LDKの間取り実例|注文住宅で人気のレイアウトと失敗を防ぐコツを解説
LDKはレイアウトによって居心地や動線の利便性が大きく異なるため、ご家族の暮らしに合った間取りを取り入れることが大切です。
そこで今回は注文住宅で人気のLDKレイアウトを間取り図や実例とともにご紹介します。
LDKの間取りで失敗を防ぐコツもご紹介しますのでぜひ家づくりにお役立てください。
コラムのポイント
● リビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)はレイアウトの違いによって広さの感じ方や動線の良さ、デザイン性に差が生まれます。
● 一直線やL字型のレイアウトなど様々なLDKの実例をチェックし、ご自身の暮らしに合った間取りを検討しましょう。壁面収納のおしゃれな実例19選
● 居心地の良いLDKをつくるためには注文住宅の施工実績が豊富で提案力のある住宅会社へ相談することが大切です。
LDKとは
▶施工事例:片流れの美しいシルエット 土間のある平屋の家
LDKとは「リビング・ダイニング・キッチン」の頭文字を取った言葉です。
- ・リビング(L):ソファやテレビがある家族がくつろぐための空間
- ・ダイニング(D):食事をするためにテーブルやチェアが置かれた空間
- ・キッチン(K):キッチンやカップボードが備わった料理をつくるための空間
リビング・ダイニング・キッチンが一体になっている空間を「LDK」と表記します。
近年では注文住宅・建売住宅・マンションなどに関わらず、リビング・ダイニング・キッチンがつながっている「LDKの間取り」が人気です。
LDKの種類
LDKには「1LDK」や「2LDK」などの種類がありますが、これはLDK以外の居室(独立した部屋)の数を表しています。
例えば「1LDK」はLDK以外に独立した部屋が1部屋ある間取りのことです。
LDKは必須の生活空間ですが、その他の居室は家族構成やライフスタイルによって必要な数が異なります。
そのため物件選びや間取りを考える際には「何LDKにするか」を事前に検討することがポイントです。
LDKのレイアウト
一般的な住宅で採用されることが多いLDKのレイアウトをご紹介します。
【縦長の一直線】
【横長の一直線】
【L字型のLDK(キッチン前にリビング)】
【L字型のLDK(ダイニング前にリビング)】
【正方形のLDK】
【LDK+α(和室や土間スペースなど)】
レイアウトは一例であり、注文住宅の自由設計では他にも様々なLDKのレイアウトを検討できます。
それぞれのレイアウトで動線や必要なスペースが異なるため、ライフスタイルに合った間取りを取り入れましょう。
DKとの違い
DKとはダイニングとキッチンが一体になっている間取りです。
例えば「1DK」はダイニング・キッチンの他に1部屋あり、その居室でリビングや寝室の機能を兼ねるレイアウトになります。
一昔前の住宅では食事と調理の空間を他のスペースから独立させる「DK」の間取りがよく見られました。
DKの間取りは食事に関する空間が独立しているため衛生的であり、料理のニオイが他の居室に広がりにくい点がメリットです。
一方で閉塞感が生まれやすく、リビングにいる家族とコミュニケーションが取りにくいなどのデメリットもあります。
ただしリビングとダイニング・キッチンの仕切りに透明な扉を採用するなどの方法で開放感を出すなどの対策が可能です。
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【種類別】注文住宅で人気なLDKの間取り実例
部屋数別に注文住宅で人気のあるLDKの間取り実例をご紹介します。
①1LDK
「1LDK」はLDKと1部屋の居室がある間取りのことで1~2人暮らしの方に人気があります。
▶施工事例:ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ
リビング横に寝室兼書斎がある1LDKの間取りです。
LDKをL字型にレイアウトし、玄関からリビングとキッチンに行ける動線を確保しました。
リビングと居室は2枚の片引き戸で仕切られているため、全開にすると一体の空間のように使うこともできます。
