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2024年09月05日

新築住宅の外構|メリット・デメリットやタイミング、費用目安、デザインポイント、成功事例を解説

新築住宅の外構|メリット・デメリットやタイミング、費用目安、デザインポイント、成功事例を解説

快適なマイホームについて考える際、間取りと合わせて外構デザインも検討することが重要です。

その際には、ぜひ知っておいていただきたいポイントがあります。

そこで今回は「新築住宅の外構」について、種類とそれぞれのメリット・デメリット、プランのポイント、価格目安、その他多くの方からいただくご質問を紹介します。

おしゃれな家を新築したい方はぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント

● 外構デザインは家の第一印象や生活の快適性に影響します。

● おしゃれで暮らしやすい家にするためには、屋外のプランだけを考えるのではなく、室内とのつながりやトータルデザインにもこだわりましょう。

● クレアカーサは千葉県で外構にもこだわったスタイリッシュ&高性能な住宅を数多く手がけています。

 

 

外構工事とは

外構工事とは

【施工事例:リゾートの風わたる 海辺のセカンドハウス

「外構」とは家の外部に係る造作物を指し、プランは以下の部位によって構成されます。

  • ・門扉
  • ・敷地境界に設置する塀やフェンス
  • ・手すりやスロープ、ステップ
  • ・ウッドデッキなど
  • ・道路から玄関までのアプローチ
  • ・駐車場(ガレージ)やカーポート、駐輪場、サイクルポート
  • ・植栽
  • ・エクステリア照明
  • ・門柱や埋め込み式宅配ボックス、ポスト

 

「エクステリア」と呼ばれることもあり、こちらは外構工事によって創り出される外部空間全体を指すイメージです。

ただし、外構とエクステリアでは言葉の使い方に明確な違いはありません。

外構デザインは家の第一印象を決める重要なポイントで、日常生活の快適性も大きく左右します。

 

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外構デザインのスタイルとそれぞれのメリット・デメリット

外構デザインのスタイルとメリット・デメリット

【施工事例:カバードポーチのある 白いアメリカンハウス

外構デザインを考える際にまず知っていただきたい点は、「クローズドエクステリア・オープンエクステリア・セミクローズドエクステリア」の違いとそれぞれのメリット・デメリットです。

 

クローズドエクステリア

敷地の外周を門扉やフェンス、塀、生垣などで囲い、隣家や前面道路との境をはっきりと区切るプランです。

メリット 隣地境界線や道路境界線が明確になり、プライバシーや不審者の侵入をしっかり守れます。
デメリット

コストが高く、死角が増えます。また、敷地内に塀などを設置するため、使える屋外面積が狭くなります。

 

オープンエクステリア

最近増えているスタイルで、敷地の外周を塀やフェンス、門扉などで囲わないプランです。

メリット

開放的で敷地を庭やガレージなどへ活用でき、コストもウッドデッキや植栽へ全て充てられます。また、死角が少ないため空き巣に狙われにくい傾向があります。

デメリット

交通量や通行量の多い場所では、敷地内に人や自転車などが侵入するリスクがあります。また、ペットやお子様が飛び出す危険性が高いため注意が必要です。

 

セミクローズドエクステリア

オープンエクステリアとクローズドエクステリアの中間的スタイルで、必要な場所にだけ塀・フェンスや門扉を設置します。

メリット 不審者の侵入を防ぎつつ、家族のアクセスはスムーズです。
デメリット

何を設置するかによって、外観デザインの印象や使い勝手が大きく変わります。

 

ポイント

外構プランを検討する際は、ご予算や日々の暮らし、車や自転車を停めるスペース、ペットやお子様の有無などをトータルで考えて、適切なスタイルを選びましょう。

 

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外構プランを検討するときに知っておくべき注意点とポイント

【施工事例:緑・海・空が織りなす 癒しのリゾートハウス

外構デザインを検討する際には、必ず押さえていただきたいポイントがあります。

では、テーマごとにそれぞれ詳しく解説します。

 

土地選び

外構プランを考える際に、重要となるのが敷地の条件です。

理想的な外構デザインがある場合は、それを実現できる土地を選びましょう。

主なチェックポイントは以下の通りです。

  • ・敷地広さと建ぺい率(エクステリア空間がどのくらいの広さになるか)
  • ・前面道路の幅や敷地との位置関係(駐車場の位置やレイアウトが変わる)
  • ・隣家の高さや距離、日当たり(屋外空間の居心地や植栽計画にかかわる)
  • ・土地の傾斜(造成工事の有無にかかわる)

 

 

駐車・駐輪スペース

駐車スペースや駐輪スペースを考える際は、以下の点を必ず確認してください。

【台数】

敷地内に停める自動車と自転車の台数を確認しましょう。

そこから、必要な広さを求めます。

必ず、新築時だけではなく10年後・20年後と将来の家族構成やライフプランもイメージしてください。

 

