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2025年06月30日

日当たりが良すぎて後悔した事例と対策|快適に暮らせる土地選び・間取りのポイントも

日当たりが良すぎて後悔した事例と対策

家づくりにおいて「日当たりの良さ」を重視する方は多いのではないでしょうか。

しかし、日当たりが良すぎる家になると眩しさや暑さが原因で暮らしにくく感じるかもしれません。

そこで今回は日当たりが良すぎて後悔した事例をご紹介し、間取りや性能の対策を解説します。

快適な日当たりを確保するための土地選びのポイントも解説しますので、ぜひ家づくりにお役立てください。

 

コラムのポイント

● 日当たりの良い南向きの家は人気がありますが、対策しないと「暑い・眩しい・高熱費がかかる」などの理由で後悔する可能性があります。

● 建物の断熱性にこだわって窓のサイズや配置を工夫するなど、日当たりが良すぎる家への対策が大切です。

● 住まいの日当たりには敷地の環境も大きく影響するため、土地探しからサポートしてくれて敷地を活かした設計をしてくれる住宅会社への依頼をおすすめします。

 

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日当たりが良い南向きの家は人気がある

日当たりの良い南向きの家

▶施工事例:塗り壁×ガルバリウム クールスタイルの平屋

日当たりが良い南向きの家は明るい部屋を確保しやすいため人気があります。

南道路の土地を希望される方も多く、他方位の道路付けでも南向きに建物を配置するケースが一般的です。

基本的には南向きの家を建てて満足している方がほとんどのようですが、日当たりが良すぎる家になると後悔する可能性があるため注意しなければなりません。

▶おすすめコラム:
日当たりの良い家の方角は?東西南北のメリット・デメリットと明るい部屋にするポイント

 

日当たりが良すぎて後悔した事例

日当たりが良すぎる家で後悔

南向きの家の日当たりが良すぎて後悔したと感じる理由をご紹介します。

 

夏場は暑くて冷房代がかかる

日当たりが良すぎると夏場は暑くて冷房代がかかりやすくなります。

強い日差しが室内に差し込み、太陽の熱によって室内温度が上昇するからです。

室内温度が上昇すると快適性を高めるためにエアコンなどの冷房設備を強運転しなければならず、結果的に光熱費が上がってしまいます。

 

眩しくて居心地が悪い

日当たりが良すぎると眩しくて居心地が悪いと感じるかもしれません。

  • ・ソファに座ると眩しくてくつろげない
  • ・テレビに日差しが反射して見づらい
  • ・キッチンに西日が差し込んで料理がしづらい
  • ・寝室が明るすぎて日中は寝られない

ゆったりとくつろぐスペースや作業する空間は眩しさによるデメリットを感じやすいです。

 

家具や床が焼けた

強すぎる日差しで家具や床が焼けてしまい、色あせや劣化が気になって後悔したという声もあります。

窓際とそうでない空間で大きな色の変化があると家具や床が傷んで見えるケースもあり、室内のデザイン性が低下します。

またラグや家具の接地面は焼けないため、床に色むらができて模様替えがしにくくなる点もデメリットです。

 

寝室が明るすぎて昼間に寝られない

日中は寝室が明るすぎて寝られないという経験をした方もいます。

特に夜勤などで日中に睡眠時間を確保したい方は対策が必須です。

また寝室を東向きに配置したら早朝の日差しが強く差し込み、日の出とともに目が覚めてしまうという声もあります。

ライフスタイルや寝室の配置によっても後悔する理由は異なりますので、それぞれに合わせた対策を取り入れることが大切です。

 

植物が育てにくかった

日差しが強すぎて窓際に置いた植物がすぐに枯れてしまうと後悔した事例もあります。

特に西日が差し込む空間では、夏場の直射日光が当たって葉焼けを起こす植物も少なくありません。

また窓際が高温になると鉢の中の土が乾きやすく、植物が水分不足に陥りやすいです。

 

