1. ホーム
  2. 家づくりコラム
  3. 【玄関ポーチに屋根をつける】気になる疑問やタイプ別特徴、おしゃれな施工実例を解説
2024年06月17日/ Last updated : 2024年06月24日

【玄関ポーチに屋根をつける】気になる疑問やタイプ別特徴、おしゃれな施工実例を解説

【玄関ポーチに屋根をつける】気になる疑問やタイプ別特徴、おしゃれな施工実例を解説

ほとんどの住宅は玄関ドアを出るとその上に屋根がかかっていますよね。

実は玄関ポーチの屋根と言っても、種類によって特徴が異なります。

そこで今回は「玄関ポーチの屋根」について、その必要性と種類を解説します。

お客様からよくいただく建築面積や目隠しパネル、リフォームなど玄関ポーチに関するご質問も紹介します。

クレアカーサがこれまで手がけた施工事例を交えてポイントを解説しますので、これからマイホームを建てる方はぜひ参考にしてください。

 

コラムのポイント

● 玄関ポーチの屋根は快適に暮らすために必要な部分です。

● 玄関ポーチの屋根は種類によって特徴が異なるため、プランを検討する際は注意点を踏まえてじっくり検討してください。

● クレアカーサは千葉県で省エネ性の高い「おしゃれな外観の家」を数多く手がけています。

 

 

玄関ポーチに屋根をつける必要性とメリット

玄関ポーチに屋根をつける必要性とメリット

【施工事例:タイルデッキのある シンプルテイストの平屋】

玄関ポーチには「屋根がなくてはならない」と言っても過言ではありません。

 

「玄関ポーチ」に屋根が必要な理由
  • ●  雨や雪がドアを開けた際に室内まで入ってきてしまうため。
  • ●  玄関ポーチが雨や雪で濡れてしまうと、滑りやすくなってしまうため。
  • ●  玄関の方角によっては、ポーチに強い日差しが当たってしまうため。
  • ●  玄関ポーチがホコリや花粉、排気ガス、黄砂などで汚れやすくなってしまうため。
  • ● 外観デザインにメリハリがなく、平坦な印象になってしまうため。

 

このように玄関ポーチに屋根がかかっていないと、生活する上で不便を感じるシーンが増えてしまうのです。

また、家の第一印象を決める玄関のデザイン性においても屋根があるのとないのとでは大きく雰囲気が変わります。

 

▶︎クレアカーサの施工事例はこちらから

 

 

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例|庇・下屋・カバードポーチ・インナーポーチ

玄関ポーチの屋根と言っても、その形状にはいくつかの種類があります。そこで、クレアカーサの施工事例を見ながら種類ごとの特徴を紹介します。

 

 

庇タイプ

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例(庇タイプ)

【施工事例:ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス】

こちらは外壁面から飛び出すように独立した庇(ひさし)を取り付ける方法です。

サイズやデザインが豊富で写真のようなシンプルモダンな家には「フラット型」、洋風で装飾的な家には「アーチ型」や「切妻型」など、外観デザインのテイストに合わせてお好きな形状を選べる点がメリットです。

また建材メーカーでユニット化されていて現地で組み立てて取り付けるだけの商品もあるため、屋根を造作するよりコストを抑えられます。

ただし雪国など積雪量が多い地域では雪の荷重を踏まえたデザイン、台風が多い地域では風の力を受け流せるデザインを選定する必要があります。

また和風建築よりも洋風建築との相性が良い点も特徴です。

 

 

下屋タイプ

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例(下屋タイプ)

【施工事例:リビングにフリースペースのある シック&モダンスタイルの平屋】

下屋(げや)とは、家の最も高い部分にかかる大きな屋根より一段下にかけられている屋根部分を指します。

上の写真を見ると、玄関を含む建物に向かって右側にかかっている屋根が玄関ポーチの屋根も兼ねていることが分かりますよね。

このように下屋を長く出して、ポーチの上までカバーするデザインも人気です。

和風建築・洋風建築どちらとも相性が良いですが、玄関ポーチ全体はカバーできず、建物に近い部分だけを雨や雪から守るイメージになります。

 

 

インナーポーチタイプ

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例(インナーポーチタイプ)

【施工事例:プライベートサロンのある スクエアフォルムの家】

最近増えているのが玄関ポーチを外壁面より凹ませてインナーポーチにするプランです。外観がすっきりする上に、メンテナンスは外壁塗装のみという点も魅力と言えるでしょう。

上の写真は玄関ドアが道路に向かって正面を向いているパターンです。インナーポーチは雨風が直接当たりにくいため、メンテナンスが大変な板張りも安心して採用できます。

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例(インナーポーチタイプ)

