おしゃれなキッチンカウンターを造作するコツ|魅力や施工事例、キッチン一体型との違いも解説

キッチンカウンターは住まいの利便性を高めつつ、空間をおしゃれに演出するインテリア要素のひとつです。
そこで今回はおしゃれなカウンターキッチンを造作するコツと施工事例をご紹介します。
キッチンと一体型のカウンターとの違いも解説しますのでご自身に適したタイプを検討してみましょう。
コラムのポイント
● 「キッチンカウンター」は造作や一体型のキッチンを選ぶことで採用できます。
● 用途に合わせてキッチンカウンターの寸法を考え、LDKとの調和が取れたデザインを選ぶことが大切です。
● 様々なキッチンに対応できてキッチンカウンターの施工実績が豊富な住宅会社へ相談しましょう。
キッチンカウンターとは

▶施工事例:勾配天井でLDKに光ひろがる ダークモダンの平屋
「カウンターキッチン」とは前面にカウンターがあるキッチンのことです。
キッチン本体にカウンターが設けられた「一体型」の他に、職人が現場でつくり上げる「造作」などのスタイルを採用できます。
カウンターがあるキッチンの魅力
カウンターがあるとキッチン周りの空間を有効活用できるため、暮らしの楽しみ方が広がる点が大きな魅力です。
具体的なメリットをご紹介します。
- ・配膳や下膳がしやすく家事の効率が高まる
- ・家族とのコミュニケーションの場として使える
- ・省スペースで勉強・趣味・仕事の場を確保できる
家族全員が多用途で使えるスペースをコンパクトに取り入れたい方にはキッチンカウンターがおすすめです。
キッチンカウンターの使い方
キッチンカウンターは次のような使い方ができます。
- ・食材や料理を一時置きする
- ・勉強やワークスペース
- ・趣味の作業を楽しむ
- ・家事の合間の休憩スペース
- ・軽食や晩酌するスペース
- ・コーヒーマシンなどの家電を置く
- ・インテリアを飾る
ご家族の暮らしにはどのような使い方が合っているのか考え、キッチンカウンターの必要性を検討しましょう。
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おしゃれなキッチンカウンターを造作するコツ

▶施工事例:ウチとソトが繋がる 白いアメリカンハウス
おしゃれなキッチンカウンターを造作するためのコツを解説します。
①キッチンカウンターの用途を明確にする
キッチンカウンターをどのような用途で使うのかを明確にすることが大切です。
インテリアなどを飾る場合はデザイン性の高いカウンター材、ワークスペースはコンセントや照明などの設備にこだわる必要があります。
まずはご家族それぞれがキッチンカウンターをどのように使いたいのか話し合ってみましょう。
②用途に合った幅・奥行・高さを考える
用途が明確になったら、カウンターの幅・奥行・高さを考えます。
| 幅 | 1人あたり60~70cm程度だとゆとりがある |
| 奥行 | お茶スペースやインテリア置き場は30~45cm程度でも可、作業や食事をする場合は45~60cm程度が望ましい |
| 高さ | 一般的なチェアを置く場合は70~75cm程度、カウンターチェアは100cm程度が目安 |
あくまでも目安のため、設計士と相談しながらご家族に合ったサイズを検討することが大切です。
また現在の使い方だけでなくライフスタイルの変化も想定しておくと長い期間快適に使えるキッチンカウンターになります。
③内装に合うカウンターの色・デザインを選ぶ
内装に合うカウンターの色やデザインを選ぶことでリビング・ダイニングと調和したおしゃれなキッチンになります。
落ち着いた雰囲気にはダークブラウン、柔らかな雰囲気にはナチュラルブラウンで角が丸みを帯びたカウンター材などがおすすめです。
カウンター材と床材や建具の色味との相性も確認し、統一感のあるデザインに仕上げましょう。
④飾り棚や収納を設ける
キッチンカウンターに飾り棚や収納を設けることでデザイン性を高めることが可能です。
カウンターの下部を収納にすればLDKの物をすっきりと整理整頓できます。
またお気に入りのインテリアや観葉植物を目立たせたい場合はカウンターの上部の壁に飾り棚を設ける方法もおすすめです。
⑤キッチンへの目線を意識する
カウンターチェアに座った際のキッチンへの目線を意識することもポイントです。
友人とカウンターでお茶を楽しみたくてもキッチンの中が丸見えだと視線が気になる場合もあります。
またキッチンでの作業が視界に入ると勉強や仕事に集中できないと感じる方も少なくありません。
キッチン前の腰壁を高めにして目線を遮るなどの工夫を検討しましょう。
⑥カウンターチェアとの統一感を持たせる
カウンターキッチンのデザイン性を高めるには家具との統一感を持たせることもポイントです。
キッチン前のカウンターはリビング・ダイニングからよく見える間取りが多いため、コーディネートに気を遣うことでよりおしゃれな空間に仕上がります。
カウンター材と同じ色や素材のチェアを採用するなどして、空間全体をコーディネートしましょう。
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にて、お客様の個性やライフスタイルに合わせて一邸一邸大切につくる家づくりをしております。
バーカウンターやスタディスペースなど様々な用途のキッチンカウンターを手がけた実績がありますのでお気軽にご相談ください。

