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2025年03月17日/ Last updated : 2025年03月23日

梁あらわしの家がトレンド|メリット・デメリットと後悔しないためのポイント、成功事例を紹介

梁あらわしの家がトレンド|メリット・デメリットと後悔しないためのポイント、成功事例を紹介

木の梁をインテリアデザインに活かす“梁あらわし”の家が人気です。

そこで今回は“梁あらわし”の定義や種類、メリット・デメリット、多くの方からいただく質問について解説します。

クレアカーサが手がけたおしゃれな施工事例も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

● 梁あらわしには主にデザイン性・快適性においてメリットがあります。

● 梁あらわしをプランへ採用する際は、事前にデメリットや注意点とその解決方法をチェックしましょう。

● クレアカーサは千葉県で高断熱・高耐震かつスタイリッシュな住宅を数多く手がけています。

 

梁あらわしとは

梁あらわしとは

▶︎施工事例:リゾートの風わたる 海辺のセカンドハウス

“梁あらわし”のデザインについてお話しする前に、まずは梁の定義を紹介します。

 

梁とは

梁とは建築物において柱同士を水平に結ぶ構造躯体です。

水平方向(上から)の荷重を柱に伝えて分散させたり、柱と強固に接続することで地震力や台風力による建物の変形を抑えたりする役割があります。

参考:国土交通省|木材利用の動向(1)

建築基準法第2条の5では壁・柱・床・屋根又は階段と同じく「主要構造部」に定められていることから、家の強度を確保する上で重要なパーツです。

参考:建築基準法

梁は施工される部位によっていくつかの種類に分かれます。

  • 2階梁:1階の天井に見える(=2階床の荷重を支える)
  • 小屋梁:最上階の天井に見える(=屋根荷重を支える)
  • 火打ち梁:小屋組の水平構面の変形を防止するために縦横の接合部付近に用いる斜め材

参考:公益財団法人 日本住宅・木材技術センター|在来軸組工法住宅と枠組み壁工法住宅

木造住宅に採用されるのは原則「木質梁」で、ベイマツ・スギ・カラマツ・ヒノキなどの無垢材や集成梁です。

近年はより品質安定性の高いCLT(直交集成板)やLVL(単板積層材)を採用する事例も少なくありません。

また、都心の狭小地に建てるような3階建てで1階部分が駐車スペースにする家などでは、壁のないオープンスペースで2階以上の荷重を支えるために「鉄骨梁」を用いる事例もあります。

 

梁あらわしの特徴

梁あらわし(表し・現し)とは梁見せ天井とも呼ばれ、木造住宅の主要構造部である梁を天井の中に隠さず見せる設計手法です。

対して、梁を天井の中に隠す納まりを「平(ひら)天井」と呼び、梁の下端よりも低い高さに天井下地を組んでパネル材を張ります。

天井の種類

 

梁あらわしスタイルの種類

梁あらわしにはいくつかの種類があります。

  • ・吹き抜けと組み合わせる(2階建ての吹き抜け中間高さに梁が見える)

  • ・勾配天井(斜め天井)と組み合わせる(最上階の天井もしくは吹き抜けの天井付近に梁が見える)

  • ・平天井と組み合わせる(天井高を梁せい※分だけ高くする)

 

※梁せい:梁の下面から上面までの高さ(=垂直方向の寸法)を指します。

これらはインテリアでの見え方やメリット・デメリットが異なるため、理想の間取りに合わせて適切なスタイルの“梁あらわし”を選びましょう。

▶︎おすすめコラム:【吹き抜け・勾配天井のある平屋】メリット・デメリットと後悔しないための間取りポイントを解説

 

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梁あらわしにするメリット

梁あらわしにするメリット

▶︎施工事例:カバードポーチのある 白いアメリカンハウス

梁あらわしのデザインにする主なメリットは以下の通りです。

  • ・天井が高くなり、開放感をプラスできる(空間容積が等しい場合、床面積が広いより天井が高い方が広く感じる)

  • ・吹き抜けをつくることができる(ロフトやスキップフロアとの相性がいい)

  • ・室内の空気が循環しやすい(空気がこもりにくい)

  • ・室内の広範囲に採光しやすい(天井高が高くなるので、採光効率の良いハイサイドライト※を設置しやすい)

  • ・インテリアデザインのアクセントになる(高級感をプラスできる)

  • ・ウッドインテリアと相性がいい(床・壁・天井・柱などと合わせてトータルコーディネートできる)

 

※ハイサイドライト:通常の腰窓よりも壁面の高い位置に取り付けた側窓で、高窓と呼ぶ場合もあります。

このように梁あらわしには主に視覚的なメリットがあるため、おしゃれな家を建てたい方から人気な設計手法です。

 

 

梁あらわしにするデメリットと解決策

梁あらわしにするデメリットと対策

梁あらわしのプランを後悔しないためには、事前にデメリット・注意点とその解決方法を知っておくことが重要です。

 

空調が効きにくい

梁あらわしと吹き抜けの組み合わせは空気がこもりにくい点がメリットです。

しかし空間容積が大きくなり、空調が効きにくくなる可能性があります。

特に冬場には暖気が天井付近に溜まりやすいので注意が必要です。

 

