千葉の省エネ住宅の性能は?基準は?知りたいこと教えます
住宅とは、短い期間ではなく「長い時間を過ごす大切な場所」です。
そして家族と過ごす何気ない毎日はかけがえのないもの。
家は家族と過ごすかけがえのない空間だからこそ、住んでから「建てて良かった」と実感し続けられる家づくりが重要です。
今回は生涯に渡って重要になる「省エネ」についてクローズアップしてみましょう。
世間一般で言われている「省エネ住宅」とは、どのような家づくりなのか。
家族にも、そして環境にも優しい家づくりをするにはどうすればいいのか考えてみましょう。
省エネ住宅の基準や性能、メリットなど、基礎知識をまとめてご紹介します。
これから住まいのスタンダード「省エネ住宅」
家づくりを検討している方であれば、一度は「省エネ住宅」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
性能が良さそうとは感じていても、実際にどんなものかわからない。
どこがどう良いのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。
ここでは省エネ住宅とはどのようなものなのか、解説していきましょう。
省エネ住宅って何?
省エネ住宅とは、「省エネルギー住宅」の略式です。
エネルギーは、「家の中を明るくする」、「冷暖房で室内を快適にする」など、私たちの生活にも密着しています。
今の世の中、エネルギーを失った生活は想像できません。
家庭では様々なエネルギーを消費していますが、どんなものに一番使用量がかかっているのかはご存じですか?
実は家庭でのエネルギー使用量のうち「冷暖房」の割合が最も多く、全体の「30%」にもなります。
特におうち時間の長くなった昨今では、電気量の上昇など「家計を圧迫している」と感じる方も多いでしょう。
この使用量の割合を下げることができるのが、「省エネ住宅」です。
家づくりの中に「エネルギーを抑えられる構造や仕組み」を取り入れることで、快適な空間だけではなく家計にも優しい住宅になるのです。
なぜ省エネ住宅が生まれたのでしょうか
日本の省エネ住宅の流れは、1980年頃から始まっています。
その頃の省エネ住宅には、「このくらいの状態をめざしましょう」というやんわりとしたイメージでした。
2013年の「改正省エネ基準」を境目に中期的・長期的な目標も明確となり、「2020年までに全ての新築住宅の省エネルギー基準の適合を義務化すること(2020年省エネ基準適合化)」が決定されました。
いわゆる「低限度の省エネ基準(平成28年基準)以上の断熱性能を有していない住宅は新築することができなくなる」という制度です。
実際に施行されることで「住宅購入者に混乱が起こる恐れ」などもあり、2020年での義務化は見送られました。
しかし義務化が見送られたいとはいえ、省エネ住宅に意味がないということではありません。
令和元年6月に発表された「省エネ政策の進捗と今後の方向性(資源エネルギー庁)」では、下のグラフのように年々需要が伸び続けています。
出典:省エネ政策の進捗と今後の方向性|資源エネルギー庁
そこで暮らす家族のため、そして環境への影響を考えても、基準を満たすZEH対応の住宅がより増えていくでしょう。
クレアカーサでも快適環境のお住まいを提供しています
地球環境保護の取り組みとして、またお客様に安心で快適な空間を提供するために、クレアカーサでは「ゼロエネルギー住宅の普及」に積極的に取り組んでいます。
2016年にZEHビルダー/プランナーとして登録してから、下の様に普及活動を行っています。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) 普及目標と実績報告
2016年度
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2017年度
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2018年度
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2019年度
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2020年度
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普及目標
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3%
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5%
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10%
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25%
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50%
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実績
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3%
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26%
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57%
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80%
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結果
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達成
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達成
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達成
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達成
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2019年度は普及目標25%に対し、80%と大幅に達成することができました。
これからの住まいのスタンダードの普及の取り組みから
クレアカーサでは、2016年から多くのお客様に「省エネルギー住宅」「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」をご提案、そしてご提供をしています。
その取り組みが実となり、「ORDER HOUSE」「Mine+DESIGN(マインプラスデザイン)」にて、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 2020」優秀賞をダブルで受賞させていただきました。
一般財団法人日本地域開発センター(主務官庁:国土交通省)が実施する、建物外皮とエネルギー設備機器を一体としてとらえ、総合的に省エネルギー性の優れた住宅を選定する表彰制度です。高い住宅性能と省エネ住宅の普及などに対して評価があたえられる仕組みとなっています。
2019年には「全国有力プレミアムZEHビルダー」としても選出
全国で約7,300件あるZEHビルダー/プランナーの中から、クレアカーサが「ZEH MASTER2019」の5つ星ビルダーである「全国有力プレミアムZEHビルダー」として選出されました。
ZEHの定義や仕様・市場動向などかなり専門的な内容の雑誌となりますが、高性能住宅にご興味のある方にはぜひ一読いただきたい雑誌です。
>>株式会社アスクラスト「ZEH MASTER 2019」発刊について
※ 雑誌をお読みになりたい方は、クレアカーサショールームにてスタッフにお申し付けください。
今後も地球環境保護の取り組みとして、省エネルギー住宅、ゼロエネルギー住宅(ZEH)の普及はもちろん、今まで培ってきた技術や経験を糧に、お客様の笑顔を増やす家づくりをお手伝いさせていただきます。
ぜひあなたの家づくりに「省エネ住宅」を取り入れてみませんか。
省エネ住宅にするこんなに違う!
