【施工事例つき】ニッチをおしゃれに取り入れるには|注文住宅ならではのメリットや注意点を解説
住まいを彩る「ニッチ」は、壁のくぼみを活かして収納やディスプレイに役立てられるデザインです。
実用性だけでなく、おしゃれなアクセントとして暮らしに特別感を添えられます。
当記事では、注文住宅ならではのメリットや注意点を解説しながら、施工事例やインテリアのアイデアを交えてニッチの魅力を紹介します。
● ニッチのある家の魅力と特徴をわかりやすく解説いたします。
● ニッチを効果的に設けた住宅の施工事例も紹介するので、家づくりの参考にしてください。
● クレアカーサは、茨城県で「敷地の条件・予算の条件・家族の条件」全てを実現できる快適&省エネな、ニッチのある家づくりを行っています。
施工事例
目次
ニッチとは|注文住宅ならではの魅力
壁に奥行きを作って棚のように仕上げる「ニッチ」は、収納やインテリアの工夫として人気があります。
とくに注文住宅では、設計段階から自由にサイズや配置を決められるため、空間をよりおしゃれに活用できる点が魅力です。
ここでは、ニッチの基本と注文住宅だからこそ得られる魅力を紹介します。
壁の一部をくぼませる飾り棚
ニッチは、壁の一部をくぼませてつくる飾り棚です。
家具を増やさずに収納やディスプレイを楽しめるうえ、空間を広く見せながらおしゃれさを演出できます。
小物やアートを飾ればインテリアのアクセントにもなり、暮らしに個性を添えられます。
ただし、後付けは構造や配線の都合で難しいため、注文住宅の設計段階で取り入れるのが理想的です。
設計段階から自由にサイズ・配置を決められる
注文住宅では、ニッチのサイズや配置を自由に設計できます。
玄関に忘れて出かけてしまいがちな鍵やスマホ、郵便物の一時置き場を設ければ、出入りの動作がスムーズになり忘れ物防止にもつながります。
リビングには雑貨や写真を飾れる高さを設定するなど、暮らしに合わせた工夫を反映できるのが魅力です。
設計段階からサイズや配置を考えられるため、無駄のない仕上がりになります。
配線を組み込んで電源・照明を仕込める
注文住宅では、ニッチに配線を組み込んで電源や照明を仕込めます。
スマホの充電スペースや間接照明での演出など、実用性とおしゃれさを両立できるのが魅力です。
さらに扉を付ければ、Wi-Fiルーターやリモコンを隠して生活感を排除できます。
後付けで施工すると壁の解体や補修、配線工事が必要になるため、設計段階で取り入れるのが安心です。
デザインテイストを家全体で統一できる
注文住宅なら、ニッチを家全体のデザインに合わせて統一できます。
リビングのアクセントクロスと同じ色で仕上げれば空間にまとまりが生まれ、玄関ニッチに間接照明を組み込めばホテルライクな雰囲気も演出可能です。
インテリアテイストに沿って計画できるため、家具や雑貨との相性も良く、洗練された住まいにつながります。
設置費用を効率的に抑えやすい
注文住宅では、ニッチを新築時にまとめて施工できるため費用を抑えやすいのが魅力です。
壁をくぼませて棚をつくるだけなら数万円程度で済むケースもありますが、後付けで配線工事を伴う場合は1日〜3日の工期と10万円以上の費用がかかることもあります。
小さなスペースでも条件によって異なるケースも多く、設計段階で計画すれば余計な出費を避けて効率的におしゃれな空間を実現できます。
ニッチをおしゃれに取り入れるメリット
ニッチは実用的な収納として役立つだけでなく、空間をおしゃれに見せる工夫ができる点もメリットです。
照明で雰囲気を演出することで、日常の空間がぐっと洗練された印象に変わります。
さらに、季節感を楽しむスペースなど、ニッチをおしゃれに取り入れる方法を紹介します。
「魅せる」インテリアを楽しめる
ニッチのメリットは、飾り棚として「魅せる」インテリアを楽しめる点です。
雑貨やアートを置けば視線が集まり、壁面がアクセントになって部屋全体の印象が引き締まります。
とくに玄関に設けるニッチは、花や小物を飾ることで来客をあたたかく迎え入れる演出になり、第一印象を明るく彩る演出も可能です。
収納とは異なり、自分らしさを表現する専用スペースとしておしゃれ度を高められます。
照明で雰囲気を演出できる
ニッチは照明と組み合わせることで、空間の印象をぐっと高められます。
間接照明を仕込めば壁面に奥行きが生まれ、やわらかな光が落ち着きを演出します。
寝室ではベッドサイドの明かりとして活用でき、リラックスした時間を過ごすのに最適です。
玄関ではホテルのようなお出迎えに、リビングでは癒しの空間づくりに役立ちます。
