畳コーナーのおしゃれな間取り事例|メリットやデメリット解説
最近では和室を作らない間取りが増えていますが、「畳コーナー」といった形で取り入れる形式は人気です。
そこで本記事では、畳コーナーの具体的な間取り事例や計画のポイントについてご紹介します。
メリットやデメリットを合わせてチェックすることで、間取り計画に役立ててみてください。
コラムのポイント
- ● 畳コーナーの計画ポイントをチェックしましょう。
- ● 実際の間取り事例を見ることで、ご自宅の間取りに活用できます。
- ● クレアカーサは、茨城県で「敷地の条件・予算の条件・家族の条件」全てを実現できる快適&省エネな家づくりを行っています。
目次
畳コーナーとは
「リビングにフリースペースのあるシック&モダンスタイルの平屋」
「畳コーナー」とは、住宅の一角に設けられた畳敷きのスペースのことを指します。
全体ではなく部屋の一部として畳を敷くことで、少ないスペースで和の雰囲気を楽しんだり、リラックススペースとして利用したりできるのが特徴です。
畳コーナーは和モダンなインテリアデザインとして人気で、和室ほど広いスペースを必要としないため、近年の住宅事情にも合った設計として多く取り入れられています。
日本の伝統的な暮らしの要素を取り入れたい方には、特におすすめです。
畳コーナーのあるおしゃれな間取り事例
ここでは、畳コーナーのある具体的な間取り事例についてご紹介します。
畳コーナーの広さ別にまとめているので、ご自宅の広さやライフスタイルに合わせて参考にしてみてください。
【3畳+4.5畳】旅館のようにおしゃれな畳コーナー
こちらの間取り事例は、畳コーナーの横に和室も設けられているのが特徴です。
和室には間仕切りが設けられているので、来客時などに必要に応じて区切って使えます。
【4.5畳】リビングとつながる小上がり畳コーナー
小上がりの和室は、段差があることで空間の区切りが明確になります。
こちらの間取りではリビングダイニングが比較的モダンな雰囲気なので、あえて小上がりにすることで空間全体がすっきりとまとまっています。
【4.5畳】客間にぴったりの畳コーナー
また玄関と隣接しているためアクセスが良く、客間としても便利です。
畳コーナーの種類
ここでは、畳コーナーの主な種類についてご紹介します。
段差の有無によって大きく2種類に分けられるため、ご自宅の間取りや好みに応じて選んでみましょう。
小上がり
小上がりの畳コーナーは、床よりも少し高い位置に畳スペースを設けたスタイルです。
一般的に20~40cmほど床から上がった位置に畳を敷くため、空間に立体感が生まれます。
この段差によりスペースを「ゆるく区切る」効果が期待できるため、リビングやダイニングの一部を畳コーナーにしたい場合に適しています。
また小上がりの下部分を収納スペースとして活用できるのも、大きなメリットです。
そして小上がりの段差に腰掛けることもできるため、簡易的な椅子としても機能します。
フラット
フラットの畳コーナーは、床と同じ高さで畳を敷くタイプを指します。
部屋の中に段差がないため広がりが感じられ、全体が一体感のある空間になります。
バリアフリーなので、小さなお子さまや高齢の家族がいる家庭でも安全に利用できるのがメリットです。
また段差のないフラットなデザインは掃除もしやすく、お掃除ロボットも問題なく使えます。
最近ではフローリングと馴染むデザインの畳も登場しているため、洋風のインテリアとも相性が良いです。
畳コーナーのメリット
ここでは、畳コーナーのある間取りのメリットについてご紹介します。
和モダンな雰囲気になる
畳は日本の伝統的な素材であり、空間に独特の温もりと落ち着きを加えてくれます。
そのため一般的なリビングやダイニングに畳コーナーを設けることで、部屋全体にアクセントが生まれて洗練された和のテイストを楽しめます。
和モダンな空間があることで、自宅に一段と特別な雰囲気が生まれ、日々の暮らしに日本の伝統を感じられるのも大きな魅力です。
個室にすることも可能
畳コーナーは、仕切りやカーテンなどを使うことで簡易的な個室に変えることもできます。
例えばリビングに設けた畳コーナーにロールスクリーンや間仕切りを設置することで、個室のようなプライベートな空間にすることが可能です。
仕事や勉強などに集中したいときや、お客様が泊まる際の臨時の寝室としても活用できます。
また畳コーナーを個室風に仕上げることで、静かな場所で休憩したり作業に集中したりできるため、使い勝手が広がります。
子育て世帯に便利
畳は柔らかくクッション性があるため、赤ちゃんや小さなお子さまが転んでも怪我をしにくい素材です。
そのためリビングの一角に畳コーナーを設けておけば、遊び場やお昼寝スペースとして活用できます。
さらに小上がりの畳コーナーであれば下に収納スペースを設けることができ、おもちゃや絵本、子育て用品の収納にも便利です。
畳コーナーのデメリット・注意点
ここでは、畳コーナーでよくあるデメリットや注意点についてご紹介します。
事前にポイントを知っておくことで、新築計画での後悔を防ぎましょう。
結局使わなくなる場合がある
畳コーナーは、最初は魅力的に見えても、設置後に思ったほど活用しないケースもあります。
また畳コーナーは一度設置すると容易に変更できないため、ライフスタイルの変化によって使いづらく感じることも多いです。
例えばお子さまが成長して遊び場として使わなくなったり、客間として使う機会が減ると、畳スペースが単なる空きスペースになってしまいます。
そのため畳コーナーを設置する際は、長期的にどのように利用するかをイメージしてリビング全体の活用方法と一致するかを確認することが大切です。
小上がりはロボット掃除機に不向き
ロボット掃除機は小上がり部分には登れないため、畳コーナーの掃除が行き届かなくなってしまいます。
そのためロボット掃除機を日常的に使用している家庭にとっては、段差のないフラットな畳コーナーの方が利便性が高い場合が多いです。
小上がりにする場合は、畳の手入れをどのようにするかを検討して掃除道具の使い分けを考えておきましょう。
リビングの雰囲気と合わなかった
モダンで洋風なリビング空間に伝統的な畳を取り入れると、空間全体がアンバランスに見えてしまうことがあります。
そのため場合によっては、インテリアの調和が損なわれてしまう可能性もあります。
そのため洋風のインテリアがメインの場合には、和紙畳やカラーバリエーションのある畳を使う等の工夫を行いましょう。
畳コーナーのデザインと全体の統一感を事前に検討することが、満足度の高い空間を作るために重要です。
茨城・千葉で理想のコンセプトを実現したい方はクレアカーサへ相談を
畳コーナーはリラックスするための空間として人気で、和室よりも気軽に取り入れられます。
本記事でご紹介した間取り事例や注意ポイントを参考に、ぜひ新築計画を立ててみてください。
もし間取りでお悩みの場合には、お気軽にプロに相談してみましょう。
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