シンプルでおしゃれなデザインが魅力の平屋。

部屋の広さや生活動線を工夫した快適な暮らしを実現するためには、暮らしやすさにこだわった間取り計画を立てる必要があります。

より具体的に新居のイメージを膨らませる上でとても重要な役割を果たすのが図面です。

しかし、見るべき点がわからないと「思っていた間取りと違う……」と後悔してしまう可能性も。

そこで今回は、暮らしやすい平屋を建てるために知っておきたい図面を見るポイントや施工事例、間取り計画のコツをまとめてご紹介します。

これからの家づくりに、ぜひお役立てください。

暮らしやすい！平屋の魅力

平屋には暮らしやすさを実現する要素がたくさんあります。

① 快適なバリアフリー設計

階段や段差がないため、高齢者や小さなお子様でも簡単に行き来できます。

荷物の持ち運びや掃除も楽に行うことができ、のびのびとした暮らしが実現します。

② 効率よく動けるすっきりとした間取り

すべての部屋がワンフロアに配置されているため、無駄な移動がなく生活動線がスムーズに。

キッチンからリビング、寝室などそれぞれの移動が短く、効率よく家事を進めることもできます。

③ 家族同士の密なコミュニケーション

家族をいつも身近に感じることができる平屋なら、ふとした時のコミュニケーションもとりやすくなります。

家の中心であるリビングに家族みんなが集まれば、いつもの会話にも花が咲きより有意義な時間に。

④ 心が安らぐ開放的な空間

平屋は自然光をたっぷり取り入れることができます。

大きな窓が生み出す明るく開放的な空間は、心地よい居住環境を実現し、日々穏やかに過ごせるよう心の安らぎをもたらします。

これらの要素が組み合わさることで、平屋は快適で居心地の良い住まいを実現できます。

満足度の高い住まいを実現できるように、プランニングを進めていきましょう。

平屋の図面を見る時のポイント

プランニングを進めていく上で、重要な役割を果たすのが図面です。

図面にはたくさんの情報が含まれていますが、見慣れていないと新居のイメージが湧きづらく、打ち合わせが難航する可能性もあります。

何がわかるのか、どこを注意して見る必要があるのか、あらかじめチェックしておきましょう。

図面でわかること

家づくりを進める上で確認する図面はたくさんありますが、主な図面は以下のものが挙げられます。

配置図

敷地に対して、建物がどのように配置されるかを真上から見た状態で示したもの。門や家、車庫、庭、方位などを読みとることができます。

立体図

建物の外観を東西南北の4面から見たもの。玄関や窓、バルコニー、フェンス、屋根の勾配や素材、外壁などがわかるため、完成イメージを掴みやすくなります。

平面図

間取り図と言われるもので、各階を真上から見た状態で示されます。部屋の広さや配置、壁や窓、ドア、収納などの位置がわかります。

図面のチェックポイント

間取りを考えていく際、最も目にするのが平面図です。

家づくりを進めていく上で、以下のポイントはチェックするようにしましょう。

• 部屋の広さや配置
• 窓やコンセント、照明などの設置箇所
• 階段や廊下の幅
• 収納の大きさと設置箇所
• バルコニーの広さや奥行き
• 雨戸の有無
• ドアのデザインや大きさ、開閉方向
• 希望している家具を配置できるかどうか
• スムーズな生活動線、家事動線になっているか

