新築で平屋を建てたい!メリット・デメリットと2〜4LDKの間取り例
デザイン性が高くおしゃれ、機能性も高い平屋を建てる人が昨今増えてきています。
せっかく家を建てるなら、ゆとりあるスペースを活かして魅力たっぷりな平屋を建てたいですよね。
今回のコラムでは、快適な生活を実現するために知っておきたい平屋のメリット・デメリット、そして2LDK〜4LDKの間取りの実例を交えてご紹介します。
後悔しないためにも、ポイントをおさえて家づくりを進めていきましょう。
コラムのポイント
● 平屋には「コンパクトな動線」「バリアフリー設計」といったメリットがある一方で、「敷地面積が必要」「水害に弱い」といったデメリットもあります。特徴を把握した上で家づくりを進めていくことが大切です。
● 2〜4LDKの平屋の間取り例をまとめました。様々な事例を参考にしながら、理想の間取り計画を立てていきましょう。
こだわりの住まいを実現できる平屋の魅力
階段がなく、ワンフロアで暮らしが完結する平屋の家。
2階建ての戸建住宅や高層マンションがまだまだ主流ですが、最近は平屋の良さも見直されています。
洗練されたデザインと機能性は特に多くの人に支持されており、あこがれている方も多いでしょう。
自然が身近で季節の移ろいを感じやすく、子育て世代からシニアまで幅広い世代に人気の平屋。
たくさんの魅力を活かせる間取り計画を立てて、理想の家づくりを進めていきましょう。
【施工事例:薪ストーブのある平屋スタイルのアメリカンハウス】
新築で平屋を建てるメリット・デメリット
新築の平屋を建てる時は、どういったメリットやデメリットがあるのかまずはチェックしておきましょう。
【新築】平屋のメリット
動きやすいコンパクトな動線
ワンフロアでコンパクトな暮らしが叶う平屋は、生活動線が短くなるため暮らしやすくなります。
階段がないため部屋を行き来しやすい、廊下も短いので効率よく家事を進めることができる、など効率よく動くことができるでしょう。
動線が短くなることで目が届きやすくなり、お互いの気配も感じやすくなるため小さなお子様がいらっしゃるご家庭も安心です。
安心安全なバリアフリー設計
階段の上り下りのない平屋は、高齢の方や怪我をされている方も安心して暮らすことができるバリアフリー設計です。
室内を移動しやすいのはもちろん、家庭内でよく起こる階段からの転落事故を防ぐことができます。
若い時は良くても、歳を重ねるにつれてちょっとした段差が気になったり、移動が億劫になったりするもの。
安全性に配慮した住まいなら、何年経っても安心して暮らすことができます。
地震や台風に強い安定した構造
建物は高くなればなるほど、地震の影響を受けやすくなります。
その点平屋は2階建てに比べると天井が低いため、揺れの影響を受けにくくなります。
地震大国日本で暮らす以上、地震に耐えうる家づくりは必須です。
2階建てでも丈夫な住まいは実現しますが、平屋なら地震に耐えられるより頑丈な住まいが建てやすくなります。
【新築】平屋のデメリット
敷地面積が必要
快適にのびのびと過ごせる平屋を建てるためには、ある程度広い敷地面積が必要です。
そのため、希望する広さの土地がなかなか見つからなかったり、土地代だけで予算オーバーしてしまったりする可能性も。
また、土地が広くなるとその分固定資産税も高くなります。
2階建て住宅を建てるよりも、総費用がかかることを想定しておきましょう。
プライバシーの確保が必要
開放感のある間取りや家族とのコミュニケーションのとりやすさが魅力の平屋ですが、その分プライバシーの確保が難しくなります。
また、間取りによっては視線が抜けるため、来客者の視線が気になることも。
さらに、全てが1階部分にあることで防犯面も気になります。
仕切りを設ける、中庭をつくるなど外からの視線を気にしなくても良い間取りにする、といった工夫が大切です。
水害に弱い
エリアによって平屋は豪雨や津波といった水害の影響を受けやすくなります。
2階建てなら、いざという時2階部分に避難することができますが、平屋の場合そうはいきません。
基礎の高さを標準よりも高くする、土地選びの際ハザードマップも確認しておく、など少しでもリスクを軽減するために対策を考えておきましょう。
▶参考コラム>>【図面あり】暮らしやすい平屋の施工事例7選|間取り計画のコツと注意点
【新築】平屋の間取り例
平屋の間取りをどうするのか、についてはやはり迷ってしまうもの。
まずは世帯人数ごとに必要な建築面積を把握しましょう。