【車を停める向き】

前面道路や敷地広さ、運転スキルによって、縦列と直列のどちらが良いか決まります。

 

【屋根の有無】

ガレージを作るか、カーポートやサイクルポートなど屋根だけ設置するかを検討します。

屋根や壁を作らない方が駐車・駐輪面積を最小限に抑えられます。

 

【道路との間のゲート有無】

ガレージシャッターやシャッターゲート、伸縮門扉などが必要か検討しましょう。

 

【玄関までのアクセスルート】

ベビーカーや車椅子で玄関まで移動したい場合は、通路幅にゆとりがありバリアフリーなルートを確保しなくてはいけません。

段差がある場合は手すりを設置するかどうかもプランに影響します。

外観を豪華で優雅に見せたい場合は、敢えて玄関までのアクセスルートを曲線的に長くする手法もあります。

 

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玄関ポーチ・アプローチ

道路や駐車場から玄関までのアクセス経路も生活の快適性や外観デザインにかかわります。

そのため、以下の点についてご要望をまとめておきましょう。

【玄関ポーチの向き】

前面道路に向かって正面が良いのか横を向いているのが良いかを検討しましょう。

間取りによってはドアを開けた際に室内が道路から丸見えになるため、目隠しフェンスの設置が必要な場合もあります。

 

【門扉の有無】

道路から玄関までダイレクトにアクセスできるか、それとも門扉でワンクッション置くかを検討しましょう。

門扉があると不審者の侵入を防げる反面、ポストや宅配ボックスを門扉近くへ設置すると郵便物などを取りに行くまでの動線が長くなります。

ただしペットや小さいお子様がいらっしゃる場合は、飛び出し防止に効果的です。

設置する場合は圧迫感が出ないか確認しましょう。

 

【床仕上げの種類】

デザイン性も重要ですが、雨の日の滑りにくさや段差を識別しやすいカラー選定、雑草対策などメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。

 

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庭・アウトドアリビング

庭を芝生にするのかウッドデッキを作るのか、カバードポーチやインナーバルコニースタイルにするのかによって、外観の雰囲気はかなり変わります。

最近は室内リビングに隣接して一体的に使えるアウトドアリビングを取り入れた間取りが人気です。

庭やアウトドアリビングのプランを検討する際は、以下の点をチェックしましょう。

【塀・フェンスの有無】

塀やフェンスを建てることで屋外スペースが狭くならないか、圧迫感が出ないかチェックしましょう。

また隣家や前面道路からの視線も確認してください。

ペットや小さなお子様がいらっしゃる場合は、飛び出しの危険性がある場所にだけ塀やフェンスを設置する方法もあります。

 

 

植栽計画

敷地に余裕がある場合は、ぜひ植栽計画にもこだわってみましょう。

適切な植栽計画によって、外観の雰囲気が増すだけではなく日除やプライバシー確保のための目隠しとしての役割も果たします。

ただしどのような植物を植えるのか決める際は、以下の点に注意してください。

  • ・成長に適した気候かどうか(気温や日当たりなど)
  • ・水やりが大変ではないか
  • ・春夏秋冬でどのように変化するか
  • ・落葉で雨樋や排水溝が詰まらないか、掃除が大変ではないか
  • ・落葉や枝で隣家に迷惑をかけないか
  • ・どのくらいの間隔で剪定が必要か
  • ・どのくらいまで成長するか(樹高など)

 

見た目だけではなく、お手入れの手間なども踏まえてプランを検討しましょう。

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設備

屋外でどのような時間を過ごすのかによって、必要となる設備は異なります。

最近設置する事例が多い設備の例は以下の通りです。

  • ・洗車用屋外水栓
  • ・BBQの時に便利な屋外シンク
  • ・電気グリルや電気工具を使う時に便利な屋外コンセント
  • ・ペットの足洗い場
  • ・サーフィン帰りに砂を洗い流せる屋外シャワー

 

ライフスタイルやご家族構成、楽しみたい趣味によってあると便利な設備は異なりますので、じっくり検討しましょう。

▶︎おすすめ事例|サーフ×リゾート 心身を解きほぐすセカンドハウス

 

 

室内とのつながり

外構プランを検討する際に忘れてはいけないのが、「室内とのつながり」です。

室内・屋外のつながりを意識すると敷地の魅力をフル活用でき、暮らし方の幅が広がります。

▶︎クレアカーサが提案する「ウチ+ソト+ニワのTotal design」についてはこちらから

 

 

照明計画

屋外照明の計画は、住まいの「美観」「機能」「安全」「防犯」「価値」に影響します。

夜にその家がどのように見えるか、足元は十分に照らせるか、防犯面で不安はないかなどを踏まえて、プランニングすることが重要です。

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避難動線

地震が起きた際に家の外へ速やかに避難できることも重要ですが、合わせて敷地外へ逃げる経路も想定しておきましょう。

塀や植栽が倒れても通路を確保できるか、避難の妨げとなる段差はないか、救助が容易にできるかなどをチェックしてください。

スムーズに避難できることは「災害に強い家」にする上で欠かせないポイントです。

 

