平屋にウッドデッキのある間取り|設置するメリットデメリットと施工事例・ポイントを徹底解説
デザイン性が高くおしゃれなウッドデッキのある平屋。洗濯物を干したり子どもの遊び場にしたりと用途も幅広いため、多くの方に人気があります。しかしその一方で「あまり使っていない」「メンテナンスが大変」という声も。ウッドデッキは、どういった用途に使用するのかを考えて間取りや広さ、素材を決めていくことが大切です。
今回のコラムでは、ウッドデッキのある平屋のメリットデメリット、間取り計画のポイントや施工事例をまとめてご紹介します。満足のいく家づくりができるよう、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・第2のリビングとして活用できる、作業スペースになる、などウッドデッキには様々なメリットがあります。あわせてデメリットも確認し、特徴を把握した上でどのように取り入れていくのかを決めていきましょう。
・ウッドデッキの間取りポイントを、事例を交えて紹介しています。用途や必要な広さなど、間取り計画の参考にしてください。
目次
自然とつながるウッドデッキのある平屋
木材や合成木材でつくられた、室外に設置するウッドデッキ。自然素材でつくられているため周囲の自然環境と調和します。さらに室内とのつながりも生み出すため、開放感のある居住空間を実現します。
そんなウッドデッキは、家と庭をつなぐ自由なスペースとして以下のような用途で活用されています。
- ・洗濯物を干すスペース
- ・子どもの外遊び場
- ・ホームパーティーなどの家族団欒スペース
- ・友人を招いてバーベキュー
このように、ウッドデッキには日常を便利にするのはもちろん、特別な空間と時間を演出することもできるという魅力があります。どういった用途に使用するのか、そのためにはどのくらい広さが必要なのか、よく考えた上で間取り計画を立てていきましょう。
平屋にウッドデッキを設置するメリット・デメリット
ウッドデッキのある平屋を建てる場合、まずはメリット・デメリットを確認しておきましょう。
平屋にウッドデッキを設置するメリット
① 第2のリビングとして活用
幅広い用途のあるウッドデッキは、第2のリビングとして活用できます。テーブルやチェアを置けば、天気の良い日はポカポカ暖かいリラックススペースに。ゆっくり読書をしたり、ティータイムを楽しんだりすることもできます。
ワンフロアのコンパクトさが魅力の平屋ですが、ウッドデッキがあることで家での過ごし方に幅が広がります。
② 外の空気を吸いながらのびのび作業
室内では難しいDIYや水遊びも、ウッドデッキがあればのびのびと楽しむことができます。砂や土で汚れてもさっと掃除できますし、自然と乾くので水をきれいに拭き取る必要もありません。
特に子育て世帯の方は、小さなお子様から目が離せないもの。リビングとの距離が近いウッドデッキなら、家事に手を取られすぎることなく子どもの遊ぶ様子を見守ることができるため安心です。
③ 室内と庭がつながり広々とした空間に
ウッドデッキと床の高さをそろえれば、まるで室内とつながっているかのように見えます。これにより、実際よりも室内が広くなったような印象に。
平屋は1階部分しかないため、どうしても居住空間が限られます。しかし視覚効果を使えば、広々とした空間を楽しめるようになります。
平屋にウッドデッキを設置するデメリット
① メンテナンスが手間になる
ウッドデッキの素材である木材は雨に弱く、放置してしまうと色褪せたり腐食したりすることも。高圧洗浄機やデッキブラシで掃除をする、定期的に塗料を塗り替える、といったメンテナンスが必要です。
仕事に子育てに忙しい毎日を送っているとメンテナンスを手間に感じ、億劫になる可能性があります。
② 費用がかかる
ウッドデッキを設置することで、庭づくりと合わせて費用がかかります。木材のグレードや大きさによって費用は変わるため、どのくらい費用がかかるのかについては住宅会社に相談してみましょう。
また、メンテナンスにかかるランニングコストもあらかじめ想定しておくことが大切です。
③ 外からの視線が気になる
室内外のつながりを感じることができる分、立地環境によってはウッドデッキをつたって家の中が見えやすくなります。ワンフロアしかない平屋の場合、間取りや家で過ごす様子全てが見えてしまう可能性も。
門や塀を設置する、ロの字型の間取りを採用して外からの視線を遮る、など工夫しましょう。
ウッドデッキの種類と特徴
ウッドデッキは「天然木」「人工木」に分けられます。それぞれの特徴は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
天然木
天然の木をそのまま使用したもの |
ハードウッド
組織が密になっており硬くて丈夫 |
ソフトウッド
柔らかい質感 |
|
人工木
樹脂などを用いて木材に似せてつくったもの |
耐久性が高い メンテナンスが楽 丈夫だが加工しにくい 質感が人工的 |
好みの質感や予算によって最適な素材は変わります。質感を重視するなら天然木、お手入れのしやすさを重視するなら人工木、など希望に合わせて選びましょう。
ウッドデッキのある平屋の間取りポイントと施工事例
それでは、ウッドデッキのある平屋の間取りポイントを施工事例を紹介しながら順番に解説します。
家のまわりをぐるりと囲んでつながりを楽しむウッドデッキに
シンボルツリーのヤシやソテツなど緑で彩られたアプローチを抜けた先にある、ホワイト一色でまとめられたアメリカンスタイルのお住まい。
広い庭へと繋がるカバードポーチが多彩なアウトドアシーンを予感させます。
玄関からリビングまで囲むことで、広々としたスペースに。外で過ごす時間がより充実したものになる、快適空間として活用できます。
色のトーンを統一すればぐっとおしゃれなウッドデッキに
ネイビーを基調に木目のアクセントを加えた、シンプルで清涼感のあるこちらのお住まい。アメリカンフェンスとヤシの木でスパイスを加えクールに仕上げています。
ネイビーに合わせて、ウッドデッキの色のトーンをおさえたことでシックな印象になりました。外壁の木目とあえて明るさを変えてアクセントにするテクニックは取り入れたいですね。
いくつもの部屋から出入りできる間取りなら、より便利に活用できます。
家とのバランスを考えたコンパクトなウッドデッキ
広々としたウッドデッキも素敵ですが、テイストや好みによってはコンパクトなつくりにした方がスタイリッシュにまとまることも。
黒を基調としたシンプルでシックなS様邸は、主張しすぎないウッドデッキを設けました。必要な時にさっと使えて、お手入れも苦ではないスペースが暮らしとちょうどよく調和しています。
室内にたっぷりと光が降り注ぐウッドデッキ
家の形に合わせてウッドデッキをつくれば、部屋同士行き来しやすいのはもちろん、どの部屋にもまんべんなく採光しやすくなります。
広いウッドデッキとガルバリウム×塗り壁×板張りで外観を仕上げたM様邸は、トータルバランスに優れた美しいフォルムの平屋スタイル。LDK、和室、まんべんなく自然光が行き渡るため、明るい住まいが実現しています。
▶︎施工事例:薪ストーブのある平屋スタイルのアメリカンハウス
平屋×ウッドデッキでおしゃれな暮らしの実現を
平屋にウッドデッキを組み合わせることで、おしゃれな外観に仕上がります。さらに、自由に使えるスペースが増えることで子どもたちが遊んだり洗濯物を干したりと暮らしやすさもアップします。
メリットやデメリット、間取り計画のポイントなどご家族で話し合い、みんなが満足できるおしゃれなウッドデッキを実現していきましょう。
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