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2024年11月11日/ Last updated : 2024年11月25日

小上がりのあるリビング|メリット・デメリットや間取りのポイント、おしゃれな施工事例について解説

小上がりのあるリビング|メリット・デメリットや間取りのポイント、おしゃれな施工事例について解説

最近、モデルハウスやおしゃれな家を見るとリビングに小上がりのある間取りをよく見かけます。

しかし「小上がりって本当に便利なの?」「作って後悔しない?」と疑問に感じている方は少なくないでしょう。

そこで今回は「小上がりのあるリビング」について、施工事例で見る間取りやデザインのポイントからメリット・デメリット、そのほか広さや高さなど多くの方からいただく質問まで詳しく解説します。

おしゃれな家を新築したい方はぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

● 小上がりには空間用途の幅を広げて生活を豊かにするメリットがいくつもあります。

● 小上がりのあるリビングにはメリットだけではなくデメリットや注意点もあります。

● クレアカーサは千葉県でスタイリッシュ&高性能な小上がりのある住宅を数多く手がけています。

 

 

小上がりとは|一般的な和室との違い

【施工事例:和と北欧の魅力 居心地の良いジャパンディの家】

小上がりとは日本で古くから採用されてきた設計手法で、部屋の一部分だけ床を上げて建具(ドア)を設置しなくても空間を緩やかに分けられます。

洋風なデザインにもできますが、床の低い空間とメリハリをつけるために畳スペースにして和風モダンな雰囲気に仕上げるケースが増えています。

一般的な和室とリビングの小上がりの違いは床の段差高さだけではありません。

原則として和室よりも小上がりの方が面積は狭く、圧迫感を解消するために1面もしくは2面が開放されています。

また小上がりはあくまでも空間の一部でありリビング全体のインテリアデザインと調和していることが重要です。

 

 

【おしゃれな施工事例】リビングの小上がり

クレアカーサではこれまでリビングに小上がりのある住宅を数多く手がけてきました。

いくつかの事例を交えて間取りやデザインのポイントを紹介します。

 

無垢フローリングとオーダーメイドテーブルの組み合わせ

小さい家の小上がりリビング

【施工事例:ミニマム&アクティブ 平屋で叶えるセカンドライフ】

こちらの事例は玄関からキッチン、リビング、書斎スペースがひと続きになっている間取りを採用しました。

広いスペースの床を上げて中央には天板や脚を取り外しできるオーダーメイドのテーブルを配置。床に直接座ったり寝転んだり、楽な姿勢で食事をしたり使い勝手の良いくつろぎ空間になりました。

 

明るさと趣が両立したワークカウンター付き小上がりスペース

【施工事例:和と北欧の魅力 居心地の良いジャパンディの家】

こちらは2面を開放し大きめの窓も設置した明るく爽やかな印象の小上がりスペースです。

板目天井とダイナミックな格子、半畳サイズのヘリ※なし畳を採用し、和風モダンな趣を感じられるデザインに仕上げました。

※ヘリ:畳の縁に縫い付けられたテープ状の布

窓辺にはご夫婦で並んでくつろげるすっきりとしたワークカウンターを設置しています。

 

3面を壁で囲んだ落ち着ける小上がりスペース

【施工事例:光あふれるリビング シンプルスタイルの平屋】

こちらは3面を壁で囲まれた小上がりで、シーンに合わせて引き込み戸で完全に締め切ることもできます。

このようなスタイルの小上がりは、お子様を静かにお昼寝させながら家事をしたり、来客時の客間として使ったりできるため、より活用方法の幅が広がる点がメリットです。

 

ポイント

クレアカーサでは様々な間取り・デザインの住宅施工事例を豊富に取り揃えています。

「マイホーム計画を始めたばかりでどんな家にしたいかイメージが固まらない」という方は、ぜひ参考にご覧ください。

 

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

▶︎住まいの間取りに関するご相談はこちらから

 

