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2024年11月02日

2024年・2025年以降の住宅ローン減税|子育て世帯・若者夫婦世帯は有利?適用条件を解説

2024年・2025年以降の住宅ローン減税|子育て世帯・若者夫婦世帯は有利?適用条件を解説

これからマイホームを新築したい方にとって、住宅ローン控除は欠かせないポイントですよね。

2024年に税制が改正され、2025年にも再び改正が予定されています。

そこで今回は「住宅ローン減税」について概要から適用条件、子育て世帯・若者夫婦世帯に耳寄りな情報を紹介します。

育休・産休を取った場合についてやその他の減税制度、補助金についてもお話ししますので、これからおしゃれで高品質な家をかしこく建てたい方はぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

● 2024年税制改正によってローン控除は子育て世帯や若者夫婦世帯に有利となり、2025年も同じ方向で進んでいます。

● ZEHなど省エネ性の高い住宅にすると控除の対象となる借入額が引き上げられたり、補助金の対象となったりします。

● クレアカーサは千葉県にてスタイリッシュで省エネ性の高い住宅を数多く手がけています。

 

 

2024年住宅ローン減税|子育て世帯・若者夫婦は有利?2025年以降はどうなる

2024年住宅ローン減税|子育て世帯・若者夫婦は有利?2025年以降はどうなる?

【施工事例:家族の絆育む シンプルスタイルの白い家

2024(令和6)年に税制改正されて、住宅ローン減税の規定も変更されました。

ここでは新築住宅(買取再販住宅)に着目して概要を紹介します。

 

控除額

毎年末時点でのローン残債額 × 0.7%

▶︎所得税から控除(所得税から控除しきれなかった分は翌年の住民税から)

対象借入上限額

「3,000〜5,000万円」
※住宅の省エネ性能や申告者の年齢、お子様の有無によって変わる

最長控除年数

「13年」

住まいに関する条件
  • ・ローンで購入した物件が、申告者自らが居住するための住宅であること
  • ・工事完了(物件引き渡し)から6ヶ月以内に入居すること
  • ・延べ床面積が50㎡(2024年までに建築確認を受けた住宅は40㎡)以上であること
  • ・「長期優良住宅・低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅・省エネ基準適合住宅」のいずれかであること
申告者に関する条件
  • ・合計所得金額が2,000万円以下であること
  • ・ローン借入期間が10年以上であること
  • ・サラリーマンでも控除初年度は確定申告をすること

 

ポイント

2024年税制改正では子育て世帯・若者世帯の住宅取得をサポートするという理由で、「19歳未満の子を有する世帯もしくは夫婦のいずれかが40歳未満の世帯」に対して、控除を受けられる借入額上限を引き上げる内容が追加されました。

該当する場合は対象借入額が500〜1,000万円引き上げられます。

現時点では子育て世帯・若者世帯に対する優遇措置は2024年12月31日までに住宅ローン契約し、2025年12月31日までに入居した人が優遇対象なので注意してください。

2025(令和7)年にも住宅ローン控除に関する税制改正が予定されており、同様の内容になる方向で進められています。

(参考:国土交通省|住宅ローン減税の制度内容が変更されます!~令和6年度税制改正における住宅関係税制のご案内~

 

 

長期優良住宅・ZEHだと控除額アップ

長期優良住宅・ZEHだと控除額アップ

【施工事例:光あふれるリビング シンプルスタイルの平屋

新築住宅や買取再販住宅に対して住宅ローン減税を利用する場合、省エネ性の高い住宅であることが必須条件です。

住宅の省エネグレードによって、控除対象となる借入上限額が変わります。

【住宅の種類】 【対象借入額】

長期優良住宅
低炭素住宅

4,500万円

(子育て世帯・若者夫婦世帯は5,000万円)

ZEH水準省エネ住宅

3,500万円

(子育て世帯・若者夫婦世帯は4,500万円)

省エネ住宅適合住宅

3,000万円

(子育て世帯・若者夫婦世帯は4,000万円)

