リビング階段のある暮らし|間取り計画のポイントと事例・メリットデメリット
リビングの中に設置する、リビング階段。おしゃれなデザインと開放感が魅力で、注文住宅に取り入れる人が近年増えています。
今回のコラムでは、リビング階段の事例や間取り計画のポイント、メリット・デメリットをまとめてご紹介します。おしゃれなリビング階段のある家づくりを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・リビング階段がある間取りのメリット・デメリット、間取り計画のポイントをまとめました。
・クレアカーサが手がけたリビング階段の間取り事例をご紹介しています。好みの間取りやデザインを参考にしながら、ご家族で新しい暮らしについて話し合い、間取り計画を立てていきましょう。
目次
リビング階段とは
リビングの中に設置する階段のことを、リビング階段といいます。
今まで建てられた多くの住宅では、階段は玄関ホールや廊下につくられていました。しかし住宅事情や間取りのデザイン性が大きく変化し、近年はリビング階段を取り入れるご家庭が増えています。
リビング階段がある間取りのメリット・デメリット
リビング階段のある間取りには、次のようなメリット・デメリットがあります。
リビング階段のメリット
① 家族同士顔を合わせる機会が増える
リビング階段は、2階に移動するために必ずリビングを通る間取りになります。そのため、家族同士顔を合わせる機会を増やすことができます。学校や仕事から帰ってきた時や出かける時などある程度行動を把握しやすく、コミュニケーションもとりやすくなります。
②リビングが明るく開放的になる
リビング階段をつくることで天井が高くなるため、2階からの光を取り入れやすくなります。そのため、リビング全体が明るく開放的になります。階段の骨組みと板だけで構成されたスケルトン階段なら、より抜け感が生まれるでしょう。
③ 効率の良い間取りになる
階段のために確保していたスペースを、省くことができるリビング階段。さらに玄関ホールや廊下にあてていたスペースをリビングとして活用できるため、玄関からリビング、リビングから2階といった移動距離が短くなり動線が効率的になります。
リビング階段のデメリット
① 空調効率が悪くなる可能性
1階と2階とがつながり開放感のある間取りになっているため、空調効率が悪くなる可能性があります。断熱性、機密性の高い高性能な家を選び、シーリングファンなど空気を循環させる仕組みを取り入れて快適な室温を保てるように工夫しましょう。
② においが広がりやすい
開放感がある分、食事などのにおいが広がりやすくなります。広がったにおいはカーテンやカーペットに染み付き、家全体に定着してしまう可能性も。換気扇の位置に気をつける、家全体の換気システムを整える、といった対策を講じておきましょう。
③ 音が響きやすい
におい同様、開放感がある分音が響きやすくなります。会話の声やテレビの音、子どもの泣き声など家全体に響き渡るとストレスになりますよね。2階部分に防音性の高い壁や窓を取り付けることで、ある程度防ぐことができます。
【間取り事例】リビング階段のある暮らし
それでは、クレアカーサが手がけたリビング階段の間取り事例をご紹介します。間取り計画の参考にしてみてください。
ウチとソトが繋がる 白いアメリカンハウス
室内カラーは木目やグリーンを中心に、LDKを明るくシンプルにまとめたことでより広がりを感じることができるこちらのお家。
「クレアカーサの予約制見学で、実際のアメリカンハウスを見てこのスタイルに。吹抜けは最初から決めていたものの、天井やリビングの一部に張ったレッドシダーなど細かな部分を参考にしました。」と家主様はおっしゃいます。
1階と2階をゆるやかにつなぐリビング階段が、自分の時間と空間を確保されています。
暮らしを楽しむ吹抜けリビングの家
ご夫婦ともに好きなネイビーブルーをテーマカラーに木目と黒をプラスした室内。引っ越し前から少しずつ準備された収納グッズや家電、インテリアはテイストや形を揃えたことでまとまり感のある仕上がりに。
テレビは壁掛けにし配線も壁の中に収納。「とにかくスッキリ整えたい」という願い通り、清潔感のあるリビングになりました。
「以前住んでいた家では夜階段を怖がっていた娘が、今はリビング内にある階段をおしゃべりしながら上っていきます(笑)。おうちを建てて本当に良かったと思う瞬間は、こんな小さなシーンにもあります」と、お子様を見つめる眼差しに愛情あふれるK様です。
シンプルだから美しい 白い塗り壁のサーファーズハウス
南に向け大きな開口のある吹抜けリビングは、タイルデッキとの段差を極力無くすことで室内外の連続性が高まり、空間に広がりをもたらします。