世帯人数 | 建築面積の目安 |
---|---|
1人 ___ | 約12〜16坪 |
2人 ___ | 約16〜22坪 |
3人 ___ | 約19〜30坪 |
4人 ___ | 約25〜37坪 |
▶参考>>住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準|国土交通省
お子様の人数やお住まいの場所によって異なりますが、ご家族全員がのびのびと暮らすためには上記の広さが必要です。
この建築面積を目安に理想の間取りを考えていきましょう。
平屋の間取り|2LDK
延べ床面積の目安……25〜30坪
2LDKの場合、広々としたリビングダイニングキッチンをひとつ、さらに寝室と書斎、寝室と子ども部屋という間取りプランを立てることができます。
家族の人数が少なく、部屋数を増やすよりも家族みんなが過ごせる広い空間をつくりたい方におすすめです。
勾配天井で梁の見えるリビングは実際の大きさ以上の広がりを感じ、やわらかな光を取り込む癒しの空間になりました。
平屋のもつシンプルな動線を活かしながら、開放感の中に落ち着きと居心地の良さを感じるお住まいです。
【施工事例:勾配天井でLDKに光ひろがる ダークモダンの平屋】
平屋の間取り|3LDK
延べ床面積の目安……25〜30坪
平屋の中でも人気のある3LDKの間取り。
部屋数を増やしたい、スペースに余裕がある、というご家庭は3LDKの間取りもおすすめです。
寝室と子ども部屋、さらに仕事部屋もしくは家事室など、様々な用途で使える空間をつくることができます。
室内カラーはグレー、ベージュ、木目をベースに黒でアクセントを。
高級感のあるぬくもりに包まれ、落ち着きを感じる仕上がりになりました。
動線やモノなど無駄を省きシンプルにまとめられたお住まいは美しさを保ちやすく、心に余裕をもたらします。
【施工事例:片流れの美しいフォルム シンプルスタイルの平屋】
平屋の間取り|4LDK
延べ床面積の目安……30〜40坪
部屋数の多い4LDKは家族みんなの個室をつくることができます。
リビングやそれぞれの部屋は2LDKや3LDKに比べて狭くなりますが、プライバシーの守られた空間を確保できるでしょう。
効率の良い動線を考え、移動しやすい間取りにすることがポイントです。
勾配天井で梁の見えるリビングは、ロフトからも光を取り入れることで開放感のある空間に。
勝手口近くのパントリー、ダイニングにある書斎など、生活動線の良さがより一層快適性を高めている平屋のお住まいです。
【施工事例:趣味の自転車を愉しむ 土間空間とロフトのある平屋】
新築の平屋を後悔しないために大切なこと
平屋を後悔しないために大切なのは事前に後悔されやすいポイントを確認しておくこと、その上で自分たちのライフスタイルに合わせて対策を考えておくことです。
後悔されやすい点として、
- 収納量が少ない
- 家の中心部分の採光が難しい
- 風通しが悪い
- 外からの視線が気になる
- 予算オーバーしてしまった
などが挙げられます。
初めての家づくりはわからないことも多いもの。
まずはどんな暮らしをしたいのかご家族で話し合い、特に大切にしたいことにこだわって間取り計画を立てていきましょう。
わからないことや悩んでいることは住宅会社担当者にこまめに相談し、都度解決しておくことが後悔のない家づくりには大切です。
▶参考コラム>>平屋のモデルハウスを見学しよう|必要な準備物と6つのチェックポイント
新築で平屋を建てるなら……
開放感のある平屋なら、今以上にゆとりのある暮らしを実現できます。
たくさんのメリットがある一方でデメリットもあるため、まずは特徴を把握しましょう。
その上で自分たちが叶えたい間取り計画を立てていくことで、理想の家づくりが実現しやすくなります。
クレアカーサは千葉県全域を施工エリアに高品質な家づくりをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”という意味を示しています。
監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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家づくりに役立つ情報をお届けしています。
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会