これぞサーファーズハウスの間取り|事例をもとに設計や内装のコツも紹介

サーファーズハウス間取り

サーファーズハウスの間取りを考えるとき、まずは”開放感”や”リラックス”をイメージするのではないでしょうか。実は「サーファーズハウスはこういうもの」という決まりは無いのですが、サーファーズハウスならではの特徴や設計時のポイントなどがあります。そこで今回はサーファーズハウスの間取り事例を紹介しながら、設計や内装プランのポイントなどもお話しします。ぜひ参考になさって下さい。

コラムのポイント
    • サーファーズハウスに決まった定義は無いが、間取り、設計、内装などに特徴がある
    • 趣味を楽しむのはもちろん、家事動線にも配慮した間取りを実現しているサーファーズハウスがたくさんある
  • 設計や内装のプランは、サーファーズハウスの特徴と住み心地の良さを掛け合わせて考えるのがおすすめ

サーファーズハウスとは

サーファーズハウスの間取り

 

サーファーズハウスとは、サーファーがサーフィンを楽しむためにつくる家のことです。明確な決まりはないのですが、サーファーズハウス共通の特徴があります。

 

サーファーズハウスの特徴

屋内の特徴は以下のとおりです。

  • 広い玄関(サーフボード等の保管)
  • 広いリビング
  • 吹き抜け、天井の梁が出ているなど、開放的な空間
  • フローリング等に無垢材を使い、自然を感じられる内装 など

屋外にも特徴があります。

  • 駐車スペースの確保はマスト
  • 玄関前にポーチを設置or芝を敷いた庭に面してウッドデッキを設置(サーフボードのお手入れ)
  • BBQができる庭 など

 

サーファーズハウスを選ぶのはこんな人

サーファーズハウスを選ぶのは、サーファーだけではありません。先程紹介した特徴をふまえて、以下のような方から選ばれています。

  • ペットと一緒にのびのび暮らしたい方
  • 自転車やバイクなどの趣味がある方
  • 自宅でホームパーティーやBBQをするのが好きな方 など

 

「サーファーズハウス=サーファーの家」と限定せず、サーファーズハウスらしさを参考にしながら家づくりのプランを考えるのがおすすめです。

 

サーファーズハウスのデメリット

サーファーズハウスを建築する醍醐味は、ライフスタイルに合う家づくりを自由な発想でできることです。でも、この「自由な発想」がデメリットになる場合もあります…。

  • ハウスメーカーが提示する寸法以外の間取りを希望すると、建築費が高額になる
  • ハウスメーカーが提示する以外の設備(キッチン、お風呂など)を希望すると、設備費が高額になる
  • 居住地域によっては、駐車場や庭を確保できる土地が見つかりにくいケースがある など

 

一般的なハウスメーカーでもサーファーズハウスを施工できますが、規格外の希望がある場合に費用が高くなるのがデメリットです。また海の近くに家を建てる場合は、塩害、湿気なども考慮して設計や住宅設備選びをする必要があります。そのため「ハウスメーカー選びが重要」と考えておきましょう。サーファーズハウスの施工実績が豊富で、提案力のあるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。

 

クレアカーサ茨城は、サーファーズハウスを得意とする茨城県ひたちなか市のハウスメーカーです。

 

サーファーズハウスの間取り事例

クレアカーサがこれまで施工した、実際のサーファーズハウスの間取りを紹介します。具体的な価格や施主様のこだわりポイントなどもお話しするので、ぜひ楽しみながらご覧下さい。

※価格は施工当時のものです。また外構等を含まない建物本体の価格です。

 

【間取り事例 1】広い玄関から続くフリースペース

こちらは玄関の広い収納と、ゆったりとしたフリースペースがポイントの間取り事例です。クレアカーサの『Mine+DESIGN(マインプラスデザイン)』プランを利用し、本体価格は1,600万円(税込)でした。(延床面積: 30.80坪、敷地面積: 138.91坪)

1階

サーファーズハウス間取り事例1-1階

2階

サーファーズハウス間取り事例1-2階

 

 

玄関は、サーフボードを飾りながら十分なスペースを確保しています。

サーファーズハウス間取り事例1-1

 

また、外観は理想的なカリフォルニアスタイルです。玄関前のカバードポーチ、広い庭とヤシの木、外構など、全てに施主様のこだわりが詰まっています。

サーファーズハウス間取り事例1-2

 

【間取り事例 2】開放感たっぷりのLDK

次に、吹き抜けやオープン階段がポイントの間取り事例です。太陽光発電を導入したZEH(ゼッチ)住宅で、本体価格は1,628万円(税込)でした。(延床面積: 30.55坪、敷地面積: 61.00坪)

 

1階

サーファーズハウス間取り事例2-1階

2階

サーファーズハウス間取り事例2-2階

 

吹き抜けは、リビングと2階を開放的につなぐ空間となっています。オープン階段にすることで、リビング内階段の圧迫感もありません。

サーファーズハウス間取り事例2−1

 

玄関土間を広くとり、サーフボードやキャンプ道具を収納しています。

サーファーズハウス間取り事例2−2

 

外観は、耐久性の高いガルバリウム鋼板を使用したカリフォルニアスタイルです。リビングから続くウッドデッキと緑を感じる庭が、サーファーの求めるアクティブでリラックスできる空間づくりに一役買っています。

サーファーズハウス事例2−3

 

【間取り事例 3】家事動線にもこだわり

次は「動きやすさ」、「片付けやすさ」、「キレイをキープ」にこだったサーファーズハウスです。本体価格は2,263万円(税込)でした。(延床面積: 40.65坪、敷地面積: 67.56坪)

 