リビングダイニングは小上がりにし、中央に配置したテーブルでご友人とゆったりと語らえる落ち着いた空間に仕上げました。
②2LDK
「2LDK」はLDKと2部屋の居室があり、2~3人暮らしのご家族に選ばれることが多いです。
▶施工事例:吹抜けリビングのある 白いサーファーズハウス
南面に一直線のLDKをレイアウトし、北面に2つの居室と水回りをまとめました。
リビングの北側にある居室は3枚の扉を全開にすることでLDKとつながるフリースペースとしても活用できます。
LDKと居室が隣り合っているため無駄な廊下がなく、家族同士のコミュニケーションもスムーズです。
玄関や洗面所の仕切りをなくし、リビングは勾配天井にすることで開放感のあるLDKにしました。
▶施工事例:サーフ×リゾート 心身を解きほぐすセカンドハウス
中庭を囲むようにL字型のLDKを配置した事例です。
リビングと寝室が中庭とつながっているため、夕食後や起床後などの様々なタイミングでウッドデッキに出てゆったりとした時間を過ごせます。
リビングは半独立型のようなレイアウトを選び、吹き抜けや間接照明を採用することで落ち着ける空間を演出しています。
忙しく過ごす日常を忘れられるスタイリッシュで上品なデザインのセカンドハウスです。
▶おすすめコラム:
【間取り図で見る】おしゃれな2LDK平屋建ての成功実例|何坪くらい必要?間取りのポイントは?
③3LDK
「3LDK」はLDK以外に居室が3部屋ある間取りで3~4人家族に選ばれることが多いです。
▶施工事例:塗り壁×ガルバリウム クールスタイルの平屋
南側に一直線のLDK、北側にプライベートな居室がある間取りです。
中央に水回りや廊下を配置してLDKと居室を離すことで平屋でもプライバシー性を確保した間取りになりました。
リビングと居室に距離があるため、家族が寝ているタイミングでも音を気にせずにテレビなどを楽しめます。
一直線LDKは視線が空間全体に届くため家族とのコミュニケーションが取りやすいです。
リビング・ダイニング・キッチンそれぞれに窓をつけ、明るく開放的な空間に仕上げました。
【1階】
【2階】
▶施工事例:カバードポーチのある 白いアメリカンハウス
1階にLDKと水回り、2階に3つの居室がある間取りです。
寝室や個室を2階に配置することでプライバシー性を高めることができます。
L字型LDKのレイアウトを活かし、キッチン前にカウンターをつくってチェアを置きました。
ダイニングの南側にある窓からはウッドデッキに出ることもできます。
▶おすすめコラム:
3LDKの平屋間取り実例|おしゃれにするアイデアと適切な広さについて
④4LDK
「4LDK」は4つの居室とLDKがある間取りを指します。
4部屋とも寝室や子ども部屋として使うケースのほか、1部屋を和室や客間にするなど使い方のバリエーションも豊富です。
【1階】
【2階】
▶施工事例:ウチとソトが繋がる 白いアメリカンハウス
1階にはLDKと和室を配置し、2階には3つの居室をレイアウトしました。
2階の居室は子ども部屋や寝室として使えるオーソドックスで使い勝手の良い間取りです。
和室の扉を全開にするとリビングと一体の空間として使うことができます。
LDKに隣接する居室はお子様の遊び場や家事・趣味スペースなど多用途で活用できる使い勝手の良さが魅力です。
【1階】
【2階】
▶施工事例:大屋根が美しい ペールブルーのアメリカンハウス
1階にLDKと和室、寝室を配置し、2階に2つの洋室をレイアウトした間取りです。
寝室を1階に設けて2階を最小限の面積にすることで老後は平屋のような暮らしを実現できます。
LDKはL字型にしてリビングの南側にウッドデッキ、北側には和室が隣接するレイアウトにしました。
リビングの大開口窓と和室の扉を開放すれば各空間のつながりが生まれ、開放的でゆったりとした暮らしを楽しめます。
▶おすすめコラム:
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【レイアウト別】注文住宅で人気なLDKの間取り実例
注文住宅で人気なLDKの間取りをご紹介します。
①縦長の一直線LDK(約22帖)
▶施工事例:心解き放つ休日の拠点 潮風感じるセカンドハウス
