カバードポーチで夢のアメリカンハウスを実現|特徴&注意点や施工事例を紹介
インテリア雑誌を見ていると素敵な海外の住宅を見かけることはありませんか?「おしゃれなマイホームが欲しい!」という夢を持つ方も多いでしょう。そんなあなたにおすすめなのが、ダイナミックな広々としたカバードポーチのあるアメリカンテイストの住宅です。一般的な日本の戸建住宅と比べると、開放的でゆったりとした印象が特徴的です。そこで今回は、そんなカバードポーチのメリットや注意点、施工事例を紹介します。ゆったりとした住まいの建設を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
アメリカンハウスの定番・カバードポーチとは?メリットは?
カバードポーチとは、屋根に覆われたポーチやデッキのことを言います。日本の一般的な戸建住宅では玄関ドア前の小さなスペースだけ下屋がかかっているケースが多いですが、それとは異なり玄関に隣接した空間の前も含めた広々としたスペースに屋根をかけます。
日差しが強いアメリカで日中室内に入る日光を軽減するためにできたのが始まりで、暑い日差しをカバードポーチを介して室内に取り入ることで光の強さを和らげられます。では、これ以外にどのようなメリットがあるのでしょうか?主なメリットは下の4つです。
・玄関ポーチとデッキスペースを兼用できる
・屋根付きの趣味スペースとして使える
・アウトドアリビングとして活用できる
・外観に個性が出てデザイン的アクセントになる
従来のコンパクトな玄関ポーチと比べると、広々としたカバードポーチは家の第一印象を変えてくれます。また、サイクリングやDIYなど広いスペースを必要とする趣味の作業場としても使え天気の良い日に窓を開け放てばアウトドアリビングとしても活用できます。そして何よりも、一般的な建売住宅にはないファザードデザインとなるため、おしゃれな住宅を希望する方にとても人気です。
カバードポーチを作る時の注意点・ポイントは?
デザイン的にメリットが多く外部空間を有効的に活用できるカバードポーチですが、作る前に知っておくべき注意点やポイントがあります。
ポイント① 一階の床面積は狭くなる
広いポーチを作るということは、必然的に1階の床面積が狭くなるということです。平屋を検討中の方は特にこの点を留意しましょう。カバードポーチが活かせる住宅を建てるには、余裕のある敷地が絶対条件です。
ポイント② 奥行きは1.8m以内が理想
カバードポーチで「テーブルやチェアを置いてゆっくりくつろぎたい」という理想を思い描きますよね。しかし、あまり奥行きが深すぎると逆に室内空間を不便にしてしまいます。赤道近くの地域と比べると決して太陽が高くない日本においては、室内まで陽の光が届かなくなってしまうためです。どうしても奥行きの広いポーチにしたい場合は、室内への日光は入るようにハイサイドライト(側窓)やトップライト(天窓)を設けるなどの工夫をしなくてはいけません。
ポイント③ 西側への配置は避ける!できれば南側に
西側にカバードポーチを設けると強く暑い日差しが直接当たってしまうため、できるだけ避けましょう。また、夕方の西日には紫外線が多く含まれているため、ポーチ次第の劣化も早めてしまいます。可能であれば、南側に配置するようにしましょう。
ポイント④ ファサードを検討する
カバードポーチはリビングに隣接させるケースが多いですが、広々としたポーチにするとどうしても外部からの視線が気になります。その場合は、柱間に抜け感のある手すりを設置するなどファザード(建築物の正面)デザインを意識しながら目線が通らないように工夫しましょう。
ポイント⑤ 設備や家具を検討する
カバードポーチでの時間を満喫するためには、設備や家具は欠かせません。サーファーズハウスやガーデニングを愉しむ家の場合には、立水栓・屋外シャワーを設置することをおすすめします。また、よりアメリカンな印象を際立たせたい方は、ハンモックやブランコを取り入れてみるのもよいでしょう。
ポイント⑥ 隣接する部屋を検討する
カバードポーチはリビングに隣接させる以外に、脱衣室へ直接アクセスできるようにするのもおすすめ!ペットを飼っているお宅や、サーフィン・サイクリングなどアウトドアスポーツを趣味にしているお宅は、汚れたままで室内を通ることなく浴室へ行けるためです。また、キッチンに直接アクセスできれば、買い物の際にも便利になります。
ポイント⑦ 庭との関係性を検討する
カバードポーチは前に広々としたスペースがあってこそ初めてその魅力を発揮できます。本場アメリカではフロントヤード(前庭)があるのが一般的なので、それに面してポーチを配置します。日本でも同様で、バックヤード(後庭)しか配置できない敷地にはカバードポーチはあまり向いていません。建物のプランだけではなく、敷地計画と合わせてカバードポーチの採用を検討してください。
カバードポーチを後悔した人の理由は?