1階

サーファーズハウス間取り事例3-1階

2階

サーファーズハウス間取り事例3-2階

 

家事効率を良くするために、広い洗面スペースを確保しました。洗面台の後ろには、壁一面の収納棚が備え付けられています。

サーファーズハウス間取り事例3−2

 

外観は、シンプルなガルバリウム鋼板の外壁に個性的なココスヤシが映えています。

サーファーズハウス間取り事例3−3

 

【間取り事例 4】2way玄関が便利

次に玄関を来客用、プライベート用に分けた住宅です。プライベート用玄関から、直接洗面所とお風呂へ直行できる導線となっています。クレアカーサの『Mine+DESIGN(マインプラスデザイン)』プランを利用し、本体価格は1,368万円(税込)でした。(延床面積: 31.06坪、敷地面積: 73.70坪)

1階

サーファーズハウス間取り事例4-1階

2階

サーファーズハウス間取り事例4-2階

 

 

画像手前がプライベート用、奥が来客用の玄関です。プライベート用玄関にはサーフスーツを干しておける空間、家族全員の靴を収納できるスペースを確保しています。

サーファーズハウス間取り事例4-1

 

キッチンは、ゴミ箱置き場も含めてスッキリとモノが収まる収納を十分に備えています。キッチンの奥に、階段下を利用したスペースを確保している点もポイントです。

サーファーズハウス間取り事例4−2

 

外観は、ガルバリウム鋼板とサイディングをミックスしたスタイルです。室内には光がたっぷり入り、通行者からの目隠しもしっかりできています。

サーファーズハウス間取りジレ4−3

 

【間取り事例 5】デザインと暮らしやすさを追究

最後に、全体のデザインバランスと暮らしやすい動線にこだわった平屋の間取り事例です。洗面所に設けた出入り口は、サーフィン帰りに便利です。本体価格は2,450万円(税込)でした。(延床面積: 40.58坪、敷地面積:210.66坪)

 

サーファーズハウス間取り事例5

 

キッチンやリビングに面した大きな窓を開けると、リビングとウッドデッキを1つの空間として楽しめます。また屋根の勾配を利用した吹き抜けの天井は、天井と梁のデザインを変えたことで遊び心も感じます。

サーファーズハウス間取り事例5−1

 

こちらの住宅は、無垢材とタイルの組み合わせを多様した内装デザインも参考になります。洗面所は、ヘリンボーンの床、ヘキサゴンタイル、陶器の洗面ボウルが調和しています。

サーファーズハウス間取り事例5−2

 

外観は、広いウッドデッキのあるアメリカンスタイルです。デザイン性だけでなく将来のメンテナンスを考慮し、塗装壁、ガルバリウム、木をミックスした外壁です。

サーファーズハウス間取り事例5−3

 

サーファーズハウスの間取事例を5つ紹介しました。吹き抜け、広い玄関などの共通点はあるものの、それぞれが暮らしやすさや好みのデザインを実現した個性的な住宅です。ぜひ参考になさって下さい。

 

サーファーズハウスの設計、内装プランのポイント

サーファーズハウスを建てるなら、ハウスメーカーに相談をする段階から趣味、家の使い方、デザインの好みを明確に伝えるのがおすすめです。設計、内装・インテリアのプランを考えるときのポイントは、以下のとおりです。

【設計】

  • 趣味の道具の数と大きさを明確にし、スペースを確保する
  • 吹き抜けを作るなら冷暖房効率に配慮する(窓の配置や大きさも含めて配慮が必要)
  • 趣味を楽しむために便利な導線、家事に便利な導線を掛け合わせて間取りを作る
  • 収納スペースをたくさん確保する(モノが、おしゃれな空間作りの邪魔にならないように)
  • 外観のスタンダードは南向き玄関&東西に傾く三角屋根だが、予算に合う提案をしてもらう など

 

外観イメージの参考として、カリフォルニアスタイル、ハワイの別荘などをたくさん調べてみるのがおすすめです。

 

 

【内装・インテリア】

  • 青、白など全体のイメージカラーを決めると内装・インテリアを選びやすい
  • 無垢材を取り入れる(予算に合わせて天然の材料とそうでないものを上手に組み合わせる)
  • タイルやデザインクロスを取り入れると空間にアクセントが生まれる
  • 観葉植物や流木を取り入れるとナチュラルな雰囲気が増す
  • ヴィンテージ雑貨や家具を取り入れるとこなれ感が生まれる など

 

 

サーファーズハウスに合う土地探しのポイント

サーファーズハウスの土地探し

カリフォルニアスタイルのスタンダードなサーファーズハウスをイメージする場合は、以下のような土地が必要です。

  • 南面の幅が広い
  • 駐車スペースが確保できる

とはいえ、条件にピッタリの土地が簡単に見つからない場合もあります。実際にはスタンダードなサーファーズハウスの外観を実現できなくても、心地よく暮らせる条件の土地はたくさんあると考えておきましょう。ぜひ柔軟に考えて土地選びをしてみて下さい。土地の広さや形に合わせて、「理想をどのように詰め込むか」と考える過程を楽しむのがおすすめです。

 

サーファーズハウスを熟知したクレアカーサは、アイディア満載です。

クレアカーサは、家の”ウチ”、”ソト”、”ニワ”をトータルでバランスよく考える家づくりが得意です。サーファーズハウスのようなカリフォルニアスタイルをはじめとして、「カフェスタイル」、「ナチュラル」など幅広いコンセプトの住宅施工実績があるので、ぜひ施工事例をチェックしてみて下さい。また「敷地の活かし方」にこだわりがあり、採光や風通しなどを徹底的に考慮した心地良い家づくりをしております。ぜひお問い合わせページよりお気軽にご連絡下さい。