他にも、気になる箇所については担当者に都度確認しながら間取り計画を進めていくと安心です。

▶参考コラム＞＞【間取り図あり】かっこいい平屋の事例５選とシンプルシックに仕上げるポイント５つ

【図面あり】平屋の事例7選

それでは、クレアカーサが手がけた平屋の施工事例を図面も合わせてご紹介します。

① 薪ストーブのある平屋スタイルのアメリカンハウス

広いウッドデッキとガルバリウム×塗り壁×板張りで外観を仕上げたＭ様邸は、トータルバランスに優れた美しいフォルムの平屋スタイル。

サーフィン帰りに床を濡らさずお風呂場へ直行できる動線、お買い物からパントリーへの動線など、生活シーンを細やかに描きながらつくられています。

【施工事例：薪ストーブのある平屋スタイルのアメリカンハウス】

② 趣味の自転車を愉しむ 土間空間とロフトのある平屋

太陽光発電システムと床下冷暖房システム搭載でエコロジーな暮らしを実現されている平屋のＳ様邸。

勾配天井で梁の見えるリビングは、ロフトからも光を取り入れることで開放感のある空間になっています。

勝手口近くのパントリー、ダイニングにある書斎など、生活動線の良さがより一層快適性を高めているお住まいです。

【施工事例：趣味の自転車を愉しむ 土間空間とロフトのある平屋】

③ 勾配天井でＬＤＫに光ひろがる ダークモダンの平屋

黒いガルバリウム鋼板とダークな色味の木目を組み合わせた、落ち着きのある佇まいのＯ様邸。

キッチンと一体になった造作カウンターは、配膳や片付けの動線が短くなるため家事をスムーズにします。

時には仕事用スペースとして活用されるなど使い方もフレキシブルに。

平屋のもつシンプルな動線を活かしながら、開放感の中に落ち着きと居心地の良さを感じるお住まいに仕上がりました。

【施工事例：勾配天井でＬＤＫに光ひろがる ダークモダンの平屋】

④ 波と共に暮らす 平屋のサーファーズハウス

オリンピック会場としても有名なサーフスポット、釣ヶ崎海岸近くに建つＩ様邸。

年に数十本使用されるというボードがきちんと収納・管理できるよう敷地内に専用ストレージを併設。

海辺の町で波と共に暮らすご家族ならではのプランです。

空間に非日常的なゆとりをプラスすることで、流れる時間の感覚もリゾートで過ごすような特別感が生まれたお住まいに仕上がりました。

【施工事例：波と共に暮らす 平屋のサーファーズハウス】

⑤ サーフ×リゾート　心身を解きほぐすセカンドハウス

季節を問わず多くのサーファーが訪れる房総の人気スポット。

朝は波の音で目覚めるような、海まで徒歩数分のエリアに佇むＳ様邸。

家の中心部にはウッドデッキで中庭を設けプライベート空間を確保。

外部への開口は控えめにしながら内側へと広がるコの字型設計に。

随所に施された間接照明は光の陰影をやわらげ、洗練された上品さとやすらぎをもたらしています。

【施工事例：サーフ×リゾート　心身を解きほぐすセカンドハウス】

⑥ リゾートの風わたる　海辺のセカンドハウス

家族と週末を過ごすためにオーナーが選んだのは、水平線広がるオーシャンビューの土地。

カリフォルニアで見た家を参考にされたという洗面室は、洗濯機がすっきり収まるように設計。快適で美しい空間に仕上がりました。

波が奏でる音楽、室内を吹き抜ける潮風、夕暮れどき森の端に映る茜色の夕陽。

暮らしの中に自然の息吹が溶け込むお住まいは、五感で幸せを感じる空間。

夜お子様が眠りについたあと、ライトアップされたお庭を眺めながら波の音に耳を傾けるご夫妻です。

【施工事例：リゾートの風わたる　海辺のセカンドハウス】

⑦ 愛犬と暮らす　土間のある平屋

トーンを抑えシャープでメタリックな輝きを放つ外観。

花ブロックや自然石を活かしたガビオンなどリズムと抜け感を生み出すエクステリアデザインで、建物の美しさを際立たせています。

玄関近くには愛犬のお散歩グッズもしまえる収納スペース、帰ってすぐ手洗いができる洗面台を設置しストレスを軽減する動線に。

また行き止まりのないアイランドキッチンや一部を表しにした筋交いで、「どこにいても愛犬の様子が分かる、死角ができにくい間取り」を実現しました。

【施工事例：愛犬と暮らす　土間のある平屋】

平屋の間取り計画のコツと注意点

暮らしやすい平屋を実現するためには、おさえておきたいコツや注意点があります。

その中でも大切な４つのコツと注意点についてご紹介します。

理想の暮らしを話し合う

平屋の間取り計画を立てる際、家族と理想の暮らしについて事前に話し合うことがとても重要です。

どういったライフスタイルを送りたいのか、どんな暮らしを実現したいのか、理想を共有しましょう。

その上で、部屋数や部屋の広さ、使用する設備を決めていくことが大切です。

優先順位を決める

