【施工事例付き】ロフトのデメリットとは|後悔しない家づくりの対策とおすすめポイント
ロフトのある家は空間に遊び心があり、注文住宅の中でも人気の間取りです。
しかし、実際に暮らすと「暑い」「使いにくい」と感じるケースも少なくありません。
そこで本記事では、使いやすいロフトのある家づくりを実現するために、デメリットを詳しく解説します。
クレアカーサが手掛けたロフトのある家の施工事例と合わせて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
● 暮らしやすいロフトのある家づくりを実現するために、デメリットを詳しく解説します。
● デメリットや注意点を理解したうえで、対策と施工事例も紹介するので、家づくりの参考にしてください。
● クレアカーサは、茨城県で「敷地の条件・予算の条件・家族の条件」全てを実現できる快適&省エネな、ロフトのある家づくりを行っています。
目次
ロフト付き物件とは
ロフト付き物件は、限られた面積の中でおしゃれな空間が作れる、中2階のようなスペースがある住まいのことです。
新築はもちろんリフォームでも人気のあるロフトについて、詳しく解説します。
中2階のようなスペース
ロフトは部屋の一部を上下に分けた、中2階のようなスペースです。
天井の高さが1.4メートル以内と決まっているため、収納スペースや寝室に使用されるケースが多くあります。
また、固定階段やはしごで出入りするため、秘密基地のような雰囲気が子ども部屋としても人気です。
建築基準法での定義は「小屋裏物置等」
ロフトは、建築基準法の第85条で「小屋裏物置等」に該当し、以下のような制限があります。
● 天井は1.4メートル以下
● 床面積はすぐ下の階の床面積の1/2未満
● はしごや階段などの昇降設備は地域によって異なる場合がある
この条件にあてはまるスペースは「物置」としての扱いとなり、「居室」としてカウントされません。
参照:建築基準法
▶︎おすすめコラム:平屋の間取りにロフトをプラス|30坪台の実例、固定階段設置のルールなど紹介
ロフトのある家づくり|デメリット・注意点
おしゃれで人気の高いロフトのある家ですが、住み始めて不便を感じて後悔してしまうケースも珍しくありません。
ここでは、ロフトのある家づくりにありがちな、デメリットや注意点を解説します。
夏は暑く冬は寒くなりやすい
ロフトの多くは屋根に近い位置に設置するため、夏は暑く、冬は寒くなりやすいという特徴があります。
特に夏は、太陽光によって屋根で熱せられた空気が室内に伝わりやすいため、ロフト内の温度が上がりがちです。
また、ロフトはエアコンよりも高い位置にあることが多く、冷たい空気が届きにくいため、熱がこもりやすくなります。
さらに、冬は屋根と天井が外気の影響を受けやすくなるため、室温が下がりやすいというデメリットもあります。
天井が低いため体に負担がかかる
ロフトの天井は1.4メートル以下と決められているため、腰をかがめて移動しなければいけません。
腰をかがめた姿勢で移動するため、腰痛の恐れや立ち上がった弾みで低い天井に頭をぶつけてしまう可能性もあります。
体への負担を軽減させるため、ロフト内の移動が少ない用途にする、作り付けの家具を設計に盛り込むなど工夫が必要です。
落下やケガの恐れがある
ロフトは高い位置にあるため、落下によるケガの恐れがあります。
小さなお子さまや高齢者がいる家庭は、とくに安全対策は欠かせません。
また、はしごから足を踏み外してしまう可能性もあります。
落下防止の柵の設置や、はしごの素材や角度など、危険を回避する対策が必要です。
移動の上り下りが大変
ロフトの移動は、はしごや急な階段を利用するため、頻繁に使う場合は上り下りが大変になる場合があります。
寝室として利用するなら、ロフトへの移動は毎日発生します。
物置として使用するなら、荷物で片手がふさがった状態で移動するケースも考慮しなければいけません。
移動のストレスでロフトを使わなくなるケースもあるため、はしごや固定階段の使いやすさも検討する必要があります。
自治体によってロフトのルールが異なる
ロフトのある家づくりは、自治体によってルールが異なるので注意が必要です。
建築基準法におけるロフトは、居室として取り扱わないことが条件とされています。
茨城県の場合は建築基準法に基づいていますが、はしごや階段の設置条件や床面積の計算方法など、自治体独自のルールを設けているケースもあります。
ロフトのある家づくり|デメリットの対策方法
ロフトのある家づくりは、暑さ・寒さ・移動の不便さなどのデメリットがありますが、事前の対策を行うと快適な住まいの実現が可能です。
後悔しないための対策例を以下で紹介します。
断熱性能にこだわる
ロフトの暑さ・寒さのデメリット対策として、天井の断熱性能の強化がおすすめです。
断熱性能は寒さ対策のイメージがありますが、夏の熱気を室内に入れない役割もあるので、一年を通して快適に過ごせます。
また、エアコンを効率よく使うため、天井にシーリングファンの設置も有効です。
空気が上手に流れる環境が整うと、断熱性能もより発揮されるため、光熱費の節約につながります。
ロフトの使い方を明確にする
ロフトは天井が低くかがんだ姿勢で使うため、使い方を明確にする必要があります。
