1. ホーム
  2. 家づくりコラム
  3. 【セカンドハウスローンと住宅ローン】内容や金利の違い、住宅ローン控除などについて解説
2025年06月20日

【セカンドハウスローンと住宅ローン】内容や金利の違い、住宅ローン控除などについて解説

【セカンドハウスローンと住宅ローン】

セカンドハウスや別荘を手に入れたいと考えている方は「セカンドハウスローン」を上手に利用することで希望する建物を実現しやすくなります。

しかしセカンドハウスローンを組むのは初めてで「住宅ローンとの違いが分からなくて不安…」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はセカンドハウスローンと住宅ローンを比較して、内容や金利の違いを解説します。

セカンドハウスローンの疑問点に上がりやすい審査の厳しさや住宅ローン控除についてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

● セカンドハウスや別荘の建築は住宅ローンを利用できないため、セカンドハウスローンを活用します。

● セカンドハウスローンは住宅ローンと比べて金利が高い傾向にあり、金融機関によっては借入額や期間にも違いがあるため確認が必要です。

● 住宅ローン控除が受けられないことや賃貸や民泊などの事業ができない点などの注意点を理解した上で、セカンドハウスローンの利用を検討しましょう。

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

セカンドハウスローンとは

セカンドハウスの建築にセカンドハウスローンを利用

▶施工事例:日常にリゾートを 大人のプライベートヴィラ

セカンドハウスローンは「セカンドハウス」や「別荘」などの建物を建築・購入・増改築する際に使えるローンです。

一般的な住宅ローンは日常的に暮らす住居用のローンのため、宿泊する日数が限定されるセカンドハウスには活用できません。

ローンを活用したセカンドハウスや別荘の建築を検討している場合は住宅ローンとセカンドハウスローンの違いを理解して審査や申し込みを進めることが大切です。

住宅ローンとセカンドハウスローンの違い 

セカンドハウスローンと住宅ローンの違い

住宅ローンとセカンドハウスローンの違いをご紹介します。

 

資金使途 

それぞれの資金使途についてご紹介します。

住宅ローン
  • ・ご自身がお住まいになる住宅の建築・購入・増改築費用

 

セカンドハウスローン
  • ・ご自身が利用する「セカンドハウス」や「別荘」の購入・建築・増改築費用
  • ・ご家族が暮らす2件目の住宅の購入・建築・増改築費用

 

住宅ローンはご自身が暮らすためのメインの住居であることがポイントです。

セカンドハウスローンはご自身が過ごす「セカンドハウス」や「別荘」以外に、ご家族が暮らすための家を建てる際にも利用できます。

 

借入条件 

借り入れ条件は住宅ローンとセカンドハウスローンで大きな違いはありません。

 

住宅ローン・セカンドハウスローンの借り入れ条件
  • ・借入時と完済時の年齢条件を満たしていること
  • ・団体信用生命保険に加入できること
  • ・安定した収入を確保していること
  • ・日本国籍の方または永住許可を受けている方

 

「借入時に70歳未満かつ完済時に80歳未満」などの条件がついていることが多いですが、具体的な年齢は住宅ローンによって異なります。

また金融機関によっては団体信用生命保険の加入が任意だったり、返済負担率の基準があったりするため事前に確認しましょう。
※返済負担率:年収に占める年間返済額の割合

 

金利 

住宅ローンとセカンドハウスローンの金利については以下のような違いがあります。

住宅ローン
  • ・変動金利では1.0%を切る住宅ローンが多い
  • ・固定金利でも短期間の契約なら1.0%台のケースが多い

 

セカンドハウスローン
  • ・変動金利でも1.0%を上回るローンがほとんど
  • ・固定金利では短期間の契約でも2.0%前後になるケースも

 

一般的にセカンドハウスローンの方が金利が高めに設定されているケースが多いです。

ただしフラット35は一般的な住宅ローンと同じ金利でセカンドハウスローンを組むことができるなどの例外もあります。

金融機関によって金利が異なるため、ご自身にとって条件のいい商品を見極めることが大切です。

 

借入期間 

住宅ローンとセカンドハウスローンは借入期間に差がないケースがほとんどです。

一般的な住宅ローンと同様に35年が最長のことが多いですが、金融機関によって異なります。

商品によっては1ヵ月単位で借入期間を変更できるため、細かい年数の設定を希望する方は事前に確認しておきましょう。

 

借入額 

住宅ローンとセカンドハウスローンの借入額は同額になることもあれば差が出ることもあります。

差がある場合、一般的にはセカンドハウスローンの方が借入できる額が少なく設定されているケースが多いです。

金融機関によって借入額に1億円以上の違いが生じることもあるため、ローンを組みたい額に合わせて借入先を検討することをおすすめします。

 

返済方法 

住宅ローンとセカンドハウスローンは金利タイプに違いはありません。

変動金利・固定金利・全期間固定金利があり、金融機関が扱っている金利タイプの中から選ぶことができます。

  • ・変動金利:半年に一度金利が見直される
  • ・固定金利:契約した期間中は金利が変動しない(3年・5年・10年など)
  • ・全期間固定金利:借入期間中は金利が変動しない

金利上昇のリスクがあっても低金利なローンを組んで返済の負担を減らしたいなら変動金利、将来の安定性を考慮して固定金利などご自身の考えに合わせて金利を選んでくださいね。

また毎月決まった返済額の「元利均等方式」と 固定された元金に利息を加えた金額を支払う「元金均等方式」の選択肢がある点はどちらも同じです。

 

