アクセントウォールで新築をレベルアップ♪クロス・石材・木目など事例紹介
室内壁のカラー・材質を切り替えるアクセントウォールは、おしゃれな新築を建てるならぜひ検討したいデザインの一つです。
一口にアクセントウォールと言ってもたくさんのバリエーションがありますので、実際の新築内装事例でチェックしていきましょう。
アクセントウォール選びでよくある失敗例も対策とセットで解説しますので、理想のマイホームづくりの参考にしてください。
コラムのポイント
- ● バリエーション豊富なアクセントウォール事例を見て選択肢を増やしましょう。
- ● アクセントウォールによる失敗もあるので、しっかり対策を覚えておきましょう。
Contents
アクセントウォールの魅力
手軽に内装をレベルアップできる
アクセントウォールは新築デザインの中でも手軽に採り入れやすく、高いおしゃれ効果が期待できるのが魅力♪
元々ある壁を活かすデザインなので、間取り変更や装飾の追加など大がかりにならない点もメリットです。
お部屋の雰囲気がちょっと物足りないとき、オリジナリティを出したいときに、アクセントウォールを検討してみてください。
バリエーションが豊富
壁の一部だけを切り替えるアクセントウォールは、面積・カラー・材質など組み合わせのバリエーションが豊富な点も魅力です。
同じ材質でカラーだけ切り替えたり、全く別の素材を組み合わせたり、理想のイメージを再現しやすいデザインです。
西海岸風・南欧風・和モダンなど、アクセントクロスを上手に使って好みのテイストに仕上げやすいのもメリット♪
コストを調整しやすい
注文住宅ではデザインと予算の兼ね合いも考えなければいけませんが、アクセントウォールはコスト調整しやすいのもメリット。
例えばレンガのアクセントウォールは、本物を使うだけでなくレンガ調の壁紙でローコストに再現することもできます。
本物のレンガを使う場合でも、壁全面ではなく範囲を抑えてアクセントにすることで、コストを調整することが可能です。
アクセントウォールの種類
クロス
一般的な内装仕上げに使う壁クロスは、コストパフォーマンスに優れたアクセントウォールの手法です。
同じグレードのクロスでカラーや柄を使い分ければ、コストを抑えてお部屋に変化を与えることができます。
後述するほかの素材を再現した柄のクロスもあり、リーズナブルに様々なアクセントウォールをつくれるのも特徴です。
タイル
水回りに使われることが多いタイルも、リビングや寝室、玄関まわりのおしゃれなアクセントウォールで定番の素材です。
タイルはサイズ・カラー・質感のバリエーションが豊富で、組み合わせも自由なためオリジナリティを出せるのが魅力♪
またタイルはキズや劣化に強いため、いつまでも美しい状態をキープできるのも特徴です。
タイルのデザインによっては、ホテルのような高級感や親しみのある可愛らしい雰囲気を出すことができます。デザイン性を求めるなら、ぜひ検討したい仕上げ方法ですね。
エコカラット
「多孔質セラミックス」とも呼ばれ、粘土や鉱物など複数の原料をタイル状に焼いて作られたエコカラット。室内の調湿効果、脱臭効果、空気清浄効果などの特徴を持つインテリア壁材のひとつです。
そのため臭いが気になる玄関やトイレ、長い時間を過ごすリビングの壁に施工されるケースが多く、デザインや色のバリエーションも豊富なことから近年人気の壁材です。
高温多湿である日本。デザイン性だけでなく快適性アップのために考えてみたいですね。
石材
天然の石材を使ったアクセントウォールは、高級感を求める方におすすめの材質です。
フラットな石材でスタイリッシュに、凹凸のある石材でゴージャスに、と様々なテイストにマッチさせることができます。
タイルと同じように耐久性が高く、長く使えるのも石材アクセントウォールの魅力。
木目
天然木を使った木目のアクセントウォールは、ナチュラルテイストが好きな方にピッタリ♪
本物の無垢材は優しい質感や高級感、気持ち良い木の香りも楽しめるのが魅力です。
木は時間経過で色合いが変化していくため、ヴィンテージ家具のように味わい深くなるのも楽しみの一つです。
アクセントウォールの新築内装事例
事例①:アクセントウォール×壁掛けテレビ
