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2024年04月22日

住みやすい間取りのつくり方|注文住宅の動線・アイデア・事例7選

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

住みやすい間取りを実現できる注文住宅。

しかし「住みやすさ」の定義は人それぞれ異なるため、どんな間取りにすればいいのか迷ってしまいますよね。

今回のコラムでは、住みやすい間取りをつくる方法をご紹介します。

住みやすい間取りを実現したアイデアと事例もまとめてご紹介しますので、家族構成やライフスタイルなどご自身のケースと照らし合わせながら、ぜひ今後の家づくりにお役立てください。

 

コラムのポイント

● 住みやすい間取りをつくるには3つのポイントをおさえておく必要があります。家づくりを始める前に、それぞれの内容をまずはチェックしておきましょう。

● 住みやすい間取りというのは人それぞれ異なります。どんな間取りなら家事の負担を軽減し快適な暮らしを実現できるのか、事例も参考にしながらご家族で話し合うことが大切です。

 

暮らしにフィットした住みやすい間取りをつくるポイント3つ

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

住みやすい間取りというのは、家主の暮らしにフィットしていることが重要です。

間取りを考える上で最初に考えておきたい3つのポイントについてみてみましょう。

 

ポイント① 希望に沿って優先順位を決める

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

注文住宅は「どんな暮らしを実現したいのか」という希望に沿って間取りを考えていきます。

この時、漠然とした希望ではなく具体的な希望を伝えることができれば、より暮らしにフィットした住みやすい間取り計画を立てていくことができます。

まずは、リビングの広さや子供部屋の有無、憧れの間取りなど新しい家での暮らしをご家族でしっかりと話し合ってみましょう。

具体的な希望が出てきたら、優先順位を決めていきます。

  • 広さ
  • 価格
  • 性能
  • デザイン
  • こだわり

このように大切にしていることは人それぞれ異なります。

優先順位の高い間取りを実現していくことで、住みやすい快適な暮らしが実現します。

 

ポイント② ゾーニング計画を立てる

ゾーニングとは「区分する」という意味で用途や機能が似ている部屋をブロックごとにまとめ、そのブロックを家のどこに配置するのかを大まかに決めることをいいます。

例えば、次のようにまとめます。

  • お風呂、トイレ、洗面所、キッチン→水回り
  • リビング、キッチン、ファミリークローゼット→LDK
  • 玄関、土間→玄関まわり

このようにまとめたブロックを北や中央など家のどこに配置するのかを考えていきます。

細かく決めていくのではなく、全体のバランスを見ながら考えていくと今後の計画も立てやすくなるでしょう。

全体像が把握できれば次にご紹介する動線も考えやすくなります。

 

ポイント③ 動線を考える

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

「動線」とは人が移動する経路を線で表したものです。

間取り計画を立てる際、日常生活を送る「生活動線」や家事をする「家事動線」などを考えておくことでスムーズに移動できる住みやすい間取りが実現します。

買い物をして帰ってきた時にどのように移動するとスムーズなのか、朝身支度を整える時にどこに何があれば動きやすいのか、など生活を具体的にイメージすると決めやすくなります。

優先順位やゾーニング計画と合わせて考えていきましょう。

 

 

住みやすい間取りを実現したアイデアと事例7選

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

それでは、クレアカーサが手がけた住みやすい間取りを実現したお住まいをご紹介します。

間取りはもちろん、実現されているライフスタイルもとても素敵なのでぜひ参考になさってくださいね。

  • 1スッキリとした玄関をキープする土間スペース
  • 2コミュニケーションを取りやすいオープンキッチン
  • 3空間をゆるく繋ぐリビング階段
  • 4和の雰囲気を楽しめる小上がりの畳
  • 5コンパクトにまとまった水回り動線
  • 6行き止まりなく動き回れる回遊動線
  • 7ワンフロアで完結する平屋

 

1.スッキリとした玄関をキープする土間スペース

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

玄関付近に設置されている土間は、床を張らずに土足で歩けるようにつくられています。

多目的スペースや収納など自由に使える利便性の高さや簡単にお掃除できる手軽さが好まれ、家づくりに取り入れる方が増えています。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

こちらは太陽光発電システムと床下冷暖房システム搭載でエコロジーな暮らしを実現されている平屋のS様邸です。

ウチとソトをつなぐ土間スペースはご主人様のお部屋に直結し、趣味の自転車をメンテナンスしたりディスプレイしたりなど使い勝手にも優れています。

 

2.コミュニケーションを取りやすいオープンキッチン

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

キッチンとリビングダイニングが壁で仕切られていない間取りのことをオープンキッチンといいます。

デザイン性もさることながら、キッチンで作業をしながら家族とのコミュニケーションを取りやすいのは大きな魅力でしょう。

子どもたちが大きくなると自ずと会話が減ってしまうご家庭も少なくありません。

しかしオープンキッチンなら、適度な距離感を大切にしながら会話する時間も大切にできます。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

「共働きの私たちが一番こだわったのは家事がラクにできる動線。忙しくても子どもたちの生活リズムは崩したくないので、仕事から帰ってきたらどれだけ早く寝かせられるか毎日が“勝負”です(笑)。室内のドアを開放すれば、あちこちから洗濯物を干したり取り込んだりできるのも夢に描いた通り」とK様。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