住宅を省エネルギー化することは、暮らしを豊かにしてくれます。
良いものとは想像できても、実際に自分たちの住まいに必要なのだろうか?と思われている方もいらっしゃるでしょう。
では実際に省エネ住宅にした場合、どんな効果やメリットを実感できるのでしょうか。
ご紹介します。
住宅の省エネルギー化で体感できるメリットとは
住宅を省エネルギー化することで、大きく4つの効果を感じることができます。
エネルギーコストの節約ができる!
住宅の省エネルギー化を進めることで、ご家庭で負担の大きい冷暖房などのエネルギー消費を抑えることが期待できます。
消費が少なくなることで、日々の負担も少なくなり、家計にも優しい住まいとなります。
快適性を高めることができる!
日本は春夏秋冬の四季をしっかりと感じられる国です。
そのため生活環境も変化しやすく、快適性を保つためには家づくりから様々な工夫を施すことが大切です。
暑さ・寒さ対策を行うことで、暮らしやすさも快適性も高めることができます。
健康を保つ家づくりができる!
住宅の環境は過ごしやすさだけではなく、そこで過ごす家族の健康にも大きな影響をあたえます。
暮らしやすい家づくりを取り入れることで、身体が受ける様々なストレスをシャットアウトし、心と体の健康にもつながります。
住宅にも優しい家づくりができる!
住宅は建てられる地域の気候や風土によっても、施される対策は大きく変化します。
そこで暮らすための配慮を加えることで、住宅も長持ちする効果も期待できます。
長く住める家づくりは、地球環境にも配慮できる方法なのです。
省エネ住宅の性能
省エネ住宅にすることにより、様々なメリットを感じることができます。
では一体省エネ性を高めるためには、どのような部分に注意していったらいいのでしょうか。
省エネ住宅の性能とはどのようなものなのか。
省エネ性能を高めるためはどうしたらいいのかなど、知っておきたいポイントをまとめておきましょう。
省エネ性能の性能の柱とは?
省エネ性能の高い住まいを実現するためには、下の3つが大切と言われています。
① 断熱性能
② 気密性能
③ 日射取得・日射遮蔽
この3本柱を重要視することで住宅の省エネ性能は、大きく変化します。
ひとつひとつの項目ごとに、解説します。
① 断熱性能
断熱とは、「住宅内の熱の出し入れを少なくする」ことを表します。
外からの熱を家の中に入れない。
家の中の温かさを外に漏らさないなど「熱の移動を減らす」ことで、「少ないエネルギーで効率的に環境を整え、保つ」ことができます。
住宅の断熱性能は「外皮平均熱貫流率」(UA値) という数値で示され、数値が小さいほど省エネ性能が優れているとなります。
② 気密性能
家の環境を保つためには、1つだけが特化していても実現できません。
そのため①でご紹介した断熱性能だけを高めても、省エネルギー化にはならないのです。
そこで重要視したいのが、この気密性能です。
どんな構造の住宅であっても、多かれ少なかれ「隙間」が存在しています。
この隙間が大きくなればなるほど、多ければ多いほど、空気の出入りが発生し快適性を低下させてしまいます。
この空気の移動による熱の移動を少なくするための対策が、気密対策になります。
断熱性能と気密性能を一緒に高めることで、より優れた効果を生み出します。
③ 日射取得・日射遮蔽
夏に室温が高くなる原因のひとつは、降り注ぐ太陽の日射です。
この日射を防ぐことができるのか否かにより、住まい環境は大きく変化します。
日射性能を高めることで、室内が暑くなるのを防ぎ、一定の室温に保つ効果が期待できます。
住宅の日射遮蔽性能は、「冷房期の平均日射熱取得率」(ηAC値)(イータエーシー)で示し、数値が小さいほど建物の遮蔽性能が優れている証拠になります。
また、日射取得性能は「暖房時の平均日射取得率(ηAH値)(イーターエーエイチ)で示します。
数値が大きいほど建物の日射取得性能が優れていることになります。
この熱を上手に遮蔽することで、省エネ性がグッと上がるのです。
この3本柱を有効的に家づくりに取り入れ、自然の恵みを活かせる家づくりをめざしましょう。
住宅の省エネに関する基準
