【平屋】二人暮らしに理想の間取りは?シニア夫婦におすすめの坪数・広さ・価格の目安
シニア夫婦にとって理想の二人暮らしを実現できる平屋。
終の住処として選択される方が増えています。
老後の穏やかな時間を快適に過ごすためにも広さやバリアフリー性、価格にこだわって長く住める家を建てたいですよね。
平屋はこれらのニーズを全て叶える最適な間取りです。
今回のコラムでは二人暮らしにちょうど良い平屋の広さや間取り、施工事例をまとめてご紹介します。
理想の家を建てるためにもぜひ最後までご覧ください。
コラムのポイント
● 平屋の場合、20坪前後確保すれば夫婦それぞれのプライベートな時間を楽しみつつ、二人で過ごす時間も大切にしながら過ごすことができます。どんな暮らしをしたいのかについてよく話し合った上で、広さや間取りを決めていきましょう。
● シニア夫婦にとって暮らしやすい間取りは若者夫婦やファミリー世帯とは異なります。今後のライフスタイルに合わせて、家づくりを進めていくことが大切です。
シニア夫婦に平屋がおすすめの理由
二階建てや高層マンションが好まれている昨今ですが、老後の生活を考えた方の多くに注目されているのが平屋です。
理由① 生活しやすいコンパクトな間取り
ワンフロアでコンパクトな間取りが魅力の平屋は、移動が少なく生活しやすいのが大きな魅力です。
足腰に不安が出てきても無理なく移動できるため、住みやすい環境をキープできます。
理由② 程よい距離感
会話をしたい時にすぐ話せる。
お互いの気配を感じながら各々やりたいことができる。
そんな程よい距離感を保ちながら家で過ごす時間を楽しむことができます。
理由③ 怪我や転倒防止
階段がないため階段での怪我や転倒を防ぐことができます。
また家全体の段差も少なくできるため体に合わせた暮らしやすい環境が実現します。
シニア夫婦二人暮らしに最適限必要な広さは22坪
家づくりを進める上で特に重視したいのが部屋の広さです。
厚生労働省の「住生活基本計画における居住面積水準」によると夫婦二人暮らしの場合、最低限9坪(30㎡)、ゆとりのある豊かな暮らしをするためには22坪(75㎡)必要とされています。
コンパクトすぎると窮屈に感じてしまいますが、20坪前後確保できれば夫婦それぞれの寝室を確保し、ゆとりある暮らしが実現します。
広すぎないため掃除やお手入れも苦ではなくなります。
最適な広さを確保して二人暮らししやすい住環境を実現していきましょう。
▶参考コラム>>千葉でセカンドハウスを建てる|リゾートライフを実現する
シニア夫婦二人暮らしにおすすめしたい平屋の施工事例
それでは、シニア夫婦二人暮らしにおすすめしたい平屋の施工事例をご紹介します。
房総の自然に溶け込む美しい別荘
現代風の縁側をイメージし、玄関を設けないスタイルのN様邸別荘は海に近いため外壁には湿気に強い米杉、ステンレス釘の採用など細かい部分にも配慮しています。
無垢の床材や塗り壁で上質な空間に仕上がりました。
天井から光が差し込むロフト、薪ストーブのゆらぐ炎……。別荘で過ごす時間をより豊かにする工夫いっぱいのN様邸です。
ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ
S様が早期退職しセカンドライフを過ごす場所として選ばれたのは、太平洋を見下ろす高台にゆったりと広がるリゾートタウン。
「居住地候補探しのため、数年前に県内の海沿いを1週間かけてツーリング。温暖で都心から程よい距離の勝浦に絞ってからは、担当の方と一緒に見て回りました。私の趣味はテニス・ゴルフ・釣り・自転車・DIY。仲間と気軽に集まれる場所にしたかったんです。最終的にはテニススクールも完備されたこのエリアに決定。街並みの美しさや住みやすさは抜群です」
お人柄や生き方のスタイルが住まい方にあらわれた、素敵な平屋に仕上がりました。
【施工事例:ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ】
老後まで快適な間取り計画のポイント7つ
シニア夫婦が快適に暮らせる間取りはファミリー世帯や若い夫婦二人暮らし世帯とは異なります。
老後まで快適な間取りを実現するポイントを7つ、順番にご紹介します。
- 玄関
- 廊下
- リビング
- キッチン
- お風呂
- トイレ
- 寝室
1玄関の間取り計画のポイント
外出や帰宅など毎日利用する玄関は出入りしやすい広さを確保し、歳を重ねても利用しやすくするための設備を検討しましょう。
車椅子や杖を使って出入りしやすく、介護のため2〜3人が同時に利用しても窮屈さを感じない広さが最適です。