ポイント

断熱性を高めて、外気温の影響を受けにくく空調効率の良い家にしましょう。

室内の空気を撹拌できるシーリングファンもおすすめアイテムです。

クレアカーサは高性能な断熱窓や密度の高い断熱材が標準仕様で、平均でUA値※は「ZEH」相当、エリアでは函館クラスの断熱性能を実現できます。

(間取り等により誤差があります。)

 

※UA値:外皮平均熱貫流率とも呼び、外皮(壁・床・屋根・窓など屋内外を隔てる部分)の“熱の通しにくさ”をあらわします。建物の断熱性能を表す指標です。

▶︎クレアカーサの断熱性能

 

屋根から熱が室内に伝わる

平屋や2階建て住宅の最上階に梁あらわしを採用すると、断熱効果のある小屋裏空間がない(狭い)ことから、屋根から日射熱が室内に伝わりやすいリスクがあります。

 

ポイント

日当たりがよく日射熱の影響を受けやすい場合は、高断熱・高射熱仕様の屋根材を選びましょう。

屋根の上に太陽光発電パネルを設置すると日射熱を軽減できるというデータもあります。

参考:環境省|デコ活|太陽光パネルを屋根に設置して快適に!発電のほか、暑さ対策も

 

雨音・上階の音が響く

フラットや屋根材や金属系屋根材の中には、雨音が室内まで響くものもあります。

梁あらわしの場合は音を減衰させる小屋裏空間がない(狭い)ため、室内で雨音が気になる可能性があるので注意しましょう。

 

ポイント

雨音対策には厚みのある屋根材や、遮音・断熱効果のあるフォーム材が接着されている屋根材がおすすめです。

また、防音効果のある屋根塗装や雨音を軽減する防振材を屋根の下地に設置する方法もあります。

 

小屋裏空間を使えない

天井まで吹き抜けで梁あらわしの空間は、小屋裏(天井裏)の空間がありません。

そのため小屋裏収納作れないので、プランニングの段階で家全体の収納スペースを確保できるか確認しましょう。

 

ポイント

クローゼットなどだけでは収納が足りない場合は、梁あらわしを全面的ではなく部分的に採用しましょう。

ロフトやスキップフロアを取り入れて床面積を増やす方法もおすすめです。

 

▶︎おすすめコラム:新築の収納プラン|使いやすさと美しさを両立する間取りアイデアと事例まとめ

 

掃除が大変

吹き抜けと梁あらわしを組み合わせると、どうしても梁の上にホコリが溜まります。

マツなど油分の多い無垢の梁材は、樹液やヤニがしみ出て汚れて見えるケースもあるので注意しましょう。

 

ポイント

定期的に掃除できるように梁にブラシが届く位置に2階ホールや階段を配置したり、梁の下に作業用の脚立をおけたりするプランがおすすめです。

樹液・ヤニの汚れが心配という方は、ヤニ留め塗装済みの材料や比較的ヤニの少ない集成梁を選びましょう。

 

 

平天井より費用が高くなる場合もある

 平天井の方が天井下地組やパネル張りの作業が多いため費用が高くなるとおもわれがちです。

しかし、梁あらわしは見た目の良い梁材が必要で、取り合い部分に細工が発生するため、平天井よりコストが高くなる可能性があります。

 

ポイント

見積もりの段階で梁あらわしとそうでないプランを比較しましょう。

梁を無垢材と集成材のどちらにするかでも金額が変わるため、早い段階で予算を明確にしておくことが重要です。

 

照明・配線・配管プランが複雑になる

平天井は天井裏のスペースに配線や配管を隠せますが、梁あらわしの場合はそれが難しい可能性があります。

また、吹き抜け部分は照明計画の工夫も必要です。

梁よりも高い部分にダウンライトやシーリングライトを付けると、梁が邪魔になって光が拡散しない場合もあります。

 

ポイント

梁に穴を開けて配線や細い配管を通す方法もありますが、構造強度が落ちるため、原則は採用されません。

そのため、照明の位置や上階のプランを合わせて梁あらわしが美しく見えるか確認しましょう。

照明プランは光源が天井からかなり低い場所になるペンダントライトや、壁に取り付けるブラケットライト、狙った場所を照らせるスポットライト、照明の位置をスライド移動できるライティングレールを組み合わせるプランがおすすめです。

 

▶︎おすすめコラム:【新築】照明計画5つの基本|光で叶える心地よい暮らし

 

省令準耐火構造にすると費用が高くなる

省令準耐火構造とは、独立行政法人 住宅金融支援機構が基準を定める「準耐火構造と同等の防火性能を持つ火災に強い構造」を指します。

参考:独立行政法人 住宅金融支援機構|省令準耐火構造の住宅とは

省令準耐火構造の認定を受けると、火災保険料が割安になったり不動産価値が上がったりするなどのメリットを得られます。

梁あらわしで省令準耐火構造の基準をクリアするためには特別な仕様を満たさなくてはならず、コストがさらに割高になる可能性があるので注意しましょう。

参考:一般社団法人 日本木造住宅産業協会|省令準耐火構造について

参考:独立行政法人 住宅金融支援機構|機構の定める省令準耐火構造の仕様[木造軸組工法](2023年4月1日)P.7

 