住宅の省エネ住宅を決める基準は様々なものがあり、ベースとなる「住宅の省エネルギー基準」の他、「低炭素建築物の認定基準」「住宅トップランナー基準」などが誘導するべき基準として設定されています。
その中でも最も効果の感じられる、めざすべき省エネ水準は、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」とされています。
○ 自分たちの暮らしやすい住まい環境の実現
○ 「断熱」「日射遮蔽」「気密」を家づくりに取り入れられる
○ 作り出したエネルギーを、住宅に活かす環境づくりができる
○ 自然の力をエネルギーにする!太陽光システムを設置できる
など、トータルバランスで快適な住まい作りを叶えることができます。
家づくりの方法は、ひとつではありません。
そして省エネ住宅の実現方法も、様々です。
これからの家づくりは、住まいに求められる価値観も変化し、新たな時代に突入しています。
自分たちに合う方法にはどんなものがあるのだろうかなど、分からないことも多いと思います。
クレアカーサでは、新たな暮らし方を考えている方の道標になれるよう、しっかりとバックアップします。
新たな住宅の可能性を、私たちと一緒に考えてみませんか。
千葉で暮らす快適なお住まいをご紹介
クレアカーサでお手伝いさせていただいたお客様の中でも、千葉で快適な一軒家を建てられた方も多くいらっしゃいます。
あなたの家づくりの参考にしてみてください。
大屋根が美しいペールブルーのアメリカンハウス
アメリカンハウスやサーファーズハウスで定番のラップサイディング+カバードポーチ。
リビングの窓を全開にすれば大空間が広がる、アメリカ映画に出てくるようなT様邸。
平屋住宅の良さを最大限に活かし、快適な環境を演出しています。
さらにZEH仕様プラス制振システムを採用することで、「お財布と環境にやさしく、家族を見守る家」に仕上がりました。
こちらお住まいをもっと見たい方はこちら>>「大屋根が美しいペールブルーのアメリカンハウス」
セミオーダーで叶えたトレーニングルームのある家
「月々の返済額が、以前住んでいた貸家の家賃と同じ」ぐらいで家づくりが可能な提案型規格住宅(セミオーダーハウス)が「Mine+DESIGN(マインプラスデザイン)」です。
80プランの中からベースを選び、欲しいものだけをセレクトして「自分ぴったりサイズ」に家をカスタマイズでき、もちろん省エネ性能も高いZEH仕様にすることも。
月々の光熱費も抑えることができ、ZEHを選択して良かったとおっしゃっています。
「キッチンに立っているときも家族の姿が見えて安心。自然と会話も増えました。」とT様も大満足。
仕事や家事に忙しい日々のなか、お子様との時間を慈しんでいらっしゃいます。
こちらお住まいをもっと見たい方はこちら>>「セミオーダーで叶えたトレーニングルームのある家」
クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
■ ショールームや各種イベントのご予約・お問い合わせはこちら
■ 家づくりのヒントがいっぱい!カタログ無料プレゼント
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”
という意味を示しています。
あなたの想いを私たちに伝えてみませんか。
株式会社日立プロパティアンドサービス クレアカーサ ショールーム&モデルハウス
■住所 〒 297-0037 千葉県茂原市早野2648-1
■フリーダイヤル 0120-35-3436
■営業時間 10:00~18:00 ■定休日 毎週火・水曜日
■施工対応エリア 千葉県全域 ※詳しくはお問い合わせください
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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家づくりに役立つ情報をお届けしています。
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・受賞歴など
住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会