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2020年01月12日/ Last updated : 2022年08月28日

【新築】窓の種類を活かして外からの視線を感じない家に|ガラスとサッシのひみつ

【新築】窓の種類を活かして外からの視線を感じない家に|ガラスとサッシのひみつ

新築一戸建ての快適性をアップさせるためには、「外からの視線を感じない家づくり」をすることがとても大切です。

その大きなポイントとなるのが、「窓の種類」と「選び方」です。

例えばもし、「これから暮らす家に窓が一つもない状況だったら・・・」あなたはどう思いますか?

当然太陽の光を感じることができないため、今日は晴れているのか天気が悪いのかなどの状況も把握できず、家の中の空気はこもり、快適な空間とは程遠い環境となってしまいます。

内側の快適性をアップさせつつ外からの視線を感じさせないためには、どんな窓をどこに配置するのかが重要なのです。

今回は家族が安心して暮らせる家づくりから窓にスポットをあて、「ガラスとサッシのひみつ」にクローズアップしてみましょう。

 

コラムのポイント

  • ● 窓の役割や種類を知ることで、快適性をアップさせることができます。「窓」を上手に活かす家づくりの方法を知ることができます。
  • ● おしゃれで機能的な窓を取り入れた施工事例から、自分たちの暮らしをシミュレーションしてみましょう。

 

 

外からの視線を感じない家にするために「窓の役割とは」


日常生活の中で「夏暑く、冬寒い」と感じてしまう場面はありませんか?

実は上のように感じさせる家には共通点があります。

それは「家全体に隙間が多く、調節した空気が外に漏れ出てしまう」ということです。

住宅の機能面(断熱性や気密面など)はデザインと違い、目に見えるものではありません。

機能面を高めるためにキーポイントとなるのが「窓(サッシ)の性能」なのです。

 

<窓が担っている役割とは>

窓というアイテムは、多かれ少なかれどの空間にもあるのが当たり前でしょう。

そして現在、感染症対策として「換気」に対しての重要性も高まってきています。

 

□<窓の機能とは>
  • ○ 快適空間を作るために、暑さ・寒さから守る(断熱性能・気密性能)
  • ○ 家に自然光を取り込み明るさを提供する(採光性能)
  • ○ 室内の換気を行い、発生するニオイや湿気を循環させる(通風性能)
  • ○ 悪天候にも負けず、家族を雨や風から守る(水密性能・耐風性能)
  • ○ 快適な環境を提供しながらも、盗難などの危険から守る(防犯性能)
  • ○ 外からの騒音も、家の中からの音も防ぎプライバシーを守る(防音性能・遮音性能)

 

など、ただ光を取り入れるだけではなく、窓やサッシの役割は生活する上でとても重要なのです。

今は性能が高いうえにデザイン性の良い商品が多く販売されています。

高い性能を持つ窓を選ぶことで、窓やサッシから熱などが逃げてしまう比率を下げることも可能です。

住宅全体の性能(壁や屋根の断熱性能)を上げること。

それにプラスして窓やサッシの性能を上げることで、より高い効果が期待できるのです。

快適な家づくりのためには、「優れた一つの機能よりも、全体的なバランスが重要」となってきます。

 

 

 

外からの見え方を変化させる主な窓の種類と機能を紹介

デザイン性・快適性を高めるためには、まず「窓の種類」を知ることがとても大切です。

同じように見えている窓でも、種類によりいろいろな機能や特長を持ち合わせています。

 

引き違い窓

引き違い窓

引用:三協アルミ

住宅の中で最も一般的なスタイルが、この引き違い窓です。

左右にスライドすることで開閉することができ、開閉の隙間により「通気量を調整しやすい」という特長を持っています。

サイズがとても豊富で、さまざまな部屋(場所)に取付けやすい窓です。

梁見せの勾配天井

開閉操作をしやすく、どの年代の方にも操作しやすい部分が魅力のひとつです。

上のお住まいのように、リビングに大きな窓を配置することで「外との調和」も図りやすくなり、開放感がさらにアップします。

 

 

<ワンポイントアドバイス>

開放感を高めやすい魅力のある一方、外から家の中が見えやすい環境になりやすいともいえます。

そのためには「プライバシー面をアップさせるアイデア」を取り入れることが重要です。

ホワイトフェンスのお住まい

この場合ネックになるポイントは、住まいまでの距離を確保する「広さ」が必要となる部分です。

 

平屋リビング

その場合、全面を覆うのではなく「適度に光と風を取り入れられる」よう工夫しましょう。

 

 

片上げ下げ窓(シングルハング)

片上げ下げ窓(シングルハング)

引用:三協アルミ

こちらの窓は、開閉時は下の部分が上下にスライドします。

引き違い窓と同様、風の通風量が調整しやすい特長があります。

 

<ワンポイントアドバイス>

南欧テイストにコーディネートした新築外観

欧米で多く普及している窓で、洋風な住宅におすすめの窓です。

人通りの多い部分に配置することで、外からの視線を防ぎつつデザイン性をアップさせる効果も期待できます。

 

 

たてすべり出し窓

たてすべり出し窓 

引用:三協アルミ

こちらの窓は、左右どちらかを吊り元として外に開閉する窓となります。

外に開閉することで壁を伝う風も取り入れやすくなり、窓の開閉角度を変えることで通風量を調整することができます。

室内側から室外側のガラスの清掃ができるメンテナンスのし易さも魅力のひとつです。

 


