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2024年12月09日

【防犯性の高い家】空き巣・侵入犯に狙われやすい家の特徴と窓やドア・間取り・設備・外構の対策方法

【防犯性の高い家】空き巣・侵入犯に狙われやすい家の特徴と窓やドア・間取り・設備・外構の対策方法

2024年8月頃から関東を中心に一般住宅をターゲットとした強盗事件が多発しています。

これまでの不在時を狙う空き巣と異なり強引な手口で家に押し入るケースもあり、住まいの防犯性能に改めて注目が集まっているのです。

そこで今回は空き巣・侵入犯に狙われやすい家の特徴と開口部・設備・間取り・外構計画(エクステリア)でできる防犯対策を紹介します。

ご家族の命や大切な財産、平和な暮らしを守っていくためにもぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

● 空き巣などの侵入犯に狙われる家にはいくつかの共通点があります。

● 防犯性の高い家を建てたい方は、開口部・設備・間取り・外構計画の全てにこだわりましょう。

● クレアカーサは千葉県でスタイリッシュ&高性能なリゾートスタイルの家を数多く手がけています。

 

 

空き巣・侵入犯に狙われやすい家の特徴

空き巣・侵入犯に狙われやすい家の特徴

2024年の1〜9月だけで3.1万件以上もの窃盗犯罪が認知されており、そのうち強盗犯罪は約1,000件にも上ります。(参考:警察庁|犯罪統計令和6年1〜9月

空き巣や泥棒などの侵入窃盗犯罪は決して人ごとではありません。

ここで重要なポイントは、侵入犯に狙われやすい家にはいくつかの共通点があるという点です。

 

  • ・窓・ドアが古い家(施錠されていても壊しやすい)
  • ・日常的に玄関ドアや窓の鍵が開いたままになっている
  • ・外から見て明らかにメンテナンスが行き届いていない(防犯意識が低い・下見の痕跡に気が付かれにくい)
  • ・死角が多い(隣家との距離が近い・ブロック塀などで囲われていて塀と家が近い・植栽の手入れが行き届いていない)
  • ・エアコン空調機や物置が2階窓の下にある
  • ・ベランダの中が外から見えない
  • ・家の周りが片付いていない・暗い(隠れやすい)
  • ・周囲に通行人などが少ない
  • ・駅から近く逃走しやすい

 

これらの条件に当てはまる家ほど、侵入窃盗犯のターゲットにされやすい傾向があります。

ただし開口部や防犯設備、間取り、外構計画を工夫することで空き巣などに入られるリスクは大幅に減らせます。

 

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【防犯対策】開口部のポイント

【防犯対策】開口部のポイント

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住宅における開口部とは窓サッシ・玄関ドア・勝手口を指します。

それぞれ防犯性能を高めるためのポイントがありますので、家を建てる際は事前にチェックしておきましょう。

 

窓サッシ

最新のサッシは通常のクレセントに加えて外から見えない場所に補助錠がついています。

そのため、万が一ガラス破りの被害に遭っても侵入するまでの時間を長引かせられます。

人が出入りできる大きさの窓は防犯ガラスにしましょう。

防犯ガラスは防災安全合わせガラスとも呼ばれ、2枚のガラスの間に特殊フィルムが挟み込まれています。

バールなどでガラスを破ろうとしてもフィルムで貫通を一定時間防止できるため、防犯対策として効果的です。

また国内メーカーの防犯ガラスにはCPマーク(※)がついており、それを見ただけで空き巣などが侵入を諦める可能性も十分期待できます。

※CPマーク:ピッキングやガラス破りなどの侵入手口に5分間以上抵抗できる商品を「防犯性能の高い建物部品」として認定する制度

CPマーク(参考:警察庁|住まいる防犯110番

ガラスを防犯性の高いものにすれば、窓シャッターや面格子を付けなくても安心です。

窓シャッターは外出のたびに開け閉めするのが面倒ですし、面格子は視界や通風・採光を妨げてしまいます。

そのため長期で家を空けることが多いお宅を除いて、最近の新築住宅にはあまり採用されません。

 

