【家づくりの基本:境界線とは】近隣とのトラブルにつながらない方法を教えます
賃貸から持ち家を所有することで変化することはたくさんあります。
その中でもお悩みに上がりやすいものは、近隣トラブルなどの不安です。
賃貸であれば状況によって引っ越しなどの手段を選択することもできますが、持ち家ともなるとそう簡単にはいきません。
「マイホームなんて買わなければよかった・・・」と後悔しないために、家づくりの計画段階から気をつけておきたいポイントをしっかりと確認しておきましょう。
コラムのポイント
- ● 近隣トラブルにつながりやすいことにはどんなことがあるのか。そして回避する方法は?などを知ることができます。
Contents
ご近所トラブルにつながりやすいこととは?
「ご近所トラブル」とひとことで表しても、実際には様々なことがあります。
そして注意したいポイントのひとつが、「これから住むエリアによって違いがある」ということです。
実際にこれから住むエリアを「土地」から探した場合、
○ 新しく作られた造成地。
○ 既存の住宅街での単独地。
このふたつの選択に分かれることがほとんどです。
例えば新しい造成地を選択した場合、年代の違いなどはありますが「同時期に新築一戸建てを購入した」という「同じ条件の家族が暮らすエリア」となります。
そのため同年代の家族が比較的多く、子どもたちの年齢も近いため関係性を作りやすいなどの特徴があります。
一方既存の住宅街での新居購入の場合、その土地にはすでに形成されたコミュニティがあるのが現実です。
地域の風土やしきたりなど、初めは躊躇してしまう場面も考えられます。
この部分だけを読むと「造成地」の方が住みやすいのでは、と感じそうですが一概にそうとも言いきれません。
スタートが同じだからこそ、元からあるルールやしきたりがないためどう対応したらいいのか悩んでしまう場面もあるからです。
これから長く暮らすエリア選定だからこそ、慎重に判断したいものです。
近隣トラブルにあげられるものとは、どんなもの?
ご近所トラブルとして、
○ 騒音問題
○ ゴミ問題
○ 敷地・境界問題
この上の3つは「近隣トラブルにつながりやすい」と言われています。
その他にも、駐車など車のトラブルやペットの飼育やマナー、タバコのマナーなどもトラブルにつながる場合があります。
何気なく過ごしている日常にも様々なリスクがあるということを知っておくことが必要です。
今回は家づくりの中でもトラブルに発展しやすい「敷地・境界問題」にクローズアップしてみましょう。
建てる前からリスクを回避することは、後悔しない家づくりにつながります。
▶参考コラム>>「千葉に住みたい人必見 新築一戸建てを建てる時に気をつけたいこと」
境界線って何ですか?
新しい造成地などの建築の場合、しっかりと切り分けられているため「境界線」がどこなのかは判断しやすいかと思います。
しかし既存の住宅街の場合、昔から住んでいる方もいらっしゃることで境界線がどこなのかわからず、近隣トラブルにつながる場面も多いのです。
一般的に境界線とは、「一筆の土地の外周で示される土地と土地との境目の線」を指します。
また土地は、「一筆」「二筆」と数えることから「筆界」とも呼ばれています。
建物を建てる時、その土地に建てられる大きさは決められており「敷地いっぱいに建てる」ことはできません。
そのため「どこまでが自分の所有の土地なのか」が分かりづらい部分もあります。
土地における境界線は、特に「目に見える形で線が引かれている」訳ではありません。
しかし土地と土地の間の角や土地と道路の角に「境界標」や「境界杭」が埋め込まれており、そこを結ぶことで実際の土地の境界(当該土地)が分かるようになっています。
▶参考コラム>>「千葉県で新築を 戸建てを左右する土地情報の基礎知識」
こんな境界線トラブルがあるのです
しかし分かるようになっている境界線でも、トラブルにつながるケースは少なくないのです。
そうなる前に知っておきたい!境界線トラブルをいくつかご紹介します。
土地に私有物が侵入することによるトラブル
日頃生活を送る上で、「いつの間にか木の枝が境界線を越えてしまった」
また「植栽からの落ち葉が境界を越えてしまっていた」などの場合でも、トラブルに発展するケースがあります。
住宅の塀など環境を変化させることによるトラブル
新築時、建物だけを建築し庭や植栽などは「建ててからゆっくりと・・・」と検討している方もいらっしゃるでしょう。
確かに後で作ることも方法のひとつです。
自分の敷地内であれば何も問題はないはずなのですが、隣地との境界に塀を建てたことで「圧迫感」が強まったなどの理由からトラブルに発展する可能性もあります。
住まい環境の変化は、雰囲気も住み心地に対して大きく影響をあたえるという部分は心の中に入れておきましょう。
▶参考コラム>>「外からの視線が気になる【一戸建てのプライバシー問題の解決法とは】」
クレアカーサが提案する「トラブル回避策」
住宅や家の周りに対する定期的なメンテナンスはとても大切です。
大きなトラブルに発展させないためには、外構やエントランスなど「建てる時にプランニングする」ことも方法のひとつです。
クレアカーサでは、居心地のいい空間をつくるために家と庭を同時プランニングする「~ウチ+ソト+ニワ Total Design~」をおすすめしています。
家の間取りの快適性はもちろん、間取りのイメージを屋外にも反映しながら「同時にプランニング」を進めていきます。
建てたばかりのイメージはもちろん、その後の影響を考えた上でのアドバイスもさせていただきます。
計画の内から将来を見据えることで、無用なトラブルを回避することにもつながります。
また早い時期から計画することで、スムーズな工事の実現や今後の生活に対しても無理のない費用配分にすることも可能です
【専用サイト:~ウチ+ソト+ニワ Total Design~】
クレアカーサの施工事例をご紹介
クレアカーサのお手伝いしたお住まいでは、内だけではなく外にもこだわった住まいがいっぱいです。
あなたの家づくりの参考になさってください。
ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス
こちらのお住まいは、一般住宅はもちろん、店舗や庭園などを手がける大手ガーデニングメーカーTAKASHO(タカショー)の「マンスリースポットライト」(5月)に選ばれました。
