2階リビングでよくあるデメリットと解決策|おすすめなケースとは
リビングは1階に設けられることが多いですが、最近では「2階リビング」の間取りも人気が高まっています。
しかし「デメリットは無いの?」という不安の声もよく聞かれるため、本記事ではデメリットや解決策について詳しくご紹介していきます。
これから新築をお考えの方は、ぜひ間取り計画に役立ててみてください。
コラムのポイント
- ● 2階リビングの計画ポイントをチェックしましょう。
- ●実際の間取り事例を見ることで、2階リビングをイメージしやすくなります。
- ● クレアカーサは、茨城県で「敷地の条件・予算の条件・家族の条件」全てを実現できる快適&省エネな家づくりを行っています。
目次
2階リビングが人気
最近「2階リビング」を取り入れる住宅が増えています。
2階リビングは1階よりも日当たりが良く、風通しも良いのがメリットです。
住宅が密集しているエリアや周囲に建物が多い場合でも、2階なら光が入りやすく明るい空間を確保しやすくなります。
また、2階からの景色を楽しめるのもメリットです。
周囲に自然や街並みが見える場合、2階リビングなら景色を楽しめて開放感が増します。
2階リビングがおすすめなケース
ここでは、2階リビングの間取りがおすすめなケースについてご紹介します。
「2階リビングが気になっているけれど、自分たちに合っているか分からない」という場合には、ぜひ参考にしてみてください。
近隣住宅との距離が近い
隣家が接近していると、1階のリビングでは窓からの光が十分に入らず、日中でも暗くなりがちです。
しかしリビングを2階に配置することで建物間の圧迫感から解放され、自然光が届きやすくなります。
光が差し込む明るい空間は居心地の良さを高め、家族の交流が自然と増える効果も期待できます。
さらに隣家や道路からの視線も避けられるため、プライバシーが確保でき、カーテンを開けたままでも気兼ねなくくつろげるのが魅力です。
都会の住宅地など、周囲に建物が密集している環境では特におすすめです。
また広い視野を確保しやすくなるため窮屈な印象を軽減し、開放感のある住空間を作りやすい点もメリットです。
防犯性を高めたい
1階リビングは窓や出入口が道路や通行人の目線と同じ高さになりやすく、侵入リスクが高まる場合があります。
特に人通りの多いエリアや夜間に暗くなる場所に面している場合には、防犯の観点からも2階リビングが適しています。
リビングが2階にあることで外からの目線が届きにくくなり、不審者の侵入リスクを抑えられるのです。
また万が一の侵入時にも、家族がくつろぐスペースと1階の出入口との距離が離れていることで、安全性が向上する場合もあります。
可能であれば防犯カメラやセンサーなどでセキュリティ対策を強化することで、家族が安心して過ごせる環境を作りやすくなります。
3階建て以上の住宅の場合
3階建て住宅では、階段を上り下りする機会が多くなってしまいます。
しかしリビングを2階に置くことで、日常的な移動の負担を軽減できる点がメリットです。
2階は採光や風通しの点でも優れ、家族が集まるリビングが明るく心地よい空間になります。
そのため建物の高さを有効に活用し、居住性と快適さのバランスが取れた住まいにしたい場合におすすめです。
2階リビングは後悔しやすいのか|デメリットと解決策
2階リビングは人気ですが、「やめておけばよかった…」と後悔する声も聞かれます。
そこで、よくある後悔や解決策についてご紹介します。
事前に注意点を知っておくことで、ご自宅の間取り計画に活かしてみましょう。
階段の昇り降りが大変
2階リビングでは上下階の昇り降りが増えるため、階段の上り下りが煩わしく感じられることが多いです。
具体的には買い物帰りの荷物運搬や、洗濯物を干すときに2階まで持ち運ぶ負担が増えます。
さらに小さなお子さまや高齢の家族がいる家庭では、負担が大きくなりがちです。
【解決策】ホームエレベーターを設置する
階段の負担を軽減するために、ホームエレベーターを設置するのは有効な手段です。