理想の暮らし像を共有できたら、優先順位を決めていきましょう。

「リビングの広さにこだわる」「キッチンやお風呂といった設備のグレードを上げる」「全体的にシンプルなデザインにして予算をおさえる」など優先順位を明確にすることで、満足度の高い間取り計画を進めることができます。

施工事例をもとにイメージを練る

優先順位も固まったら、先ほどご紹介した施工事例をもとにイメージを膨らませていきましょう。

空間の使い方やデザイン・インテリア・収納のアイデア、間取りの工夫など自分たちの好みやニーズに合ったアイデアを取り入れることで、理想の暮らしをより実現しやすくなります。

納得のいく形になるようしっかりと話し合いをする

平屋の間取り計画を立てる場合、何度も話し合うことが大切です。

お互いの希望や要望をしっかりと話し合い、譲り合う部分や妥協点をすり合わせていきましょう。

担当者や建築士との意見も取り入れ、予算も考慮しながら、間取り計画を納得のいく形にまとめていくことで理想の住まいが実現します。

▶参考コラム＞＞おしゃれな平屋の内装実例｜モダン・和モダン・アメリカンのデザイン

理想の平屋で快適な暮らしを始めるなら……

暮らしやすい平屋を建てるための打ち合わせは慣れないことも多く、大変に思うことも多々あるかもしれません。

しかし、理想の家づくりを実現させるためには納得いくまで検討し話し合うことがとても大切です。

後悔のないように、コツや注意点をおさえて間取り計画を立てていきましょう。

クレアカーサは、千葉県全域を施工エリアに高品質な家づくりをしています。

理想のマイホームを手に入れたい、予算内でどこまで自由度の高い間取りを実現できるのか相談したい、という方はぜひ一度ご相談にお越しください。

また、現在大人のプライベートヴィラを実現した平屋のモデルハウスを早野にオープンしています。

家づくりの参考に、ぜひお立ち寄りください。

▶︎モデルハウスの詳細はこちら

新しくInstagramをはじめました！

イベント情報や施工事例を発信していますので、ぜひご覧ください。

クレアカーサでは、4棟のモデルハウスを公開＆販売中です。

• ●　日常にリゾートを 「大人のプライベートヴィラ」
• ●　シンプルだから美しい 「書斎のある家」
•  

公開中のモデルハウスご紹介ページ＞＞「大人のプライベートヴィラ」「書斎のある家」モデルハウス2棟公開中！

• ●　毎日の暮らしにアクティブをプラスする「Outdoorlife Model」
• ●　つながり、広がる。リビングと庭 がテーマの「Afternoontea Model」
•  

• 販売中のモデルハウスご紹介ページ＞＞「Outdoorlife Model」「Afternoontea Model」人気モデルハウス２棟販売中！

クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか

私たちクレアカーサ（株式会社日立リアルエステートパートナーズ）は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。

お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

クレアカーサ（CREACASA）は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録

• 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録　第1-1907-7917号　公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
  建設業許可番号 国土交通大臣　許可(特5)第29052号 国土交通省
  宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省

資格情報

• 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
  宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、２級ファイナンシャル・プランニング技能士他

受賞歴

• ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー　優秀賞を２シリーズでダブル受賞
  ・三協アルミ　ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019　ブロンズデザイン賞
  ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの６つ星を取得　等