ベンチや手すりなど身支度しやすくするための設備を設けましょう。
玄関ポーチにはスロープをつくり、体への負担を減らしながら出入りできるようにするのがおすすめです。
2廊下の間取り計画のポイント
部屋と部屋をつなぐ役割を担う廊下。
住まいには欠かせない存在ですが、コンパクトな平屋なら廊下をつくらなくても部屋と部屋をつなぐことができます。
廊下がなければ限られた空間を有効活用して部屋を広めにつくることができます。
また、移動距離が短くなるため室内を行き来するのも楽になりますし、冷暖房効率も上がります。
間取りが制限される可能性があるため、希望している間取りを実現できるかどうかについては打ち合わせ時に相談しておきましょう。
3リビングの間取り計画のポイント
長い時間を過ごすリビングはゆったりとくつろげるように工夫しましょう。
- 小上がりの畳
- ダウンリビング
- スキップフロア
など設けると空間に動きが生まれおしゃれに仕上がります。
バリアフリー性を求めるためには極力段差をなくすことがおすすめですが、体の負担にならない程度の段差を設けることで適度な緊張感が生まれ、良い運動にもなります。
床に近い場所は不思議と安心感があるため、居心地良く過ごせるよう工夫してみましょう。
4キッチンの間取り計画のポイント
収納たっぷりの広々としたキッチンが人気ですが、老後のことを考えるとコンパクトにしておく方が使いやすくなります。
キッチングッズや食材、食器などは手が届きやすい場所に収まるようなシステムキッチンを検討しましょう。
「扉を開け閉めしやすい」「しゃがんだり背伸びしたりしなくても作業ができる」といったように体に負担をかけないデザインや設備を選んでおくと歳を重ねても無理なく使い続けることができます。
5お風呂の間取り計画のポイント
高齢者の事故が多いお風呂は注意して間取りを決めていきたい場所のひとつです。
介護が必要になった時のことを考え、浴室や脱衣所はなるべく広くして手すりをつけましょう。
他にも、以下のような工夫もおすすめです。
- 低めの浴槽を選ぶ
- お風呂と脱衣所の段差をなくす
- 滑りにくい素材を選ぶ
いざという時にすぐ向かえるようにリビングや寝室の側に設けておくと安心です。
6トイレの間取り計画のポイント
トイレも介護のことを考えて広めに設けておきましょう。
就寝時でもトイレに行きやすいように寝室の近くに設置しておくと安心です。
転倒防止になるのはもちろん、介護もしやすくなります。
特に歳を重ねると夜中のトイレは億劫になりがちです。
夜中でもストレスなく行けるようにあらかじめ配慮しておきましょう。
また、トイレと合わせてお風呂や洗面所といった水回りをまとめておくと各部屋を回遊しやすくなり移動の負担を減らすことができるのでおすすめです。
7寝室の間取り計画のポイント
介護が必要になった際、リビングよりも長い時間を過ごすのが寝室です。
車椅子でも行き来しやすいようにするのはもちろん、2〜3人が寝室に入っても無理なく動けるように、広めにつくっておきましょう。
間仕切りで部屋を分けられるようにしておけば、日中は各々のプライベート空間として夜は一緒に寝る空間として活用できます。
就寝中の体調の変化に気付きやすく、急変したとしても対処しやすいため寝室は一緒にしておいた方が安心です。
▶参考コラム>>バリアフリー住宅で誰もが快適な暮らしを実現|住みやすい間取りのポイントを場所別に解説
夫婦仲良く暮らせる最高の平屋を建てるなら……
シニア夫婦二人暮らしに最適な間取りについて紹介しました。
20坪前後確保すれば、夫婦それぞれのプライベートな時間を楽しみながら、二人で過ごす時間も大切にしながら過ごすことができます。
自分たちの理想に合わせて、快適な暮らしを実現できる家づくりを進めていきましょう。
老後も快適に暮らせるおしゃれな平屋づくりを千葉県で検討されている方は、ぜひ一度CREACASAにご相談ください。
ご希望の間取りや予算、ライフスタイルに合わせてご夫婦二人の理想が実現できる間取りプランをご提案いたします。
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私たちクレアカーサ(株式会社日立リアルエステートパートナーズ)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。
監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会