ランドリースペースを見直そう|家事ラクな住まいをめざす
今までの住まいでは、洗濯機は洗面脱衣室に・・・というご家庭がほとんどでした。
しかし近年は共働きのご家庭も多くなり、広くて機能的な洗面脱衣室を兼ねたランドリースペースの需要が高まってきています。
今回は、毎日の負担を軽くする!家事楽な住まいをめざして「ランドリースペース」にクローズアップしてみましょう。
使い勝手のよいランドリースペースとは?など、クレアカーサの施工事例を見て頂きながらアイデアをご紹介します。
ぜひ「家事ラク」が叶う快適な家づくりの参考になさってください。
コラムのポイント
- ● ランドリースペースを作る魅力や家事ラクになるアイデアなど、これからの家づくりの参考になる情報を集めることができます。
- ● 施工事例を見ることで、実際にランドリースペースを設けた場合のシミュレーションをしていただけます。
Contents
ランドリースペースとは
お洗濯は家事の中でもほぼ毎日行うものであり、その工程は洗濯機に入れてから「干して・取り込んで・畳んで・片づける」と様々な工程があり時間や手間がかかります。
そして工程ごとに場所を移動するなど、考えているより身体にも負担がかかるものです。
ですが、ただランドリースペースを設けたからと言って家事ラクな住まいになる訳ではありません。
家事ラクな住まいにするため、ランドリースペースとはどんな魅力があるのか、設置したらどんな暮らしになるのかを考えてきましょう。
ランドリースペースとは
ランドリースペースとは、以前の洗濯機が置いてあるイメージとは違い「洗濯に関する家事を完結できる空間」です。
ひとつの空間で完結できることで時間が短縮され、身体への負担も軽減できることが1番の魅力でしょう。
一般的なランドリースペースでは、
○ 洗濯機
○ 乾燥機
○ アイロンがけ
○ 室内物干し
○ 洗濯用品の収納棚
○ 洗濯後の収納棚
など自分たちが必要と思うアイテムや空間を取り入れながらプランニングしていきます。
なぜランドリースペースのニーズが高まっているの?
もちろん今までの洗面脱衣室であっても洗濯に関する作業はできます。
しかしなぜ近年ランドリースペースの需要が高まってきているのでしょうか。
その理由として上げられるのはライフスタイルの変化です。
現在は「共働き」というご家庭も珍しくはありません。
下のグラフは「専業主婦世帯と共働き世帯」の数を表しています。
出典:専業主婦世帯と共働き世帯|独立行政法人労働政策研究・研修機構
1996年を境目に「専業主婦世帯」と「共働き世帯」が逆転しています。
このようにライフスタイルの変化により、帰宅してから家事をこなす余裕が少なくなってきています。
そのためランドリースペースという、「パッとお洗濯が完結できる空間の需要」が高まってきているのでしょう。
空間内の設備を自分たちが使いやすいよう考え、さらに動線を組み合わせることで「日々の生活の負担を軽減」してくれます。
またランドリースペースは、決して身体への負担を軽減するだけではありません。
必要と分かっていても、家事にかかってしまう時間は「心の余裕」をうばってしまいます。
家事ラクな住まいは時間の余裕が生まれ、心のゆとりへとつながっていきます。
▶参考コラム>>「共働き世帯が暮らしやすい間取りのポイントは?千葉で建てる一軒家で実現する」
ランドリースペースを使いやすいスペースに!おすすめの間取りは
自分好みのランドリースペースを作るためには、その空間でどんなことをするのかという「目的」がとても大切です。
- ● 室内干しがしたい → 物干しスペースを設置
- ● 乾いた洗濯物をたたみたい・アイロンをかけたい → カウンタースペースを設置
- ● 普段使いのタオルを取りやすく収納したい → 専用棚やバスケットが置けるスペースを設置
- ● お風呂上がりにサッと下着やインナーを出したい → 引出しや収納スペースを設置
- ● お子様の泥汚れを洗える設備がほしい → スロップシンク(多目的流し)を設置
など自分たちがランドリースペースでやりたいことをまとめることで、必要な設備が分かり広さの目安や動線が見えてきます。
クレアカーサでお手伝いさせていただいた施工事例から、ランドリースペースに取り入れたいアイデアをご紹介します。
洗面脱衣室+ランドリースペースを一体化
最も使い勝手の良いアイデアは、洗面脱衣室を少し広めに作り物干しスペースを設置することです。
室内という環境を最大限に活用し、「時間や天候に左右されずに、洗濯がここだけで完結するスタイル」です。
衣類を脱ぐ → 洗濯をする → 洗ったらその場で干す → 乾いたらたたんで、収納する。
というように家事動線のムダも削減できます。
【施工事例:白と黒のコントラストが美しい 吹き抜けのある家】
洗濯物を干すまでの作業をすべて1階で済ませたいと室内ランドリースペースとタイルデッキを設置。
お子様が外から帰ったときお風呂へ直行できるような動線にされたのも、快適な毎日を実現するためのこだわりです。