この特集は多くの住宅の中から、毎月1社だけが選出されています。
【「GARAGEHOUSE×SimpleStyle」住宅 】
ウチとソトを繋ぎBBQなどを愉しめる木目調のタイル敷きテラス。
雨に濡れずに玄関にアクセスできるガレージなど、外にも魅力的なポイントが。
また室内には開放感のある吹き抜けとスケルトンの鉄骨階段など、デザイン性+快適性を高めるアイデアが詰まっています。
【施工事例:ダウンリビングを愉しむ 白い塗り壁のガレージハウス】
太陽光発電と床下冷暖房でかしこく暮らす平屋
こちらのお住まいは2020年7月に選出されました。
スクエアの直線的なラインと片流れの斜めラインが調和する平屋スタイル。照明の特徴を活かし幻想的な佇まいを演出しています。
横貼りの金属サイディングをベースに、木と塗り壁で仕上げています。
植栽のシルエットを浮かび上がらせ、建物にアクセントをあたえるライティングで夜も美しいY様邸です。
室内はアイランドキッチンを中心に、リビングダイニング・スタディスペースのあるホールを左右に振り分け、空間全体が見渡せるようにレイアウトされています。
各空間の良さが活きるよう、室内照明にも工夫が施されています。
ペットと暮らすスキップフロアのある平屋
ガルバリウム鋼板に塗り壁を合わせた平屋スタイルのA様邸。
玄関前からリビングの前へと続く白いウッドデッキが特長的です。
こちらのお住まいは、店舗や庭園などを手がける大手ガーデニングメーカーのTAKASHO(タカショー)より「第10回ライティングマイスター」で入賞をいただきました。
関連ページはこちらから>>「ナチュラル・シャドーライティング」
また玄関ドアや窓建材で有名な三協アルミの「WONDER EXTERIOR DESIGN CONTEST2019」にてブロンズデザイン賞も受賞しています。
一直線に続くデッキや白色系で統一された床・壁の一体感が空間に広がりをもたらし、デッキ、階段、梁が描く複数の水平ラインが大屋根建物と一体となって、ダイナミックで魅力に富む佇まいと評価されています。
詳しくはこちらから>>【三協アルミ エクステリア建材】ワンダーエクステリアデザインコンテスト/入賞作品集/2019年入賞作品集
広い土間スペースはハスキー犬が自由に動けるように。
そして家族とも距離が近くなるよう考えられた配置になっています。
またダイニングの窓辺にある造作ベンチのすぐ脇にはハリネズミのためのスペースもあり、大切なペットと快適に暮らすための工夫がいっぱいです。
まとめ:長く暮らす家だからこそ見極めよう
今回は、住宅のお悩みの中でも「境界線」にクローズアップしてみました。
境界線による近隣との付き合い方は選ぶエリアやその地域の状況などにより、大きく変化します。
長く暮らす家になるからこそ、風土にあった家づくりを視野に入れることがとても大切です。
エリア選定から始める人にとっては、分からないこと、不安なことがいっぱいです。
そのようなときは、ぜひプロのアドバイスを1度聞いてみましょう。
あなたに合った家づくりの方法は、きっと見つかります。
クレアカーサでは、お客様の小さな声も形にするお手伝いをしています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいかなあ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様との何げない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
クレアカーサであなたの夢を叶えてみませんか
私たちクレアカーサ(株式会社日立プロパティアンドサービス)は、千葉県茂原市にある建築会社です。一級建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、施工管理技士などのプロの有資格者がタッグを組み、たったひとつのあなたの我が家を完成させていくのがクレアカーサの家づくりです。
お客様の個性やライフスタイルに合わせて、プランニングすること。そしてお客様の笑顔のお手伝いをすること。一邸一邸大切に住宅を提供すること。これが当社の家づくりの基本です。あなたの想いをぜひ私たちに聞かせてください。あなたの気持ちに寄り添いながら、夢を現実にするお手伝いをしています。
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クレアカーサ(CREACASA)は、イタリア語で”家 ・ 家族を創り出す”
という意味を示しています。
あなたの想いを私たちに伝えてみませんか。
株式会社日立プロパティアンドサービス クレアカーサ ショールーム&モデルハウス
■住所 〒 297-0037 千葉県茂原市早野2648-1
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監修者情報 クレアカーサコラム編集部
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家づくりに役立つ情報をお届けしています。
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住宅業界の専門性について
免許登録
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会
建設業許可番号 国土交通大臣 許可(特5)第29052号 国土交通省
宅建業免許証番号 国土交通大臣(15)第810号 国土交通省
資格情報
- 一級建築士、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、
宅地建物取引主任者、インテリアコーディネーター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士他
受賞歴
- ・ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞を2シリーズでダブル受賞
・三協アルミ ワンダーエクステリアデザインコンテスト2019 ブロンズデザイン賞
・ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星を取得 等
- 建築士事務所登録番号 千葉県知事登録 第1-1907-7917号 公益社団法人 千葉県建築士事務所協会