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2023年01月14日/ Last updated : 2024年06月24日

スタディスペースがある間取り|使い勝手の良い間取りや照明・机のポイントとは

スタディスペースがある間取り

 

子どもの集中力を鍛えられると言われているリビング学習。 

注文住宅を建てるときに、子ども部屋以外にスタディスペースを作りたいという要望は多いです。 

スタディスペースを作る上で大切なのは、使い勝手のよさと子どもが進んで使ってくれる間取りにすることです。 

 

では、どのようにしたら良いスタディスペースを作ることができるのでしょうか。 

今回はスタディスペースを作るべき場所や、照明や机のポイントなどを詳しく解説します。 

ぜひ家づくりにお役立てください。 

 

コラムのポイント

  • ● スタディスペースは子どもの様子が確認しやすい空間に作ることをおすすめします。
  • ● 机の幅や奥行き、照明などの細かい部分にもこだわることが大切。具体的な事例を確認しながら、自分達に合ったスタディスペースを考えてみましょう。

 

 

スタディスペースはどこに作るべき?  

スタディスペースはどのような空間に採用すべきなのでしょうか。 

採用されることが多い空間を紹介し、それぞれの使い勝手を解説します。 

自分達の暮らしに合っている空間を見つけてみてくださいね。 

 

リビングダイニングの一角 

リビングダイニング

 

リビングやダイニングの一角にスタディスペースがある間取りは人気が高いです。 

カウンターをつけるだけでスタディスペースを作ることができるため、省スペースで採用できます。 

家事をしながらでも子どもが勉強している様子を見守りやすいという点が人気の理由です。

 

 

スキップフロア 

中二階のデスクスペース

 

階段の途中にスペースを作る「スキップフロア」のスタディスペースも人気です。 

秘密基地のような空間なので、子どもも喜んで使ってくれるという意見も多いです。 

 

リビング階段のスキップフロアを作れば、LDKからも様子を確認することができます。 

スキップフロア

 

こちらの事例では、低めの位置にスキップフロアを作りました。 

床座の高さに合わせてカウンターを付けたため、子どもと目線を合わせてコミュニケーションが取りやすいです。 

 

 

 

階段下 

スケルトン階段

 

階段下のデッドスペースを有効活用して、スタディスペースを作る方法もあります。 

ただし、階段の形状によってはコンパクトなスタディスペースしか作れないことも。 

設計士と細かな打ち合わせをして、サイズを確認してくださいね。 

将来的に他の使い方をしたい場合は、デスクを購入して置いても良いでしょう。 

 

 

 

LDKとつながる空間 

ワークスペース

 

LDKと隣接する空間に独立したスタディスペースを作るという方法もあります。 

扉をつけて個室にすることもできるため、子どもが大きくなっても使いやすい点やテレワークでも使える点がメリットです。 

ただしスタディスペースを作ることによって他の部屋の面積が狭くなることもあるためバランスを考えましょう。 

リビングと隣接する和室を作ってスタディスペースと兼用にするなど、様々な用途で使えるように工夫しても良いですね。 

 

 

二階ホール 

2階ホール

 

マイホームを二階建てにするなら、二階ホールをスタディスペースとして活用できます。 

二階ホールとは、階段を上がってすぐの空間のことです。 

吹き抜けの階段にすれば、一階からも子どもの様子が確認できます。 

一階のLDKを広くしたいという要望があるなら、二階の空間を有効活用したスタディスペースを検討してみてください。 

 

 

3タイプ】スタディスペースの間取り 

スタディスペースは3つの間取りに分けられます。 

自分達にはどのタイプが合っているのか考えてみましょう。 

 

オープンタイプ 

カウンター付きキッチン

 

オープンタイプのスタディスペースは、周りを壁などで囲まず開放的な空間にする間取りです。 

子どもの勉強の様子を確認しやすく、コミュニケーションが取りやすい点がメリットとして挙げられます。 

またカウンターを施工するだけなので、省スペースでも採用できる点も魅力です。 

ただし子どもが大きくなると使いたがらなくなったり、テレワークでは集中しにくいなどのデメリットもあります。 

 

 

半個室タイプ 

半個室のワークスペース

 

半個室タイプのスタディスペースは、完全な個室ではないが壁などで囲われている空間のことです。 

音は聞こえるため家族の存在は感じることができますが、目線が遮れるため集中して勉強できます。 

来客時にスタディスペースが散らかっていても、見えないので気にならないという面もメリットです。 

 

ただし、勉強している様子が確認しにくいため、小さなお子様がいる家庭では使いにくいと感じるかもしれません。 

対策としては、室内窓などを付けて目線が通るようにすることなどが挙げられます。 

リビング内の半個室デスクスペース

 

