玄関ポーチ・階段のおしゃれなデザイン実例|玄関ポーチや階段の設計ポイントなど解説
玄関ポーチのプランを検討中で、「デザインが意外と難しい」と感じている方が多いと思います。「どれくらいの広さを確保するべき?」、「使いやすい階段の段数やサイズはどれくらい?」など、わからない点が多いですよね。
そこで今回は「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインで高い評価を得ているクレアカーサが、玄関ポーチについてわかりやすく解説します。イメージどおりの玄関ポーチプランを組み立てるために必要な情報を紹介するので、ぜひ最後までご覧下さい!
- 玄関ポーチの役割を確認し、具体的な使い方をイメージしながらプランを考えるのが大切
- 玄関ポーチ・階段の設計プランは、法規、使い勝手などを組み合わせてプロと相談しながら決めるのがおすすめ
- 理想の玄関ポーチをつくるために、たくさんの施工実例をみてイメージを膨らませよう!
目次
玄関ポーチとは?玄関ポーチの役割を確認
玄関ポーチとは「玄関前の屋根や庇(ひさし)があるスペース」のことで、以下のような役割があります。
玄関ポーチの役割 |
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特に「玄関ドアを雨風・紫外線から守る」という点が重要で、玄関ポーチの屋根や庇が無いと短期間で玄関ドアが劣化してしまうケースがあります。また玄関ポーチが無いことで室内が高温・高湿度になりやすいといった問題が発生することがあるため、玄関ポーチの設計はマイホームの快適性をキープする大切なポイントです。
次に、玄関ポーチの設計ポイントを確認しましょう。また玄関ポーチへのスムーズな出入りに必須の階段についても、設計ポイントを紹介します。
玄関ポーチ・階段の設計ポイント
玄関ポーチ、階段を設計する際は、住宅の状況やライフスタイルを総合的に考えながらプランを組み立てる必要があります。玄関ポーチ、階段それぞれの設計ポイントを確認して下さい。
玄関ポーチの設計ポイント
玄関ポーチの設計時には、「必要な面積」と「外構のバランス」を考えてサイズを決めましょう。
玄関ポーチに必要な面積 |
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【910mm✕幅1800】が一般的(約1畳) この面積が必要な理由は、以下のとおりです。
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※玄関ポーチのために確保できる面積は外構(土地の中の住宅以外の部分)の面積に左右されるため、上記のサイズよりも小さくなることがあります。
「駐車場を広くしたい」等の理由で「玄関ポーチを狭くしてもいいのでは?」と考えることもあると思いますが、極端に狭い玄関ポーチ内では動きが制限されます。住んでから後悔することのないよう、玄関前での動きを具体的にイメージしながら必要なサイズを確保しましょう。
また、玄関ポーチの屋根には主に3つの種類があります。
玄関ポーチの屋根 |
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【建物の一部を活用】
2階の一部やベランダ部分を活用して、玄関ポーチの屋根にします。
【屋根の軒を活用】
【庇を設置】 |
玄関ポーチの屋根は、住宅の設計プランと一緒に考えるのが効率的です。庇のサイズについては「玄関の位置」や「近隣住宅への影響(雨粒が近隣住宅に飛ぶ等)」を考慮して決める必要があるため、ハウスメーカー等のプロに相談しましょう。
使いやすい階段の設計ポイント(高さ・横幅・奥行きなど)
住宅には基礎があり、玄関と地面に高低差が生まれるのが一般的です。そのため、家にスムーズに出入りする際の必須アイテムとして階段の設置が必要です。
階段の設計時には、「使いやすいサイズ」と「法規(主に建築基準法施行令)」をあわせて考える必要があります。
使いやすい階段サイズ |
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一般的に【(蹴上✕2)+(踏面)=60cm】とされていて、外階段の場合は靴を履いた状態で上り下りするため、さらにゆったりしたサイズが理想です。 |
さらに「住宅や土地の状況」、「災害時の避難」、「住宅や外構デザインとのバランス」なども組み合わせて設計する必要があるため、階段についてもハウスメーカー等のプロと相談しながら完成形を決めましょう。
玄関ポーチ、階段のおしゃれなデザイン実例
次に、デザイン実例を紹介します。玄関ポーチは家の印象を左右するため、実例を参考にして頂けると幸いです。
カバードポーチ
大きな屋根で玄関を包むようなデザインが魅力の、カバードポーチを紹介します。玄関だけでなく、1階部分を大きく覆う設計が特徴です。
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2階建ての場合のカバードポーチのデザインは、以下2つの実例を参考にして下さい。