庭で過ごしにくい

日当たりが良すぎる家は庭の快適性にも影響する可能性があります。

庭に強い日差しが当たると眩しさでゆったりとくつろげず、テラスやアウトドアリビングの活用頻度が下がるケースも多いです。

さらに夏場は地面や外構まわりが高温になり、お子様やペットが外で遊びにくくなります。

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日当たりが良すぎる家の間取り・性能対策

日当たりが良すぎる家の対策

▶施工事例:太陽が似合う リゾートスタイルの家

日当たりが良すぎる家を快適にするための間取りや性能の対策をご紹介します。

 

窓の大きさや性能を工夫する

小さな窓が2つ並ぶリビング

▶施工事例:片流れの美しいフォルム シンプルスタイルの平屋

窓の大きさや性能の工夫によって強い日差しの影響を受けにくくできます。

具体的には次のような方法がおすすめです。

  • ・日差しが強い南側・西側の窓を小さくする
  • ・断熱性能の高いサッシを選ぶ
  • ・Low-E複層ガラスで紫外線をカットする

強い日差しが入りやすい南西~西向きの窓は、サイズを小さくして採光量を調整しましょう。

また外気の影響を受けにくい断熱性能の高い窓や紫外線をカットできる窓の採用もおすすめです。

▶おすすめコラム:
「リビングに大きな窓はいらない」と後悔しないために|メリット・デメリットと対策を解説

 

窓をつける向きにこだわる

北面の大きな窓

▶施工事例:サーフ×リゾート 心身を解きほぐすセカンドハウス

窓をつける向きにこだわることもポイントです。

例えば南・西・北に部屋が接している部屋の場合、西側には窓をつけずに南と北の二面に配置するなどの方法があります。

また南面の日当たりが良すぎるなら大きな窓はあえてつけず、東側や北側に配置することで柔らかな光を取り入れやすくなります。

住宅会社に日射をシミュレーションしてもらいながら、適度な日当たりを確保できる窓の向きを考えましょう。

 

軒や庇で日射量を調節する

軒で日差しを遮る

▶施工事例:薪ストーブのある平屋スタイルのアメリカンハウス

窓の前に軒や庇をつけて日射量を調節する方法もあります。

  • ・軒:建物よりもせり出した部分の屋根
  • ・庇:窓などの上に施工された小さな屋根

軒や庇が夏場の強い日差しを遮り、室内の温度上昇や眩しさを軽減できます。

冬場は日射の角度が下がるため、柔らかな日差しをたっぷり取り込めて快適性を高められる点も特徴です。

 

テレビと窓を隣接させない

テレビが見やすい配置

▶施工事例:緑・海・空が織りなす 癒しのリゾートハウス

テレビを窓際に設置しないことで日差しによる反射を軽減でき、日中も画面が見やすくなります。

朝にテレビを見るなら朝日が入らない位置、夕方に見ることが多いなら西日の影響を受けない配置などの工夫を取り入れましょう。

または採光量を簡単に調整できるような縦型ブラインドの採用もおすすめです。

 

日当たりを重視しない部屋は北面に

落ち着いた寝室

▶施工事例:片流れの美しいフォルム シンプルスタイルの平屋

日当たりを重視しない寝室などの部屋は北側に配置することで、強い日差しによるデメリットを避けることができます。

キッチンも日当たりが良すぎると食材が傷みやすくなりますし、コンロを使う際に暑さを感じやすいです。

直射日光が入らない配置や窓のない空間にするなどの工夫を取り入れてみてくださいね。

 

色焼けが目立ちにくい素材やカラーを選ぶ

色焼けしにくいグレーの内装

▶施工事例:くつろぎ味わう 海望むセカンドハウス

日差しがたっぷり入るような窓の周辺には、色焼けが目立ちにくい素材やカラーをおすすめします。

  • ・ベージュや明るめの木目
  • ・グレーやグレージュなどの淡い色
  • ・タイルの床
  • ・メラミン化粧板などの家具

これらの色や素材は変色が目立ちにくく、色焼けしない物もあります。

ただし無垢材の美しい経年変化を楽しみたい場合はあえて色焼けなどが分かりやすい木目を選び、時間とともに深まる風合いを味わうのも1つの選択肢です。

▶おすすめコラム:
ホテルライクなリビングを演出するグレーインテリア|実例と照明・床・壁の選び方

 

