リモートワーク環境が整った家づくりの基礎知識|間取りパターン・施工事例
新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から、2020年以降増え続けているリモートワーク。
これから家づくりをするならリモートワークができる環境が整ったおうちを建てたいですよね。
リラックスできる上、仕事にも集中できる環境が整っていればワークライフバランスの取れた快適な毎日を過ごすことができます。
とはいえ個室にするのか、どんな間取りにすればいいのか、など迷うことも多いもの。
そこで今回は、リモートワーク環境の整った間取りのパターンや環境づくりのポイントを施工事例も合わせてご紹介します。
これからの家づくりにぜひお役立てください。
コラムのポイント
- ● リモートワーク環境の間取りパターンを元に、間取り計画のポイントをまとめています。
- ● リモートワーク環境の整った施工事例を3パターンご紹介します。
- ● 理想のワークライフバランスをとるためには、充実したリモートワーク環境は必要不可欠です。好みのテイストやデザインを活かしながら、ワークスペースのある間取りを一緒に計画していきましょう。
Contents
リモートワーク環境が整った家が今や主流
2020年以降、急激に広がったリモートワーク。
場所に縛られない働き方が出来るようになった一方で、今のおうちには『適切なワークスペースがない』『集中できない』といった問題を抱えている方も少なくありません。
また、今までは駅近や交通の便の良い場所が新築の人気エリアでしたが、おうちで過ごす時間をいかに快適にできるか、自然が溢れ心地よく過ごすことができるような周辺環境が整っているか、といった居住環境が重視されるようになりました。
時代の移り変わりとともに、住まいに対する価値観は大きく変わりつつあります。
快適なくらしと理想の働き方を両立するためにも、リモートワーク環境が整った家づくりを進め、理想のライフスタイルを実現していきましょう。
リモートワーク環境の整った間取りパターン
自宅にワークスペースをつくる場合、間取りは以下の3タイプに分けることができます。
パターン① 個室型
独立したワークスペースである『個室型』は、従来の書斎のような間取りだけでなく、ウォークインクローゼット内にワークスペースをつくる、物置としても使えるように1〜2畳ほどのスペースにつくるといった方法があります。
生活空間ときっちりと分けることが出来るため、仕事に集中できるのはもちろん、オンオフの切り替えをつけやすくなります。
寝室の一角に設けられた、こちらのワークスペース。
リビングから離れた書斎の奥、なおかつ個室ということでかなり集中できます。
パターン② 半個室型
半分個室、半分オープンになっている『半個室型』。
リビングの一角にワークスペースをつくる、ロフトやスキップフロアを活用して空間を区切る、といった方法でスペースをつくることができます。
子どもの様子を見ながら仕事を進めることができるため、仕事と家事の両立に向いた間取りです。
書斎兼クローゼットになったこちらのワークスペース。
2階の寝室の奥に設けられているため、家族の声を気にすることなく仕事に集中することができます。
【施工事例:シンプルだから美しい 白い塗り壁のサーファーズハウス】
パターン③ オープン型
壁やパーテーションなどで区切るのではなく、開放感のある『オープン型』。
広いワークスペースをつくるのが難しい、家族と過ごす空間をあまり分けたくない、という方に好まれています。
リビングやダイニング、寝室に自然と溶け込み、1室増やすことで増える建築費もおさえることができます。
吹抜けリビングに設置されたオープン型のリモートワークスペース。
インターネットケーブルや収納を多めにプランニングしています。
【施工事例:やわらかな光で彩られたカリフォルニアスタイルの家】
それぞれの間取りにはメリット、デメリットがあります。
どの間取りが自分たちにはぴったりなのか、おうち時間を快適にするためにはどのようなポイントに気をつけたら良いのかなどは以下のコラムも参考にしながら、ご家族で話し合ってみましょう。
▶参考コラム>>【テレワーク・おうち時間を快適にするには?】住宅の基本性能と暮らしやすさ
リモートワーク環境づくりのポイント
それでは、リモートワーク環境の整った間取りポイントをご紹介します。
環境全体で大切にしたいこと
効率よく仕事を進めるためには、快適な環境を整えて置くことが大切です。
自宅のワークスペースの場合、
・適切な明るさの照明を設置する。
・快適な室温・湿度を保つことが出来る空調環境を整える。
・換気しやすく自然光も取り込みやすいサイズの窓を設置する。
・適正量の収納を準備する。
・リモートワーク専用のデスクや椅子を準備する。
など考慮した上で、家づくりの計画を立てていきましょう。
間取りパターンごとのポイント
個室型の場合
完全なプライベートスペースになるため、情報流出を防ぐために鍵をつけ、完全防音でオフィスのようにつくり込むことで使い勝手がよくなります。
