ジャパンディスタイルの家とは|注目される理由とおすすめ施工事例3選
ジャパンディスタイルの家は、日本独自の建築技術と北欧テイストの「いいとこ取り」をした住まいです。
和の落ち着きと北欧のシンプルさが融合し、飽きのこないデザインと使いやすさで注目を集めています。
そこで当記事では、ジャパンディスタイルの家が注目されている理由や特徴とあわせて、家づくりのコツを解説します。
また、おすすめ施工事例や注意点も紹介しますので、家づくりのヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
● ジャパンディスタイルの家の魅力と特徴をわかりやすく解説いたします。
● ジャパンディスタイルの家の施工事例や注意点も紹介するので、家づくりの参考にしてください。
● クレアカーサは、茨城県で「敷地の条件・予算の条件・家族の条件」全てを実現できる快適&省エネな、ジャパンディスタイルの家づくりを行っています。
施工事例
目次
ジャパンディスタイルの家とは|注目される3つの理由
ジャパンディスタイルは、日本の落ち着きある「和」の要素と北欧の温かみを組み合わせた新しい住まいの形です。
北欧と日本の融合から生まれたこのスタイルは、日本の住宅に取り入れることで独自の進化を遂げています。
ここでは、注目を集める3つの理由をわかりやすく解説します。
①和と北欧の美意識の融合スタイル
ジャパンディスタイルの家が注目されたひとつ目の理由は、日本の伝統と北欧のデザインを組み合わせた住まいの形です。
畳をリビングに取り入れつつ、北欧らしい直線的なソファを配置すると、落ち着きと機能性を同時に感じられます。
また、障子越しの柔らかな光と、ペンダントライトのすっきりした明かりを合わせれば、空間に温かみと洗練さを添えられます。
和と北欧の対比を活かすことで、暮らしに調和とスタイルをもたらすのがジャパンディスタイルの家の魅力です。
②注目のきっかけは新型コロナ
ジャパンディスタイルの家が注目された理由のふたつ目が、新型コロナによるステイホームの流れです。
不要不急の外出が制限され、暮らしのすべてを家の中で完結させる必要が出てきました。
食事や休息はもちろん、仕事も同じ空間で過ごす工夫として求められたのは、落ち着きと機能性を両立できるデザインです。
ジャパンディスタイルの家は、ステイホームのニーズに合ったスタイルとして広がったと言えます。
③流行に左右されないデザイン
ジャパンディスタイルの家が支持されるみっつ目の理由として、流行に左右されにくいデザイン性があります。
派手な装飾や強い色を使わず、木の質感にグレーやベージュ、ホワイトを組み合わせるため、長く住んでも飽きにくいのが特徴です。
一時的な流行を追いかけて数年で使いにくさを感じるよりも、落ち着いた色合いを選ぶ方が長期的に暮らしやすく、安心感を保てます。
ジャパンディスタイルの家の特徴
ジャパンディスタイルの家は、素材や色合い、家具の配置にまで特徴があります。
自然素材を取り入れた落ち着いた空間づくりが基本で、シンプルさの中に温かみを感じられる点が魅力です。
以下では、代表的な特徴を具体的に紹介します。
「わびさび」を大切にした空白美
ジャパンディスタイルの家は、派手さを避けて静けさや余白を楽しむ日本の美意識「わびさび」を大切にしています。
家具を置きすぎず余白を残すことで、空間全体に落ち着きが生まれるのが特徴です。
大型家具は設置せず、収納や装飾を最小限に抑えれば余白が際立ち、暮らしの中に心地良いゆとりが広がります。
無駄を省いた空間は精神的な落ち着きをもたらし、住む人に安らぎを与えてくれます。
天然木や和紙などの自然素材を取り入れる
天然木や和紙など自然素材を多く取り入れた家づくりも、ジャパンディスタイルの特徴です。
床に自然素材の無垢材を取り入れることで、裸足で歩いたときの温かみややわらかさを実感でき、小さなお子さまが転んでもケガをしにくい安心感があります。
さらに、床と同じ無垢材を家具に取り入れれば空間に統一感が生まれる点も、自然素材ならではの魅力です。
