おしゃれな「キッチン腰壁」のデザイン実例|設置するメリット・デメリットと後悔しないためのポイント
腰壁があるキッチンはデザインや素材を工夫することで空間をおしゃれに演出できる魅力的なスタイルです。
そこで今回はデザインにこだわった「キッチンの腰壁」の施工実例をご紹介します。
腰壁を設置するメリットやデメリット、後悔しないためのポイントも解説しますのでぜひ家づくりにお役立てください。
コラムのポイント
● 腰壁とはキッチンを囲むように施工された腰高の壁のことです。
● 腰壁の素材や色にこだわることでLDK全体のデザイン性が高められるのはもちろん、カウンターや棚を設けて実用性を高めることも可能です。
● 様々なキッチンスタイルに対応できる提案力のある住宅会社へ相談しましょう。
対面キッチンの「腰壁」とは
▶施工事例:ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス
対面キッチンの腰壁とはキッチンの側面や前面に施工された腰高の壁のことを指します。
フルフラットキッチンでない一般的な対面キッチンでは腰壁を採用することが一般的です。
腰壁は造作するため、高さやデザインを自由にカスタマイズできます。
種類
対面キッチンの腰壁には大きく分けて3種類に分けられます。
【①キッチンの二面または三面が腰壁】▶施工事例:吹抜けのある 南欧スタイルのかわいい家
【②コンロの前面や側面は天井までの壁、その他は腰壁】▶施工事例:毎日の暮らしにアクティブを 庭にブランコのある家
【③キッチンの前面は腰壁、側面はキッチンのエンドパネル】▶施工事例:カリフォルニアの風を感じる アメリカンスタイルの平屋
キッチン全体を腰壁にすると圧迫感を減らすことができますが、コンロ周りに天井までの壁があると油跳ねを防ぎやすいなどのメリットがあります。
それぞれにデザイン性や機能性の違いがあるため、ご自身の理想に合う仕様を考えることが大切です。
メリット
腰壁がある対面キッチンのメリットをご紹介します。
- ・手元が隠せる
- ・水や油跳ねを防げる
- ・キッチンのオリジナル性を高められる
- ・カウンターやニッチをつくれる
キッチンよりも腰壁の方が高いため、目線を遮ったり水や油跳ねを防ぐなど機能性を上げることができます。
また腰壁にアクセントクロスやタイルを施工してデザイン性を高めたり、スタディスペースになるカウンターを設けたりできるなど自由度も高いです。
対面キッチンの腰壁にニッチを設ければインテリアや本の置き場としても活躍します。
デメリット
対面キッチンに腰壁を設けるデメリットをご紹介します。
- ・オープンキッチンと比べて圧迫感が出やすい
- ・キッチンの色味を活かすことができない
腰壁の高さによっては圧迫感を感じることがあります。
一方で腰壁が低すぎるとキッチンの手元まで視線が届きやすくなり、水跳ねも防ぎにくいため目的に応じて高さを調整することが大切です。
また正面から見たときにキッチンが隠れてしまうため、本体のカラーや素材感をLDK全体に活かしにくい点もデメリットと言えます。
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オープンキッチンの”現実”|メリット・デメリットと後悔しないためのポイント、事例を紹介
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おしゃれな「キッチン腰壁」の実例|デザイン・活用アイデア12選
キッチン周りに腰壁があるおしゃれな実例をご紹介します。
①ナチュラルデザインのカウンターキッチン
▶施工事例:カバードポーチのある 白いアメリカンハウス
キッチンの二方向を腰壁で囲み、カウンターを施工した事例です。
高めのカウンターチェアに座りながらお茶やお酒、軽食などを楽しめる空間にしています。
腰壁は白の木目調のクロスで仕上げ、周りのナチュラルな内装と調和するキッチンに仕上げました。
②リビングと統一感のある腰壁キッチン
▶施工事例:セミオーダー×ZEH 海近サーファーズハウス
テレビ裏とキッチンの腰壁を板張りで仕上げたサーファーズハウスです。
リビングとキッチンに同じアクセントウォールを取り入れることで空間全体にまとまりが生まれます。
その他の壁は白、アクセントにもシンプルな黒を選び、板張りがより際立つ爽やかなコーディネートに仕上げました。
③腰壁をグレーのクロスにしてアクセントに
▶施工事例:リビングにフリースペースのある シック&モダンスタイルの平屋
キッチンの腰壁をグレーにして白と木目のシンプルな内装にアクセントを加えた事例です。