玄関ドア・鍵

最近の玄関ドアは標準で2カ所に鍵がついている「ツーロック」仕様で、ピッキングに強い「ディンプルキー」、こじ開けに強い「鎌状デッドボルト」が標準仕様です。

また明かり取りや換気用の窓がついている採光・通風ドアには、防犯ガラスが嵌め込まれています。

メーカーやドアのシリーズによってはサムターンを取り外しできるタイプもあるのでチェックしましょう。

これらの機能に加えて防犯面で採用事例が増えているのが、スマートキーです。

LIXIL・YKKap・三協アルミと大手アルミドアメーカーでは、オプションでスマートキーを追加できます。

スマートキー対応のドアハンドルは、鍵の差し込み口が表から見えないようになっているためピッキングに強く、さらにタグキーやカードキーを落としてもドアをリセットすれば使えなくなるため、小さいお子様に持たせる場合も安心です。

 

勝手口

勝手口は道路や隣家から見えにくいところにあるお宅が多い上に防犯意識が低くなりがちな場所です。

そのため、玄関ドアと同等の防犯性を持つ製品を選びましょう。

キッチンなど室内の空気をこまめに換気したい方は、施錠したままで空気を入れ替えられる通風窓付きのタイプがおすすめです。

 

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【防犯対策】設備のポイント

【防犯対策】設備のポイント

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侵入犯罪の抑止力として効果的なのが、防犯カメラ・カメラ付きインターホン・センサーライトです。

 

防犯カメラ

最近は一般家庭でも防犯カメラをつけるケースが増えています。

目立つ場所に設置すると、侵入犯に対して高い抑止効果を発揮します。

ただし防犯カメラはあくまでも犯罪後の捜査に役立つものであり、設置していても空き巣などの被害に遭うケースは少なくありません。

あくまでも補助的な防犯設備として採用しましょう。

 

カメラ付きインターホン

空き巣などは、侵入する前に必ず下見にきます。

セールスマンや宅配業者を装い、何時くらいが不在なのか事前に確認しにくるのです。

その際に役立つのがカメラ付きインターホンで、最近はボタンを押さなくても画角に人などの動きを検知すると自動録画するタイプや、夜間に赤外線カメラが作動するタイプもあります。

 

センサーライト

人の動きを検知して点灯する人間センサー付きライトを玄関ドア・玄関アプローチ・勝手口外・ベランダ・掃き出し窓の外・ガレージなどに設置しましょう。

暗くなるとほんのり点灯し、人が近づくとさらに明るくなる「明暗・人感センサー」タイプがおすすめです。

 

 

【防犯対策】間取りのポイント

【防犯対策】間取りのポイント

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空き巣や泥棒は侵入の瞬間を人から見られることを最も避けます。

間取りを工夫すると「誰かに見られそうな家」と認識されるため、侵入犯から狙われにくい家になります。

 

玄関は道路から見通しの良い場所に

玄関ドアが道路から遠いか見えにくい場所は、ピッキング犯に狙われてしまう可能性があります。

道路から玄関までのアプローチを長く取りたい場合は、視線の通るフェンスなどを採用し、玄関の様子が周囲から分かるようにしましょう。

 

勝手口の周りはスッキリと

勝手口ドアは前面道路から見えにくい場所に作られることが多いですよね。

その場合は、周りをすっきりと広くすると侵入犯から狙われにくくなります。

敷地の入り口から勝手口までのアクセス経路を開放的にすると、隣家などから監視しやすくなるからです。

 