【施工事例:考え抜かれた家事ラク動線 子育て世代の快適平屋スタイル】

こちらの事例は、玄関ドアが前面道路に対して垂直なパターンです。ドアを横にすることで道路に近い場所に玄関ポーチがあっても、ドアを開けた際に室内が外部から見えません。

インナーバルコニーが暗くならないように一部の壁に開口を設けている点もポイントです。

 

【おすすめコラム】インナーバルコニーのおしゃれ外観&間取り図を紹介

 

 

カバードポーチタイプ

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例(カバードポーチタイプ)

【施工事例:リゾートの風わたる 海辺のセカンドハウス】

最近、多くの方からご要望いただくのが下屋タイプの“派生版”とも言える「カバードポーチ」です。

下屋タイプは一部分だけ屋根を一段下げてその下の玄関ポーチを作るイメージですが、カバードポーチは大きく下屋を延ばして、その下を広い屋外空間として使います。

上の事例は家のほぼ端から端までをカバードポーチにして、玄関ポーチとアウトドアリビングを兼ねています。

玄関ポーチ屋根の種類と施工事例(カバードポーチタイプ)

【施工事例:ペットと暮らす スキップフロアのある平屋】

こちらはダイナミックな片流れ屋根の下を広々としたポーチとして利用している事例です。屋根の下を吹き抜けにして柱や梁を表しにしたため、外観デザインのアクセントにもなっています。

 

【おすすめコラム】カバードポーチのある家づくり|特徴・活用方法と施工事例・よくある後悔と対策

 

ポイント

玄関ポーチの屋根をどのようなデザインにするかによって、住宅の外観イメージが変わります。

お好みのデザインテイストに合う屋根のタイプを選びましょう。

 

 

▶︎クレアカーサの施工事例はこちらから

▶︎住まいの間取りに関するご相談はこちらから

 

 

玄関ポーチの屋根を考える際の注意点|建築面積・目隠し・後付けリフォーム

玄関ポーチの屋根を考える際の注意点|建築面積・目隠し・後付けリフォーム

【施工事例:毎日の暮らしにアクティブを 庭にブランコのある家

家の外観デザインを決める上で玄関ポーチの屋根をどのようなタイプにするのかは重要なポイントです。ただし、デザイン性だけで屋根の形状などを決めると後悔してしまうかもしれません。

ここでは、必ず押さえた方が良いチェックポイントや注意点を紹介します。

 

 

メンテナンス・点検をしやすくする

玄関ポーチの屋根は玄関を雨や雪から守ってくれる重要なパーツです。それゆえに、メンテナンス性についても事前にチェックしておきましょう。

インナーポーチであれば屋根が独立してついている訳ではないため、主な劣化のチェックは外壁と天井のみです。

また下屋タイプやカバードポーチも大屋根の点検をする際に、併せて劣化がないかチェックできます。

注意しなくてはいけないのが、庇タイプです。外壁との取り合い部分が劣化すると、そこから雨水が壁の中に侵入して被害が大きくなる可能性があります。

脚立などで定期的に庇の周りをチェックできるようにしておくか、2階窓から庇の上を確認できるようにしておくのがおすすめです。

 

 

雨樋の位置に要注意

屋根のプランを考える時に忘れてはいけないのが、雨樋の位置です。雨樋がないと屋根や庇から雨水が多量に落ちてきて、結局玄関ポーチの床が濡れてしまいます。

また軒先に雨樋が付いていても、その水が落ちる場所によっては玄関ポーチの周りに水溜りができてしまうかもしれません。

そのため庇や屋根にどのような雨樋が付き、どの水がどこに流れるのか建築会社へ確認しましょう。

近くに大きな木を植える場合は、雨樋へ落ち葉避けネットをつけるのがおすすめです。雨樋が落ち葉で詰まると水が氾濫して外壁などの劣化を早めてしまう恐れがあります。

 

 

照明の位置によっては手元が真っ暗に

インナーポーチの天井中央にダウンライトやシーリングライトをつけるプランもありますが、照明器具がそれだけですと、玄関ドアに鍵を差し込む際に手元が頭の影に入って、よく見えないケースもあります。

そこでおすすめなのが壁につけるブラケット照明です。

ブラケット照明で玄関ポーチを明るく

明暗センサー・人感センサー付きの物を選ぶと、朝夕にスイッチを入り切りする必要がありませんし、防犯面でも効果的です。

インナーポーチ以外の場合でも、照明器具を選ぶ際は、夜に手元や足元を照らすために必要な光量があるかどうか、建築会社へ必ず確認しましょう。

 

 