シャッターや遮光性の高いカーテンを採用する

シャッター付きの住まい

▶施工事例:光そそぐ吹抜けリビングとアイランドキッチンのある家

日差しの強さに対応できる「シャッター」や「遮光性の高いカーテン」もおすすめです。

寝室などの完全に日差しをシャットアウトしたい空間にはシャッターが適しています。

対して日差しをやわらげたい場合は遮光性の高いカーテンやブラインドで日射を調整し、過ごしやすい空間をつくりましょう。

どの程度日差しを遮りたいのかを考えて必要な日除けを取り入れることが大切です。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にて、お客様の個性やライフスタイルに合わせて一邸一邸大切につくる家づくりをしております。

ライフスタイルや敷地条件をふまえて快適な日当たりを確保できる家をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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日当たりが良い土地のメリット・デメリット

日当たりが良い土地のメリット・デメリット

日当たりが良すぎると過ごしにくさを感じますが、適度な採光が確保された土地は快適性を高めやすいです。

日当たりが良い土地のメリット・デメリットをご紹介します。

 

メリット

日当たりが良い土地には次のようなメリットがあります。

  • ・明るい部屋をつくりやすい
  • ・冬場の快適性が高まる
  • ・庭がジメジメしにくい
  • ・洗濯物が乾きやすい
  • ・ガーデニングや家庭菜園を楽しみやすい

日当たりの良い土地は採光を活かしたプランニングをしやすく、特に冬場は温かな日差しが入るため快適性を高めやすいです。

また庭の日当たりも良くなるため、外干ししたり植物を育てたりする際にもメリットがあります。

 

デメリット

日当たりが良い土地には次のようなデメリットがあります。

  • ・夏場は室内が高温になりやすい
  • ・時間帯によっては眩しい
  • ・家具や床が焼けやすい
  • ・土地価格が高いケースが多い

特に南面や西面から強い日差しが入る住まいではデメリットを感じやすいかもしれません。

一般的に日当たりが良い土地は人気なため、販売価格が高めに設定されやすい点も特徴です。

 

日当たりが悪い土地のメリット・デメリット

日当たりが悪い土地のメリット・デメリット

日差しが入りにくい土地は日当たりが良すぎるデメリットを対策できるケースもあります。

しかし日当たりが悪い土地にも、もちろんメリット・デメリットがありますので理解しておきましょう。

 

メリット

日当たりが悪い土地のメリットをご紹介します。

  • ・夏場の室内温度が上がりにくい
  • ・眩しくなくて作業に集中しやすい
  • ・モダンな落ち着いた雰囲気をつくりやすい
  • ・道路からの目線が気になりにくいケースが多い
  • ・土地が比較的安い

日当たりが悪い土地は落ち着いた空間づくりに適しています。

周囲が建物に囲まれていることが多い日当たりの悪い土地は大きな窓を設けても道路からの視線が気になりにくい点も魅力のひとつです。

日陰の土地は土地費用を抑えやすいため建物に予算を多めに分配でき、吹き抜けや大開口の窓など採光を確保するための対策を取り入れられます。

 

デメリット

日当たりが悪い土地のデメリットをご紹介します。

  • ・日中でも暗くて照明をつける時間が長くなる
  • ・冬場は寒さを感じやすい
  • ・どんよりした雰囲気になりやすい
  • ・カビの発生リスクが高まる
  • ・庭の水はけが悪くて植物を育てにくい

暗くて寒い部屋は居心地が悪く、照明や暖房の長時間使用によって光熱費も高くなるケースも多いです。

日当たりの悪い部屋は湿度が下がりにくく、室内や壁内にカビが発生するリスクもあります。

庭も水はけが悪くてジメジメするので植物が育ちにくく、家庭菜園などを楽しみたい方にとってはデメリットを感じやすいです。

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快適な日当たりを確保する土地選びのポイント

▶施工事例:リビングにフリースペースのある シック&モダンスタイルの平屋

快適な日当たりを確保するために取り入れたい土地選びのポイントをご紹介します。

 

