平屋のモデルハウスを見学しよう|必要な準備物と6つのチェックポイント
平屋の家づくりを検討されている方にぜひ足を運んでいただきたいモデルハウス。
性能や内装、雰囲気など体感していただくことで具体的な住まいのイメージが湧きやすくなります。
今回のコラムでは、平屋のモデルハウスを見学する前にやっておきたい準備や見学時のチェックポイントをまとめました。
見学に行く前に内容を再確認してみてください。
コラムのポイント
● 平屋のモデルハウス見学に必要な事前準備と当日のチェックポイントをまとめました。
● モデルハウスに足を運ぶ前に質問や確認したいことはあらかじめリスト化し、漏れなく聞ける準備をしておくことをおすすめします。
平屋の良さがわかるモデルハウス見学
シンプルなデザインが魅力の平屋。
- 快適なバリアフリー設計
- 効率よく動けるすっきりとした間取り
- 密なコミュニケーションを取りやすい
- 開放的な空間
など、暮らしやすさが詰まっています。
しかし、どれだけ魅力を知っていたとしても実際に目で見てみないと本当の良さはわからないもの。
また、気になる部分も把握しておかなければ後悔してしまう可能性もあります。
納得のいく家づくりを進めていくためにもモデルハウスを見学して本物の平屋を確認しておきましょう。
平屋のモデルハウスを見学する前に準備しておくこと
ただ足を運ぶのではなく、次のような準備をしておくことで効率よく必要な情報を集めることができます。
見学会の情報収集
2階建て住宅やマンションに比べ、平屋のモデルハウスは比較的少ない傾向にあります。
多くの住宅会社が手がけているわけではないため、いつどこで見学会が行われているのか情報を集めておきましょう。
予約していなくても見学できるケースもありますが、予約をしておいた方がスムーズに見学できます。
事例やグレードの確認
見学予定のモデルハウスに使用されている設備や建材は標準仕様なのかそうでないのかを確認しておきましょう。
モデルハウスはハイグレードな設備が使用されていたりオプション仕様だったりするケースが多く、標準仕様との価格差がある可能性があります。
見学会を開催している住宅会社の過去の事例や資料などをチェックしてある程度把握しておくことが大切です。
持ち物の確認
平屋のモデルハウスを見学する際、準備しておきたい持ち物があります。
⚫︎ノート、筆記用具
見学時の気付きや担当者の話など、気になることをメモするノートや筆記用具があると便利です。
いくつかのモデルハウスをまわりメモする量が増えることを想定して、バインダーを準備しておくのもおすすめです。
⚫︎メジャー
間取りや家具のサイズ感を把握するために持っておくと便利なのがメジャーです。
余裕を持って3〜5mほど測ることができるものだと安心です。
⚫︎カメラ(スマートフォン)
参考になりそうな間取りや仕様に関しては、写真で残しておくと後で見返すことができて便利です。
撮影を禁止しているモデルハウスもあるため事前に確認しておきましょう。
▶参考コラム>>千葉県にマイホームを建てたい!気になるお金の話と住宅会社の選び方・参考にしたい施工事例まとめ
平屋のモデルハウスでチェックするポイント6つ
実際に平屋のモデルハウスを見学する時は、ポイントをおさえて必要な情報を集めていきましょう。
広さや間取りを確認
理想的な住まいの広さは夫婦2人の場合75㎡、家族4人の場合125㎡(未就学児童2人を含む場合、112.5㎡)が目安とされています。
自分たちが平屋を建てて暮らすことを想定した時、どのくらいの広さがあれば快適なのかモデルハウスをもとに検討しましょう。
平屋で暮らしたことがないとどういった間取りなら快適に暮らすことができるのかというイメージが湧きにくく、感覚を掴むのが思いの外難しくなります。
実際に暮らすことを想像しながら間取りを確認しましょう。
確保できる収納量を確認
2階建てよりも居住スペースが限られる平屋は、収納量も限られます。
モデルハウスの坪数でどのくらい収納量を確保できているのかを確認しましょう。
収納スペースの割合は一般的に収納率によって導き出すことができます。
- 収納率…… 収納面積÷総床面積×100
収納率は10〜15%が標準とされており、例えば40坪の新築の場合、収納スペースの目安は8〜12畳です。
収納をつくるためにどういった工夫や空間活用をしているのか、あわせて確認しておくと安心です。
家事動線・生活動線が整っているか
家事動線や生活動線が整っていないと、日々の暮らしの中でちょっとしたストレスが積み重なってしまう可能性があります。
動線に対する考え方は人それぞれなので、理想の動線に近いか、希望する動線を実現可能か確認しましょう。
朝起きてから夜寝るまで、実際に生活する姿を想像しながら平屋内を動き回ることで動線をイメージしやすくなります。
住宅性能
断熱性や耐震性といった住まいの性能は安全な生活を送る上で重要です。
平屋は高さがないため構造上安定していますが、
- 居住スペースに熱が伝わりやすい
- 部屋の中心部分の日当たりや風通しが悪くなりやすい
といった点はどうしても気になるもの。
断熱性や耐震性は数値で評価されていますが、専門的で難しいためモデルハウスの担当者に詳しく聞いてみるとよいでしょう。
また涼しさや暖かさに関しては体感してみないとわからないため、夏や冬など室内外の温度差がわかりやすい時期を選び見学するのがおすすめです。
デザインを通して価値観を確認
モデルハウスは住宅会社が得意としているデザインや人気のデザインで建てられています。
検討している住宅会社が、
- こだわっていることや大切にしていること
- 得意とするデザイン
- どういったデザインなら実現可能なのか
など事前に確認しておきましょう。
これから共に家づくりを進めていく上で相性はとても大切です。
デザインを通して住まいに対する想いや暮らしに求めるものなど価値観を共有できそうかどうか確認しておくと、後悔のない家づくりを進めていくことができます。
価格と予算のバランス
ホームページやパンフレットだけではわからない予算のこと。
お金の話は質問しにくいと感じる方は多いですが、予算内で平屋を建てることができるのかを確認しましょう。
前述したようにモデルハウスはハイグレードな設備が使用されていたりオプション仕様だったりするケースが多く、予算オーバーになっている可能性があります。
しかし、オプションをやめたら予算内に収まることも珍しくないため、その場でしっかりと確認しておくことが大切です。
▶参考コラム>>【図面あり】暮らしやすい平屋の施工事例7選|間取り計画のコツと注意点
理想の平屋を建てるならモデルハウスに足を運ぼう
このようにモデルハウスに足を運ぶ前に質問や確認したいことはあらかじめリスト化し、漏れなく聞ける準備をしておくと安心です。
わからない点を一つ一つ解消しながら、満足のいく平屋を建てられるよう準備を進めていきましょう。
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宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会