建ててから気づいてはもう遅い!【照明スイッチの位置の失敗とは】
家づくりは間取りやデザイン、照明・インテリアなど、迷うこともいっぱい。
「こんなデザインもいいなぁ」「こんな間取りにしたいね」など希望もふくらみます。
しかし実際に住むことを考えると、暮らしやすさや快適性も重視したいですね。
照明スイッチやコンセントの位置は、暮らしてからの快適性に対して大きな影響をあたえます。
しかし実際にはこのふたつ、プランニングの中でも見逃されやすく、住み始めてから問題が発覚するケースも多いのです。
以前のコラム「【コンセントの数と位置はどうすればいいの?】使いやすい空間にするためのポイントとは」でコンセントについて解説しましたので、今回は「照明スイッチ」にクローズアップしてみましょう。
暮らしやすい住まいにするポイントや照明スイッチの基本など、家づくりに役立つ情報を集めました。
ぜひあなたの家づくりにお役立てください。
Contents
照明スイッチの位置で後悔したことは?
家づくりのプランニングでは、「家に関する様々な打ち合わせ」を行います。
例えば
○ 住宅のデザインを決める。
○ ライフタイルにあう間取りを決める。
○ 内装の色や使用する壁紙などを決める。
などのように、住宅に係わる部分をひとつずつ決めていき、最終的な形になるよう設計していきます。
もちろんその打ち合わせの中には照明関連の打合せもあります。
特に照明は暗くなった室内を明るくする役割があり、暗い中でも安全に使える配慮が必要となります。
普段何気なく使用している照明ですが、アイデアや工夫を施すことで使いやすさや快適性に違いが現れます。
家づくりの先輩方が感じた「照明スイッチで後悔したこと」とは
実際に照明の使いやすさが分かるのは、その家で暮らしてから。
「コンセント」「照明スイッチ」の位置は、新築住宅のお悩みでも上位にあがってきます。
失敗したなぁ・・・と感じることの例をあげると、
○ あまり位置を重要視せずに決めたら、住んでから「なぜここに付けたんだろう」と感じた。
○ いろいろ検討したのに、家具などの配置により「使いづらくなってしまった」。
○ 数は最低限で大丈夫と思っていたが、「ここにも付けておけばよかった」と後悔した。
○ 困らないよう数を増やしすぎて、ムダなスイッチがあることに気がついた。
など、失敗したと感じる部分は人それぞれです。
このように後悔するポイントがあることを頭に入れ、たかが照明スイッチと侮らないことが大切なのです。
後悔しない照明スイッチにするためには
照明スイッチやコンセントなどのプランニングは、デザインや外観、間取りや内装などに比べると目立たない部分です。
そのためプランニング中でも、どうしても優先度が低くなり見逃されやすい部分なのです。
使いやすい照明スイッチにするためには、新しい住まいでの「暮らしをイメージ」することから始まります。
そしてその空間での「動き方(動線)」を取り込むことで、使いやすい照明へのヒントが見つかります。
例えば、
○ 玄関から入り、リビングの照明を付ける。
○ リビングからダイニングやキッチンへ移動する。
○ リビングから廊下や階段へ移動する。
○ 夜部屋に戻り、眠るために照明を消す。
など、これから建てる間取りでどう動くのかをシミュレーションすることで、照明の欲しい箇所や数が見えてきます。
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照明スイッチの基礎知識
一般的な住宅の場合、玄関や廊下、リビング、ダイニング、キッチンなどたくさんの照明が必要です。
そのため「いかに効率のよい照明スイッチを配置できるのか」により、暮らしやすさは大きく違ってきます。
そのためには照明スイッチの特徴を把握しておくことが大切です。
照明スイッチの高さに注意する
壁に取り付ける照明スイッチの場合、ほとんどの場合立ち上がった状態でスイッチを操作します。
そのためスイッチの高さは、とても重要です。
例えば高い位置にしてしまった場合、お子様のいるご家庭では使いにくくなってしまいます。
一方あまりにも低い位置に設置した場合、スイッチの押しにくさから体に負荷がかかることも考えられます。
照明スイッチの高さは、床下から「110~120cm」が一般的です。
子どもたちがいる、高齢の人がいるなどの方は、ちょっと低めにすることも方法のひとつです。
家族構成に合わせた高さをプランニングすることをおすすめします。
照明スイッチの位置を簡単に判別できるようにしておく
一般的に照明は暗くなってから活躍するものです。
例えば暗くなってから帰宅したとき、部屋は暗く照明の位置も判別しにくくなります。
そのため開けてからすぐ押せる位置にスイッチを設置することが必要です。
ドアがどの向きで開くのか。
ドアを開けた後、どのように動く間取りになっているのかによっても、照明スイッチの使いやすい位置は変わります。
スイッチのデザインにも注目しよう
照明スイッチにはいろいろな種類があります。
一般的な照明スイッチをご紹介します。
○ 片切りスイッチ
1つのスイッチで1つの照明器具に対して、付けたり消したりできます。
ワンプッシュでオン・オフも簡単にでき、最も一般的な照明スイッチと言われています。
○ ほたるスイッチ
オフ状態では内蔵ランプが点灯し、オンになるとランプが消える機能を持ち合わせているため、暗い中でも照明の位置を分かりやすくしてくれます。