塗り壁調のライトグレーのクロスが全体の柔らかな雰囲気を引き立てています。
腰壁の上だけでなくコンロ前の壁までカウンターを伸ばし、インテリアや日用品を置けるようにしました。
④手元を隠せる腰壁キッチン
▶施工事例:大屋根が美しい ペールブルーのアメリカンハウス
キッチンの手元を隠せるように腰壁を高めにした事例です。
ダイニングがすぐ横にあるレイアウトの場合、座ったときにキッチンが見えやすく、目線が気になるケースがあります。
腰壁を高めにすることで生活感を隠すことができるため急な来客時も安心です。
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⑤空間のアクセントになる板張りの腰壁
▶施工事例:セミオーダーで叶える カリフォルニアスタイルの家
キッチン前の一面だけを腰壁にした事例です。
クロスではなく板張りで仕上げ、横のワークスペースと調和するかっこいいデザインに仕上げました。
腰壁の上にはカウンターを施工し、軽食をとったり作業スペースとして活用できる実用性も兼ね備えています。
⑥家族みんなが使いやすい腰壁キッチン
▶施工事例:大好きなインテリアに囲まれた アメリカンスタイルの平屋
奥行きのあるカウンターを施工した腰壁キッチンです。
完成した料理をカウンターに置けばダイニング側にいる家族が配膳を手伝うことができ、みんなで家事を分担しやすくなります。
さらにカウンター下にはダイニングテーブルの高さに合わせた棚を造作し、お子さまでも片付けやすい収納として活用できるようにしました。
⑦奥行きのある腰壁で収納量を確保
▶施工事例:暮らしを愉しむ吹抜けリビングの家
キッチン前の腰壁に奥行きを持たせ、2段の収納棚を施工した事例です。
ボックス収納も収まるサイズに造作し、LDKにある細々とした日用品をすっきりと整理整頓できるようにしました。
天板のカウンターも奥行きがあるため、小型家電などを安定して置くことができます。
⑧腰壁の二面を有効活用したキッチン
▶施工事例:スクエアデザインが美しい、子どもの心を育む住まい
キッチンの腰壁を有効活用して収納量を確保した事例です。
前面の腰壁は奥行きのあるリビング収納、側面は大きめなニッチを造作してインテリアを飾れるようにしました。
収納棚はダークブラウンを採用し、メリハリのある空間デザインに仕上げています。
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⑨ダイニングと一体型のカウンターがある腰壁キッチン
▶施工事例:ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス
キッチンの腰壁を囲むようにダイニングテーブルとカウンターを造作した事例です。
キッチン前のカウンターは作業スペースとして使ったり来客時の予備スペースとして活用したりできます。
腰壁のクロスはキッチン背面と合わせ、空間全体に統一感を持たせています。
⑩コンロ前の壁を活かしたバーカウンターがあるキッチン
▶施工事例:セミオーダー×ZEH バーカウンターのある家
コンロ前だけ天井までの壁がある腰壁キッチンの事例です。
キッチンと同じ幅のカウンターをつけ、バーにいるような雰囲気を味わえるようにしました。
コンロ前の壁を活かしてお酒用の収納をつくったため、カウンターに腰かけながらお気に入りのドリンクを楽しむことができます。
⑪インテリアが飾れるニッチがある腰壁キッチン
▶施工事例:黒と木目のバランスが美しいひろびろウッドデッキのある家
コンロ前だけ壁、その他は腰壁を施工した対面キッチンです。
壁を活かしてニッチを2つ造作し、インテリアや日用品を置けるようにしました。
キッチン背面の壁も合わせて4種類のアクセントクロスを使っていますが、色に統一感を持たせることでまとまりのあるデザインに仕上げています。
⑫シンプルな腰壁にデザイン性をプラス
▶施工事例:自然素材につつまれた カフェスタイルの家
シンプルな腰壁にデザイン性をプラスした事例です。
スクエアフレームの框を採用し、真っ白な腰壁にかわいらしさを加えました。
カフェスタイルの内装のアクセントになるおしゃれな家具のようなキッチンです。
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にて、お客様の個性やライフスタイルに合わせて一邸一邸大切につくる家づくりをしております。
腰壁のあるタイプからフルフラットキッチン、壁付けキッチンまで幅広くご提案可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