窓から子どもの様子がわかるため、コミュニケーションを取りやすい半個室のスタディスペースが完成します。 

 

 

個室タイプ 

個室の書斎

 

扉と壁で空間を囲んだ個室タイプのスタディスペースです。 

使うときは扉を開けておけば、半個室と同様の使い方もできます。 

テレワークスペースとして兼用したい場合は、扉を閉めて集中することもできて使い勝手が良いです。 

ただし、周りが囲まれているため圧迫感を感じることもあります。 

室内窓の採用やシンプルな内装にするなどの工夫を取り入れましょう。 

 

 

 

 

使い勝手の良いスタディスペースを作るポイント 

スタディスペースの使い勝手を良くするためのポイントを解説します。 

 

用途に合わせて机の奥行と幅を決める 

リビングのスタディスペース

 

一般的な学習机の場合、幅100cm×奥行60cmのサイズが多いです。 

ただノートを1冊置いて文字を書くだけなら、もっとコンパクトでも問題ありません。 

しかし、勉強をするときは教科書や参考書などを同時に開いておくことが多いですよね。 

そのため、スタディスペースも広めな幅・奥行きのカウンターをおすすめします。 

兄弟で横並びで勉強するなら、さらに幅広なカウンターが必要です。 

 

そこで、スタディスペースを作るときは、次のようなことを考えましょう。  

  •   同時に何人使う可能性があるのか 
  •   用途は何か(勉強・パソコン・絵画など) 
  •   収納するものはあるか(勉強用具・ランドセル・プリンターなど) 

 

使う人数や用途などを考えながら、自分に合ったカウンターの幅・奥行きを考えてみてくださいね。 

 

 

手元を明るく照らす照明を取り入れる 

手元灯のあるワークスペース

 

使いやすいスタディスペースを作るためには、照明計画も非常に大切です。 

暗い天井では勉強しにくいですし、視力低下の原因になるケースもあるからです 

天井付の照明だけでは手元の明るさが足りないことがあります。 

照明の位置によっては、自分や棚などが影になって手元が暗くなることも。 

上の画像のように、天井とは別に手元用の照明を採用することで、快適に勉強することができます。  

 

手元を照らす照明の設置が難しい場合は、スタンドライトを置いて手元を照らしましょう。

本のクロスが印象的な書斎

 

スタンドライトを置く場合は、カウンター上に忘れずにコンセントを施工してくださいね。 

 

 

子どもも手が届く位置に勉強道具をしまえる収納 

収納付きのワークスペース

 

せっかくスタディスペースを作っても、カウンターの上が荷物で溢れていては勉強がはかどりません。 

そこで、子どもが自分でしまえる高さに収納を作ることをおすすめします。 

上の画像のような高さを変えられる収納棚は、収納するものに合わせてカスタマイズできるので使い勝手が良いです。 

子どもの成長に合わせて棚の高さも調整できます。 

ランドセルなども収納したい場合は、最低でも幅・奥行きが30cm以上ある棚を施工しましょう。 

 

 

テレワークや趣味スペースとしても使える空間に 

有孔ボードの壁

 

子どもがスタディスペースを使う期間は限られています。 

そこで、子どもの勉強以外にも用途を考えた上で、スタディスペースを作ることをおすすめします。 

例えば、個室にもなるスタディスペースならテレワークスペースとしても使えます。 

シンプルな内装にすれば、web会議のときなどにも使いやすいですよね。 

また、コンセントや冷暖房の設備なども完備することで快適性も高まります。 

 

将来的に趣味部屋にしたいなら、棚を増設できるように壁に下地を入れておいても良いでしょう。 

上の画像のような有孔ボードの壁にしておけば、趣味のアイテムを掛けて収納することもできます。 

様々な用途を考えながら、可変性のあるスタディスペースを作ってくださいね。 

 

 

 

勉強の習慣が身に付きやすいスタディスペースを作ろう 

小さな家のリビングとスタディスペース

【施工事例:カリフォルニアの風を感じるアメリカンスタイルの平屋】 

 

お子様の勉強の質を高めるスタディスペース。 

配置する空間はもちろん、机のサイズや照明などによっても使い勝手は大きく異なります。 

ご家庭に合ったスタイルを考えながら、長く使えるスタディスペースを採用してください。 

 

クレアカーサは、それぞれのご家族のライフスタイルに合わせた家づくりをサポートしています。 

ご要望を伺った上で、スキップフロアや半個室などの様々なタイプの中から、お客様に合ったスタディスペースをご提案します。 

まずはお気軽にお問い合わせください。 

 

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

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住宅業界の専門性について

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資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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