家を建てるタイミングは?ベストな時期を見極めるポイントと後悔しないために大切なこと
「いつかは注文住宅を建てたいとは思うものの、建てる時期やタイミングを考えると迷ってしまう……」
という方は少なくありません。
結婚や出産、子どもの進級など幾度となく訪れる家づくりのタイミング。
できれば逃すことなく、ベストな時期に家を建てたいですよね。
とはいえ、ベストな時期はいったいいつなのでしょうか。
今回のコラムではいつ家を建てるかを迷った時に参考にして欲しいベストタイミングを見極めるポイントやタイミングが合わない時の対策をご紹介します。
後悔のない家づくりを進めていけるようにぜひお役立てください。
コラムのポイント
● 家づくりのタイミングはご家庭によって異なります。年齢やライフプラン、収入の安定などまずは自分たちにとって良きタイミングを見極めることが大切です。
● 家づくりを後悔しないためにもベストタイミングを逃さないよう情報収集や貯蓄などできる準備を進めていきましょう。
家を建てるならタイミングが重要
多くの人が迷う家づくりのタイミング。
できればベストな時期に建てたいですよね。
最適なタイミングはいったいいつなのでしょうか。
注文住宅取得の平均年齢と平均収入
国土交通省が行った住宅市場動向調査によると注文住宅を取得した年齢は30代が最も多く、世帯年収の全国平均は801万円でした。
30代は多くの方が注文住宅取得の決断を下しやすいタイミングのようです。
家を建てるタイミングは人それぞれ
「30代がいい」「出産後、ライフプランの見通しが立ったら」など、家づくりに最適とされているタイミングはいくつかありますが、全ての人に共通する家を建てる時期の正解はありません。
というのも、収入や準備できる頭金や家づくりにかけられる予算など人によって状況が違うためです。
大切なのは「なぜ家を建てたいのか」を考えること。
そして、自分たちにとって最適なタイミングを見極めることです。
家を建てるベストタイミングを見極めるポイント
では、家を建てるベストタイミングはどのように見極めると良いのでしょうか。
年齢で考える
住宅市場動向調査の結果にあるように30代は多くの方が家づくりの決断を下しやすい年齢です。
しかし、それ以外の年齢でも家を建てる方はたくさんいらっしゃいます。
20代
早いように感じる20代での住宅購入ですが、決して早い訳ではありません。
賃貸物件に家賃を払い続けるのをやめて早くマイホームを取得したいということで住宅購入に踏み切っている方もいらっしゃいます。
年収が400万円ほどでも場合によっては3,000万円近いローンを組むことができるため、頭金をほとんど準備することなく住宅取得も可能です。
また、親からの資金援助を受けやすかったり、返済期間が長いため住宅ローンを組みやすかったりというメリットもあるため決断しやすいようです。
30代
家を建てる平均年齢とされている30代。
- 住宅ローンの返済期間の平均が33〜35年
- 収入が安定する
- ある程度頭金が貯まる
- 人生設計しやすい
このように無理なく家を建てることができる条件が揃っているのが特徴です。
20代同様、住宅ローンの完済年齢が早くなるため老後の負担を軽くしたいという思いもあるようです。
40代
40代で家を建てるのは遅いように感じるかもしれませんが、住宅市場動向調査によると23.5%の方が40代で住宅を取得しており決して遅くはありません。
30代よりも年収が増え頭金も貯まっているため、デザインや性能にこだわった家を建てることができます。
また、ご家庭によっては子どもたちが巣立っていくタイミングでもあり、夫婦二人の老後を見据えた間取り計画を立てやすくなります。
長く快適に住める家を建てたいという方にとっては40代というのは最適なタイミングでしょう。
50代
50代で家を建てる場合、無駄なく最適な広さにすることで総費用をおさえることができる、大きなライフスタイルの変化を想定しなくてもいい、といったメリットがあります。
しかし一方で、住宅ローンを組みにくくなる、老後資金への影響が心配、というデメリットもあります。
50代、60代で家を建てる方も今はたくさんいらっしゃいます。
歳を重ねると賃貸物件への入居も難しくなるため早めに検討しておくことをおすすめします。