縦一直線LDKのレイアウトを採用した事例です。
LDK内の壁を最小限にし、リビングに大きな窓を付けることでゆったりとした落ち着く空間を実現しました。
内装は白で統一して勾配天井を設けるなど視覚的にも広く感じる工夫を取り入れています。
窓からウッドデッキにつながるアウトドアリビングも楽しめるLDKです。
②横長の一直線LDK(約24帖)
▶施工事例:ガルバリウム×塗り壁 吹き抜けのある平屋
LDKが横一直線に並んだLDKのレイアウトです。
横並びのレイアウトを活かし、キッチンの前にはワークスペースも設けました。
キッチンに立ち、横を向けばLDK全体を見渡すことができます。
ダイニングテーブルとキッチンを横並びにできるため、食事の配膳下膳を効率的に行えるレイアウトです。
③L字型のLDK①(約21帖)
【1階】
【2階】
▶施工事例:暮らしを愉しむ吹抜けリビングの家
キッチン前にリビングがあるLDKを採用した事例です。
キッチンの両側に通路を設け、水回りやリビングとつながる便利な動線を確保しました。
リビング前を通ってダイニングやキッチンへ行く動線のため、壁掛けテレビにしてゆったりとしたスペースを確保しました。
キッチン前には収納棚を造作し、リビングにある細々した物をすっきりと片付けられるようにしています。
④L字型のLDK②(約25帖)
▶施工事例:タイルデッキのある シンプルテイストの平屋
キッチン前にダイニングがあるL字型LDKのレイアウトの事例です。
LDKが各居室への動線も兼ねているため、無駄な廊下がなくゆったりとした空間を確保することができます。
6人掛けのテーブルへ買い替えできるようにダイニングスペースを広めにしています。
照明はダクトレールに取り付け、テーブルの大きさによって位置を調整できるように可変性を持たせました。
⑤正方形に近いLDK (約22.5帖)
【1階】
【2階】
▶施工事例:光そそぐ吹抜けリビングとアイランドキッチンのある家
正方形に近い形のレイアウトを採用したLDKです。
ダイニング横の空間を広くしてフリースペースとして使えるようにしました。
フリースペースを設けることで趣味である自転車やSUPボードを置いても圧迫感が出ず、ゆったりと過ごせるLDKになりました。
お子さまの遊び場や自転車のメンテナンスなど多用途で活用できる空間です。
⑥畳コーナー付きLDK(約23帖)
▶施工事例:光あふれるリビング シンプルスタイルの平屋
畳コーナーまで含めると約23帖の広さがある正方形に近いレイアウトのLDKです。
リビングの真横に畳コーナーを配置し、お子さまのお昼寝や遊ぶ様子を確認しやすいようにしました。
約4帖の収納付き畳コーナーは扉を閉めると個室として使うこともできます。
客間やワークスペースとしても活用できる可変性の高さが魅力の畳コーナーです。
⑦土間スペース付きLDK (約26帖)
【1階】
【スキップフロア】
▶施工事例:ペットと暮らす スキップフロアのある平屋
土間スペースも含めて約26帖の広々としたLDKレイアウトです。
リビング横に土間スペースがあるとテラスとの行き来がしやすいのはもちろん、ワンちゃんのくつろぎスペースとしても活躍します。
ダイニング横にはベンチを造作し、リビング以外にもくつろげる空間をつくりました。
キッチン前のスペースを活かして収納を設けるなど、広々とした空間を最大限に活用した間取りです。
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にて、お客様の個性やライフスタイルに合わせて一邸一邸大切につくる家づくりをしております。
敷地やお客様のライフスタイルを考慮して最適なLDKのレイアウトをご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。
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LDKの間取りで失敗を防ぐ7つのコツ
▶施工事例:ドライガーデンが彩る 海辺のサーファーズハウス
LDKの間取りで失敗しないためのコツをご紹介します。
①家族の人数に合った広さにする