和紙を使った照明や障子を加えれば、光がやわらかく広がり、室内に落ち着きとやさしい雰囲気を作り出します。
グレーやベージュなどニュートラルカラーの配色
家全体をグレーやベージュなど、ニュートラルカラーの配色でまとめるのがジャパンディスタイルの基本とされています。
床材として選ばれることが多いオークやナラなどの無垢材は、明るいベージュ系の色合いが特徴です。
ソファやラグをグレーで統一すれば空間が引き締まり、照明の枠に黒を少し取り入れるとバランスよく映えます。
過度に色を使わないからこそ、住む人の暮らしになじみやすく、長く心地よさを感じられる配色と言えます。
背の低い家具で統一する
ジャパンディスタイルの家では、家具の高さを抑えて空間を整えるのが特徴です。
収納やテレビボードをロータイプにすると、視線が抜けて部屋全体が広く感じられます。
寝室では、腰かけたときに床に足が届く高さのベッドを選ぶと、床との一体感が生まれ、落ち着きのある穏やかな雰囲気が広がります。
全体を低めの家具で統一することで、開放感と落ち着きを兼ね備えた住まいづくりが可能です。
照明で優しい光と奥行きを演出する
照明の使い方も、ジャパンディスタイルの家にとって大切な要素です。
和紙を使ったランプや障子越しの灯りは、光をやわらかく広げて空間に温かみを加えます。
さらに、壁や天井の隙間から光がにじむ間接照明を取り入れると、陰影が深まり、奥行きのある雰囲気に仕上がるため効果的です。
ペンダントライトやフロアライトと組み合わせることで柔らかな光と影のコントラストが調和し、落ち着きと洗練を感じられる空間が生まれます。
間取り別|ジャパンディスタイルの家づくりのコツ
「「うち」と「そと」が繋がる、アウトドアリビングのある住まい」
ジャパンディスタイルの家を実現するには、空間ごとの工夫が欠かせません。
外観から寝室まで、それぞれに合った取り入れ方を意識すると、全体に統一感が生まれます。
ここでは間取り別に、ジャパンディスタイルらしさを活かすコツを紹介します。
外観|木とグレーを基調にしたミニマムデザイン
ジャパンディスタイルの家は、長く生活する空間だからこそ、外観にもシンプルで飽きないデザインが重要です。
木の質感を生かした外壁や軒天(軒の裏側)にグレーを合わせると、自然素材の温かみとモダンな印象が調和します。
余計な装飾を加えず、直線的なデザインでまとめることで、派手さはなくても、ミニマムながら存在感のある外観に仕上がります。
LDK|畳スペースを取り入れて落ち着きを演出
LDKに畳スペースを取り入れることで、ジャパンディスタイルならではの落ち着いた空間演出が可能です。
畳は、床に直接座れる、横になれるなど、日本人にとって昔から親しまれてきた素材そのものの良さを、あらためて実感できます。
さらに木製家具や北欧テイストのソファ・テーブルなどとも自然に調和し、空間をゆるやかに分ける役割も果たします。
暮らしに馴染み深い畳を工夫した伝統とモダンの共存も、ジャパンディスタイルの大きな魅力です。
キッチン|パントリーを活用したシンプル収納
ジャパンディスタイルの家では、キッチンをすっきりと保ち、生活感をなくす工夫が欠かせません。
パントリーに鍋や調理器具、食品をまとめて収めれば、生活感が表に出にくくなります。
また、作業台や壁面に物を置かないことが、木の素材やニュートラルカラーを際立たせるコツです。
見せる器や小物だけを置けば、シンプルさの中に温かみが感じられるキッチンになります。
浴室・洗面台・トイレ|機能性とデザイン性を両立
生活感が出やすい浴室・洗面台・トイレこそ、ジャパンディスタイルならではの丁寧に整える工夫が求められます。
白やグレーを基調にした直線的なデザインは和の落ち着きを感じさせ、扉付き収納で余白をつくる考えも日本らしい特徴です。
木目のカウンターや柔らかな照明を取り入れると、北欧の温かみが加わり、空間が心地よく仕上がります。