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ご夫婦ともに好きなネイビーブルーをテーマカラーに木目と黒をプラスした室内。
テレビは壁掛けにし配線も壁の中に収納。「とにかくスッキリ整えたい」という願い通り、清潔感のあるリビングになりました。
事例②:古材アクセントウォールで個性を♪
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「普通とはちょっと違うものがほしい」とリビングの壁に施した古材。
つまみ状の操作レバーでon-offを切り替えるトグルスイッチ。毎日の生活に彩りを与えてくれる「好きなモノ・好きな空間」を大切にしていらっしゃいます。
【施工事例:大屋根が美しい ペールブルーのアメリカンハウス】
事例③:石材アクセントウォール×間接照明
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室内の床材は美しい鏡面仕上げにするなど、リゾートホテルを思わせるような「上質な空間づくり」がベースに。
空間に非日常的なゆとりをプラスすることで、流れる時間の感覚もリゾートで過ごすような特別感が生まれたお住まいです。
アクセントウォールのよくある失敗例と対策
飽きてしまった
引っ越してすぐは素敵に見えたのに、長年見ているとアクセントウォールのカラーや柄に飽きてしまうのはよくある失敗例です。
感じ方には個人差もありますが、主張の強いカラーや柄を選ぶと飽きてしまう傾向が強いようです。
メリハリが強い柄やビビッドなカラーなど、インパクトが強いアクセントウォールは慎重に吟味しましょう。
特にリビングや寝室など日常的に目にする場所には、目にやさしい柄やカラーのさりげないアクセントがおすすめです。
主張が強いアクセントを入れたいときは、クローゼットやトイレなど長時間目にしない場所に採り入れるのも一つの手です。
圧迫感が出た
濃いカラーをアクセントウォールに選ぶと、完成した後に思ったより圧迫感が出るのも失敗パターンの一つです。
壁の色は面積が大きくなると見え方が変わるため、濃い色はカラーサンプルで選んだときより圧迫感が強くなることが多いのです(面積効果と呼ばれています)
対策として、アクセントウォールの色柄を選ぶときはなるべく大きめのサンプルで確認するのがおすすめ。新築住宅の内装は実物大で確認できませんが、大きめのサンプルで選んだ方がイメージ違いを軽減しやすくなります。
もし大きめのサンプルが無い場合は、似たタイプの色柄を使用した施工例画像を探して参考にするのも良いですね。
アクセントウォールだけ浮いてしまう
気に入った素材やカラーをアクセントウォールに選んだのに、いざ完成してみたらお部屋から浮いてしまうパターンにも要注意。
アクセントウォール単体で好きな色柄を選んでしまうと、内装やインテリアになじまない可能性が高いです。
内装を決めるときは場所単体で考えるのではなく、視界に入る部分をトータルコーディネートしましょう。
天井・壁・床・家具全体のバランスに配慮してアクセントウォールを選ぶと、統一感が出てそれぞれの魅力が引き立ちます♪
ほこりが溜まる
ウッドパネルや石材など立体感のあるアクセントウォールは、ほこりが溜まってお掃除が大変になるケースもあります。
リビングや玄関など目立つ場所は印象が悪くなりますし、健康面でも心配ですよね。
凹凸のあるアクセントウォールをつくる場合は、お掃除のことまで考えた配置にするのがおすすめです。
例えばアクセントウォールの前に家具を置かないようにすれば、ハタキでほこりを床に落としてからまとめて掃除機をかけられます。
普段のお掃除ルーティンにアクセントウォールも組み込んで、キレイな状態をキープできるようにしてみましょう。
まとめ
手軽に採り入れやすいアクセントウォールですが、トータルコーディネートすることでマイホームの魅力をさらに引き立ててくれます。
お部屋のインパクトがちょっと足りない、オリジナリティを盛り込みたいときは、アクセントウォールを上手に採り入れてみてください。
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- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会