後悔しない海の近くの家づくり|成功例を施工事例から学ぼう
憧れだったマイホームの建築。
「こんな所で暮らしたい」「こんなおうちに住みたい」「こんな空間が欲しい」など、希望に胸がふくらむ瞬間です。
これから家族と共に暮らす住まいでは、家のデザインや構造はもちろん、周りの環境選びがとても大切なポイントになります。
特に海の近い環境である千葉での家づくりは、他の地域とは違った対策を施さなければいけない場面も多いのです。
今回は、「海の近くに家を建てたい!」と考えている方に役立つ情報を集めました。
クレアカーサでお手伝いした施工事例から、後悔しない家づくりの方法や成功例のポイントを見ていきましょう。
コラムのポイント
- ● 海の近くという立地から、塩害や台風などから住まいを守る対策を施すことがとても大切です。施工事例から海の近くでの住まいをシミュレーションしてみましょう。
- ● 今回は施工事例を多数ご紹介します。たくさんの施工事例を見て、家づくりのイメージを高めていきましょう。
Contents
海の近くにつくる住まい「気をつけなければいけないポイント」とは?
後悔しない家づくりをするためには、建てる「土地の風土にあわせた対策」を施す必要があります。
例えば、台風の接近の回数が最も多いとされる沖縄では屋根瓦が飛ばされないように漆喰で固定する。
また他の地域よりも強風が多いことから、鉄筋コンクリート製の住宅を選ぶなどの対策が。
そして雪の多い地域では、柱は四寸(約12センチ)角と太めのものが使われており、本数も多めに設置されるなど風土を考えた対策が施されています。
一方千葉も同様に、海の近い立地から建物を守る対策が必要です。
建物を守る対策① 塩害や砂による被害から守る
海の近くに住まいがあることで思いつくことは、潮風で運ばれる塩と砂の被害です。
海から運ばれてくる潮風により、建物に被害が及ぶこと。
それは海の近くに暮らすリスクともいえるでしょう。
運ばれてきた塩分が窓や外壁に付くことで、サビや塗装の劣化が起こりやすくなり「建物の寿命」にも影響をあたえます
また風で砂が舞い上がり潮風により運ばれることで、家全体に砂が打ちつけられます。
その影響で外壁が汚れやすくなり、メンテナンスの回数が増えてしまう可能性もあります。
潮風を届かなくさせることは難しいですが、「塩害や砂に強い家づくり」は建てる前だからこそできる対策のひとつです。
▶もっと詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください>>「海の近くに暮らしたい!後悔しないための対策7選」
建物を守る対策② 台風などの強風から建物を守る
下のデータは、気象庁がまとめた「台風の上陸数が多い都道府県」となります。
順位 |
都道府県 |
上陸数 |
1 |
鹿児島県 |
42 |
2 |
高知県 |
26 |
3 |
和歌山県 |
24 |
4 |
静岡県 |
21 |
5 |
長崎県 |
17 |
6 |
宮崎県 |
14 |
7 |
愛知県 |
12 |
8 |
千葉県 |
9 |
9 |
熊本県 |
8 |
10 |
徳島県 |
7 |
※統計期間:1951年~2022年第2号まで 引用:気象庁|台風の統計資料より抜粋
鹿児島県、高知県など九州や四国の地区が多い中、関東の中では唯一「千葉県」が8位に入っています。
そのため千葉での家づくりを検討する場合、「台風から住まいを守る対策」はとても重要なのです。
台風が襲来すると、
- ○ 強風による「風害」の被害
- ○ 強風で海水が飛散することにより起こる「塩害」の被害
- ○ 大雨などにより、冠水などにより引き起こされる「湿害」の被害
上の3つの被害により建物に対して大きなダメージをあたえます。
台風に強い構造を選ぶことはもちろん、屋根や窓など「安全面を高める工夫」は住宅を守ることにつながります。
▶もっと詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください>>「台風に強い家を建てたい!5つのポイントと注意点|海の近くの家づくり」
千葉の風土を活かしきる!家づくりを叶えた実例紹介
海の近くの家は「塩害や強風などデメリットが多いのでは?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかしクレアカーサでお手伝いさせていただいたお客様は、
- ○ 波のコンディションに合わせていつでもサーフィン
- ○ 海を眺める心地よい「おうち時間」
- ○ 自分の好きな場所で充実感を味わう日々
など、心豊かな暮らしを送られている方がたくさんいらっしゃいます。
ここでは実際に千葉で建てた施工事例から、海の近くでの暮らしをシミュレーションしてみましょう。
海の近くで建てた「平屋スタイル」
施工事例①
【施工事例:サーフ×リゾート 心身を解きほぐすセカンドハウス】
季節を問わず多くのサーファーが訪れる房総の人気スポットに佇むS様邸。
朝は波の音で目覚めるような、海まで徒歩数分のエリアに建てられています。