収納スペースとして利用するなら、棚や引き出しをあらかじめ設置すると便利です。
また、寝室として使用するならマットレスのサイズにあわせて、ベッドを作り付けにすると搬入の手間が省けます。
目的があいまいなままだと使いにくさを感じてしまい、こだわって作ったロフトも活用されず、もったいない結果になってしまいます。
柵の設置やはしごの素材を工夫する
ロフトははしごや階段で上り下りをするため、安全面の配慮が必要です。
寝室で使用する場合は、寝起きや夜間の移動で落下しないよう、手すりや柵をつけることをおすすめします。
また、荷物がある場合は片手がふさがってしまう場合もあるので、滑りにくい素材で安定感のあるものを選ぶと家族全員が安心して使えます。
お子さまや高齢の方が使う場合は、踏み板を広くして角度を緩やかにすると安心です。
ロフトの実績が豊富なハウスメーカーに相談する
理想のロフトを実現するには、実績が豊富なハウスメーカーに相談するのがいちばんの近道です。
家づくりの中でもロフトの設計は、天井の高さや広さ、はしごや階段のタイプなど、さまざまな要素を取り入れる必要があります。
また、建てようとしている地域によってロフトの条件が異なる場合もあるため、正しい知識の有無もハウスメーカー選びにとってポイントです重要ポイントです。
▶︎おすすめコラム:畳コーナーのおしゃれな間取り事例|メリットやデメリット解説
ロフトのメリットやおすすめポイント
ここまでロフトのデメリットや注意点を紹介してきましたが、間取りの自由さや建築コストが抑えられるなどメリットも多くあります。
ここではメリットやおすすめポイントについて紹介します。
空間にアクセントが生まれる
ロフトがあると、天井の高低差により奥行きが加わるため、空間にアクセントを生むことが可能です。
一般的な間取りでは出せない遊び心や開放感がプラスされ、デザイン面でも高い満足度が期待できます。
また、天井の高さや照明の配置を工夫すると、ロフトそのものが空間を引き立てるアクセントになります。
用途が幅広い
ロフトは収納、寝室、ワークスペースなど幅広い用途に利用可能です。
秘密基地のような雰囲気もあるため、子ども部屋としても高い人気があります。
ロフトは暮らし方やライフステージの変化に合わせて自由に役割を変えられるため、柔軟性が高く長期間に渡って活用できる便利なスペースです。
建築費を抑えて床面積を増やせる
ロフトは建築基準法で「小屋裏物置等」つまり、物置とみなされるため、延床面積に含まれず建築費を抑えながら広くすることが可能です。
延床面積が小さく抑えられると、付随する構造や基礎、外壁などにかかるコストが減り、建築費全体を下げやすくなります。
建築基準法上、ロフトの広さは下の階の1/2までとされています。
そのため、20畳のリビングの場合、建築費を抑えながら最大10畳分の空間の確保が可能です。
固定資産税が抑えられる
ロフトは建築基準法上、居室ではなく物置として扱われるため、固定資産税が抑えられる可能性があります。
居室として扱わないため、ロフトは床面積に含まれません。
そのため、広さと節税を求めたい方にとって選択肢のひとつとしておすすめです。
▶︎おすすめコラム:リビング階段の間取り事例5選|吹き抜けあり・なしで選ぶ
ロフトのある家|おすすめ施工事例3選
ここからは、クレアカーサが手掛けたロフトのある家の施工事例を紹介します。
ロフトの使い方とあわせて、家づくりの参考にしてください。
ロフト新築事例①:光と高さが広がる間取り
間取り図
壁で囲まれていながらも圧迫感がなく、開放的なロフトです。
勾配天井に設置されたロフトのため、リビングに光を取り入れる工夫もされています。
そのため、家全体が明るくなり快適な住まいが実現しました。
ロフト新築事例②:間接照明が映えるワークスペース
間取り図
勾配天井を活かしたロフトに、ワークスペースを設けた新築住宅です。
こだわりの家具と横に大きく設置した窓、さらにセンス良く配置された照明で統一感があり、明るく開放感があります。
住まいとメリハリのついた空間で、家族の気配を感じながら作業に集中できるロフトです。
ロフト新築事例③:趣味仲間が集う快適な暮らし
間取り図
セカンドライフを楽しむために建てられたロフトのある平屋です。
ゴルフや釣り、自転車など趣味を楽しむ仲間が宿泊できるように設けたロフトは、4分割して使える設計になっています。
エアコンも完備され、快適に過ごせる空間です。
茨城・千葉で理想的なロフトのある家づくりをお考えならクレアカーサへ相談を
ロフトのある家づくりは、デメリットを理解したうえで用途を明確にし、断熱性能や安全性の配慮も忘れてはいけません。
さらに、ロフトは建築基準法のほかに、自治体ごとのルールも異なるため、実績と経験のあるハウスメーカー選びが必要です。
茨城や千葉で理想のロフトのある家を検討されている方は、経験と実績が豊富なクレアカーサにご相談ください。
暮らしやすさとデザイン性、さらに性能を兼ね備えたロフトのある家づくりをお手伝いします。
クレアカーサが、「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインをコンセプトに、理想のマイホームづくりをお手伝いいたします。
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