ご自身のライフスタイルを考える

ご自身のライフスタイルを考えて日当たりの良さを考えることが大切です。

例えば日中はほとんど家にいないという方であれば、昼間の日当たりよりも夜の快適性や過ごしやすさを重視したほうが満足度が高まります。

庭も全体をコンクリートなどで舗装するなら水はけなどを気にする必要もないため、土地の日当たりの重要度はそれほど高くないでしょう。

一方で日中は家にいる時間帯が長い場合は昼間の快適性を重視して日当たりの良い土地を購入し、日差しが強すぎる時間帯や時期だけ対策を取り入れる方法をおすすめします。

 

道路が面している方位を確認する

快適な日当たりを確保するためには道路が土地のどの方位に接しているかを確認することも大切です。

  • ・南道路の土地:日中の長い時間帯に日差しが入りやすい
  • ・東道路の土地:朝から午前中にかけて日差しが入る
  • ・西道路の土地:午後から夕方にかけて日差しが入る
  • ・北道路の土地:1日を通して直射日光が入らない

道路が面している方位は建物が建つ可能性がほとんどないため、将来的にも日当たりを遮るリスクが少ないです。

どの時間帯の日当たりを重視したいのかを考え、接道の方位までチェックして土地を選んでみてくださいね。

 

敷地の高低差や形状をチェックする

敷地の高低差や形状も日当たりに大きく影響します。

北道路の土地であっても高台になっていて南側の家よりも地盤が高いなら、平屋を建てても日当たりの良い家にできます。

一方で南北方向の間口が小さい東道路・西道路の場合、道路側からの日射は見込めても南側は日当たりが期待できず、暗いと感じる家になるかもしれません。

敷地の面積だけでなく、高低差や形状をしっかりチェックして日当たりを確保しましょう。

 

周囲の建物の位置や高さを実際に見てみる

周囲にどのような建物があるかによってご自宅への日当たりは大きく左右されます。

例えば北道路の土地でも南側の家が平屋なら、日差しをたっぷり取り込めるケースが多いです。

対して南向きの土地であっても前面道路が狭く、道路向かいに高いマンションやビルが建っている場合は思ったほど日差しが入らず日当たりに影響する事例もあります。

土地資料だけでは分かりにくいケースも多いため、実際に現地へ行って周辺環境を確認することが大切です。

 

季節ごとの日射の高度をシミュレーションする

季節によって太陽の高さは変化するため、土地を検討する際には年間を通した日当たりを考慮することが大切です。

  • ・夏場:日射の高度は高くなる
  • ・冬場:日射の高度は低くなる

夏場に土地を見て日当たりが良いと感じて購入しても冬場には周囲の建物が日差しを遮ってしまい、想像以上に暗い家になったといったケースもあります。

日当たりを確保したい方位に建物が建っていて影響しそうな可能性があるなら、住宅会社に季節ごとの日射シミュレーションをしてもらいましょう。

▶おすすめコラム:
注文住宅の土地選び・土地探しのポイント8つと注意点

 

まとめ

日当たりが良い家は明るくて居心地がいいですが、日差しが強すぎると不快に感じるケースも少なくありません。

冬場は柔らかな光を取り入れつつ、夏場の強い日差しはカットできるような対策を取り入れた家づくりが快適性を高めるポイントです。

土地選びからサポートしてくれて敷地やライフスタイルに合った提案をしてくれるような設計力のある住宅会社へ家づくりを依頼しましょう。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にある建築会社です。

平屋建て・2階建てとレパートリー豊富な注文住宅や規格住宅の設計施工実績が豊富で「高断熱+高性能設備+太陽光発電」のZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及にも努めております。

日射の影響を受けにくい日当たりの良い家もご提案可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

 

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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