ライフプランで考える
ライフプランとは人生設計のことです。
一生に一度の大きな買い物となる家づくり。
多額の費用がかかり、さらに簡単に変更することも難しいため、ライフプランをよく考えた上でタイミングを見極めることが大切です。
- 結婚(挙式・披露宴合わせた平均総額……292万円)
- 出産(室料差額等を除いた公的病院の平均出産費用……45万円)
- 子どもの就学、進学(幼稚園から高校まで全て公立だった場合の平均費用……270万円)
- 親の介護(5年間施設を利用した場合かかる平均費用……500万円)
こういった人生における重大イベントは幾度となくやってきます。
その時に慌てなくてもいいようにかかる費用を想定して頭金や住宅ローンの返済などいくらまわすことができるのかを想定しておきましょう。
そうすることで自分たちにとって適したタイミングが見えてくるはずです。
住宅ローン返済との兼ね合いで考える
住宅ローンは平均30〜35年かけて返済していきます。
30代で家を建てる方が多いのは定年退職後も返済を続けなくてもいいようにするためです。
しかし、自己資金が貯まっていないのにも関わらず無理をして住宅ローンを組んでしまうと返済額が多くなり負担が生じる可能性もあります。
30代ではなく40代で家を建てた方が経済的にも精神的にもゆとりを持てることもあるでしょう。
頭金と借入額、返済額のバランスを考えてタイミングを見極めることが大切です。
収入の安定で考える
収入が安定していた方が頭金をためやすく、ローンも組みやすくなります。
勤続年数が長くなり、職場での立場も安定してきたタイミングで検討してみましょう。
一般的に住宅ローンの返済額が年収の25%以下であれば無理なく返済できるとされています。
例えば年収800万円の場合、年間返済額の理想は200万円以下となります。
日常生活は今まで通り送りつつ、家づくりに時間と労力をかけることができるかどうかが大切です。
頭金の準備で考える
家を建てるときに必要な頭金は住宅の価格に対して10〜20%が相場とされています。
最近では、頭金がなくても家を建てられるケースも増えていますが、借入額が大きくなりすぎて返済が難しくなる可能性もあります。
頭金を多く準備しておけば、月々の住宅ローン返済額を下げることができます。
同じ金額の住宅でも、頭金がいくらあるかによって支払い総額は大きく変わってくるため、まとまった額が貯まったタイミングで家づくりをスタートさせることも視野に入れておきましょう。
▶参考コラム>>千葉県にマイホームを建てたい!気になるお金の話と住宅会社の選び方・参考にしたい施工事例まとめ
家を建てるタイミングが合わない時はどうする?
家を建てたいと思っていても家族の同意や仕事の状況、頭金の有無によってタイミングが合わないことは多々あります。
そんな時はいつタイミングが訪れてもすぐに動き出せるように準備を進めておきましょう。
情報収集を進めておく
家づくりに関する情報は日々更新されています。
デザインや間取り、費用、土地が売りに出されているか、など情報収集を進めておきましょう。
いつでも動き出せるように準備をしておけば、いざという時すぐ行動に移せるため後悔もしなくなります。
計画的な貯蓄を行う
頭金は多い方が後の負担を軽減できますが、頭金だけに資金を使ってしまうことはおすすめしません。
頭金を支払ったことで生活が苦しくなってしまった……ということのないように、生活費の3〜6ヶ月分を別途貯蓄しておきましょう。
▶参考コラム>>家づくりは何から始める?7つの準備とポイントまとめ
家を建てるタイミングは住宅会社に相談を
収入や準備できる頭金、予算など、ご家庭によって状況が違うため家を建てるタイミングは人それぞれです。
だからこそ、必要な情報を集めて準備を進めておくことが大切です。
なぜ家を建てたいのか、自分たちにとって最適なタイミングはいつなのか、見極めながら後悔のない家づくりを進めていきましょう。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。
監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会