このようにライフスタイルに合わせ動きやすい家事動線・生活動線を加えることで、より快適な住まいづくりができます。
洗面脱衣室+ランドリースペースを仕切る間取り
洗濯物を干す上で「湿気などが気がかり」という方は、あえてふたつの空間を隔てる壁を設置することでお悩みを解消した快適な空間にすることができます。
洗面脱衣室とランドリースペースが隣同士にあることで、利便性もアップしつつ、洗面脱衣室自体をスッキリとした空間にすることもできますね。
【施工事例:黒と木目のバランスが美しいひろびろウッドデッキのある家】
家族みんなで使えてアイロン掛けもできるウォークインクローゼットなど暮らしやすい動線を追求。
「暮らしてから洗濯・掃除・料理など家事全般で不便を感じることが一つもありません」とおっしゃるO様です。
「もうひとつのリビング」と呼ばれるウチとソトをつなげた広いウッドデッキも魅力のひとつ。
天候によっては青空の下に洗濯物が干せるなど、家事を助けるアイデアがいっぱいです。
洗面脱衣室+ランドリースペース+ファミリークローゼット
さらに使いやすさを追求したい方は、「洗面脱衣室」+「ランドリースペース」に「ファミリークローゼット」の3つがつながる間取りをおすすめします。
「脱ぐ→洗う→干す→片付ける→着る」がひとつの空間でできることで、家事ラクだけではなく家族みんなの使いやすさもアップさせてくれます。
【施工事例:自然素材と光、風に包まれた2階にLDKのある家】
たたみ終わった洗濯物もサッとしまえ、ハンガーにかけたいお洋服も収納することができます。
「洗う~干す~たたむ~しまう」の洗濯動線をしっかり考えたことで家事の時間を短縮。
毎日の暮らしを快適にする工夫がいっぱいです。
ファミリークローゼットは、配置する大きさにより使い勝手も変わります。
日頃使うものをメインで収納するのか、それとももっと幅を広げ家族の洋服も収納できるようにするのかなど、ライフスタイルに合わせたスペースを選択しましょう。
▶参考コラム>>「ファミリークローゼットを活かす|家事動線の良い間取りにする方法」
ランドリースペース 35坪ならどのくらいの広さが確保できる?
ランドリースペースを使用する目的によって、必要となる広さは違います。
実際自分たちが家づくりをした場合、どのくらいの広さが確保できるのだろうと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、ランドリースペースとして確保できる目安をシミュレーションしてみましょう。
目安の基準として、今回は35坪の2階建てで比較します。
(目安はあくまでも一般的な広さとなり、使用目的やご要望によって変わります)
35坪 2LDKの場合
2LDKの間取りは、ご夫婦2人でのお住まい。
またはご夫婦2人にお子さま1人の3人家族に適しています。
LDK、寝室、子ども部屋をひとつ。
その他に共有スペースとして、浴室、トイレ、玄関や階段、廊下、各種収納など必要なスペースを確保した場合、ちょっと広めな約3~4畳程度のランドリースペースを設けることが可能でしょう。
35坪 3LDKの場合
3LDKはご家族が3~4人暮らす間取りに適しています。先ほどと同じ条件の場合、上手に周りのバランスを取ることで約3畳程度のランドリースペースを確保することも可能になります。
35坪 4LDKの場合
35坪の4LDKでランドリースペースを作るためには、多少他のスペースを小さくし空間を確保する必要があります。
例えば、ファミリークローゼットなどで収納などを共有し、4つの個室の平均を6畳程度に抑えることで約2.5~3畳程のランドリースペースを確保することが可能でしょう。
このようにランドリースペースを設けるためには、家全体のバランスが広さのカギとなってきます。
▶参考コラム>>「一軒家の間取り3LDK?4LDK?|家族で暮らす千葉の住まい」
まとめ:家事ラクなアイデアはもっといっぱい眠っています
同じ坪数により参考となる目安をご紹介しましたが、自由に使えるスペースは家族構成やライフスタイルにより大きく変化します。
間取り、動線、機能など、家づくりをトータルで考えることで新たなアイデアや快適性も生まれます。
「家事をラクにし、快適な空間を作りたい」とお考えの方は、ぜひ一度クレアカーサにご相談ください。
クレアカーサでは、お客様の小さな声も形にするお手伝いをしています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなぁ」など、大まかなイメージで大丈夫です。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
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クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会