目隠しをつける場合は防犯面で工夫が必要

玄関ポーチが前面道路と近かったり、ドアを開けた時に室内の様子が見られたりしないか心配な方におすすめなのが目隠しパネルや目隠しフェンスです。

玄関ポーチへの視線を遮る目隠し

【施工事例:セミオーダー×アメリカン ワークスペースのある暮らし

目隠しは外からの視線を遮れる点がメリットですが、設置する際には防犯面で工夫が必要です。なぜなら、不審者が玄関に留まる際の目隠しにになってしまう可能性があるからです。

そのため目隠しは壁など視線を完全に遮るタイプではなく、スリットなどが入っているタイプを選びましょう。

上の写真のようにブロックを装飾的に積み上げるデザインもおすすめです。適度に視線を遮りつつも、風や光をポーチに取り込めます。

 

 

屋根の仕様によっては玄関ポーチも建築面積に含まれる

その土地が都市計画法(第8条第1項第1号)で定められているどの用途地域に属しているかによって、建ぺい率(※)の上限が決められています。

※建ぺい率:敷地面積に対して家を建てる面積(建築面積)の割合で、住宅地の場合は上限が40〜60%に設定されているエリアがほとんどです。

玄関ポーチの面積が建築面積へ算入されると、その分他の面積を小さくしなくてはいけません。以下の条件に当てはまると建築面積へ含まれる可能性があるので注意しましょう。

 

  • ●  玄関ポーチの屋根が外壁内にある柱の中心線から水平距離1m以上突き出ている場合
  • ● 玄関ポーチが壁などに囲われている場合
  • ● 玄関ポーチの屋根が独立した柱で支えられている場合

(参考:建築基準法施行令(第2条第1項2号)

 

ただし、建築面積に含まれるかどうかは管轄の自治体によって判断が分かれることがあるため、建ぺい率がシビアな場合は建築会社とプランや仕様をじっくり検討しましょう。

 

 

リフォームで後付けすると雨漏りリスクが高い

玄関ドアの上に庇や屋根を後付けする事例もありますが、設置するビスなどで外壁の防水層に穴が空いてしまう可能性があるため、あまりおすすめできません。

外壁との取り合い部分などをしっかりコーキングしたとしても、その目地部分は外壁や屋根材よりも劣化が早いため、そこから雨水が侵入するリスクもあります。

そのためリフォームで後付けしたい場合には、周囲の外壁を解体して、しっかりと雨の侵入を防げる仕様にするのがおすすめです。

 

ポイント

玄関ポーチの屋根を後付けすると雨漏りのリスクが高まってしまうため、新築時から慎重にプランを検討しましょう。

ご予算や外観デザインのイメージに合わせて、様々なプランを提案できる建築会社がおすすめです。

 

 

▶︎クレアカーサの施工事例はこちらから

▶︎住まいの間取りに関するご相談はこちらから

 

 

おしゃれな外観&住みやすい家は設計施工実績が豊富な会社へ相談を

ペットと快適に暮らせる家は設計施工実績が豊富な会社へ相談を

【施工事例:シンプルだから美しい 白い塗り壁のサーファーズハウス】

おしゃれで高品質な家を建てたい方には土地の特性や周囲の環境、ご要望、ご予算を踏まえて、トータルデザインできる会社がおすすめです。

ずっと快適に暮らせる住まいにするためには、断熱性・省エネ性などの住宅性能もポイントになります。

 

ポイント

クレアカーサではデザイン性と省エネ性の両方を備えた「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及へ積極的に取り組んでいます。

 

「デザインも性能もコストも諦めたくない」という方は、施工実績が豊富な“クレアカーサ”へご相談ください。

 

▶︎クレアカーサのZEH詳細ページはこちらから

 

太陽光発電システムを“実質0円”で導入できる「建て得」プランや、家庭用蓄電池を設置しないでも電気自動車や小型蓄電池があれば災害時に家で電気が使える「そなえるでんき」のプランも用意していますので、オール電化住宅を建てたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。

 

電気代を抑えられる家

そなえるでんき

 

 

 

 

 

イベント情報や施工事例を発信していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

コンセプトの違うモデルハウスも公開&販売中


クレアカーサでは、3棟のモデルハウスを公開&販売中です。

 

  • ● 日常にリゾートを 「大人のプライベートヴィラ」
  • ● シンプルだから美しい 「書斎のある家」
  • ● つながり、広がる。リビングと庭 がテーマの「Afternoontea Model

 

▶︎“公開中”のモデルハウス「大人のプライベートヴィラ」「書斎のある家」はこちらから

▶︎“販売中”のモデルハウス「Afternoontea Model」はこちらから

 

 

 

クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。

クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。

一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。

お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。

 

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

アーカイブ

×