してみてください。
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