 

リビングに和室小上がりを作るメリット

小上がり和室のあるリビング

【施工事例:スキップフロアに書斎のあるナチュラルリビングの平屋】

最近、リビングに小上がりを作る事例が増えている理由はいくつものメリットにあります。

メリット
  • ・床の高さを変えるだけで壁を作らなくても空間を分けられる(狭小住宅でも空間用途を増やせる)
  • ・小上がりの下を収納スペースとして活用できる
  • ・段差を利用してソファやベンチ代わりに使える
  • ・床に直接座ったり寝転んだりしてくつろげる(人が歩く部分と床の高さが同じ通常のリビングだと難しい)
  • ・赤ちゃんのお昼寝やおむつ替えスペースとして活用できる(畳スペースだと床が硬くなくホコリが気にならない)
  • ・襖などで仕切れるようにすれば客間としても使える
  • ・床の段差を利用して掘りごたつを作れる
  • ・インテリアのアクセントになる(トレンドの和モダンやジャパンディ※デザインと相性が良い)
  • ・省スペースで和室スペースを作れる(本格的な独立型和室を作る場合はより広いスペースが必要)

 

※ジャパンディ:和風デザインと北欧デザインを融合させたインテリアスタイル

このように、リビングに小上がりを作るとスペースの活用方法が増え、インテリアデザインや間取りが他とはひと味違う住まいになります。

 

▶︎おすすめコラム|モダンな和室でおしゃれに!家づくりのコツ7つと施工事例

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

▶︎住まいの間取りに関するご相談はこちらから

 

 

リビングに和室小上がりを作るデメリット・注意点と解決方法

 

小上がりのあるリビングにはたくさんのメリットがありトレンドである反面、「後悔した」「いらない」などの意見もあるようです。

マイホームを後悔しないためには、小上がりのデメリットや注意点とその対策についても知っておきましょう。

 

上り下りが面倒で使わなくなるリスクがある

小上がりは床に段差があるため、上り下りが面倒で段々と立ち入らなくなるケースも珍しくありません。

特に足腰が悪い方ですと、小上がりに上がるたびに段差へ腰掛けて移動する必要があります。

ポイント

小上がりはバリアフリーの観点で不利だと思われがちですが、実は腰掛けて段差を上り下りできるため、車椅子や杖を使う方でも比較的アクセスしやすい場所です。

上り下りが面倒になりそうな方はリビングの床とフラットな畳スペースを採用するプランがおすすめです。

 

小上がりではなく床がフラットなリビング脇の和室

▶︎参考事例:ガルバリウム×塗り壁 吹き抜けのある平屋

 

リビングの床を一気に掃除できない

共働き世帯など、家を留守にしている間にお掃除ロボットなどを使ってリビングを一気に掃除したい方もいらっしゃるでしょう。

ところが、小上がりは床に段差があるため一気に掃除できません。

ポイント

掃除の手間を省きたい方は、小上がりに掘りごたつを作らず掃除機をかけられるようにコンセントを設けるのもおすすめです。

ほうき掃除の場合は小上がりからホコリやチリを掃き出せるように段差の先をフラットな仕上げにしましょう。

 

 

広さによっては囲うと圧迫感が出る

小上がりは一般的な和室と比べると面積が狭いため、周囲2面もしくは3面を壁や襖、ドアで囲うとどうしても圧迫感が出てしまいます。

ポイント

小上がりには、採光・通風を確保できる窓を設置しましょう。

2〜3畳の場合は囲いのないオープンスタイルがおすすめです。

 

 

仕切りがないと音・匂い・視線が気になる

仕切りがないオープンタイプの小上がりは、どうしてもリビングの音や料理の匂い、人の視線が気になります。

そのため、客間として使いづらいと感じる方もいらっしゃるようです。

ポイント

壁のないオープンなオプションのスペースをリビングに作りたい場合は、スキップフロアやロフトを取り入れるのもおすすめです。

小上がりよりもさらに床の高さを大きく変えると、物理的な距離を確保できて音や匂いが気になりにくく、家族からの視線を気にせずくつろげます。

▶︎参考事例:考え抜かれた家事ラク動線 子育て世代の快適平屋スタイル

 

