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2022年10月07日/ Last updated : 2024年08月26日

断熱性能の高い家で暮らそう|等級と3つの基準

断熱性能の高い家

外の暑さや寒さの影響を受けにくい、断熱性能の高い家。

良い性能だということはわかっていても、「どんなメリットがあるの?」「どんな基準?」などわからないこともたくさんありますよね。

そこで今回は断熱性能の高い家のメリットや断熱性を判断する上で知っておきたい基準など、性能に関する基礎知識をまとめました。

快適な住環境を実現するためにも、家づくりを始める前にしっかりとチェックしておくのがおすすめです。

 

コラムのポイント

  • ● 断熱性能の高さを判断する上で大切な、7つの等級と3つの基準をまとめました。
  • ● 断熱性には様々な等級があり、基準も異なります。お住まいの地域の気温や日当たりなどによって最適な等級や基準を選ぶようにしましょう。

 

 

1年中快適な断熱性能の高い家

断熱性能の高い家

断熱性能の高い家とは外気温の影響を受けにくく快適な室温も外に逃げにくい、年間を通して快適な室温を保つことができる家のことをいいます。

 

断熱性能の高い家のメリットは?

断熱性能の高い家

 

夏も冬も快適な室温をキープ

外気温が室内に伝わりにくいので、1年中快適な室温を保つことができます。

夏も冬も一定の室温を保つので、心地よい毎日を過ごすことができるでしょう。

 

冷暖房費の削減

断熱性の高い家は、設定温度を上げたくなる真冬でも効率良く部屋を暖めることができます。

そのため1年を通して冷暖房費も抑えることができます。

 

ヒートショックを予防

部屋の寒暖差によって血圧や脈拍が大きく変動し、引き起こされるヒートショック。

脳梗塞や心臓発作を引き起こすリスクがあるといわれていますが、家全体の室温が上がれば未然に防ぐことが可能です。

 

 

結露を防ぐ

外気温の影響を受けにくいと結露も発生しにくくなります。

構造部分の劣化やカビによる健康被害など、様々な悪影響を及ぼす結露を防ぐことで安心安全な住環境を整えることができます。

 

気密性能と換気性能も高めておく

断熱性能の高い家

断熱性能を高めるのはもちろんですが、同時に気密性を高め、しっかり換気できる住まいにするのがポイントです。

隙間の少ない気密性の高い家なら、隙間から室温が逃げてしまうのを防ぐことができます。

また快適な室温を保ちながら換気が行われることで、清潔な空気の中で過ごすことができます。

バランス良く住宅性能を高めていくことが大切です。

 

 

断熱性とは

断熱性能の高い家

言葉の通り「熱を断つ」ことで、外気温の影響を受けないようにする能力のことを断熱性といいます。

断熱性にはグレードがあり、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって7つの等級で示されています。

 

7つの断熱性能等級

断熱性能等級は以下の7つに分類されており、高い等級ほど断熱性が高いとされています。

等級7…… 熱損失等のより著しい削減のための対策が講じられている
     HEAT20のG3グレードと同等
等級6…… 熱損失等の著しい削減のための対策が講じられている
     HEAT20のG2グレードと同等
等級5…… 熱損失等のより大きな削減のための対策が講じられている
     ZEH水準と同等
等級4…… 熱損失等の大きな削減のための対策が講じられている
等級3…… 熱損失等の一定程度の削減のための対策が講じられている
等級2…… 熱損失の小さな削減のための対策が講じられている
等級1…… その他

 

地域によって異なる断熱性能

お住まいの地域によって求められる断熱性能は異なります。

全国を8つの地域に区分し、地域ごとにUA値(外皮平均熱貫流率)、ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)が規定されています。

 

 

UA値(外皮平均熱貫流率)


壁や床、窓から室内の熱がどのくらい逃げてしまうのかを示した数値のこと。

数値が低いほど省エネ性能が高い住宅になる。

ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)


太陽の光が室内にどのくらい入ってくるかを示した数値のこと。

数値が大きいほど太陽の熱が入りやすい住宅になる。

 

断熱性能の高い家

図引用:一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター

 

高い性能等級はそれだけコストがかかります。

しかし快適な暮らしが手に入るのはもちろん、電気代や暑さ寒さによる心理的ストレスを考えると、結果的にはランニングコストを抑えることに繋がります。

これらメリットも含めて考え、等級を選びましょう。

断熱性能の高い家

 

 

知っておきたい3つの基準

断熱性能の高い家

断熱性の高い家を建てるなら「省エネ住宅」に関する知識も身につけておきましょう。

省エネ性能の高い住宅とは、冷暖房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅のことです。

断熱性はこの省エネ住宅に欠かせない性能で、様々な基準が設けられています。

省エネ住宅の基準には次の3つが挙げられます。

 

ZEH(ゼッチ)

ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。

・住居内の室温の変化が少なく、ヒートショックによる事故を防ぐ
・省エネ機器を使用しエネルギーをつくり出すので、エネルギー価格が上がっても光熱費を抑えることができる
・災害時でも電力を確保できる

など様々なメリットがあります。

ZEHの家は断熱性能等級5にあたり国はZEHの普及をめざし、補助事業など各種政策に取り組んでいます。

 

 

 

 

HEAT20

HEAT20とは「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の名称です。

日本を8つの地域に区分し、外皮と呼ばれる屋根や外壁、窓、床などの断熱性能の評価基準を設定しています。

ZEHよりも厳しい基準を採用しています。

・暖かい室温を保つことができる
・電気代の削減
・結露やカビを防いで健康な暮らしを守る

といったメリットがあります。

HEAT20は断熱性能等級6、7にあたり、健康で快適な住まいの普及をめざしています。

 

 

認定低酸素基準

「低炭素建築物認定制度」の基準を満たし、二酸化炭素の排出をおさえる仕組みが導入された住まいのことを低炭素住宅といいます。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、都市における低炭素化を進めるために認定基準が設けられています。

2022年10月に水準が見直され、ZEHと同じ水準になります。

 

 

 

 

断熱性能の高い家で快適な暮らしを始めよう

断熱性能の高い家

断熱性には様々な等級があり、基準も異なります。

どの基準も家づくりをする上で欠かせないものですが、お住まいの地域の気温や日当たりなどによって、適した等級や基準は大きく変わります。

法律なども都度改正され難しい部分も多いので、自分たちにとって最適な基準やプランをハウスメーカーに確認してみましょう。

クレアカーサがお届けする住宅は、国の定める住宅性能表示制度における主要8項目で最高等級レベルが標準仕様です。

ZEHビルダー評価制度においても最高ランク6つ星を獲得しています。

冬も夏も快適に過ごせる、性能の高いお住まいをご提案させていただきます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなあ」など、大まかなイメージで大丈夫です。

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私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。

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監修者情報 クレアカーサコラム編集部

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住宅業界の専門性について

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資格情報
  • 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
    宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
  • ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
    ・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
    ・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等

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