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【注文住宅】キッチンカウンターのおしゃれな施工事例
キッチンカウンターを造作したおしゃれな注文住宅の事例をご紹介します。
①高めのキッチンカウンターがある住まい

▶施工事例:カバードポーチのある 白いアメリカンハウス
高めのキッチンカウンターを採用し、軽食やお茶を楽しめるようにした事例です。
ダイニングへの動線になっているためカウンターの奥行きは深くせず、コンパクトなチェアを選びました。
カウンターの色味はキッチン背面の飾り棚と合わせ、まとまりのあるデザインに仕上げています。
②ダイニングとして使えるキッチンカウンター

▶施工事例:ヤシの葉揺れる 海辺のサーファーズハウス
キッチン周りにL字型のカウンターを設けた事例です。
腰壁のおしゃれなデザインを際立たせるために真っ白のシンプルなカウンターを選びました。
キッチンカウンターをダイニングとして使えるように奥行きをしっかり確保しています。
▶おすすめコラム:
おしゃれな「キッチン腰壁」のデザイン実例|設置するメリット・デメリットと後悔しないためのポイント
③晩酌を楽しめる収納付きバーカウンター

▶施工事例:セミオーダー×ZEH バーカウンターのある家
落ち着いたバーをイメージした晩酌用のキッチンカウンターです。
コンロ前の壁を活かし、お酒の出し入れがしやすい奥行きの浅い収納をつくりました。
2灯のスポットライトでカウンターを柔らかく照らし、ゆったりとお酒を楽しめる空間に仕上げています。
④ちょっとした作業に便利なキッチンカウンター

▶施工事例:光あふれるリビング シンプルスタイルの平屋
キッチン前に幅が広いカウンターを採用しました。
2ヵ所にコンセントを設けたため、パソコンを使った軽作業やスマホの充電が同時にできる利便性の高いカウンターです。
カウンターの角が丸みを帯びているため安全性が高く、小さなお子様がいるご家庭でも安心して過ごせます。
⑤落ち着いて作業できるキッチンカウンター

▶施工事例:愛犬と暮らす 土間のある平屋
キッチン前に奥行きのあるカウンターを造作し、集中できる作業スペースにしました。
高めの腰壁によって視線が遮られるため、家族がキッチンにいても動作が気になりにくいです。
ダイニングテーブルとカウンターの高さを合わせ、空間をすっきり見せるための工夫も取り入れました。
⑥家族の時間を楽しめるキッチンカウンター

▶施工事例:セミオーダーで叶える カリフォルニアスタイルの家
奥行きの浅いキッチンカウンターを設けた事例です。
板張りの腰壁をアクセントにするためにカウンターは明るめのブラウンを採用し、デザインにメリハリをつけました。
スツールに腰かけるとキッチンにいるご家族との会話が自然と弾む「心地良い距離感」のカウンターです。
⑦多用途で使える便利な収納付きカウンター