より集中するためには、リビングから離した場所に設置すると良いでしょう。
敷地面積の関係上、1部屋つくるのは難しい…という場合でも、1〜2畳ほどあればリモートワーク環境として十分成り立ちます。
家全体のバランスを考えながら取り入れてみるのがおすすめです。
半個室の場合
仕事と家事を両立しやすい一方で、ちょっとしたことで集中が切れてしまうことがあります。
そのため、適度に視界を遮ることができるように室内の様子を把握するためには立ち上がる必要がある、壁に向かってデスクを設置しておく、といった工夫をしておきましょう。
また間取りの自由度を高めるためにも、ワークスペースとして使用しない時は別の用途として使用できるように造り込みすぎないようにしておくのもポイントです。
オープン型の場合
オープン型の間取りでも、リモートワーク専用のデスクや椅子を設置することで仕事に集中できます。
間取りの関係上ダイニングテーブルなど家族共有の家具を使用して仕事をする場合は、仕切りやパーテーションを設置するなど、業務に集中できるよう工夫しましょう。
オープン型の難しさは、リモート会議の参加が難しいことやオンオフの切り替えが難しいことなどが挙げられます。
リモート会議用のスペースを別途つくったり、集中とリフレッシュのバランスが取りやすいよう間取りを工夫しましょう。
リモートワーク環境の整った施工事例
それでは、クレアカーサが手がけたリモートワーク環境の整った施工事例をご紹介します。
事例① リビングの一角に設けられたワークスペース
リビング近くに設けられた、こちらのワークスペース。
壁に向かってデスクを設置しているため、集中が途切れることなく仕事も捗りそうですね。
家族とのゆるやかな時間は大切にしつつ、仕事をするための時間と空間が確保されているため、理想のワークライフバランスを確保しやすくなっています。
事例② シックな色合いが素敵な平屋のワークスペース
完全独立型のワークスペース。
リビングとも離れているため、集中して仕事を進めることができます。
まるで秘密基地のような空間は、仕事の効率・生産性をあげてくれそうですね。
またこちらのお住まいはスキップフロアにもワークスペースがあり、用途に応じて活用されています。
事例③ ワークスペースが充実したカフェのような家
キッチンの横と2階の2ヶ所に設置された、充実のワークスペース。
家族がいない時はキッチンの横、休日は2階で、と仕事場を使い分けることができます。
温かみのある空間の中で、仕事に没頭できそうですね。
ワークライフバランスの整った暮らしを始めるなら…
理想のワークライフバランスをとるためには、充実したリモートワーク環境は必要不可欠です。
好みのテイストやデザインを活かしながら、ワークスペースのある間取りを一緒に計画していきましょう。
クレアカーサはシンプルな中にもお施主様の好みを盛り込んだ、オリジナルの家づくりをサポートしています。
また省エネ性や家と庭のトータルバランスのとれたデザイン性などが評価され、数々の栄えある賞を受賞しています。
ハウスオブザイヤー受賞
https://creacasa.jp/houseoftheyear2020/
過去受賞作品
https://creacasa.jp/uchisoto/past_awarded.html
近年受賞作品
https://creacasa.jp/uchisoto/awarded.html
デザイン性はもちろん、省エネ性や生活動線に優れた家を建てたい方はぜひお気軽にご相談ください。
クレアカーサでは、2棟同時にモデルハウスをOPENしました。
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モデルハウスご紹介ページ>>「Outdoorlife Model」「Afternoontea Model」2棟同時OPEN!
クレアカーサでは、お客様の小さな声も形にするお手伝いをしています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなあ」など、大まかなイメージで大丈夫です。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”
という意味を示しています。
あなたの想いを私たちに伝えてみませんか。
株式会社日立プロパティアンドサービス クレアカーサ ショールーム&モデルハウス
■住所 〒 297-0037 千葉県茂原市早野2648-1
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■営業時間 10:00~18:00 ■定休日 毎週火・水曜日
■施工対応エリア 千葉県全域 ※詳しくはお問い合わせください
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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・免許情報
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会