ビルトインガレージに物陰を作らない

ビルトインガレージは愛車を犯罪から守れる人気の間取りですが、一方で死角を作る可能性があります。

ガレージから家に直接アクセスできる出入り口を設ける場合は、ビルトインガレージに人を寄せ付けないか、人が入ったらすぐに気がつける工夫が必要です。

最も確実な方法はガレージシャッターをつける方法ですが、つけない場合は両側を柱だけにするか大きな窓をつけましょう。

正面以外の3面を壁で囲まれたビルトインガレージは、一度中に入ると中で人が何かしていてもほとんど外から見えません。

 

リビングから玄関・勝手口の様子を確認できるようにする

泥棒などが下見に来たり不審者が玄関に近づいてセンサーライトが作動したりした場合に、それを誰も見ていなければ防犯対策として効果を発揮できません。

そのため、リビングなど長時間過ごす場所から玄関・勝手口・大きな掃き出し窓の様子をすぐに確認できる間取りにしましょう。

侵入犯の心理を考えると、室内から様子をうかがえる場所でピッキングやガラス破りするのはかなりリスクがありますよね。

夜間の対策としてはセンサーライトの点灯を寝室などから確認できる間取りがおすすめです。

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

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【防犯対策】外構計画・エクステリアのポイント

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【施工事例:リゾートの風わたる 海辺のセカンドハウス

家の設備や間取りに加えて防犯対策として欠かせないのが、外構計画・エクステリアです。

 

家の外周に行き止まりを作る

家の周りを見通し良く開放的にすることは重要ですが、家の周りを簡単に一周できると、侵入犯が逃走しやすくなります。

そのため侵入経路から離れた場所に木を植えたり花壇を作ったりするなど、あえて行き止まりを作るプランがおすすめです。

 

防犯砂利を敷く

目の行き届かない勝手口周りや人が侵入できる窓の下に、踏むと足音が響く防犯砂利を敷きましょう。

ただし頻繁に歩く場所は段々と砂利が細かく割れて音が響かなくなるため、定期的に追加する必要があるので注意しましょう。

 

大きな植栽・物置は家から離す

「2階はアクセスしにくいから空き巣に狙われないだろう」と安心して開けたまま外出される方も珍しくありません。

しかし、ベランダなどがあると物陰になり侵入する瞬間を見られやすいため、空き巣などのターゲットになる可能性があります。

2階窓からの侵入を防ぐためにも、足場となる大きな植栽や物置は建物から離しましょう。

 

敷地外周は塀ではなく見通せるフェンスに

ブロック塀や目隠しタイプのフェンスは、外からの視線を遮れてプライバシーを守る点ではメリットですが、死角を作りやすいので注意しましょう。

最近は門扉やフェンスをほとんど設置しないオープンエクステリアも人気です。

▶︎関連コラム:新築住宅の外構|メリット・デメリットやタイミング、費用目安、デザインポイント、成功事例を解説

 

ガレージシャッター・伸縮門扉をつける

車の停まっているガレージや駐車場は死角になりやすいので注意しましょう。

ガレージや駐車場に不審者を立ち入らせないようにするには、ガレージシャッターや伸縮門扉をつける方法が有効です。

「車を出し入れするたびに開け閉めするのが面倒」という方は、ビルトインガレージではなく見通しの良いオープンな駐車スペースがおすすめです。

 

ポイント

クレアカーサでは「ウチからの眺め」+「ソトからの眺め」+「暮らしやすさ」のバランスが良い家づくりを行っています。

植栽やエクステリア計画を含めたトータルデザインにこだわりたい方は、お気軽にご相談ください。

 

ウチソトニワ

 

 

まとめ

「防犯性の高い家」を建てたい方は、開口部・設備・間取り・外構計画の全てにこだわりましょう。

空き巣や泥棒に狙われにくくすることが重要なポイントです。

防犯性などの住宅性能と住み心地の良さ、デザインの全てをバランスよく取り入れた住宅づくりを実現させたい方は、施工事例が豊富な会社へ相談することがポイントです。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。

デザイン性と省エネ性の両方を備えた「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及へも積極的に取り組んでいます。

「デザインも性能もコストも諦めたくない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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