地震に強い家

 

 

業者選び

室内外とのつながりや外観全体のバランスにこだわりたい方は、住宅の新築と外構工事を合わせて相談できる会社を選びましょう。

その際には、理想のデザインに近い施工実績があるかどうかもポイントです。

 

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クレアカーサ+サボテンミサイル

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新築における外構工事のタイミング

新築における外構工事のタイミング

【施工事例:ドライガーデンが彩る 海辺のサーファーズハウス】

使いやすく家のトータルデザインを意識した外構にするためには、室内の間取り計画と同時進行でプランニングを検討してください。

玄関アプローチの動線やアウトドアリビングの位置によって、生活の便利さが大きく変わるからです。

一般的に外構工事の着手は住宅の基礎ができた後になるため、住宅の着工までにプランを固めておくと良いでしょう。

また外構工事にはコンクリート打ちなど住宅の工程を妨げる作業もあり、無駄のない工程管理によってコストを抑えられるため、この観点からも住宅建設と外構工事を一社に任せるのがおすすめです。

 

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外構工事の平均費用と相場|20・50・100坪の場合

コンパクトな家の外観

【施工事例:サーフ×リゾート 心身を解きほぐすセカンドハウス

外構工事にかかる費用は、住宅本体新築費用の「10〜15%程度」に収まるのが一般的です。

国土交通省のデータによると木造住宅の全国平均工事費用は「24万円/㎡(2024年4月時点)」で、これを下記の敷地面積に当てはめると外構工事にかかる費用目安は以下の通りになります。(参考:国土交通省|住宅着工統計

(土地の広さ)

(住宅建築費用目安)

※建ぺい率50%・総2階建て
※全国平均単価

(外構工事費用目安)

20坪

(66㎡)

1,584万円 158〜237万円

30坪

(99㎡)

2,376万円 236〜356万円

50坪

(165㎡)

3,960万円 396〜594万円

100坪

(330㎡)

7,920万円 792〜1,188万円

 

ポイント

外構工事にかかる費用は、「200〜500万円」程度が一般的です。

ただし、プランによって価格の幅が大きいため、早い段階で建築会社へ住宅本体も含めた総予算を伝えましょう。

 

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【FAQ】新築の外構に関する気になる疑問

テラスから見たリビング

【施工事例:青い海を望む天空のリゾートハウス

では最後に、住宅の新築と合わせて外構デザインを検討している方からよくいただくご質問を紹介します。

 

Q.「外構工事はハウスメーカーや工務店へまとめて頼むの?」

住宅の新築と外構工事をそれぞれ別の会社へ依頼する方法もありますが、間取りとエクステリアのプランニングを並行して進めたい方には一社へまとめて相談するのがおすすめです。

ただしハウスメーカーや工務店によっては、外構工事を受けないところもあるため、会社選びの際にはその点も確認してください。

 

Q.「外構工事の費用も住宅ローンで払える?」

住宅の新築と外構工事を同じ建築会社へ頼むと、総額で住宅ローンの融資を受けられます。

ただし、その際は借入金額を事前に把握して住宅本体と外構それぞれにいくらずつかけるのかバランスを見ることが重要です。

 

Q.「外構部分にも固定資産税はかかる?」

固定資産税に含まれる建築物は、以下のどれかにあてはまるものに限られます。

  • ・屋根があり、3方向以上が壁で囲われている

  • ・基礎によって地面に固定されていて簡単には移動できない

  • ・居住するための空間である

 

そのため、物置や独立型ガレージは固定資産税の課税対象に含まれる可能性があります。

一方、壁で覆われていないカーポートには固定資産税はかかりません。

ただしインナーバルコニーを作る場合は、奥行きや屋根の長さによって建築面積へ含まれる可能性があるため、注意しましょう。

※固定資産税の算定判断は自治体によって異なりますので、詳細を知りたい方は所轄の役所や建築会社へお問い合わせください。

 

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まとめ

ホワイトフェンスのお住まい

【施工事例:トレーニングルームのあるサーファーズハウス】

外構デザインは家の第一印象や生活の快適性に影響します。

また屋外の計画だけを考えるのではなく、室内とのつながりも重要です。

おしゃれで暮らしやすい家を建てたい方には住宅の新築と外構プランを合わせて相談できる会社がおすすめです。

 

ポイント

私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。

デザイン性と省エネ性の両方を備えた「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」の普及へも積極的に取り組んでいます。

「デザインも性能もコストも諦めたくない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

▶︎クレアカーサのZEH詳細ページはこちらから

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

家づくりに役立つ情報をお届けしています。 ・免許情報 ・資格情報 ・執筆出演 ・受賞歴など

住宅業界の専門性について

免許登録
資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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