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カバードポーチについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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玄関ポーチ✕テラス
次に玄関ポーチとテラスを組み合わせたデザイン実例を紹介します。
こちらの住宅は「玄関ポーチ階段」と「テラス階段」のデザインを変化させながらひとつなぎにし、導線をスムーズにしています。
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こちらは玄関ポーチとテラス(ウッドデッキ)を全く違うデザインにすることで、「パブリック」と「プライベート」の空間をしっかり仕切っているイメージです。また道路と土地にゆるやかな高低差があるため、踊り場のある4段の階段を設置しました。
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シンプルな玄関ポーチ
次に、サイズ・デザインともにシンプルな玄関ポーチ実例を紹介します。
こちらの玄関ポーチは、外観デザインを崩さないシンプルなデザインです。ポーチ面積が小さいように感じますが、大きい荷物の搬出入時には、庭側にある大開口の窓を活用できます。
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こちらの玄関ポーチも、1.5段ほどの階段があるシンプルなデザインです。玄関ポーチに階段の無い部分をつくることで、ベビーカーのような荷物を持ち上げずに置いておけるというメリットがあります。
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こちらは北玄関の玄関ポーチで、5段の階段を設置しています。日光の当たらない方角ですが、軽やかで可愛らしいデザインによって明るい雰囲気となっています。
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こちらは奥行きの深い玄関ポーチで、直射日光や雨風を十分によけられます。
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道路と高低差がある住宅の玄関ポーチ
最後に、道路と土地の高低差が大きい場合の玄関ポーチを紹介します。
こちらの住宅は、ゆるやかにカーブした階段とスロープが玄関へのアプローチになっています。大きな負担を感じずに移動できますね。
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こちらはさらに高低差の大きな土地で、玄関へのアプローチ階段を2つに分けて設置しています。また西玄関で夕方に強い日差しを浴びるため、ポーチ内部の外壁は温度の上がりにくい白を貴重としたデザインです。
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こちらの住宅も高低差がとても大きいため、階段の4段目に踊り場を設置して移動の負担感を軽減しています。5段目からは、踏面が大きいゆるやかな階段となっている点も特徴です。
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クレアカーサには、このほかにも多数の施工実績があります。住宅ごとに玄関ポーチ・階段のデザインが違うため、ぜひほかの実例もチェックして下さい。
階段のほかにスロープも必要?
マイホーム新築時に、「車椅子使用を想定してスロープを設置しておいたほうがいい?」と悩む方も多いと思います。スロープは階段よりも多くの面積を必要としますし施工費用も高額なので、まずはハウスメーカーなどの施工業者に相談するのがおすすめです。
スロープ設置については、「必要になったときに後付けリフォームもできる」ことを念頭におきながら、慎重に検討して下さい。
まとめ
理想の玄関アプローチをつくるために、玄関アプローチの役割を再確認したうえで階段も含めた設計ポイントなどを紹介してきました。施工実例を見て、「住宅の数だけ玄関アプローチのデザインがある」と感じたのではないでしょうか。
「玄関は家の顔」という言葉があるとおり、「玄関アプローチと階段の設計プランによって住宅の印象が決まる」と言っても過言ではありません。ぜひ法規を守りながら、丁寧な配慮で設計プランを組み立ててくれるハウスメーカーを選んで下さい。
茨城、千葉でおしゃれなマイホーム建築をご希望の方は、クレアカーサがご相談を承ります。「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインはクレアカーサの得意分野で、予算決めや土地探しの段階から無料でご相談頂けます。モデルルームでほぼ毎日無料相談会を開催しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
※無料でカタログをご請求頂けます。またお問い合わせ後に、いきなり訪問をしたり電話をしたりすることはありませんので、ご安心下さい。