団体信用生命保険 

住宅ローンで団体信用生命保険の加入が必須の金融機関は、セカンドハウスローンでも借入条件になっているケースが多いです。

そのため住宅ローンやセカンドハウスローンの審査では健康状態の告知が必要になります。

ただし「フラット35」は健康上の理由などで団信への加入が難しい場合でもローンを組むことが可能です。

団信へ加入する場合は金利を上乗せして保障を手厚くできるプランもありますので、ご自身の状態や返済額の違いを考慮して最適なプランを選びましょう。

 

 

カタログプレゼント

クレアカーサ「セカンドハウス」の施工事例はこちらから

▶︎お電話でのお問い合わせ 0120-35-3436

▶︎パソコン・スマートフォンからのお問い合わせ

セカンドハウスローンでよくある質問   

セカンドハウスローンの質問

セカンドハウスローンに関する疑問点を解説します。

 

セカンドハウスローンは審査が厳しいのか

結論から申し上げますと、セカンドハウスローンの審査は住宅ローンに比べて厳しい傾向にあります。

金融機関が審査を厳しくするのには次のような理由があります。

  • ・メインの住居費に加えてセカンドハウスの費用がかかるため、安定した経済力があるのかしっかりと見極める必要があるから
  • ・投資用物件にするなど条件を満たない使い方をしないか細かくチェックするから

住宅ローンを返済中にセカンドハウスローンを組む場合、収入に占める返済額の割合が高くなるため、経済状況によっては希望額を借入できなかったり審査に通らなかったりするケースもあります。

事前に住宅会社や金融機関に相談し、無理のない借入額を検討することが大切です。

 

住宅ローン控除を受けられるのか

セカンドハウスローンは「住宅ローン控除」の対象外です。

住宅ローン控除はメインとする居住地の取得を促進する制度のため、セカンドハウスや別荘に対しては支援を行っていません。

引用

無理のない負担で居住ニーズに応じた住宅を確保することを促進するため、住宅ローンを借り入れて住宅の新築・取得又は増改築等をした場合、年末のローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から最大13年間控除する制度です。

引用元:住宅ローン減税|国土交通省

 

住宅ローン控除を見込んで返済額を決めた場合、借入後の負担が大きくなるため注意しましょう。

▶おすすめコラム:
2024年・2025年以降の住宅ローン減税|子育て世帯・若者夫婦世帯は有利?適用条件を解説

 

どこの金融機関にもセカンドハウスローンはあるのか

セカンドハウスローンを扱う金融機関は限られているため、住宅ローンと比べて選択肢が狭まります。

セカンドハウスローンのニーズが住宅ローンに比べて少ないことが理由です。

ただしホームページに掲載していなくても実際にはセカンドハウスローンを取り扱っている場合もあるため、気になる金融機関があれば直接問い合わせてみることをおすすめします。

 

セカンドハウスローンを組んだ家を賃貸に出せるのか

セカンドハウスローンを組んだ家で賃貸に出すことを禁止している金融機関が多いです。

ただしセカンドハウスローンの完済後に賃貸に出す場合は問題ありません。

ローン返済中にセカンドハウスを賃貸に出す予定があるなら「不動産投資ローン」や「事業ローン」を検討する必要があります。

 

民泊運営する家にセカンドハウスローンは使えるのか 

セカンドハウスローンを組んでいる建物に対しては民泊運営もできません。

民泊運営をする前提で建てた住まいは賃貸と同様に投資用物件と判断されるからです。

民泊運営する建物に対しては次のようなローンを活用できます。

  • ・住宅ローン(面積の半数以上が自己の住居であるなどの条件あり)
  • ・事業用ローンや不動産投資ローン
  • ・民泊専門ローン

住宅ローンに関してはご自身が暮らす住居である必要があるため、セカンドハウスや別荘の場合は事業用ローン・民泊専門ローンの選択肢に絞られます。

▶おすすめコラム:
・【自宅・別荘で民泊運営】個人での始め方やデメリット・注意点、失敗しないためのポイント
・別荘を民泊として活用するメリット・デメリット|民泊新法や民泊禁止エリアについても解説

 

ポイント

クレアカーサはセカンドハウスの建築実績が豊富であり、セカンドハウスローンに関するご相談や手続きサポートも受け付けております。

ローンを利用して理想のセカンドハウスや別荘を建てたい方や別荘を民泊運営したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

クレアカーサ「セカンドハウス」の施工事例はこちらから

まとめ 

セカンドハウスや別荘を建築する際には住宅ローンではなく「セカンドハウスローン」を利用します。

セカンドハウスローンは住宅ローンと比べて金利が高めの傾向にあり、住宅ローン控除は対象外などといった特徴があるため、しっかりと違いを理解した上で利用を検討しましょう。

また賃貸や民泊運営にセカンドハウスを利用したい場合は事業用ローンや民泊専用ローンを活用するなど、用途に合ったローンを選択することが大切です。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にある建築会社です。

平屋建て・2階建てとレパートリー豊富な注文住宅や規格住宅の設計施工実績が豊富で「高断熱+高性能設備+太陽光発電」のZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及にも努めております。

「セカンドハウスも快適で暮らしやすい性能を確保したい」という方をしっかりサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

▶︎オンライン相談予約

▶︎家づくりのヒントがいっぱい!カタログ無料プレゼント

 

Instagram Facebook X TikTok

家づくりのアイデアや施工事例をアップしています。ぜひフォローください♪

 

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

アーカイブ

×