2019年08月29日/ Last updated : 2024年06月24日

失敗したくない！一戸建ての立地条件とは？｜「価格」「立地」それとも「間取り」選び方のポイントとは

失敗したくない！一戸建ての立地条件とは「価格」「立地」それとも「間取り」選び方のポイントとは

家づくりの中でも、「一戸建てを建てる立地」は最も頭を悩ませるポイントにあげられます。

暮らしやすさや利便性を重視するべきか。

それとも家族が伸び伸びと過ごせる環境を優先するべきかなど、こだわりたいポイントも人それぞれです。

今回は新築一戸建ての土地選びについて、「価格」「立地」「間取り」の面からクローズアップしてみましょう。

土地選びから活かせる「後悔しない家づくりのポイント」を集めました。

これからの家づくりの参考になさってください

コラムのポイント

●　建物のデザインや快適性でも違いは現れますが、どのような土地を選ぶのかにより、暮らしやすさは変わります。
●　一戸建てを購入するタイミングや購入にかかる費用など、立地面を含め知っておきたい情報を集めることができます。

Contents

1 立地を左右する「一軒家を購入するタイミング」とは
2 【土地選びの条件：価格と立地】一軒家の購入にかかる費用
- 2.1 立地条件を「千葉エリア」にした場合
3 【土地選びの条件：間取り】暮らしやすさを住まいに取り入れる
4 クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか

立地を左右する「一軒家を購入するタイミング」とは

リビング

自分たちの家を建てるタイミングは人それぞれ。

その中でも「人生の分岐点」とされる時期で、一戸建ての購入を検討するケースが多いようです。

ではさまざまな購入のタイミングを迎えた場合、どのようなことに気を配ったらいいのでしょうか。

立地選択に大きな影響をあたえるポイント、そしてライフスタイルのタイミングごとに解説していきましょう。

好きな人と出会って結婚した時

ご夫婦イメージ

別々の空間で暮らしてきた二人がともに過ごすことにより、今まで見えなった部分やお互いの価値観の違いなど、たくさんのことを実感する時期なのではないでしょうか。

早い内に一戸建ての購入を検討することにより、

・住宅ローンの返済期間が長くなる。
・住宅購入までの家賃負担が少なくて済む。
・老後の資産形成に余裕が生まれる。

など、様々な部分にゆとりが生まれます。

しかしその一方、

・借り入れ可能額が少ないため希望の金額まで届かない。
・人生の不確定要素が大きい。
・出産・育児などライフスタイルの変化に合わせて住まいづくりをすることができない。

