リビングワークスペースの間取りアイデア|机がいらない場合も
最近では在宅勤務が一般に広まってきており、自宅にワークスペースを設置する間取りが人気です。
特にポピュラーなのが、リビングに設置するパターンとなります。
そこで本記事では、リビングワークスペースの間取りのアイデアや注意点についてご紹介します。
新築の間取り計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
コラムのポイント
- ● リビングワークスペースの主な種類を把握しましょう。
- ● おすすめのレイアウト方法を、間取りに活かしましょう。
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目次
在宅勤務には「リビングワークスペース」がおすすめ
リビングにワークスペースを設けることで、家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。
仕事をしている間でも、家族と話したり子どもを見守ったりすることができ、リラックス効果が高まるという声もあります。
在宅勤務では人と接する機会が少ないですが、リビングで作業することで孤立感を軽減できるのです。
またリビングをワークスペースとして活用することで、限られた建築面積を最大限に活用できます。
書斎を設ける広さの余裕が無くても、リビングの一角を利用することで効率的に作業空間を確保することが可能です。
ライフスタイルや仕事のスタイルに合わせて、リビングでの作業スペースを設けるかどうかを決定しましょう。
リビングワークスペースの種類
ここではまず、リビングワークスペースの種類についてご紹介します。
大まかな種類を知っておくことで、ご自宅の広さや間取りに応じた計画を立ててみてください。
①間仕切りあり
リビングのワークスペースに間仕切りを使うことで、プライバシーが確保しやすくなります。
具体的には、スライディングドアやパーティションで仕切ると個室感が高くなります。
間仕切りを使うことで仕事と家庭生活を明確に分けられて、集中しやすい環境を作り出せます。
特に、家族がリビングで集まっている時に仕事に集中したい場合に便利です。
また間仕切りには様々なデザインがあるため、リビングのインテリアに合わせて選べます。
適切な間仕切りを選ぶことで、デザイン性と機能性を兼ね備えた空間を作り出しましょう。
②半個室
半個室は完全に独立しているわけではないため、柔軟に活用できるという特徴があります。
完全な閉鎖感はありませんが、一定のプライバシーを確保できるのがメリットです。
また半個室はリビングの一部を仕切るだけで済むため、限られた面積でも作業スペースを確保できます。
特に面積がコンパクトな間取りでは、リビングの一角を有効活用するのに適しています。
完全な壁やドアを設置しないため、コストの節約も可能です。
③オープンレイアウト
オープンレイアウトとは、リビングとの間に仕切りを設けないスタイルのことを指します。
ワークスペースが一体となっているため、部屋全体が広く感じられるのが特徴です。
狭い空間でも広がりを感じやすく、圧迫感が少なくなります。
またリビングと一体化しているため、家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。
そして設備の設置コストがほぼ掛からないため、最も導入しやすいワークスペースとも言えるでしょう。
ただし、集中力の維持やプライバシーの確保には工夫が必要です。
リビングワークスペースの間取り|どこにレイアウトする?