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キッチンに腰壁をつくって後悔しないためのポイント
▶施工事例:光あふれるリビング シンプルスタイルの平屋
腰壁のキッチンを採用して後悔しないためのポイントをご紹介します。
①高さ・奥行きにこだわる
腰壁は目的に応じて高さや奥行きを調整することがポイントです。
- ・キッチンを目隠ししたい:腰壁を高めにする
- ・収納をつくりたい:奥行きが深いほど収納量が増える
- ・作業や休憩する場所にしたい:カウンターの奥行きを広くする
腰壁の対面キッチンをどのように活かしたいのかを考え、壁やカウンターの寸法を検討することをおすすめします。
②LDKと調和する色・素材を選ぶ
腰壁のデザインはLDK全体と調和する色や素材を選ぶことが大切です。
クロスやタイル、板張りなど様々な仕上げ方法の中からデザインテイストに合う内装材を検討しましょう。
キッチンの腰壁は意外と面積が広いため、柄物のアクセントクロスを取り入れる際は大きめのサンプルや広範囲に施工された事例などを確認すると完成後の後悔を防ぎやすいです。
③圧迫感を出さない工夫を取り入れる
腰壁キッチンはフルフラットのタイプと比べて圧迫感が出やすいです。
次のような工夫を取り入れて開放的な空間づくりを意識することをおすすめします。
- ・腰壁を低めにする
- ・奥行きを最低限にする
- ・明るい色のクロスなどで仕上げる
- ・柄物ではなく無地を選ぶ
- ・壁や天井と同系色にする
腰壁の寸法や視覚的な工夫によって同じ腰壁キッチンでも印象は大きく変わります。
細かくカスタマイズできる点が腰壁キッチンの魅力のため、使い勝手とデザイン性のバランスを考慮しながら計画しましょう。
④収納スペースとしての実用性も持たせる
LDKの収納量に不安があるなら腰壁を活かして収納を増やす方法をおすすめします。
壁厚を活かしたニッチをつくればインテリアを飾る場所を増やせますし、腰壁に厚みを持たすことで日用品などをまとめて収納することも可能です。
あらかじめ置く物を考え、位置やサイズにもこだわった収納を取り入れましょう。
⑤コンセントの必要性を検討する
腰壁にカウンターをつける場合はコンセントがあると利便性が高まります。
- ・スマホやパソコンを充電する
- ・手元灯や小型家電を設置する
- ・コンセントが必要なインテリアを飾る
腰高のコンセントなら立ったり椅子に座ったりしたまま使えるため、意外と使い勝手が良くて活躍しているというご家庭も多いです。
腰壁の使い方を具体的にイメージしてコンセントの口数や位置にもこだわりましょう。
⑥キッチン側の腰壁も活用する
キッチン側の腰壁も活用することでより利便性が高まります。
具体的には腰壁にコンセントやニッチをつけるなどの方法です。
- ・コンセント:ミキサーやブレンダーを使う
- ・ニッチ:細々した調味料をまとめて収納する
またキッチン側の腰壁に「磁石がつくキッチンパネル」を採用すればメモ書きなどを張り付けることもできます。
キッチン側の腰壁にニッチとコンセントを施工した事例です。
シンクの前までニッチがあるため、よく使うカップなども収納することができます。
⑦腰壁が影にならないように照明のレイアウトに注意する
腰壁をつくる場合、カウンターの奥行きや照明の位置によってはキッチンの手元が影になるケースがあります。
手元灯をキッチン側に寄せて影にならないようにするなどの工夫を取り入れましょう。
またスポットライトのように向きが変えられる照明なら使い勝手に応じて調整することが可能です。
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まとめ
腰壁キッチンは工夫次第でLDKのデザイン性を高めたり収納量を増やしたりできます。
またカウンターをつければ省スペースでスタディスペースやバーカウンターの間取りも採用可能です。
様々なキッチンに対応でき、腰壁キッチンの施工実績も豊富な提案力のある住宅会社へ相談しましょう。
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は千葉県茂原市にある建築会社です。
平屋建て・2階建てとレパートリー豊富な注文住宅や規格住宅の設計施工実績が豊富で「高断熱+高性能設備+太陽光発電」のZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及にも努めております。
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