季節感を楽しめる
ニッチは、季節の飾りを取り入れるスペースとしても活躍します。
春は花や桜モチーフ、夏は貝殻やガラス雑貨、秋は紅葉やハロウィン、冬はクリスマスや正月飾りを置くだけで、暮らしに四季の彩りが生まれます。
小さな空間でも簡単に模様替えができ、家族や来客も季節の移ろいを感じられるのが魅力です。
収納スペースが増える
ニッチは収納スペースを増やす工夫としても役立ちます。
壁をくぼませて作るため床面を圧迫せず、玄関では鍵や印鑑、リビングではリモコンや小物を置くのに便利です。
トイレではトイレットペーパーや掃除道具を収められ、限られた空間をすっきり整えられます。
収納家具を追加せずに整理できるので、空間全体が広く見えるのも魅力です。
ニッチを取り入れる際のデメリットや注意点
ニッチはおしゃれで便利な反面、注意しておきたい点もあります。
設置場所や使い方を誤ると「思ったより使いにくい」と感じて後悔することも少なくありません。
ここでは、ニッチを取り入れる際に知っておきたいデメリットや注意点を解説します。
ホコリがたまりやすくこまめな掃除が必要
ニッチは小物や雑貨を飾れる便利なスペースですが、奥まった形状のためホコリがたまりやすくこまめな掃除が必要です。
飾ったまま放置しておくと汚れが目立ち、おしゃれさが半減し不潔な印象を与えてしまいます。
こまめに掃除を意識すれば清潔感を保てるので、長く楽しむには日常の手入れが欠かせません。
一度作ったら移動できない
ニッチは壁をくぼませてつくるため、完成後に位置を変えることはできません。
注文住宅では自由に配置を決められる反面、計画を誤ると「ここじゃなかった」と後悔するケースもあります。
ニッチのある家づくりの実績が豊富な施工会社なら、ライフスタイルに合った実用性と見た目のバランスについても相談ができ、納得のいく仕上がりにつながります。
収納には限界がある
ニッチは便利な収納スペースですが、あくまで壁のくぼみを利用しているため大容量には向きません。
置けるのは鍵やリモコン、小物雑貨やトイレットペーパー程度で、大きな物や重い物を収納するには不向きです。
無理に詰め込むと物が倒れて壊れたり、落下してケガにつながる可能性もあります。
見せる収納や補助的なスペースとして使うのが安心です。
設置場所が限られる
ニッチはどこにでも作れるわけではなく、設置できる場所は限られます。
とくに、柱や梁と一体となって家を支える耐力壁は「面」で地震や風の力に耐える構造のため、くぼませることはできません。
また、配管や電気配線が通る部分も避ける必要があるため、設計段階で専門家に確認しながらの計画が大切です。
一般住宅と比較してコストがかかる
ニッチは特注の施工になるため、一般的な住宅と比べるとコストがかかります。
壁をくぼませるだけなら数万円程度で済む場合もありますが、照明や配線を組み込むと費用は10万円以上かかることもあります。
新築時にまとめて施工すれば後付けのように壁を壊して補修する必要がなく、工期も費用も抑えやすくなります。
あらかじめ予算に組み込んでおくと安心です。
おしゃれに活用するニッチインテリア
ニッチは使い方次第で、暮らしを彩るインテリアの主役にもなります。
照明や雑貨を組み合わせれば空間の雰囲気が変わり、ちょっとした工夫でおしゃれ度がアップします。
ここでは、毎日の生活に取り入れやすいニッチインテリアのアイデアを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
間接照明を入れて部屋のアクセントにする
ニッチに間接照明を仕込むと、空間に奥行きと高級感が生まれます。
スポットライトのように光を直接当てるのではなく、壁面をやわらかく照らすことで落ち着いた雰囲気の演出が可能です。
リビングではインテリアのアクセントに、寝室ではホテルのようなリラックス空間に変わり、日常に特別感を添えられます。
スパイスラックを作ってカフェ風に演出する
キッチンのニッチをスパイスラックにすると、調味料を並べるだけでカフェのようなおしゃれな雰囲気を演出できます。
調理中に手が届きやすく、実用性とデザイン性を両立できるのも魅力です。
色とりどりの瓶やラベルで揃えると統一感が出て、料理の時間が楽しくなる空間に変わります。
季節の小物+グリーンを置いて癒し空間にする
ニッチに観葉植物や鉢植えを置けば、自然を感じられる癒しの空間になります。
彩りが視線を和ませてくれる小さな盆栽や、アレンジフラワーを飾るのもおすすめです。
