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2024年04月25日

床下エアコンとは?メリット・デメリット・後悔しないための設置ポイント

床下エアコン・床下冷暖房

夏は涼しく冬は暖かい。

そんな快適な暮らしを実現するために重要な空調設備。

様々な空調設備がありますが、近年注目されているのが床下エアコン(床下冷暖房)です。

お財布と環境にやさしいと言われていますが、どういった仕組みでできているのか、床暖房と何が違うのか、わからないことがたくさんあると迷ってしまいますよね。

そこで今回のコラムでは、床下エアコンの仕組みやメリットデメリット、導入時の注意点など後悔しないための注意ポイントをまとめてご紹介します。

 

コラムのポイント

● 床下空間を利用した空調のことを床下エアコンといいます。仕組みや床暖房との違い、メリットデメリットをまとめました。

● 住まいの性能や設置場所など、床下エアコン設置時の注意点を参考にしながら満足のいく間取り計画を立てていきましょう。

 

床下エアコン(床下冷暖房)とは

床下エアコン・床下冷暖房

床下空間を利用した空調のことを床下エアコンといいます。

床下冷暖房ともいいます。

元々は寒冷地で普及していました。

しかし近年は高断熱住宅が増えてきたため、近年は全国に広がり採用するお住まいが増えているシステムです。

 

床下エアコンの仕組み

床下エアコン・床下冷暖房

床下エアコンは、室内機で夏は冷たい空気、冬は暖かい空気をつくります。

つくられた空気は床下に送り込まれ、床下に満遍なく広がることで床全体を下から冷やしたり暖めたりします。

 

床暖房との違いは?

床下エアコン・床下冷暖房

床暖房とは、床下に設置した配管に温水を流したり電気ヒーターを設置したりして部屋全体を暖めるシステムのことです。

床下エアコンは空気を暖めるものですが、床暖房は床下を直接温めます。

温度差に敏感な小さなお子様やご高齢の方には、床全体がほんのりと温まる床下エアコンがおすすめです。

 

 

床下エアコン(床下冷暖房)のメリットデメリット

床下エアコン・床下冷暖房

床下エアコンのメリットデメリットをそれぞれみてみましょう。

 

床下エアコンのメリット

 

全部屋を1台で暖めることができる


床下エアコンの場合、部屋ごとにエアコンを設置する必要がありません。

間取りによっては何台も購入しなければならないエアコンですが、30坪~40坪程度であれば1台で事足りるため、初期費用・ランニングコストともにおさえることができます。

 

風が体に直接あたらない


発生したエアコンの空気は床下に送り込まれるため、風が体に直接あたることなく快適に過ごせます。

冷風が体に当たって体温が下がり風邪を引いてしまう、といった心配も減らすことができます。

 

部屋全体を暖めることができる


床下全体を暖めるため「同じ1階なのに部屋によって室温が違う」ということもありません。

室温差によって起こるヒートショックのリスクを減らすことができる、電気代を気にせず快適に過ごせる、といったメリットがあります。

 

床下エアコンのデメリット

 

ランニングコストがかかる


床下エアコンは連続運転が基本です。

1台のエアコンで床下全体の空気を暖め、さらに部屋全体に行き渡らせるためにはある程度の時間がかかること、一度消してしまうとまた暖まるまでに時間がかかるからです。

稼働させ続けることでランニングコストがかかるため、高性能な家を建て、快適な室温を保てるようにしておくことが大切です。

 

室内の乾燥が気になる


断熱性の高い家は乾燥しやすいといわれていますが、床下エアコンを稼働させることでさらに室内が乾燥します。

そもそも冬場は乾燥しやすいため、致し方ない部分でもあるでしょう。

加湿器を設置するなど対策することである程度防ぐことができます。

 

部屋ごとに設定温度を変えることができない


1台のエアコンで空調管理をするため、部屋ごとに設定温度を変えることができません。

長時間過ごす部屋を重点的に暖める、といった調整は難しいことを理解した上で、導入を検討していきましょう。

 

 

床下エアコン(床下冷暖房)導入時の注意点

床下エアコン・床下冷暖房

快適な暮らしを実現できるように、床下エアコンを導入する時の注意点を把握しておきましょう。

 

断熱性の高い家を建てる

床下エアコンは断熱性の高い家でなければその良さを発揮することができません。

断熱性の低い家の場合、せっかく暖めたり冷やしたりした空気が家の外に出ていってしまい、一定の室温を保つことができないからです。

そのため、断熱性の高い家づくりをする住宅会社を選ぶことが大切です。

床下エアコン・床下冷暖房

クレアカーサが手がける住まいは、高性能な断熱窓や密度の高い断熱材を使用する事により、平均でUA値は「ZEH」相当、エリアでは函館クラスの断熱性能を有しています(間取り等により誤差があります。)

 

 

効率よく稼働できる場所に設置する

室内機本体でつくられた空気を床下に送り込む床下エアコンですが、床下に満遍なく広がるだけでなく、床に設置した吹き出し口からも1階部分にゆっくりと吹き出されます。

効率よく室温調整できるかどうかは、この吹き出し口の位置によっても異なります。

床下エアコン・床下冷暖房
家具を置く場所によっては吹き出し口をうまく活用できなくなるため、家具の置き場所やインテリアなど希望がある場合は早めに住宅会社に相談し、プランニングに組み込んでもらうようにしましょう。

 

メンテナンスの手間を確認しておく

天井付近に設置するエアコンとは異なる床下エアコン。

安全に使い続けるためにも、どういったメンテナンスが必要なのかをあらかじめ確認しておきましょう。

床下エアコン・床下冷暖房

クレアカーサが採用しているエアボレーの場合、室内機のフィルターを取り外し、掃除機でフィルターについたホコリを取り除くことができます。

汚れが気になる場合は水洗いをすれば、清潔な状態で使い続けることができます。月に2回ほどのお手入れなのでそこまで手間がかからず、コストもおさえることができます。

メーカーによってメンテナンス方法は異なるため、どういったメーカーが床下エアコンを取り扱っているのかについて調べてみるのもおすすめです。

 

設置実績のある住宅会社に依頼する

床下エアコンは難しい仕組みではないため、どこの住宅会社でも設置できるイメージを持たれている方も多いかもしれません。

しかし前述したように、床下エアコンを設置するなら高断熱の高い家を建てる必要があります。

そのため、住まいに関する知識が豊富なのはもちろん、床下エアコンの設置実績が多いかどうかを確認して住宅会社を選ぶようにしましょう。

クレアカーサは、冬は床暖房効果で足元から暖かく、夏は風を感じない清々しい涼しさで快適とエコを両立させたシステムである「エアボレーシステム」を採用しています。

快適なのはもちろん、室内機が壁に露出しないためこだわった内装デザインの良さをそのまま楽しんでいただくことができます。

エアボレーシステムについて詳しくみる>>

 

 

床下エアコン(床下冷暖房)で快適な暮らしを叶えよう

床下エアコン・床下冷暖房

快適な室温をキープできる床下エアコン。

断熱性の高い家づくりを始める方にぜひ取り入れていただきたいシステムです。

クレアカーサの展示場では、床下エアコンの良さを体感していただけます。

体感温度や心地よさを知りたいという方はぜひ一度お越しください。

 

 

イベント情報や施工事例も配信していますので、ぜひご覧ください。

 


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私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。

お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。

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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

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    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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