さらに落ち着いた大理石調をアクセントにすると、和と北欧が調和したジャパンディスタイルらしい水回りが完成します。
和室|畳のデザインでモダンにアレンジ
ジャパンディスタイルの和室は、従来の雰囲気にとどまらず、モダンに仕上げる工夫が必要です。
近年の畳は従来の緑だけでなく、グレーやベージュなど色の種類も豊富で、北欧風のインテリアとの相性も抜群です。
畳を市松模様に敷き方を変えるだけでも、視覚的なリズムが生まれて洗練された印象になります。
さらに、障子や襖を直線的なデザインに整えれば、和と北欧が自然に調和したモダンな和室が生まれます。
寝室|家具を置きすぎない
一日の疲れを癒やす寝室は、家具を必要以上に置かないことでジャパンディスタイルらしい静けさが際立ちます。
必要最低限の家具で空間に余白を残し、心を落ち着かせる工夫は、日本の「わびさび」に通じる考えのひとつです。
木のベッドフレームやリネン素材を使った寝具を合わせ、装飾を抑えたグレーやベージュなどニュートラルカラーでまとめると、北欧らしい温かみが加わり、やすらぎを感じられる空間になります。
ジャパンディスタイルの家|おすすめ施工事例3選
ここからは、クレアカーサが手掛けたジャパンディスタイルの家を紹介します。
外観や間取りのタイプ別にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
①照明と格子で奥行きを生むジャパンディリビング
青空と緑に映えるネイビーに木目を合わせた外観は、シンプルで洗練されたジャパンディスタイルらしい落ち着きのある住まいです。
室内はダウンライトやペンダント照明がやわらかな陰影を生み出し、格子の間仕切りや小上がりの畳コーナーが空間に奥行きを加えます。
洗面室は白を基調に収納棚をたっぷり設け、すっきりとした機能美を実現しました。
和の静けさと北欧の温もりを融合させたジャパンディスタイルが、ご家族に心地良い時間をもたらします。
②無駄を省いた設計で心地よさを育むジャパンディの家
チャコールメタリック×グレー×木目の外観は、クールさの中に温もりを感じさせる、ジャパンディスタイルらしい平屋住宅です。
大きな窓から光が注ぐリビングは、縦に広がりを持たせて開放感を高め、小上がりの和室がご家族のくつろぎや客間として活躍します。
グレーを基調としたキッチンは空間全体と調和し、シンプルで洗練された雰囲気を生み出します。
③小上がり和室で広がるくつろぎのジャパンディ空間
深みのあるチャコールメタリックに木目を組み合わせた外観は、重厚感の中にやさしさを添え、ジャパンディスタイルらしい上品さを感じさせます。
玄関横の小上がり和室はお子さまのお昼寝や来客時の客間として活躍し、日本の暮らしに北欧の明るさを融合させています。
寝室はグレーのアクセントと縦窓からの光が調和し、無駄を省いた設計が美しいジャパンディスタイルの家です。
施工事例:リビングにフリースペースのあるシック&モダンスタイルの平屋
ジャパンディスタイルの家づくりの注意点
「「うち」と「そと」が繋がる、アウトドアリビングのある住まい」
ジャパンディスタイルの家は、和と北欧の魅力を融合させたバランスが特徴ですが、取り入れ方を誤ると、せっかくの落ち着いた雰囲気が損なわれてしまいます。
ここでは家づくりの際に意識しておきたい注意点を紹介します。
過剰な装飾は避ける
ジャパンディスタイルの家づくりでは、飾り立てすぎないことが大切です。
壁や家具に派手な装飾を加えると、せっかくの静けさや余白の美しさが失われてしまいます。
和のシンプルさと北欧のミニマルデザインは、どちらも根底にあるのが「引き算」です。
自然素材や落ち着いた色合いをそのまま活かし、飾らなくても調和のとれた上品な空間が生まれます。
黒が主張しすぎないようにする
空間に黒を取り入れると、全体が引き締まり洗練されたジャパンディスタイルならではの印象になります。
しかし、大きな面積で多用すると重さが際立ち、和の静けさや北欧の柔らかさが損なわれるため注意が必要です。