▶施工事例:大好きなインテリアに囲まれた アメリカンスタイルの平屋
キッチンカウンターの下に収納棚を造作した事例です。
カウンターは奥行きを広めに設けているため、大皿やトレーも安心して置くことができます。
収納棚はダイニングテーブルと高さをそろえ、家族全員が片付けやすいようにするなど家事を楽にする工夫を取り入れました。
⑧片付けに便利な造作棚があるキッチンカウンター

▶施工事例:暮らしを愉しむ吹抜けリビングの家
奥行きが深めのキッチンカウンターを採用し、下部に2段の収納棚を設けた事例です。
大きなボックスなどを置いてLDKの物をすっきりと整理整頓できます。
カウンターのサイズにもゆとりがあるため、小型家電などを置くことができて便利です。
▶おすすめコラム:
壁面収納のおしゃれな実例19選|リビング・寝室・キッチンなど空間別にアイデアをご紹介
⑨ダイニングテーブルと一体のキッチンカウンター

▶施工事例:ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス
ダイニングと一体型のカウンターを採用した事例です。
同素材で段差や継ぎ目がないため、統一感のあるスタイリッシュなデザインに仕上がりました。
一般的なカウンターとしての用途に加え、来客時には予備のダイニングスペースとしても活躍します。
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キッチン一体型カウンターとの違い

▶施工事例:猫のいる暮らし タイルデッキのある平屋
カウンターを造作する他にキッチン本体と一体型のカウンターを採用する方法もあります。
「キッチン一体型カウンター」とは調理スペースに奥行きを持たせ、カウンターとしても活用できるようにしたフルフラットキッチンのことです。
それぞれ特徴が異なるため、ご自身のライフスタイルに合うタイプを確認しましょう。
▶おすすめコラム:
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造作と一体型のメリット・デメリットを比較
造作と一体型カウンターのメリット・デメリットを表で確認しましょう。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 造作カウンター | ・サイズを自由に調整できる ・LDKと素材・デザインを統一しやすい ・腰壁の高さを調整することで目線を遮れる ・コンセントや棚などをつけられる |
・キッチンの周りに腰壁が必要 ・圧迫感が出やすい |
| キッチン一体型 カウンター |
・キッチンの天板とフラットにできる |
・キッチンの手元が良く見える ・水や油跳ねが気になりやすい |
使い方や理想のデザインによって採用すべきカウンターのタイプは変わります。
キッチン一体型カウンターの場合は設備メーカーのショールーム、造作カウンターは完成見学会などで確認できるため、事前に実物を見て使い勝手を確かめておくと安心です。
キッチン一体型カウンターの施工事例
キッチン一体型カウンターの施工事例をご紹介します。
【奥行き浅めなキッチンカウンター】
▶施工事例:ガルバリウム×塗り壁 吹き抜けのある平屋
キッチンの天板と一体になったカウンターです。
キッチン前がリビング・ダイニングへつながる動線になっているため、奥行きが浅いカウンターにして、コンパクトなチェアを選びました。
チェアに腰かけて軽食をとったりおしゃべりを楽しみながら料理を手伝ったりできる便利なスペースです。
【広めのカウンターがあるキッチン】
▶施工事例:白と黒のコントラストが美しい 吹き抜けのある家
十分な奥行きのあるキッチン一体型カウンターです。
キッチンとフラットにつながるカウンターでご家族との会話を楽しみながらゆったりと過ごすことができます。
大人数での料理やホームパーティーの際にも活躍する開放的なキッチンスペースです。
まとめ
キッチンカウンターがある間取りは利便性が高まるだけでなく、空間デザインのアクセントにもなります。
キッチン一体型と造作カウンターのメリット・デメリットを把握し、ご自身に合うタイプを採用しましょう。
造作の場合は設計力や施工力によって仕上がりに差が付くため、実績豊富な住宅会社に相談することをおすすめします。
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にある建築会社です。
平屋建て・2階建てとレパートリー豊富な注文住宅や規格住宅の設計施工実績が豊富で「高断熱+高性能設備+太陽光発電」のZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及にも努めております。
補助金を活用したこだわりの住まいもご提案可能ですのでお気軽にお問い合わせください。