「大切なリビングは特に慎重に計画しました。季節や時間によって光の入り具合が変わるため、階段部分には大きめのFIX窓を設置。明るく開放的な空間になりました。」と笑顔でお話してくださるS様です。
▶︎施工事例3:シンプルだから美しい 白い塗り壁のサーファーズハウス
高窓から自然光が差し込む吹抜けリビングの家
リビングに足を踏み入れると、あふれるほどの自然光に包まれるT様邸。基本的な色味を白、黒、グレーと決められたことでまとまりのある空間に仕上がっています。
「クレアカーサのモデルハウスを見て、その開放感に感動!」と、吹抜けリビング+スケルトン階段にされたそうです。
「これから家を建てようと考えている方にアドバイスをお伝えするとしたら・・・。家はぜひ実物を、できれば好みではないテイストも見ておいたほうがいいですね。それぞれの良いところ、アイデアを知ることができるのでオススメです」というご意見を頂きました。
広がりのある空間を叶えるスケルトン階段のある家
ひろびろした明るいLDKはスケルトンのリビングイン階段が印象的です。
「“ここはこうした方が良かったかな?”ということがほとんどありません。 効率よく動ける家事動線やコミュニケーションがとりやすい生活動線など、まさに快適!のひとこと」とおっしゃるY様。
畳コーナーなどくつろぎスペースも充実し、ご親戚が大勢集まるお祭りを毎年楽しみにされているそうです。
▶︎施工事例5:広がりのある空間を叶えるスケルトン階段のある家
リビング階段をもっとおしゃれに!間取り計画のポイント
リビング階段のある間取りをおしゃれに、暮らしやすくするためのポイントは以下のようなものがあります。
テイストに合った階段の種類やデザインを選ぶ
階段とはいえ、インテリアの一部としての役割も担うリビング階段。モダンや和テイスト、シンプルなどリビングのテイストに合わせて階段の種類やデザインを選びましょう。
▶︎施工事例6:やわらかな光で彩られたカリフォルニアスタイルの家
階段の種類は大きく4つに分けられます。
・直階段…… 1階と2階をまっすぐ結んだ階段
・かね折れ階段…… 1階と2階をL字型に結んだ階段
・折り返し階段…… 1階と2階との間に踊り場があり、U字型になった階段
・らせん階段…… 1階と2階をらせん状でつないだ階段
また、階段のデザインは以下のようなものがあります。
・スケルトン階段…… 階段の骨組みと板だけで構成された階段
・ひな壇階段…… 側面を壁にくっつけた、横から見るとひな壇のような階段
組み合わせによって雰囲気はガラリと変わります。想定している間取りにはどの階段が合うのかについては、住宅会社担当者に相談しながら決めていきましょう。
生活動線を意識した場所に設置する
玄関からリビングに入り、すぐに2階に上がることができる場所にリビング階段があればスムーズに移動することができます。動線は短くシンプルになるよう、工夫しましょう。
この時、
- ・リビングの真ん中を通る
- ・ソファーとテレビの間を通る
- ・通路幅が狭い
といった間取りにしてしまうと、移動がストレスになるのはもちろんリビングで過ごす家族がくつろぎにくくなる可能性があります。
実際に家具を置いてリビングで過ごす日常を想定した上で、間取りを決めていくことが大切です。
階段下の活用も考えておく
リビング階段の下には空間が生まれます。居住空間を最大限有効活用するためにも、デザインを損なわないような活用方法を考えておきましょう。
▶︎施工事例7:自分スタイルを追求 機能性とデザイン性を兼ね備えた家
活用例として、
- ・ペットのスペース
- ・ロボット掃除機の基地
- ・テレビ置き場
- ・階段下収納を設ける
- ・インテリアを飾るスペース
などが挙げられます。目につきやすいので、トータルデザインを考えた上で決めていくと良いでしょう。
▶︎参考コラム:【注文住宅】おすすめの間取り7選と後悔しないために注意したいポイント
リビング階段のある明るく開放感たっぷりの家を建てるなら……
開放感のあるおしゃれなリビング階段の間取り事例やメリット・デメリット、間取り計画のポイントをご紹介しました。
限られた居住スペースをうまく活用し、明るく開放感のある空間を生み出すのはもちろん家族同士のコミュニケーションも円滑にするリビング階段。ゆとりある暮らしを実現するためにも、ぜひ間取り計画に取り入れてみてくださいね。
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※無料でカタログをご請求頂けます。またお問い合わせ後に、いきなり訪問をしたり電話をしたりすることはありませんので、ご安心下さい。