照明やテーブルの脚、収納の取っ手など、アクセントとして控えめに使うのが理想です。
落ち着いた木の質感やニュートラルカラーに黒を少し加えることで、バランスの良い上品な空間が完成します。
和の要素を入れすぎない
ジャパンディスタイルは、和の要素を強調しすぎると従来の和室のようになり、モダンな印象が薄れてしまいます。
畳や障子、木材は大切な要素でありつつも、アクセント程度にとどめるのが理想です。
畳を一部に敷き、周囲をニュートラルカラーで整えると、和の落ち着きと北欧のシンプルさが共存します。
調和のとれたジャパンディらしい空間は、引き算の意識が重要です。
背の高い家具は避ける
ジャパンディスタイルの家づくりでは、余白と開放感を大切にするため、背の高い家具を置きすぎないことが重要です。
大きな収納棚やクローゼットを並べると圧迫感が生まれ、落ち着いた雰囲気が損なわれてしまいます。
代わりにロータイプの家具や造作収納を設けると、視線が水平に抜けて広がりを感じやすくなります。
低めの家具を中心に、グレーやベージュのニュートラルカラーを取り入れれば、和の落ち着きと北欧の温かみが調和したジャパンディスタイルらしさの実現が可能です。
ジャパンディスタイルの家づくり|よくある質問
ジャパンディスタイルの家は注目されている反面、和モダンとの違いやインテリアの選び方など、疑問を持たれることも多いテーマです。
ここでは実際によくある質問を取り上げ、家づくりを検討する際の参考になるよう分かりやすく解説します。
ジャパンディスタイルと和モダンの違いは何ですか
ジャパンディスタイルは、自然素材や余白の美しさを大切にした「わびさび」と、北欧らしい温かみのある配色や機能性を組み合わせたスタイルです。
和モダンは、日本の伝統的な和風建築をベースに、現代的なデザインや素材を取り入れた特徴があります。
さらに、日本の生活に根付いた畳や障子など和の要素を前面に残しながら、直線的でモダンな意匠を加える点が特徴です。
ジャパンディスタイルは「北欧の要素が強く入った和のミックス」、和モダンは「和を主軸にモダンを添えたスタイル」が主な違いと言えます。
ジャパンディスタイルにおすすめなインテリア小物は
ジャパンディスタイルに合うインテリア小物は、素朴な質感を活かした自然素材がおすすめです。
和の静けさと北欧のナチュラル感を取り入れやすい以下のようなアイテムを選ぶと、空間にまとまりが生まれます。
● 花瓶に生けて季節を楽しむ「枝物」
● 本格的な和の雰囲気を演出「盆栽」
● 日本の生活文化に根付いた素材「竹・籐製のバスケット」
● 柔らかな灯りを広げる「和紙の照明」
● 自然素材と相性が良い「陶器の花瓶」
小物を派手に飾るのではなく、余白を活かして少しずつ取り入れるのがジャパンディらしさです。
注文住宅でもジャパンディスタイルの家は作れますか
注文住宅は自由度が高いため、ジャパンディスタイルとの相性は抜群です。
外観のデザインや間取りはもちろん、床や壁材、照明まで自分の好みに合わせて選べるので、和と北欧をバランスよく取り入れられます。
自然素材の床や障子風の建具に北欧テイストの家具を組み合わせれば、落ち着きと温かみを両立した空間が実現します。
プロと一緒にプランをつくることで、暮らしやすさとデザイン性を兼ね備えた住まいに仕上げられるのも注文住宅ならではの魅力です。
千葉・茨城でジャパンディスタイルの家づくりをお考えならクレアカーサへ相談を
「夕暮れに浮かぶ美しいフォルム 自分たちサイズのデザイン住宅」
ジャパンディスタイルの家づくりは、「わびさび」を取り入れた空間美と北欧テイストの引き算が印象を大きく左右します。
シンプルで住みやすい家づくりは、経験と実績が豊富な工務店選びが欠かせません。
茨城や千葉でジャパンディスタイルの家づくりを検討されている方は、クレアカーサにご相談ください。
住まいにあったインテリアはもちろん、快適性も重視した空間づくりを提案します。
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