大きなランドリールーム

開閉に対して少しコツがいる窓のため、小さなお子様がいるご家庭では「開閉時、手が挟まってしまう」可能性があります。

通風性がほしいスペースに設置する場合、危険を回避するため「設置する高さや場所に注意する」ことをおすすめします。

 

 

すべり出し窓

すべり出し窓

引用:三協アルミ

こちらも上の窓と同様外に向けて開閉する窓となりますが、障子が横方向を回転軸します。

上を基点に開閉するため、障子がひさし状になり小雨程度なら窓を開けて換気することができます。

室内に障子が張り出さないタイプで、屋根裏やロフト、トイレなどの狭い空間におすすめな窓です。

 


すべり出し窓

窓は決して、外側に向けてあるとは限りません。

上のお住まいのように、すべり出し窓を上手に活用することで「デザイン性を高めつつ、各空間の換気機能をアップ」させることも可能です。

換気の頻度を多くしたい場所などに設置することで、効果が期待できます。

 

 

FIX窓

FIX窓

引用:三協アルミ

FIX窓はすっきりとした見た目で形の自由度が高いのが特長のひとつ。

こちらの窓は一般的に開閉しないスタイルのため、主に採光や眺望のための窓となります。

吹き抜けなど、開閉の必要がない、開閉しづらい場所にはおすすめです。

 


FIX窓のある平屋の外観

外からの視線を感じない家にしたい方へおすすめの窓が、こちらのFIX窓です。

FIX窓はガラス面が大きく確保できることから、外からの視線を防ぎつつ「明るい日差しを空間に届ける」ことができます。

配置により外から見たデザイン性をアップさせることが可能なため、デザイン重視の方にはおすすめです。

 

上で紹介した窓以外でも、

  • ○ 内倒し窓
  • ○ 両袖片引き窓
  • ○ オーニング窓
  • ○ ガラスルーバー窓
  • ○ ウインドキャッチ連窓
  • ○ フルオープン 折りたたみ窓

 

など、まだまだたくさんの窓の種類があります。

プランニングの中にデザイン性や機能面を合わせて、ライフスタイルに合った窓をセレクトすること。

それが「外からの視線を感じない家+防犯性の高い住まい」につながっています。

 

 

 

窓の種類に加え、ガラスの種類でも見え方が変わる

ライトアップしたリゾート風の平屋外観
快適な空間のためには、窓やサッシの性能が大きなポイントを占めています。

見た目は同じように見える窓やサッシでも、特長や注意点など大きな違いがあります。

窓は樹脂やアルミなどのサッシとガラスで構成されています。

外からの視線を防ぐ効果や快適性を高めるためには、ガラスをはめ込む「フレーム」選び。

そして機能面を変化させる「ガラス」選びが重要なのです。

 

<たくさんあるガラスの種類>

外からの視線を感じない家づくり。

そして家族が暮らしやすくする快適性などの性能を十分発揮させるためには、ガラスの特徴を知り、窓を設置する場所や用途によって種類を変えることが大切です。

同じように見えるガラスにもそれぞれの特色があります。

しっかりと把握して、より快適な住宅をめざしましょう。

 

フロート板ガラス

最も一般的な製品として使用されており、平らな板状のガラスです。
透明ガラス・単板ガラスとも呼ばれています。
凹凸がなく光をよく通すという特色を持っています。

 

網入板ガラス

ガラスの中に網が封入されている製品です。
そのためガラスが破損しても破片が飛び散りにくいという特色を持っています。
災害時の安全性が高いという部分が評価され、学校や公共施設など人が多く集まる施設で多く利用されています。

 

すり板ガラス

フロート板ガラスの片面をすって加工し、わざと不透明にさせているガラスです。
表面を触るとザラザラとした感触があり、フロート板ガラスとは対照的に反対側からの視界も遮ります。プライバシー保護の効果が期待できるため、お風呂場などのプライベート空間で多く利用されています。

 

型板ガラス
(くもりガラス)

フロート板ガラスの片面に凹凸の型模様が刻まれています。表面はデコボコしているので、すり板ガラス同様適度な目隠し効果が期待できます。

 

複層ガラス

スペーサーという金属の部品を使用し複数の板ガラスの間に乾燥した空気を挟み込んだ製品です。ガラスを複層にすることで外からの熱の侵入、内からの冷気などの放出を防いでくれます。結露が出にくいという特色も持っています。

 

遮熱複層ガラス

複層ガラスの構造を活かしながら、室外側のガラスをLOW-Eという金属膜でコーティングした製品です。複層ガラスよりも外からの日射熱を遮る効果が期待できます。

 

このようにガラスによっても特色や性能は大きく違うのです。

ガラスの種類を変えることで、断熱効果や遮音効果、防犯効果、遮光効果など快適性と安全性を向上させることができます。

自分たちのライフスタイルに合わせて選択できるサッシとガラスは、「外からの視線を感じない家づくり+快適性をアップさせる」キーワードになります。

 

 

 

まとめ:見て・感じて・確かめて家づくりをしよう

家づくりには「こんなデザイン素敵だね」「こんな暮らし方がしたいね」などいろいろな希望や思いが詰まっています。

後悔しない家づくりをするためには、いろいろな住まいを見ることがとても大切です。

クレアカーサのショールームや完成見学会では、実際に目で見て、感じて、体感していただくことができます。

ついデザインや間取りなどに目が行きがちですが、今度は窓に注目してみませんか。

クレアカーサでは「あなたにぴったりの窓」をセレクトし、ご提案しています。

 

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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