さらに季節の雑貨を添えることで、室内にいながら四季を楽しめ、リラックス効果のある住まいを演出できます。
アンティーク小物を飾ってヴィンテージ感を演出する
ニッチにアンティーク小物を飾ると、空間にヴィンテージ感を取り入れた演出が可能です。
古いカメラやランプ、ブリキ缶などを置くだけで、味わいのある雰囲気に早変わりします。
新築の住まいでもレトロな要素を加えることで、時間を重ねたような奥行きを生み出し、おしゃれ上級者としてのインテリアを楽しめます。
英語の洋書や写真集を置いて海外インテリア風にする
ニッチに英語の洋書や写真集を置くと、海外インテリアのような雰囲気を演出できます。
表紙のデザインが空間のアクセントになり、数冊をさりげなく重ねて飾ればショップのようなおしゃれさが生まれます。
並べすぎると圧迫感が出るため、洗練された印象を与えるには配置のバランスがカギです。
おしゃれなニッチ活用術|施工事例3選
ここからは、クレアカーサが実際に手掛けたニッチのある家づくりを紹介します。
玄関やリビング、洗面スペースの事例から、取り入れ方のヒントとして、ぜひ参考にしてください。
①絵本のような住まいに調和する玄関ニッチ
青空に映える白い外観は、まるで絵本から飛び出したような優しい雰囲気のお住まいです。
玄関には壁をくぼませたニッチを設け、ドライフラワーを飾ることで彩りを添えました。
お出迎えの空間が華やぎ、訪れる人にあたたかさを感じてもらえる演出になっています。
②ふたつのニッチで使い分けるリビング演出
黒を基調とした外観は、木目をアクセントにしたモダンスタイルな戸建て住宅です。
室内のリビングには、壁を活かしたふたつのニッチを設けています。
ひとつは収納棚として実用性を高め、もうひとつは飾り棚としてインテリア性を演出しています。
暮らしやすさとおしゃれさを両立したリビングの仕上がりです。
施工事例:黒と木目のバランスが美しいひろびろウッドデッキのある家
③洗面スペースに便利な両サイドのニッチ収納
夜の外観にやさしい灯りが映えるシンプルモダンなお住まいです。
洗面スペースには壁を活かしたニッチ収納を左右に設けています。
右側にはタオルや洗面用品をしまえる奥行きのあるタイプ、左側は小物やインテリアを飾れる浅めのタイプで、用途に合わせて使い分けられるのが特徴です。
清潔感とおしゃれさを兼ね備えた仕上がりになっています。
ニッチのある家づくりでよくある質問
ニッチはおしゃれさと便利さが魅力ですが、実際に取り入れる際には気になる点が多いのも特徴です。
DIYで作れるのか、安全面に問題はないのか、新築で失敗しやすいポイントはどこかなど、事前に知っておくと安心できます。
ここでは、ニッチについてよくある質問を分かりやすく解説します。
ニッチをDIYする場合の注意点は?
ニッチをDIYする場合の注意点は、「自分でやらないこと」です。
壁の内部には耐力壁や配管、電気配線があり、誤って壊すと家の強度や安全性に関わる大きなトラブルにつながります。
専門知識がないまま作業すると仕上がりも不自然になりやすいため、施工会社に依頼するのが安心です。
ニッチを設けると壁が薄くなるのはなぜですか?
ニッチは壁をくぼませてつくるため、元の構造より厚みが減るリスクは避けられません。
構造に影響がない範囲で施工されますが、断熱材や防音材を削る必要性が生じる場合、性能が弱まる可能性があります。
設計段階で場所やサイズを検討し、必要に応じて補強や代替案を施工会社に相談することが大切です。
新築でニッチを取り入れたときの後悔や失敗例は?
新築でニッチを取り入れた人の中には「思ったより使わなかった」「掃除が面倒だった」と感じるケースがあります。
デザイン性ばかりを優先すると実用性が伴わず、配置を誤れば動線の邪魔になります。
自分の暮らしにニッチが必要かどうかを含めて家づくりを検討することが、後悔や失敗を防ぐポイントです。
千葉・茨城でおしゃれなニッチの家づくりをお考えならクレアカーサへ相談を
おしゃれで実用的なニッチのある家は、実績と経験が豊富な工務店選びが欠かせません。
茨城や千葉で、ニッチのある家づくりを検討されている方は、クレアカーサにご相談ください。
見た目はもちろん、機能性や実用性を兼ね備えた家づくりを提案します。
クレアカーサが、「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインをコンセプトに、理想のマイホームづくりをお手伝いいたします。
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