などのデメリットも考えられます。

早い時期に一軒家を購入することを考えた場合、出産・育児などライフスタイルの変化も視野に入れ、結婚前の貯蓄も計画に入れておくことが大切です。

立地条件の中にもしっかりと取り込んでおきましょう。

新しい家族が増えた時や子どもたちの成長に備えて

黒と木目のバランスが美しいひろびろウッドデッキのある家_ウッドデッキ

一軒家の購入するタイミングとして、「お子様が誕生した時」などは最も多いのではないでしょうか。

・子どもたちに伸び伸びとした環境をあたえたい。
・子育て環境の整ったエリアを選びたい。

など、これからのライフスタイルを想像しながら土地選びをすることができます。

その中で重要となる部分は、お子様にとっての環境はもちろんですが「両親にとっても子育てがしやすい環境」にあるのかが大切です。

昨今、各自治体では子育てに関する支援や環境の整備などにも力を入れています。

住む場所を決める際のポイントにしても良いでしょう。

両親とのこれからの生活を考えた時

ライフスタイルの変化

子どもたちも成長し、親元から独立していく時期は必ずやってきます。

またその頃は、自分たちの両親への配慮が必要となってくる時期でもあります。

・両親の近くに住まいを移動させる。
・大家族で一緒に暮らせる住宅を建てる。
・自分たちのこれからの生活を考えてバリアフリーの住宅を建てる。

など、先を見据えた土地選びをすることも検討していきましょう。

特に大家族で暮らせる二世帯住宅や平屋などは、建てるスタイルによっては「大きめな立地」を選ばなくてはなりません。

住宅ローンについて、また自分たちや子どもたちのこれからの生活についてなども検討し、家族にとって負担にならないライフスタイルを選択することが大切な要素です。

このように購入する目的や年代により、立地条件やエリア選定は大きく変わります。

年代によって状況は違いますが、共通して大切なことは「広い視野を持ち先のことを見据えた計画」です。

一軒家の購入は安い買い物ではありません。

その分慎重に、そしてしっかりと相談できるパートナーとタッグを組みながら計画を立てていくことが重要です。

▶参考コラム＞＞「【新築を購入】安定した住宅ローン返済をめざす｜気をつけたい注意点やポイントとは」

セミオーダー×ＺＥＨ海近サ……

リビングにフリースペースのあ……

波と共に暮らす平屋のサーフ……

勾配天井でＬＤＫに光ひろがる……

【土地選びの条件：価格と立地】一軒家の購入にかかる費用

大きなカバードポーチとデッキのある家

家族の生活スタイルの基礎を支えるのが住宅です。

しかし決して安い買い物ではありません。

またどんなエリアを選ぶのかにより、土地購入自体の価格も大きく違ってきます。

立地条件と価格は切っても切り離せない関係があります。

立地条件を「千葉エリア」にした場合

千葉県は、37市 (6区) 16町1村の合計54市町村で成り立っており、その地域ごとに様々な魅力と特色を持っています。

県内の中で「東葛・湾岸ゾーン」「空港ゾーン」「香取・東総ゾーン」「圏央道ゾーン」「南房総ゾーン」の、5つのゾーンで区分けされています。

千葉エリア分布図

今回は千葉で1番公示地価の高い浦安市と5つのゾーン※1　から、代表の地域を選出して公示地価※2　の違いを比較してみました。

※1　東葛・湾岸ゾーン（千葉市）空港ゾーン（成田市）香取・東総ゾーン（銚子市）圏央道ゾーン（茂原市）南房総ゾーン（勝浦市）を選出しました。

※2　公示地価とは、国が調べた「都市の土地価格の目安」となる価格です。

	公示地価平均	坪単価平均
浦安市	36万2038円/㎡	119万6821円/坪
千葉市	15万7531円/㎡	52万0764円/坪
成田市	6万4357円/㎡	21万2752円/坪
銚子市	4万1962円/㎡	13万8719円/坪
茂原市	4万0070円/㎡	13万2462円/坪
勝浦市	2万9200円/㎡	9万6528円/坪

出典：土地価格相場が分かる　土地代データ（2022年5月現在）

同じ千葉であっても、選ぶエリアにより購入負担が違います。

また一戸建て住宅の場合、土地の購入費に加え「住宅の建築費」なども必要です。

１．住宅を建てるための土地の購入費用
２．建物の建築費用
３．土地手付金：売買契約の際にかかる費用で、こちらは購入代金の一部として充当されます。
４．建物契約金：建物契約の際にかかる費用で、こちらは請負代金の一部として充当されます。
５．印紙税：売買契約書や住宅ローン契約書など各所に印紙が必要となります。購入するための正式な書類に印紙を貼り、正規の税金を納めます。
６．不動産取得税：不動産の購入時にかかる費用です。不動産所得税は、購入時の一度だけの費用になります。
７．登記費用：住宅ローンの抵当権設定登記や所有権移転登記の際にかかる費用です。不動産登記手続きだけでも登録免許税、司法書士報酬、登記事項証明書取得費用を含む多くの費用が発生します。
８．住宅ローンの借入費用：住宅ローンを利用する場合、ローンの保証料や団体信用生命保険料、火災保険料、事務手数料などの費用が考えられます。
９．仲介手数料：不動産仲介会社の紹介などで購入した場合などに発生します。仲介会社に支払う手数料です

など上にあげた項目は代表的な一例で、その他にも費用が発生する場合もあります。

実際には建築する土地の立地条件や広さ、建物の構造などによっても費用は違ってきます。

土地選びの際には立地条件に加え、「資金面においても早めに計画を立てること」が大切です。

▶参考コラム＞＞「千葉で注文住宅を建てる　土地価格の相場から住まいを考える」