平屋に人気の片流れ|デザインと間取りのポイント教えます
近年若い子育て世代にも人気の高い平屋での生活。
長く暮らす住まいだからこそデザインにこだわりたいですね。
今回は、「平屋のデザインアップ」にクローズアップしてみましょう。
まず外観のデザインアップに必要なアイテムのひとつが屋根の形状です。
屋根の形状はデザイン性の違いだけではなく、快適性や安全性などさまざまなことにかかわってきます。
どんな魅力やデメリットがあるのかなどを把握しておきましょう。
コラムのポイント
- ● 平屋のメリットや屋根形状の違いによる影響を知ることができます。
- ● 空間の活かし方など、これからの家づくりに活かせる情報を知ることができます。
Contents
平屋の魅力とは
平屋とひとことで表しても、形状や間取りにより暮らし方が大きく変化します。
住む人のライフスタイルに合わせて環境が変えやすいため、近年ではコンパクトで生活しやすい平屋に注目が集まっています。
欲しいところに欲しいものが配置できる便利さ。
そして生活の中で動きやすい動線を取り入れることで、コンパクトであっても快適性を高めことが可能なのです。
ここでは平屋が選ばれる魅力を、簡単にご紹介します。
動きやすく生活しやすい環境
平屋の1番の魅力は、生活のしやすさでしょう。
フラットな設計である平屋は、老若男女にとって危険性のある段差をおさえることができ、より安全に暮らすことが可能です。
また目の離せないお子様がいるご家庭では「子育てがしやすい」と感じる方も多いのが特徴です。
このように年齢を問わず暮らしやすい環境を整えやすいことが、平屋の人気を高めているポイントのひとつです。
ライフスタイルに合わせやすい
階段のない平屋の生活はどの空間へも移動しやすく、暮らしの変化に対応しやすい部分は2階建て住宅より優れています。
例えば育ち盛りであったお子様も年を追うごとに成長し、いつか巣立ちます。
せっかく設けた子供部屋も、2階にあることで使われないケースが多いのです。
平屋であれば横への移動だけで活用できるため、「子ども部屋から趣味の部屋へ」「子ども部屋から落ち着いた書斎へ」など、アイデア次第で可能性はふくらみます。
また将来必要になるかも知れない「バリアフリーの対応がしやすい」部分はおさえておきたいポイントのひとつです。
長く暮らす住まいを建てるためには、今だけではなく先のことも視野に入れることが大切です。
自分らしい平屋が作れる
平屋ではライフスタイルや家族構成に合わせ「自分らしい住まい」を作ることができます。
○ 家族間のコミュニケーションが取りやすい間取りにできる。
○ 大きな窓や天井の高さを変え、開放的な空間が手に入る。
○ 2階建て住宅では必須である階段部分のスペースを有効活用できる。
○ 自然との調和を大切にした空間づくりがしやすい。
など自由度が高くオリジナリティのある住まいづくりも夢ではありません。
住まいにアイデアを取り入れることで、住宅の可能性は無限大に広がります。
デザイン性の高い平屋
外観は家の「顔」ともなる部分です。
外観にシンプルさを追求することで、平屋の美しさを引き出させる。
流行に流されない存在感をキープすることができます。
「長く暮らす住まいだからこそ、飽きのこない家づくり」は重要視したい部分のひとつです。
また平屋は居住スペースを上ではなく横に広げるため、デザインと合わせ外壁の雰囲気も住まいの印象を左右します。
デザインに合わせ外壁の素材にこだわってみる、外観のデザインが引き立つようエクステリアにも力を入れてみるなど工夫を施してみましょう。
このように平屋の魅力はご紹介しきれないほどあるのです。
▶参考コラム>>「千葉で平屋の30坪を建てる|快適に暮らす間取りのポイント」
屋根の形状によってデザインは変化する
外壁の色、外壁の質感はおしゃれな平屋の最大のポイントといっても過言ではありません。
その持ち味を活かすアイテムのひとつが、「屋根の形状」です。
屋根の形や色は、戸建て住宅の外観デザインの印象に大きく影響をあたえます。
特に平屋の場合、屋根の形状によって間取りの使い方や空間の広がリにも変化が現れます。
平屋のデザイン性を高めつつ、暮らしやすい家にするためのポイントを押さえておきましょう。
日本の家屋で使われている屋根形状は?