深みのあるネイビーの外観に合わせ白で構成されたエクステリアが青空に映え、自然と調和する姿が見る人の心に豊かさをあたえてくれます。
建物の周りには腐食や塩害に強いバイナルフェンスを設置。
周囲からの視線をゆるやかにカットしながら、建物をより引き立てています。
外部への開口は控えめにしながら内側へと広がるコの字型設計にし、家の中心部にウッドデッキで中庭を設けています。
風の向きを考えつつコの字型を取り入れることで、台風などの強風の被害からウッドデッキを守る効果も高まります。
施工事例②
オリンピック会場としても有名なサーフスポット、釣ヶ崎海岸近くに建つI様邸。
「プロサーファーである息子のため、ホームブレイクのあるこの町への移住」を決意され、大切なボードがきちんと収納・管理できるよう敷地内に専用ストレージを併設。
海辺の町で波と共に暮らすご家族ならではのプランに仕上がっています。
平屋は建物が低いため、二階建ての建物より重心が地面に近くなります。
そのため平屋は「台風による風の影響を受けにくく、高い安定感」があります。
また「四角の家」は、台風による風の影響を受けにくい形状とされています。
上の間取り図のように安定感の高い「四角に近い形状」にすることで、台風や地震にも強い建物になります。
また建物の高さが低いことから、潮風が運ぶ塩や砂も落としやすく「メンテナンスし易い」ことは大きなメリットですね。
海の近くで建てた「二階建てスタイル」
施工事例③
都会の喧騒から離れ家族と週末を過ごすためにオーナーが選んだ場所は、東京湾越しに富士山を望めるオーシャンビューの高台。
門をくぐった瞬間からドラマティックに視線が展開し、海を抱くような眺望へと続きます。
シンプルでスマート、五感で自然を感じるお住まいに仕上がっています。
リビングと庭を結ぶ1階のテラスは、潮風から運ばれる塩や砂の影響も考え「シックなタイルを採用」しています。
メンテナンスがし易いというのはメリットのひとつですね。
高台に建物をつくることで、台風などによる冠水などの水害発生確率も低くなります。
しかし建物の周囲に崖などの崩れやすい環境がないか、など安全面での配慮が必要です。
こちらのお住まいのように、建物周辺が開けていることも重要なポイントとなります。
施工事例④
深いモスグリーンのガルバリウム鋼板を使用した外観。
サンシェードを付けたダークブラウンのパーゴラ。大きなサボテンやアガベを植え、石や流木を配置して完成させたドライガーデンなど、すべてが一つとなってカリフォルニアスタイルを表現しているT様邸。
こちらのT様は、「都内に通勤しながら、サーフィンを愉しむ暮らし」をテーマに、「新しい暮らし方・働き方」を実現されています。
T様の1日は一宮町の海から始まります。
早朝海でサーフィンを楽しみ、終えてから都内に出勤されています。
LDKの前にあるサンシェード付きダークブラウンのパーゴラは、ボードのメンテナンスをしたり、第2のリビングとして楽しんだり、大活躍しています。
天候に応じてパーゴラのシェードは収納できるため、折りたたむことで強風の影響を受けにくくします。
また取り外しできることで、メンテナンスもし易くなりますね。
まとめ:千葉を知り尽くした私たちと、つくりあげてみませんか
今回は、海の近くに家を建てたい!そんな風に考えている方のために、実際に建てた事例から海の近くの家づくりをシミュレーションしてみました。
ここでご紹介した対策やアイデアは、ほんの一例に過ぎません。
それは、建てる立地、そこで集う家族構成やライフスタイルにより、適した対策には違いが現れるためです。
クレアカーサでは、2棟のモデルハウスを公開しています。
- ● 毎日の暮らしにアクティブをプラスする「Outdoorlife Model」
- ● つながり、広がる。リビングと庭 がテーマの「Afternoontea Model」
-
モデルハウスご紹介ページ>>「Outdoorlife Model」「Afternoontea Model」2棟同時OPEN!
クレアカーサでは、お客様の小さな声も形にするお手伝いをしています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなあ」など、大まかなイメージで大丈夫です。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
ぜひ私たちと一緒に「後悔しない家づくり」をめざしてみませんか。
クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。
監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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家づくりに役立つ情報をお届けしています。
・免許情報
・資格情報
・執筆出演
・受賞歴など
住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会