例えば夜間使用する可能性のある個所にこのスイッチを設置することで、安全面を高めることも可能です。
○ 調光器付きスイッチ
スライド式やダイヤル式の部分を操作し、照明の明るさを調整できるスイッチです。
明るさを変えることにより、空間の雰囲気を変化させることができます。
○ センサー付きスイッチ
動くものに反応し、自動で照明をオン・オフしてくれるスイッチです。
室内でも使用できますが、外に設置することにより防犯面への効果が期待できます。
その他にも2箇所操作タイプや三路スイッチなどもあります。
いろいろなデザインを見て体感して、自分たちの使いやすいスイッチを選択することが、後悔のない照明プランニングにつながっていきます。
おしゃれなスイッチをインテリアとして活用
アメリカンハウスやサーファーズハウスで定番のラップサイディング+カバードポーチ。
リビングの窓を全開にすれば大空間が広がる、アメリカ映画に出てくるようなT様邸。
こちらのお住まいでは、リビングの壁には古材を施し、つまみ状の操作レバーでon-offを切り替えるトグルスイッチがワンポイントになっています。
毎日の生活に彩りを与えてくれる「好きなモノ・好きな空間」を住まいのあちこちにちりばめています。
照明スイッチがインテリアとしても活躍してくれる一例です。
快適性を重視するか。それともオリジナリティを楽しむか。
選び方次第で、家づくりの可能性は無限大に広がります。
おしゃれな照明で住まいをランクアップ!施工事例をご紹介
外観も室内も、照明が持つ特徴を最大限に活かすことで、暮らしやすさや印象が大きく変わってきます。
ここでは内・外の照明にこだわったお客様のお住まいをご紹介します。
ぜひあなたの家づくりに活かしてください。
ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス
こちらのお住まいは、一般住宅はもちろん、店舗や庭園などを手がける大手ガーデニングメーカーTAKASHO(タカショー)の「マンスリースポットライト」(5月)に選ばれました。
この特集は多くの住宅の中から、毎月1社だけが選出されています。
ウチとソトを繋ぎBBQなどを愉しめる木目調のタイル敷きテラス。
雨に濡れずに玄関にアクセスできるガレージなど、外にも魅力的なポイントが。
また室内には開放感のある吹き抜けとスケルトンの鉄骨階段など、デザイン性+快適性を高めるアイデアが詰まっています。
室内の明かりの配置にもこだわっており、ダウンフロアでくつろぐ空間を照明がさりげなくサポートしてくれています。
こちらのお住まいをもっと見たい方はこちら>>「ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス」
太陽光発電と床下冷暖房でかしこく暮らす平屋
こちらのお住まいは2020年7月に選出されました。
スクエアの直線的なラインと片流れの斜めラインが調和する平屋スタイルを、照明の特徴を活かし幻想的な佇まいを演出しています。
横貼りの金属サイディングをベースに、木と塗り壁で仕上げています。
植栽のシルエットを浮かび上がらせ、建物にアクセントをあたえるライティングで夜も美しいY様邸です。
室内はアイランドキッチンを中心に、リビングダイニング・スタディスペースのあるホールを左右に振り分け、空間全体が見渡せるようにレイアウトされています。
各空間の良さが活きるよう、室内照明にも工夫が施されています。
こちらのお住まいをもっと見たい方はこちら>>「太陽光発電と床下冷暖房でかしこく暮らす平屋」
>>「ウチ+ソト+ニワ Total Design」のページはこちら
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■ おすすめ関連ページ
○ 新しい家づくりを検討中の方におすすめ「雑誌「Cal」にオーナーのT様が掲載されました」
○ ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2020ダブル受賞
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まとめ:照明は内も外も変えられるアイテムです
今回は照明スイッチの位置にクローズアップしてみました。
選ぶ種類、設置する位置や種類によっても、暮らしやすさや使い勝手は大きく変化します。
クレアカーサでは、「ウチ+ソト+ニワ」のトータルデザインをおすすめしています。
内と外を一緒にデザインすることで、住宅の可能性は大きく広がります。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなあ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
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私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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家づくりに役立つ情報をお届けしています。
・免許情報
・資格情報
・執筆出演
・受賞歴など
住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会