それぞれ、求められる省エネ性能レベルが異なりますので、ご予算に合わせてバランスの良い住宅を選びましょう。

【住宅の種類】 【省エネレベル】

長期優良住宅

・断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6の基準に適合すること

※その他、劣化対策や耐震性などの基準あり

低炭素住宅

・省エネ基準※と比較して、一次エネルギー消費量がマイナス20%以上になること

・太陽光発電など再生可能エネルギー利用設備が設けられていること

・省エネ効果および再生可能エネルギー利用による消費エネルギー削減量が、基準一次エネルギー消費量の50%以上であること

ZEH水準省エネ住宅

・強化外皮基準(外壁や断熱材などの断熱性能)が0.6~0.4以下であること

・省エネ基準※と比較して、一次エネルギー消費量がマイナス20%以上になること

・太陽光発電など再生可能エネルギー利用設備が設けられていること

・基準一次エネルギー消費量※から100%以上一次エネルギー消費量を削減できること

省エネ住宅適合住宅

・断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級 4の基準に適合していること

※省エネ基準:建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)で定められている基準で、家の断熱性を評価する「外皮基準」と家の消費エネルギー量で評価する「一次エネルギー基準」で構成されている

※基準一次エネルギー消費量:設計時に設備機器などの想定消費エネルギー量を合算したものが「設計一次エネルギー消費量」で、これが省エネ基準に適合しているか判断する基準が「基準一次エネルギー消費量」

 

2025年4月以降に建てられる全ての住宅に「省エネ基準への適合」が義務化されるため、2025年以降のローン控除に関する対象借入上限額にも変化が出る可能性が考えられます。(参考:国土交通省|省エネ基準適合義務化

 

ポイント

クレアカーサはデザイン性と省エネ性の両方を備えた「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及へ積極的に取り組んでいます。※2023年度のZEH普及実績は83%

「デザインも性能もコストも諦めたくない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

▶︎クレアカーサのZEH詳細ページはこちらから

▶︎おすすめコラム|「ZEHは意味ない!?」後悔しないZEH住宅づくり|“成功”のポイントを解説

 

クレアカーサはZEHビルダー最高ランク6つ星

 

いくら控除される?控除額シミュレーションの方法

いくら控除される?控除額シミュレーションの方法

【施工事例:海辺でサーフィンを愉しむシンプルでかっこいい平屋の家

「住宅ローン控除額がどのくらいなるかを踏まえて返済計画を立てたい」という方のために、控除額のシミュレーション方法を紹介します。

まずチェックすべきポイントは以下の通りです。

 

  • ・建てる住宅の省エネ性能(性能レベルによって控除対象となる借入額上限が異なる)
  • ローン借入予定額
  • 月々の返済予定額

※2025年以降の子育て世帯・若者世帯への優遇措置は現時点で未確定なため、算入しない

 

こちらの情報が揃うと、1〜13年目の控除額概算を算出できます。

矢印

控除期間 控除額
1年目

 (ローン借入金額−年間返済額)×0.7%

※「ローン借入金額−年間返済額」>「控除対象借入上限額」の場合は、控除対象借入上限額×0.7%で計算

2年目以降

(ローン借入金額−1年目からこれまでの総年間返済額)×0.7%

※「ローン借入金額−年間返済額」<「控除対象借入上限額」になるまでは、控除対象借入上限額×0.7%で計算

※算出される控除額は目安ですので、実際の金額と異なる可能性があります。

 

ちなみにペアローンの場合はご夫婦別々で控除を受けられるため、それぞれのローン借入予定額と月々の返済予定額が分かれば総控除額も求められます。

 

ポイント

新築住宅を建てた場合の住宅ローン控除額は13年間で数100万円にも上ります。

そのため、事前に条件を確認して漏れなく利用しましょう。

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

▶︎住まいの間取りに関するご相談はこちらから

 

 

子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅ローン減税に関するよくある質問

子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅ローン減税に関するよくある質問

【施工事例:ウチとソトが繋がる 白いアメリカンハウス

子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅ローン減税に関するQ&Aをいくつか紹介します。

これからマイホーム計画を始める方は、ぜひ参考にしてください。

 