何気なく見ている自分たちの周りにある建物はいろいろな形がありそこに込められている思いはそれぞれで、ひとつひとつ違いがあります。
日本の家屋には
○ 切妻(きりづま)屋根
○ 寄棟(よせむね)屋根
○ 片流れ(かたながれ)屋根
○ 招き(まねき)屋根
○ 陸(りく・ろく)屋根
など、この他にもたくさんの種類があります。
その中でも切妻屋根はシンプルな三角形の屋根形状で、日本だけではなく海外でも昔から親しまれています。
また寄棟屋根は4つの面で構成される屋根形状となり、洋風から和風住宅など幅広いデザインに調和させやすい形です。
このようにどのような屋根形状をセレクトするのかにより、住まい全体の印象が大きく変わります。
デザイン性に合わせつつ、暮らす場所にあった屋根形状を選びましょう。
▶参考コラム>>「千葉で映える住宅に シルエットを左右する屋根の形」
平屋の片流れ屋根の魅力とは
いろいろな屋根形状がある中、モダンな平屋では外観にシンプルでおしゃれな印象を与える片流れ屋根や切り妻屋根、寄棟屋根、陸屋根が人気となっています。
その中でも人気は「片流れ屋根」。
片流れ屋根は一面だけ屋根が傾斜しており、建物全体をスッキリとした印象に彩ってくれます。
屋根の形状角度を変化させることにより、その傾斜を活かした小屋裏などの活用や上部に空間が広がる開放的なリビングなど、様々な効果が期待できます。
またこれからの住まいにはZEHなどの省エネルギー住宅を視野に入れる必要があります。
太陽光発電を計画されている場合には、屋根形状によって多くのパネルを搭載できるというメリットもあります。この機会に「お得な屋根の形」についても考えてみましょう。
▶参考コラム>>「千葉の良さを活かす ZEH住宅で実現する新築一戸建て」
○ デザインにはこだわりたいが、エクステリアはシンプルにまとめたい。
○ エクステリアにこだわった家づくりがしたい。
○ 吹き抜けなど上部のスペースを有効活用したい。
○ シンプルでしっかりと存在感のある住まいにしたい。
などを検討している方には、おすすめの屋根形状です。
シンプルな見た目と形ゆえ、どんなデザインにも合う汎用性の高い屋根といえるでしょう。
▶参考コラム>>「ロフトのある平屋に住みたい 平屋を快適にする工夫とは」
平屋の間取りを活かす実例を紹介します
クレアカーサでお手伝いさせていただいたお客様の中には、アイデアを加えることでさらに暮らしやすい平屋にされた方がいらっしゃいます。
ここでは屋根形状によってできた空間を有効活用した施工事例をご紹介します。
リビングのそばの空間をスキップフロアとして活用した施工事例
使いやすいシューズクロークのある広い玄関を上がると、ナチュラルテイストのリビング・ダイニングが目の前に広がります。
高さのある天井を板張りプラス化粧梁にすることで、どこか懐かしさを感じる開放的な空間に仕上がっています。
リビングそばの階段を上がれば、空間を有効活用した広々とした書斎が配置されています。
「中二階にリビング全体を見渡せる書斎をプランニング」という希望を住まいに反映した空間となりました。
【施工事例:スキップフロアに書斎のある ナチュラルリビングの平屋】
スキップフロアを集中して使える空間として活用した施工事例
ガルバリウム鋼板に塗り壁を合わせた平屋スタイルのA様邸。
照明計画にもこだわり、夜はシンボルツリーが建物に影を落とし優しい雰囲気を演出してくれます。
天井を高く取り開放感あふれるリビング近くには広い土間スペース。
大型犬であるハスキー犬も快適に過ごすことができます。
ダイニングの窓辺にある造作ベンチのすぐ脇にはハリネズミのためのスペースがあり、大切なペットと快適に暮らすための工夫がいっぱいです。
こちらのスキップフロアはシューズクローク付きの玄関付近にあり、リビングと少し離れることで集中できる空間となっています。
同じ用途の空間であっても、配置する場所により雰囲気や使い勝手は大きく変化します。
ライフスタイルや家族構成に合わせた住まい環境を整えていきましょう。
まとめ:平屋の片流れ屋根で気をつけたいポイント
このように魅力あふれる片流れの屋根形状ですが、
○ 屋根勾配の上手側の外壁は、高さがある分紫外線や風雨の影響を受けやすい。
○ 屋根を滑った雨水の影響により雨樋や外壁への負担がある。
○ 軒の大きさにより外壁や雨水が当たりやすいなどの影響が出る。
など、デメリットと感じられる部分もあります。
しかしデメリットは決して悪い部分ではなく、知って改善することで「被害や影響を減らすこと」「より快適な住空間にすること」が可能です。
ぜひ自分たちの想いをパートナーに伝え、デメリットに配慮した家づくりを進めていきましょう。
クレアカーサでは、お客様の小さな声も形にするお手伝いをしています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなあ」など、大まかなイメージで大丈夫です。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
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私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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という意味を示しています。
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会