▶︎モデルハウス見学申し込みはこちらから

 

 

リビングの和室小上がりに関するよくある質問

【施工事例:薪ストーブのあるレトロモダンの家】

ここでは、リビングに小上がりを作るかどうか迷っている方からよくいただく質問を紹介します。

 

Q.「小上がりの広さは何畳くらいがいい?」

小上がりの広さは一般的に3〜4.5畳程度ですが、ベンチやソファ代わりに使う場合は1〜2畳でも十分くつろげます。

逆に6畳以上の広さにするとリビングスペースを圧迫するだけではなく、存在感が強くなりすぎて見た目のバランスが崩れてしまう可能性があります。

6畳以上の畳スペースを作りたい場合は、独立した和室を作ると良いでしょう。

 

 

Q.「小上がりと床の段差はどのくらいだと使いやすい?」

小上がりの下を収納スペースとして活用でき、なおかつ段差部分に腰掛けやすい高さにしたい場合は「30~40㎝」にするのがおすすめです。

それよりも段差を低くすると腰を下ろして小上がりに上り下りしにくくなり、高さ10cm以下の段差は視覚で判別しにくく、つまずき事故の原因になります。

逆に40cm以上の段差にする場合は、小上がり部分の天井高に気をつけなくてましょう。

建築基準法施行令(第21条)では、居住空間の天井高さは2.1m以上なくてはいけないと定められています。

 

 

Q.「リビングのインテリアと違和感ないデザインにするコツは?」

小上がりを畳スペースにして和の要素をプラスしすぎると、洋風な印象のリビングとデザインが調和しない可能性があります。

そのため、小上がりをオープンな空間にする場合は、リビング全体のデザインバランスは和風:洋風=2:8程度がおすすめです。

和の要素を抑えた畳スペースは和モダンインテリアやジャパンディインテリアとの相性がよく、畳と和テイストな照明器具やモダンなミニマルデザインの障子と合わせるのがトレンドです。

 

 

Q.「小上がりはリフォームで後付け・DIYできる?」

「小上がりをリフォームでリビングに後付けしたい」「新築費用を抑えるために小上がり部分はDIYしたい」というご相談もいただきます。

ところが、小上がりはリビングの角に設けるのが通常で窓が干渉するケースも多く、工事が大掛かりになる可能性は決して少なくありません。

そのため、小上がりをリフォームでの後付けしたい方やDIYにチャレンジしたい方は簡易的な置き型タイプがおすすめです。

本格的でリビングデザインとマッチする小上がりを作りたい方は、新築時に合わせて施工してもらうか、フルリノベーションの際に間取りへ追加しましょう。

 

ポイント

クレアカーサではお客様の「ご予算の条件・敷地の条件・ご家族の条件」を踏まえて、オリジナリティあふれる住まいを提案しております。

おしゃれで快適かつ省エネなマイホームを建てたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

▶︎住まいの間取りに関するご相談はこちらから

 

クレアカーサの施工事例はこちらから

 

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まとめ

小上がりのあるリビングは、施工事例が多く人気の高い間取りアイデアで、生活を豊かにするメリットや魅力がいくつもあります。

その反面で事前に知っておいていただきたいデメリットがある点は否めません。

メリットとデメリットを両方把握した上で、たくさんの事例を見て理想のイメージを膨らませましょう。

レパートリー豊富な間取り・デザインの施工事例を持つ建築会社へ相談することも重要です。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。

デザイン性と省エネ性の両方を備えた「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及へも積極的に取り組んでいます。

「デザインも性能もコストも諦めたくない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

▶︎クレアカーサのZEH詳細ページはこちらから

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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