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2024年01月05日/ Last updated : 2024年06月24日

注文住宅の予算目安は?費用相場と年収・頭金・住宅ローンの目安

注文住宅の予算目安

注文住宅を建てる際、最も頭を悩ませるのは「費用」ではないでしょうか。

一生に一度の家づくりだからこそデザインや間取りにはこだわりたいものの、無理な予算を組んで返済が苦しくなってしまっては後悔してしまいます。

予算を把握できていなかったことで思いもよらない出費に振り回されてしまうことも避けたいですよね。

そこで今回のコラムでは、注文住宅の予算を決めるポイントや注意点など費用に関する疑問についてまとめて解説していきます。

 

コラムのポイント

● 注文住宅を建てるためにかかる総費用は全国平均5,436万円です。この費用を目安に予算計画を立てていきましょう。

● 予算計画を立てるポイントと注意点をまとめました。後悔しないためにも、ライフプランや自己資金などをまずは可視化して自分たちに合うプランニングを進めていくことが大切です。

 

注文住宅を建てる時にかかる費用と内訳

注文住宅の予算目安
そもそも注文住宅を建てる場合、何にいくら費用がかかるのでしょうか。

自己資金や住宅ローンをどのように使っていくのか計画を立てやすいように、まずは家づくりにかかる費用の全体像を把握しましょう。

総費用は平均5,436万円

国土交通省が行った令和4年度住宅市場動向調査によると注文住宅を建てるために土地と住宅を購入した世帯の資金総額は全国平均で5,436万円でした。

 

費用の内訳

注文住宅を建てるためにかかる費用は大きく「土地購入費用」「建物購入費用」「諸費用」の3つに分けられます。

土地購入費用


土地購入にかかる費用は全国平均で1,819万円でした。総費用の30%前後が目安で、すでに土地がある場合はこの費用をおさえることができます。

建物購入費用


建物購入にかかる費用は全国平均で3,935万円でした。こちらは総費用の60%前後が目安です。依頼する住宅会社や住宅の性能によって、費用は大きく変わります。

諸費用


土地や建物の購入以外に必要な手続き費用や手数料、各種税金が含まれ、総額の10%前後が目安です。諸費用は主に現金で必要となります。

 

 

注文住宅の予算決めが大切な2つの理由

注文住宅の予算目安

いくらでも費用をかけられたら幸せですが、現実問題ある程度予算は限られます。

その限られた予算をどう使っていくのかによって住まいのクオリティや満足度が変わります。

 

① 家づくりを後悔しないため

一生に一度の大きな買い物である家づくり。

しっかりと準備をしておかなければ、後悔してしまう可能性があります。

  • もう少し性能にこだわればよかった
  • デザインよりも間取りにお金をかければよかった
  • もっと慎重に土地選びをすればよかった
  • 全体的にもっと予算をかければよかった

こういった後悔は「予算はどのくらいなのか」「どこにどれだけ予算をかけることができるのか」について把握していればある程度対策できます。

② 大切な部分に予算をかけるため

予算が決まれば、大切な部分に費用をかけて注文住宅を建てることができます。

どこまで費用をかけられるのかがわからないまま家づくりを進めていくのは怖いもの。

あらかじめ決めておくことで、納得しながら計画を進めていくことができます。

また、予算を決めて守りながら家づくりを進めていけば預貯金を切り崩したりローンの借入額を増やしたりする心配もありません。

返済計画に無理がないため、日々の暮らしを楽しむことができるのです。

 

 

 

注文住宅の予算を決めるポイント

注文住宅の予算目安

それでは、注文住宅の予算を決めるポイントを順番に見てみましょう。

 

年収や貯蓄額から総予算を決める

住宅ローンを利用して注文住宅を建てる場合、無理なく購入できる予算の目安は年収の5〜6倍といわれています。

国土交通省が行った令和4年度住宅市場動向調査によると注文住宅を建てた平均世帯年収は801万円でした。

この場合、総予算の平均は4,000〜4,800万円となります。

頭金の額や家族構成によって経済状況は変わるため、こちらはあくまで目安としてお考えください。

 

準備できる資金を把握する

自己資金をいくら準備できるのかによって頭金の額や総予算が変わってきます。

貯蓄や株など家全体の資産を把握しましょう。

全体の資産が把握できたら生活費や教育費、老後の蓄えなどを除き、いくら資金にあてることができるのかを計算します。

これが頭金となります。

半年〜1年分の生活費を除いた金額を目安にすると良いでしょう。

なお、住宅市場動向調査によると注文住宅を建てた世帯の自己資金平均額は1,665万円でした。

内訳は最も多い順に「預貯金」「有価証券売却代金」「退職金」です。

注文住宅の予算目安

住宅ローンで借りる金額を把握する

住宅ローンを利用して無理なく購入できる予算の目安は年収の5〜6倍と前述しましたが、頭金の額によって住宅ローンの借入額は変わります。

詳しい金額は金融機関の審査によって決まりますが、場合によっては希望額を借りることができないことも想定しておきましょう。

住宅市場動向調査では住宅ローンの有無についても調査しており、注文住宅を建てた世帯の78.6%が住宅ローンを利用していました。

多くのご家庭が家づくりのためにローンを組んでいることがわかります。

 

返済計画を立てる

現在の住まいの家賃や今後のライフプランも考えながら、無理のない返済計画を立てていきます。

返済額は年収の25%以内を目安にしましょう。

住宅ローンの返済には利息がかかります。

借入額よりも総返済額は多くなることを理解しておきましょう。

予算に関しては複雑な部分も多く、混乱してしまう……という方も少なくありません。

そんな時は、総費用や返済額などシミュレーションしながら疑問を解決していけるよう、専門家に相談することも検討してみましょう。

 

 

注文住宅の予算を決める時に注意すること

注文住宅の予算目安
予算を決める際、注意したいポイントがあります。

 

予算を切り詰めすぎない

住宅ローンの負担をおさえるため、頭金の額を下げるために予算を切り詰め過ぎてしまうと満足のいく家づくりが出来なくなってしまいます。

今後の生活を考えるとある程度予算を抑えることは大切ですが、デザインや性能など優先順位の高い部分にはしっかり予算をかけていきましょう。

あらかじめ、次の内容について把握しておくと計画を立てる時に役立ちます。

  • どんな家に住みたいのか
  • 暮らしの中で何を大切にしているのか
  • 優先したいことは何なのか

具体的にイメージしながらじっくり検討しましょう。

 

ライフプランに沿った収支計画を立てる

ライフプランとは人生設計図のことです。

結婚や出産、子どもの進学などこれから必要になる資金をあらかじめ予測し計画を立てておくことで予算計画を立てやすくなります。

将来の暮らしが可視化できるため、漠然とした不安もなくなるでしょう。

注文住宅の予算目安

ライフプランは人それぞれ。

どういった人生を送りたいのかに合わせて、その都度必要になる収支計画を立てていくことが大切です。

 

 

 

入念な予算計画で後悔のない家づくりを!

注文住宅の予算目安

このようにマイホームを得るためには多くの費用が必要です。

自己資金はいくらあるのか、ローンはいくら利用するのか、月々いくら何年かけて返済するのか、など入念に予算計画を立てて家づくりを進めていきましょう。

大きな出費になりますが、こだわって建てた家ならきっと大切な宝物になるはずです。

 

 

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  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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