【成功事例】梁あらわしのおしゃれな家

クレアカーサでは様々なスタイルの「梁あらわしを取り入れた家」を数多く手掛けています。

その中から抜粋し、施工写真とデザインのポイントを紹介します。

 

梁あらわし × 開放的なリビング

▶︎施工事例:プライベートプールのある マリーナヴィラ

こちらは平屋のリビングに梁あらわしを取り入れた事例です。

ダイナミックで開放的な開口部に加えて、梁あらわしによる天井の高さがリゾート感を演出しています。

間接照明と組み合わせて生活感を取り去った点もポイントです。

 

梁あらわし × ロフト付き吹き抜け

▶︎施工事例:ドライガーデンが彩る 海辺のサーファーズハウス

こちらはロフト付き平屋建てに梁あらわしを取り入れた事例です。

グレーを基調としたシックなインテリアと、ダークブラウンに着色した太い梁がうまく調和しています。

梁の下面にはペンダントライトを設置できるライティングレールを取り付けました。

 

梁あらわし × 高窓付き吹き抜け

▶︎【施工事例:ガルバリウム×塗り壁 吹き抜けのある平屋】

こちらは、ハイサイドライトのある吹き抜けに梁あらわしを組み合わせた事例です。

梁あらわしによって天井を高くしたことにより、より陽の光を部屋の奥まで取り入れられます。

 

ポイント

クレアカーサは「敷地・家族・予算」の条件をお客様から細かくヒアリングし、トータル的にご要望を叶えられるプランを提案いたします。

高い耐震性・断熱性・省エネ性にこだわった家づくりに努めておりますので、「コストもデザインも品質も諦めたくない」という方は、ぜひクレアカーサまでお問い合わせください。

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

 

梁あらわしの家に関する“よくある質問”

梁あらわしの家に関する“よくある質問”

▶︎施工事例:片流れの美しいシルエット 土間のある平屋の家

最後に、梁あらわしについて多くのお客様からいただく質問を紹介します。

 

Q.梁あらわしは耐震性に影響する?

梁を見せることで耐震性が落ちることはありません。

ただし、間取りによっては天井をなくすことで地震や台風による変形への抵抗力が落ちる可能性もありますので、高耐震住宅の設計実績が豊富な建築会社へ相談しましょう。

 

Q.化粧梁とは?

化粧梁には主に2つ意味があります。

  • ①構造上は梁が必要ない場所へ装飾的に付ける梁(見せ梁)
  • ②梁あらわしで見えることが想定された、節が少なく木目や色味が美しい無垢の梁材

建築会社と相談する際は、化粧梁が①・②どちらの意味で使われているか確認しましょう。

 

Q.梁あらわしの家は準防火地域・防火地域でも建てられる?

防火地域内にある建物と準防火地域内の2階建て以下(延床面積の上限あり)小規模建物“以外”は、「耐火構造」か「準耐火構造」にする必要があります。

※一部規定の対象外になる建物もあります。

耐火構造・準耐火構造にするためには、主要構造部(壁・柱・床・梁・屋根・階段)を「一定の耐火性能のある材料」にしなくてはいけません。

参考:国土交通省|令和4年度建築基準法改正(防火関係)について

梁あらわしで耐火構造・準耐火構造の基準をクリアするためには、不燃木材を用いたり、防火皮膜・燃えしろ設計を採用したりする必要があるため注意しましょう。

参考:国土交通省|防火被覆の効果を考慮した燃えしろ設計法の合理化に資する検討

※防火皮膜:木質の梁を石膏ボードなど認定を受けた耐火性の高い材料で覆う方法

※燃えしろ設計:燃えても強度を確保できるように、必要な柱・梁の断面寸法に、焼失することが想定される厚みを追加して太い材料を用いる手法

参考:国土交通省|防火被覆の効果を考慮した燃えしろ設計法の合理化に資する検討

 

ポイント

クレアカーサでは施工範囲を千葉県内に限定し、高性能かつスタイリッシュな住宅をリーズナブルな価格で提供しております。

フルオーダーの注文住宅から“安心の総額コミコミ価格”のセミオーダー可能な規格住宅Mine+DESIGNミニマルに暮らす平屋シリーズとラインナップが充実していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

▶︎お電話でのお問い合わせ 0120-35-3436

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まとめ

梁あらわしは木の魅力を生かしたインテリアデザインを求める方におすすめのプランです。

ただし、事前に知っておいていただきたいデメリットもあるので注意が必要です。

梁あらわしを取り入れた注文住宅の新築を検討している方は、設計施工実績が豊富な建築会社へご相談ください。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。

平屋建て・2階建てとレパートリー豊富な注文住宅や規格住宅の設計施工実績が豊富で、「高断熱+高性能設備+太陽光発電」のZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及にも努めております。

「補助金を使ってお得にマイホームを建てたい」という方をしっかりサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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