ここでは、リビングのワークスペースのレイアウト方法について詳しくご紹介します。
「どこにレイアウトすれば上手くいく?」と迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
①間仕切りあり
リビング横個室
リビング横のスペースに間仕切りを設けて個室にすることで、プライバシーを確保しやすくなります。
そのため、仕事に集中しやすい環境を作りたい場合におすすめです。
収納や家具の配置も比較的簡単で、無駄のない空間利用が可能です。
ただしある程度広いスペースが必要になるため、全体のバランスを考慮する必要があります。
②半個室
階段下スペース
最近ではリビングの内部に階段室を設ける「リビング階段」の間取りが人気です。
そこで階段下のデッドスペースをワークスペースにすることにより、限られた面積を有効活用できます。
特に狭い住宅や、スペースに余裕がない場合に役立ちます。
階段下は家庭が集まるメインの活動エリアから少し距離があるため、仕事に集中しやすいのもメリットです。
また階段下スペースは既存の空間を利用するため、新たに部屋を作るよりもコストが低く済む場合があります。
内装仕上げや設備の設置範囲も、比較的狭く済むことが多いです。ワークスペースを造り付けることで、ユニークで個性的な作業環境になります。
一般的には珍しい間取りですが、オリジナリティを重視する方におすすめです。
ただし階段下のスペースは天井が低かったり形状が不規則だったりするため、デスクや椅子の配置に制約がある場合があります。
十分な作業スペースが確保できるかどうか、事前に確認することが必要です。
さらに窓からの自然光が届きにくいので、適切な照明を設置しましょう。
ニッチスペース
ニッチスペースとは、小さな隙間や余った空間を利用して作られたスペースのことを指します。
狭い空間のため通常はデッドスペースとして見過ごされがちですが、ワークスペースとして活用できる場合もあります。
既存のスペースを利用するため、コストを抑えたい場合におすすめです。
家具や収納を工夫するだけで、十分な作業空間になります。
程よい隔離感があって周囲の騒音や視線から遮られるため、静かに作業ができます。
ただしニッチスペースは収納スペースが限られているため、書類や作業道具を整理整頓するための工夫が必要です。
収納家具や棚を効果的に配置することで、必要なものをすぐに取り出せるようにしましょう。
パーテーションで仕切る
パーテーションを使うことで、リビングの一部を簡単にワークスペースとして区切れます。
必要に応じてレイアウトを変更できるため、スペースの有効活用が可能です。
パーテーションは取り外しや再配置が容易で、状況やニーズに応じてワークスペースの形状や大きさを変えられます。
また間仕切壁を設置するよりもコストが低く、長期的なコストパフォーマンスが高いです。
ただしパーテーションは視覚的な分離には優れていますが、完全な防音効果は期待できません。
家庭内の騒音や話し声が気になる場合は、別の方法を検討した方が良い場合もあります。
そしてパーテーションを設置することで、部屋全体のインテリアデザインに影響を与えてしまう可能性もあります。
既存のインテリアとの調和を考慮し、デザインを選ぶようにしましょう。
③オープンレイアウト
カウンター
カウンターは、壁際やキッチン、リビングの一角など、限られた空間にも設置できる作業スペースです。
そのため、コンパクトな家でも効果的にワークスペースを確保できます。
シンプルで洗練されたデザインが多く、インテリアとしても魅力的です。
スタイリッシュな見た目と機能性を兼ね備えたワークスペースを作りたい方には、特におすすめです。
また食事やリラックスといった様々な用途に対応できるため、他の目的にも幅広く利用できる柔軟性があります。
ただしカウンターは一般的に奥行きが浅いため、広い作業スペースが必要な場合には不向きです。
大きなモニターや多くの書類を広げる作業には、適さないことがあります。
またオープンスペースであることから、プライバシーの確保が難しくなります。集中して作業するためには、周囲の環境にも配慮が必要です。
階段の踊り場
階段の踊り場を広いオープンスペースにして、カウンターを設置するアイデアが人気となっています。
通常は通過するだけの空間ですが、ワークスペースとして利用することでデッドスペースを有効に活用できます。
天井が高く開放的な雰囲気のため、デザインの工夫次第で、おしゃれなスペースに仕上げられるのがメリットです。
ただし踊り場は階段の一部であり、他の人が通る場所です。
そのため状況によっては通行の妨げになることがあり、特に家庭内で頻繁に階段を利用する場合には注意しましょう。
リビングワークスペースに必要なアイテム
リビングワークスペースには、下記のようなアイテムが必要となります。
- ● 机・作業用スペース
- ● 椅子
- ● 照明器具
- ● 収納
- ● 間仕切り・目隠し
まずは、作業内容に応じたサイズと形状の机を選びましょう。
広い作業スペースが必要な場合は、横長のデスクが適しています。
そして長時間の作業に適したデザインの椅子を選ぶと、作業性がアップします。
また必要に応じて照明器具や収納を用意し、目隠しを設置すると集中しやすい環境を作り出せます。
茨城・千葉で理想の家をお求めの方はクレアカーサへ相談を
リビングにワークスペースを作る方法は、専用の書斎を設けるよりも手軽で実践しやすいためおすすめです。
本記事でご紹介した内容を参考に、ぜひ快適なワークスペースを計画してみてはいかがでしょうか?
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