Q.「産休・育休中でもローン控除は受けられる?」

A.「産休・育休中で収入が減っても所得税・住民税が発生するとローン控除は受けられます」

子育て世帯や若者夫婦世帯ですと、ローンを組み始めてから新たにお子様が誕生する可能性は大いに考えられます。

その場合、正社員の方はお給料の額が1/2〜2/3程度まで減ります。

継続してローンを返済し続ける場合は、年間合計所得の額によって控除の対象になるかどうかが変わるので注意しましょう。

ポイントは所得税・住民税が課税されるかどうかという点です。

所得税は年間所得が103万円以上、住民税は97万円以上で課税対象となり、それ以下では納税する必要はありません。(参考:国税庁|家族と税

納税義務がないということは控除するものがないため、ローン控除の対象ではなくなります。

 

Q.「ペアローンは夫婦どちらかだけ繰上げ返済できる?」

A.「退職金などまとまった収入でご夫婦どちらかが先に繰上げ返済することはできます」

ご夫婦どちらかが先に退職したり相続を受けたりした場合など、先に一方がローンを完済することはできます。

ただし、あくまでもその資金は主催者の資産から捻出しなくてはいけません。

例えば、ご主人の退職金でご夫婦とものローンを完済しすれば、奥様ローン完済分の資金がご主人からの贈与とみなされ、課税対象となるので注意しましょう。

 

Q.「繰上げ返済するとローン控除額は変わる?」

A.「繰上げ返済すると年末時点での残額が減り、控除額も少なくなります。また、早いうちに完済すれば、13年以内でも控除期間は終了となります」

ローン控除額は年末残高より算出するため、控除期間中に繰上げ返済して残高がゼロになれば、それ以降は控除を受けられません。

そのため繰上げ返済した場合の利息減額分と13年間控除を受けた場合のどちらが得か計算してみましょう。

 

Q.「子育て世帯・若者夫婦世帯だとローン金利が引き下げられるって本当?」

A.「金融機関やローン商品によって、子育て世帯や若者世帯に有利なものもあります。」

子育て世帯もしくは若者夫婦世帯の住宅購入をサポートするために、金利を一定期間引き下げるサービスを行っている金融機関もあります。

例えば【フラット35】子育てプラスは、お子様の人数に応じて年利0.25%以上が引き下げられます。

その他の金融機関でもローン相談の際に同じようなサービスがないか確認してみましょう。

 

▶︎モデルハウス見学申し込みはこちらから

 

 

子育て世帯・若者夫婦世帯は補助金もチェック

子育て世帯・若者夫婦世帯はその他の減税特例や補助金もチェック

【施工事例:リゾートの風わたる 海辺のセカンドハウス

子育て世帯や若者世帯の方でこれからマイホームを新築したい方は、「子育てエコホーム支援事業」も活用しましょう。

2023年(令和5)11月2日以降に基礎工事より後の工程に着手し、2025年(令和7年)7月31日までに完工(完了報告)できる住宅が対象です。(参考:子育てエコホーム支援事業

光熱費や物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯に省エネ住宅の取得を支援することを事業の目的としており、まさにこれから家を建てたい方に最適な補助事業と言えます。

 

ポイント

子育てエコホーム支援事業(新築)は、各種減税制度と併用できます。

補助金の対象は、子育て世帯・若者世帯に限定されており、さらに長期優良住宅もしくはZEHであることが必須条件です。

長期優良住宅には100万円/戸、ZEHには80万円/戸が支給されます。

事業事務局より認定を受けた建築会社でなければ申請できないため注意しましょう。

▶︎子育てエコホーム支援事業の詳細はこちらから

 

子育てエコホーム支援事業

▶︎子育てエコホーム支援事業の詳細はこちらから

 

 

まとめ

子育て世帯や若者世帯がマイホームを新築する時、ローン融資を受ける方は多いはずです。

その際は事前に住宅ローン減税の制度や控除額の目安を知っておくと、よりリアルな予算計画を立てられます。

ZEH(ゼロエネルギー住宅)にすれば、より多くの控除を受けられて補助金の対象になる点もポイントです。

おしゃれで省エネ性の高い高品質な家を建てたい方は、施工事例が豊富で土地の特性や周囲の環境・ご要望・ご予算を踏まえてトータルデザインできる会社へ相談しましょう。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。

デザイン性と省エネ性の両方を備えた「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及へも積極的に取り組んでいます。

「デザインも性能もコストも諦めたくない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

▶︎クレアカーサのZEH詳細ページはこちらから

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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