エレベーターがあれば重い荷物の持ち運びが楽になり、足腰への負担が軽減できます。
初期費用はかかるものの、暮らしやすさや将来的な使い勝手を考慮すると、長期的に見て便利な設備となります。
家族とコミュニケーションが取りにくくなる
2階リビングにすることで、家族が別の階で過ごす時間が増えるケースが多いです。
特に子ども部屋や寝室が1階にある場合、家族の顔を合わせる機会が減る可能性があります。
リビングに集まる機会が減ることで自然なコミュニケーションが取りにくくなり、家族間で孤立感が生じることもあります。
【解決策】リビング階段を導入する
リビング階段とは、廊下等を介さずリビングの内部に階段を配置する方法のことを指します。
家族がリビングを経由して移動することになるため、自然に顔を合わせる機会が増えるのがメリットです。
何気ない会話や接触のきっかけを生みやすくするため、コミュニケーションの促進に役立ちます。
夏場に熱がこもりやすい
2階リビングは1階よりも直射日光を受けやすく、夏場に熱がこもりやすい傾向があります。
特に窓が多く設けられている場合、室内の温度が上がりやすいのがデメリットです。
これによりエアコンの稼働率が高くなり、光熱費の負担が増える場合もあります。
【解決策】シーリングファンを設置する
シーリングファンとは、天井に設置する大型のファンのことを指します。
空気を強制的に循環させることで熱がこもるのを防ぎ、快適な温度に保ちやすくなるのです。
これによりエアコンの効率も向上し、冷暖房コストの削減にもつながります。
また冬場の暖かい空気も循環させられるため、1年を通して活用できます。
売却が難しい傾向がある
2階リビングは一般的な間取りとは異なり、独自性が強いと感じられる場合があります。
そのため売却の際に好みが分かれ、需要が低くなることがあるのがデメリットです。
特に高齢の家族がいる家庭には敬遠される場合が多く、物件価格が低く抑えられてしまうリスクが生じます。
【解決策】可変性のある間取りにしておく
売却時に対応できるよう、2階リビングを変更しやすい可変性のある間取りにしておくのがおすすめです。
具体的には1階部分だけでも生活が完結できるようにしたり、壁を取り外し可能な設計にしたりしておくことで、ライフスタイルに応じた使い方ができます。
これにより、売却時にも柔軟な対応が可能になります。
水回りの配置が難しい
2階リビングでは、キッチンやトイレ、お風呂などの水回りの配置が難しい場合があります。
特に配管や給排水システムの設計が複雑になり、施工コストが高くなる場合があるのです。
また配管の不具合が生じた場合、メンテナンス費用もかさむことが考えられます。
【解決策】上下階で位置を合わせる
2階リビングに限らず、上下階で水回りの位置を揃えると施工が比較的楽になることが多いです。
配管の距離が短くなると工事の難易度が下がり、コストも抑えやすくなります。
配管の効率が良くなるため、将来的なメンテナンスのしやすさも向上します。
2階リビングのおしゃれな間取り事例
ここでは、2階リビングの実際の間取りについてご紹介します。
具体的なイメージを見ることで、ご自宅の新築計画にお役立てください。
【73坪】眺望を楽しむ2階リビング
こちらの間取りは、2階に広いリビング・ダイニングを配置しているのが特徴です。
バルコニーともつながる大空間となっており、天気の良い日にはアウトドアリビングとしてまるでリゾートのような時間を過ごせます。
【38坪】シンプルでおしゃれな間取り
こちらは1階部分にキッチン以外の水回りをまとめて配置しているため、将来的にミニキッチンの増設リフォーム等を行えば1階だけで生活できます。
茨城・千葉で理想のコンセプトを実現したい方はクレアカーサへ相談を
2階リビングの注目度は高まっており、おしゃれで明るい空間にしたい場合におすすめです。
ただしライフスタイルや広さに応じた計画が必要なので、もし間取りでお悩みの場合にはお気軽にプロに相談してみましょう。
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