カバードポーチについてインターネットなどで調べていると「後悔した」「いらない」という意見を見かけます。では、どの原因はどのような点なのでしょうか。レビューで目立つ感想は以下の4つです。
・室内が暗くて無駄なスペースになった
・定期メンテナンスにコストがかかる
・費用だけかかってうまく活用できない
・敷地に余裕がなく目の前が道路で居心地が悪い
まず、室内が暗くなる原因は先ほどお話した通り敷地に対する配置計画と奥行きが深すぎる平面計画にあります。カバードポーチの設計提案に慣れていない会社に頼んでしまうと、このようなトラブルになるケースもあります。
メンテナンスコストがかかる点については、カバードポーチに限らずその他ウッドデッキやパーゴラについても同様です。むしろ、屋根に覆われたカバードポーチは雨や紫外線の影響が少ないため、吹きさらしの状態よりコストはかからないでしょう。
カバードポーチをうまく活用するためには、デザイン性だけでは決めずに「本当に使う空間か」「家族のライフスタイルに合っているか」をじっくりとシミュレーションして決断してください。
カバードポーチは後付けできる?新築で作るメリットは?
カバードポーチはスタイルによってはもちろん後付けも可能です。しかし、新築時に作るメリットの方が大きいことも事実でしょう。主な利点は下の3つです。
・コスト(材料費、作業費、諸経費)が安い
・材料置き場や作業場に困らない
・後付けだとポーチ屋根を付ける際に外壁へ穴を開ける(雨漏りリスクが増える)
まずコストについては、建物工事と同時進行にすることで材料費・作業費・諸経費をコンパクトにできます。また、新築時に作れば材料置き場や作業場にも困りません。後付けで作るとなると、庭や駐車場でそのスペースを確保しなくては行けなくなるため、日常生活に支障をきたしてしまうでしょう。そして、最も大きな違いは、後付けの場合屋根を作る際に既存の外壁に穴を開けなくてはいけないという点です。もちろん施工業者は後から不具合が起きぬように細心の注意を払って施工します。しかし、経年劣化に伴ってその部分から雨漏りが発生するリスクは高まるでしょう。このような理由から、カバードポーチは新築時に建設することをおすすめします。
施工事例
私たちクレアカーサでは、今まで様々なカバードポーチのある家を作ってきました。その中の一部を紹介します。
ザ・アメリカンテイストのシンメトリーな屋根が美しい
こちらはシンメトリーな大屋根が印象的な平屋の事例です。ポーチに隣接したリビングのサッシは、通常の引き違い窓ではなく折戸の大開放できるタイプにしました。それによって室内外を緩やかにつないで、広々とした一体感のあるスペースとして活用できます。また、キッチンにも外から直接アクセスできるため、利便性も兼ね備えています。
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クレアカーサ|施工事例・大屋根が美しいペールブルーのアメリカンハウス
リビングとバルコニーを一体にして広々使う
こちらは二階建てにカバードポーチを設けた事例です。敢えてポーチの奥行きを深くすることで、手すりなどを設けなくても室内まで視線が通らないように工夫しています。屋根のかかった広々としたデッキは、暑い日差しのある夏でもお子さんの遊び場としても活用できるので便利です。
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クレアカーサ|施工事例・ひろびろウッドデッキのあるナチュラルモダンの白い家
バルコニーの吹き抜けから室内に光が差し込む
カバードポーチのある家は、何もアメリカンテイストとは限りません。シンプルモダンな家や、和風テイストの家とも相性がいいです。こちらは、片流れ屋根が印象的な平屋のお宅で、天井の高いリビングにハイサイド(側窓)を設置したため、カバードポーチを通してもたくさんの光を取り入れられます。また、梁を見せることでデザインアクセントにもなっており、外観がおしゃれにまとまっています。
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クレアカーサ|施工事例・ペットと暮らすスキップフロアのある平屋
まとめ|カバードポーチはおしゃれ&機能的!
今回は、カバードポーチのメリットや注意点、作るときのポイント、施工事例を紹介しました。カバードポーチはそのデザイン性故に、あまり活用方法を考えずに採用してしまうケースもあります。それではスペースを割いて費用をかけた意味がなくなってしまいます。アウトドアで過ごす時間が好きな方やおしゃれな外観の家を建てたい方は、デザインはもちろんどのように使うかをしっかりと検討してから、カバードポーチのある家を建てましょう。クレアカーサでは、経験豊富な設計スタッフや施工スタッフがチーム一丸となって、あなたの理想のマイホーム作りをお手伝いいたします。
クレアカーサ茨城があなたのカバードポーチのある家づくりをお手伝いします
私たちクレアカーサは「Good House, Love Family」をメインコンセプトとし、一番近くにいる人を幸せにできる住まいづくりをめざしています。また、家事動線や収納計画、敷地の効果的な活かし方をお客様と密にお打ち合わせすることで、デザインや流行に捉われすぎない住み心地の良いお住まいをご提案します。ホームページからイベントや来店のご予約、資料請求を承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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