キッチン脇のカウンターはお子様が勉強したり奥様がメイクしたりとフレキシブルに活用できるスペース。自然なふれあいで会話も弾みます。

 

3.空間をゆるく繋ぐリビング階段

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

リビング階段とは、リビングの中に設置する階段のこと。

リビングが明るく開放的になる、家族同士顔を合わせる機会が増える、など様々なメリットがあります。

リビング階段は吹き抜けと組み合わせることで、緩やかに空間をつなぎます。

独立した別々の空間になりがちな1階と2階がつながれば自ずと開放感が生まれ、快適な住みやすい空間で毎日を過ごすことができるでしょう。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

ひろびろした明るいLDKはスケルトンのリビングイン階段が印象的なこちらのおうち。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

「“ここはこうした方が良かったかな?”ということがほとんどありません。 効率よく動ける家事動線やコミュニケーションがとりやすい生活動線など、まさに快適!のひとこと」とおっしゃるY様です。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

 

4.和の雰囲気を楽しめる小上がりの畳

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

和室部分を床よりも高い位置に設置したスペースのことを小上がりといいます。

主にリビングの一角につくる和室に採用されます。

平均20〜40㎝高く設置することで、家事スペースやワークスペースとして活用できるのはもちろん、小上がり下は収納としても活用できます。

仕事に子育てにやるべきことがたくさんあるからこそ、少しでも効率よく暮らしたいもの。

小上がりはそんな希望を叶える住みやすい間取りです。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

「帰宅後はすぐ手を洗いパントリーやキッチンへとスムーズに移動できるようプランニング。共働きということもあり、家事動線や生活動線に配慮しました」とおっしゃるオーナー。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方
梁を見せたリビングにはくつろぎの小上がり畳スペースをプラス。

より広がりを感じることができます。

 

5.行き止まりなく動き回れる回遊動線

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

回遊動線とは、できるだけ行き止まりがなく部屋中を行き来できるように設計された間取りのことをいいます。

住み手に合った回遊動線は、効率的で快適な住環境をつくる上で重要です。

いつもどんな順番で家事をしているのか、負担なく進めていくためにはどういった間取りが最適なのか、行動パターンを予測して考えてみましょう。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

こちらは、バス、洗面室、キッチン、ダイニング・リビングへと繋がる回遊動線で、家事のしやすい家にしたいと願っていたごS様ご夫妻のおうちです。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

「洗濯物を干すウッドデッキは屋根付きにして大正解。主人は帰ってくるとまずバスルームへ直行。お風呂上りにキッチンで飲み物を飲んでからダイニングで夕飯を。そして食べ終わるとソファでゴロンとしながらテレビを見る・・・と、毎日本当に動線をぐるっと活用しています(笑)」と微笑む奥様です。

 

6.コンパクトにまとまった水回り動線

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

トイレやお風呂、洗面所といった水回りの間取りは住みやすさに直結します。

そのため、自分たちの生活スタイルに合わせて間取りを考えていくことが大切です。

水回りは日々の生活だけでなく家事効率にも影響を及ぼすため、お風呂と洗面所、お風呂とキッチンなどそれぞれの距離が近くなるようにするのがおすすめです。

行き止まりなしで移動できるように回遊性を高め、少ない歩数で移動できるように工夫してみましょう。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

キッチンから洗面・脱衣所まで一直線で行ける動線も嬉しい、自然素材に囲まれたこちらは白を基調にした“北フランス”を思わせるデザインのH様邸です。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

暮らしてみて実感されたという、居心地の良さと抜群の家事動線。

家事を終えて1杯のコーヒーを飲む時間を大切にされています。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

 

7.ワンフロアで完結する平屋

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

近年人気が高まっている平屋は、ワンフロアで生活を完結できる魅力があります。

階段の上り下りが不要、家族間のコミュニケーションを取りやすい、天井を高くして開放感のある住まいになる、などコンパクトな間取りだからこそ実現できる住みやすさがあります。

快適さをアップさせるためにも、次のような工夫を取り入れてみましょう。

  • 大きな窓を設置して太陽光をたっぷり取り込む
  • すっきり空間を保てるように収納を多めに設置する
  • パーテーション壁で圧迫感なく空間を区切る

 

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

「ココに欲しい収納」+「畳ロフトルーム」で、家事短&子育て動線に優れたこちらのお住まい。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

LDKに隣接した4.5畳の大収納スペースにはリビングが散らからないようオモチャを仕舞う場所も確保。

ウッドデッキを囲むように配置された外壁で、プライバシーを保ちつつ緩やかに外部へと繋がる「もう一つの青空リビング」も素敵なM様邸です。

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

 

 

住みやすい間取りアイデアで納得の新生活を始めよう

注文住宅の住みやすい間取りのつくり方

住みやすい間取りというのは人それぞれ異なります。

どんな間取りなら家事の負担を軽減し快適な暮らしを実現できるのか、ご家族でしっかりと話し合うのはもちろん住宅会社担当者とも意見を交換しながら、マイホーム計画を立てていきましょう。

イベント情報や施工事例も配信していますので、ぜひご覧ください。

 


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私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。

お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。

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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。

監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

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資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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