まずはご家族の人数に合った広さを考えます。
LDKはソファやダイニングテーブルなどのご家族の人数に合う大型家具を置く空間です。
5人家族なのに4人掛けのテーブルしか置けないダイニングスペースでは日常生活に不便が生じます。
ご家族全員が過ごしやすい家具のサイズなどを考えた上でLDKの広さを検討しましょう。
②それぞれの空間からの目線を意識する
LDKのレイアウトを考える際は広さだけでなく目線も考慮することがポイントです。
キッチンからリビングとダイニングが見渡せれば、料理中でもご家族とコミュニケーションが取りやすくなります。
LDKのどこからでも見える位置にテレビを配置すれば食事や家事をしながら視聴できて便利です。
パース図も活用しながら空間を立体的にイメージしてLDKの間取りを検討しましょう。
③LDKや他の空間との動線を考える
効率的な動線を考えてLDKの間取りを考えることも暮らしやすい家にするためのポイントです。
キッチンとパントリー、玄関が行き来しやすい動線なら買い出しやゴミ出しが楽ですし、水回りがまとまっていると家事の効率が上がります。
LDKだけでなく他の空間とのつながりを意識しながらご自身の生活に合った暮らしやすい間取りを考えることが大切です。
▶おすすめコラム:
動線が良い家の間取りアイデア12選|家事・洗濯・帰宅時などの作業を効率化する工夫
④日当たりや風通しを考える
LDKの日当たりや風通しを考えてレイアウトを検討することで快適性を高めることができます。
例えばリビング・ダイニング・キッチンそれぞれに窓が設けられるようなレイアウトなら十分な明るさを確保することが可能です。
またLDKの2〜3面に窓を設けられれば風の通り道が生まれ、心地よい空気の流れを感じられます。
家族が長い時間を過ごすLDKだからこそ窓にこだわり、光や風を自然に取り入れられるように工夫しましょう。
⑤LDKに入ったときの視線と印象を工夫する
玄関ホールから入ったときの視線を意識することでLDKの印象が大きく変わります。
例えばリビングドアのすぐ正面に壁があると閉塞感が出やすいですが、視線が抜けるような奥行きのあるLDKが広がっていれば明るくて開放的です。
さらに視線の先にアクセントウォールなどアイキャッチになる要素を取り入れるとLDKの印象をよりおしゃれに演出できます。
⑥家具やインテリアの配置を決めておく
LDKの間取りを考えるタイミングで家具やインテリアの配置も決めておくこともポイントです。
例えばリビングに対して家具をどのようにレイアウトするかによってソファに座ったときの居心地は大きく変わります。
ソファの近くに大きな窓があると快適性が下がりやすいですし、外からの目線が気になるかもしれません。
窓やコンセントとの干渉を防ぐために事前に家具のサイズ感を確認することも大切です。
⑦窓から見える景色にこだわる
LDKを居心地やデザイン性を高めるためには間取りや内装へのこだわりも大切ですが、窓から見える景色を意識することもひとつのテクニックです。
美しい景色や庭が見える位置に窓を設ければ外の眺めがひとつのインテリアのような役割を果たします。
またLDKとウッドデッキなどをフラットつなげることで空間を広く見せる効果も期待できます。
建物と外構デザインに一体感を持たせ、屋外空間まで取り入れたワンランク上のおしゃれなLDKに仕上げましょう。
まとめ
LDKには一直線やL字型など様々なレイアウトがあります。
さらに和室や土間スペース、ウッドデッキなどとつなげることで暮らし方に合わせた居心地の良い空間をつくることが可能です。
提案力のある住宅会社へ相談し、ご自身のライフスタイルに合った最適なLDKレイアウトを実現しましょう。
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にある建築会社です。
平屋建て・2階建てとレパートリー豊富な注文住宅や規格住宅の設計施工実績が豊富で「高断熱+高性能設備+太陽光発電」のZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及にも努めております。
補助金を活用したこだわりの住まいもご提案可能ですのでお気軽にお問い合わせください。